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上質な恋を
編み物 15
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静かに深く頷いたバレンティーノさんが 口を開いた。
「ですが、一つだけお伺いしても?」
「なんでも」
「イオリ様とソフィア様のご関係は?」
「フフっ、そうですね。私、と、言うよりは、あるお方のとても大事な御方よ。とってもね」
驚いてるが、その表情は正確に情報を拾えてるのか気になる。そっと ドアを伺い目を見開いて グッと息を飲んだ見たいな表情だ。
「まだ 発表はしてませんの。他言無用で」
「畏まりました」
「理解が早くて助かるわ。では、交渉に移りましょう」
バックから取り出したレッグウォーマーお母さんに手渡した。
先ずはこのレッグウォーマーにどれだけの価値があるかだけど、実際に使ってる人は少ないけど 皆手放せないと語ってる。
「この 伸縮性がある編み方分かります?」
両端を示して 騙り始めるお母さんはバレンチィーノさんに見本をわたすと深く頷く。
「これです。先ずは 息子に送られてきたこのレッグウォーマーの伸縮が信じられませんでした。使いかたも奇想天外で信じられませんでしたが、もぉ 息子が手放さない姿を見たら これだ!!と」
「お城内でも徐々にレッグウォーマーの必要性が有るとか 訴えが大きくなりますが、コレを編める人がイオリを始め10人も居ません。もし、商品化に出来るのなら、まずはお務めが大変な警備兵から広めたいと思いますの。ソレとは別に 平民にも、そちらは少し価格を抑えてと 注文を付けることになりますが」
お母さんのことばに難しい顔をしたのはバレンチィーノさん。段々と 静かに白熱して行くやり取りをただ 見守るしかない。
2回目のお茶を静かに出された時に桔梗は窓側に移動してて外を見てみる。
『雪が降り始めた』
『うん?あぁ、そうだな』
『帰れる?』
『大丈夫』
2人の話の絶妙なタイミングで執事の方が声を掛ける。
「旦那様 そろそろお昼でございますが、ソフィア様とイオリ様に御一緒に昼食はいかがですかと奥様が」
「あぁ、もうそんなに。ソフィア様 イオリ様 御一緒にどうですか?」
「そうね。少しでも早く始めたいと私的にも思ってますの。ご迷惑でなければ もう少しお話しを詰めたいのですが、このあとのご予定は大丈夫ですか?」
「ええ、今日は1日 時間を取ってありますから」
あたらしくはいったお茶を1口飲むとお母さんは 静かに答えた。
「では、イオリも折角なので 頂きましょうか」
「はい、ご馳走になります」
「では、準備が出来ましたらお呼び致します」
しずかに退出したは執事さんを見送りひとつの提案をしてみる。ズット気になってた言葉だ。1人が1つ編むのにかかる時間。1人が1足編むのに2日で編むよりかはグループに、分けて編むのはどうかなと思ってた。
「あの、1つ提案なんですが例えば、伸縮性を編む人足をおう部分を編む人、繋ぎを編む人。グループ分けで編む事で効率が上がるのでは?」
「え?」
「編み方が違う分を練習をするよりは1つの編み方を極めた方がスピードupになるかも。それに慣れた所で 縄編みをとり入れて 付加価値を付けて貴族の方に売る時は少し高めですできますよね?」
「なるほど、1つの事を極めた上で スピードup。全体を編むよりかは 良いかも・・・やってみる価値はあるな」
「編む面を考えて足を包む面を数人で取り組めば」
「そうです。後は編むのではなく、騎士達のものは内側を暖かな羽毛を詰めたものを薄くなる様に袋に入れて周りを革で覆ってレッグウォーマーを作るとか」
「なんと豊な発想!!」
目を輝かせるバレンチィーノさんと扇子を開いたり閉じたりとしてるお母さん。
「材料を準備しますので 1つ作って見てくださいませんか?」
「俺で良ければ」
「失礼します。ご準備が整いました」
見るからに贅を尽くしてのお持てなしなのだろう。前菜からは始まる料理。
ウルさんに教えて貰ってて良かったぁ~。
「取ってもいいお味ね。このスープ美味しいわ」
「なんども裏漉ししたのかな?とっても舌触りが滑らかで 手間ひまが掛かってる 逸品ですよね」
「そう言っていただけるとウチのコックも喜んでいるかと」
執事初めまわりの侍女達の空気が軽くなるのが分かる
お肉のステーキ肉。歯で切れるやわらかな肉で美味いけど チョット物足りないな。ローランさんならもうひと工夫手を加えて美味く焼き上げてくれるから 物足りなさが際だってしまったけど そんな事は言えない。
お昼を食べ食べ終えて お茶を飲みながら 少しお腹を休ませる間には奥様を交えておしゃべりをして またレッグウォーマーの話し合いをして粗方の道筋を付ける。騎士専用のもの。価格を抑えた平民には少しのオシャレと色とりどりのものを、貴族向けには編み方をゴージャスにして見栄えの良いものをしたもので方針がまとまった。その為にも見本となる羽毛で作らないとな。
納得し合える部分と衝突した部分は有るけどコレから擦り合わせて双方が納得行くようにして行く。
大人の話し合いを直に感じてる。 とことん気にな事は話し合い、物が出来てからではないと話し合いにならないとかあったけどこうやって突き詰めていくのだと感じた。
3時過ぎにやっと話し合いは一先ず付き 帰ろうと玄関に向かったときに ずっと外を気にしてた桔梗がフンッと鼻を鳴らして先に玄関を先に出てしまった。
待たせすぎて機嫌が 悪いとか?
「ですが、一つだけお伺いしても?」
「なんでも」
「イオリ様とソフィア様のご関係は?」
「フフっ、そうですね。私、と、言うよりは、あるお方のとても大事な御方よ。とってもね」
驚いてるが、その表情は正確に情報を拾えてるのか気になる。そっと ドアを伺い目を見開いて グッと息を飲んだ見たいな表情だ。
「まだ 発表はしてませんの。他言無用で」
「畏まりました」
「理解が早くて助かるわ。では、交渉に移りましょう」
バックから取り出したレッグウォーマーお母さんに手渡した。
先ずはこのレッグウォーマーにどれだけの価値があるかだけど、実際に使ってる人は少ないけど 皆手放せないと語ってる。
「この 伸縮性がある編み方分かります?」
両端を示して 騙り始めるお母さんはバレンチィーノさんに見本をわたすと深く頷く。
「これです。先ずは 息子に送られてきたこのレッグウォーマーの伸縮が信じられませんでした。使いかたも奇想天外で信じられませんでしたが、もぉ 息子が手放さない姿を見たら これだ!!と」
「お城内でも徐々にレッグウォーマーの必要性が有るとか 訴えが大きくなりますが、コレを編める人がイオリを始め10人も居ません。もし、商品化に出来るのなら、まずはお務めが大変な警備兵から広めたいと思いますの。ソレとは別に 平民にも、そちらは少し価格を抑えてと 注文を付けることになりますが」
お母さんのことばに難しい顔をしたのはバレンチィーノさん。段々と 静かに白熱して行くやり取りをただ 見守るしかない。
2回目のお茶を静かに出された時に桔梗は窓側に移動してて外を見てみる。
『雪が降り始めた』
『うん?あぁ、そうだな』
『帰れる?』
『大丈夫』
2人の話の絶妙なタイミングで執事の方が声を掛ける。
「旦那様 そろそろお昼でございますが、ソフィア様とイオリ様に御一緒に昼食はいかがですかと奥様が」
「あぁ、もうそんなに。ソフィア様 イオリ様 御一緒にどうですか?」
「そうね。少しでも早く始めたいと私的にも思ってますの。ご迷惑でなければ もう少しお話しを詰めたいのですが、このあとのご予定は大丈夫ですか?」
「ええ、今日は1日 時間を取ってありますから」
あたらしくはいったお茶を1口飲むとお母さんは 静かに答えた。
「では、イオリも折角なので 頂きましょうか」
「はい、ご馳走になります」
「では、準備が出来ましたらお呼び致します」
しずかに退出したは執事さんを見送りひとつの提案をしてみる。ズット気になってた言葉だ。1人が1つ編むのにかかる時間。1人が1足編むのに2日で編むよりかはグループに、分けて編むのはどうかなと思ってた。
「あの、1つ提案なんですが例えば、伸縮性を編む人足をおう部分を編む人、繋ぎを編む人。グループ分けで編む事で効率が上がるのでは?」
「え?」
「編み方が違う分を練習をするよりは1つの編み方を極めた方がスピードupになるかも。それに慣れた所で 縄編みをとり入れて 付加価値を付けて貴族の方に売る時は少し高めですできますよね?」
「なるほど、1つの事を極めた上で スピードup。全体を編むよりかは 良いかも・・・やってみる価値はあるな」
「編む面を考えて足を包む面を数人で取り組めば」
「そうです。後は編むのではなく、騎士達のものは内側を暖かな羽毛を詰めたものを薄くなる様に袋に入れて周りを革で覆ってレッグウォーマーを作るとか」
「なんと豊な発想!!」
目を輝かせるバレンチィーノさんと扇子を開いたり閉じたりとしてるお母さん。
「材料を準備しますので 1つ作って見てくださいませんか?」
「俺で良ければ」
「失礼します。ご準備が整いました」
見るからに贅を尽くしてのお持てなしなのだろう。前菜からは始まる料理。
ウルさんに教えて貰ってて良かったぁ~。
「取ってもいいお味ね。このスープ美味しいわ」
「なんども裏漉ししたのかな?とっても舌触りが滑らかで 手間ひまが掛かってる 逸品ですよね」
「そう言っていただけるとウチのコックも喜んでいるかと」
執事初めまわりの侍女達の空気が軽くなるのが分かる
お肉のステーキ肉。歯で切れるやわらかな肉で美味いけど チョット物足りないな。ローランさんならもうひと工夫手を加えて美味く焼き上げてくれるから 物足りなさが際だってしまったけど そんな事は言えない。
お昼を食べ食べ終えて お茶を飲みながら 少しお腹を休ませる間には奥様を交えておしゃべりをして またレッグウォーマーの話し合いをして粗方の道筋を付ける。騎士専用のもの。価格を抑えた平民には少しのオシャレと色とりどりのものを、貴族向けには編み方をゴージャスにして見栄えの良いものをしたもので方針がまとまった。その為にも見本となる羽毛で作らないとな。
納得し合える部分と衝突した部分は有るけどコレから擦り合わせて双方が納得行くようにして行く。
大人の話し合いを直に感じてる。 とことん気にな事は話し合い、物が出来てからではないと話し合いにならないとかあったけどこうやって突き詰めていくのだと感じた。
3時過ぎにやっと話し合いは一先ず付き 帰ろうと玄関に向かったときに ずっと外を気にしてた桔梗がフンッと鼻を鳴らして先に玄関を先に出てしまった。
待たせすぎて機嫌が 悪いとか?
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