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戸惑い
夕飯 2
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背中を押されるままに 案内されてしまったが、座ってた人が立ち上がった事が分かった。
「初めまして イオリ、良くぞハシューム王国に来てくれた。ハシューム国 国王として歓迎する」
!!!国王って言った?言ったよね!?なんで国王が来てんだよ!!
下を向いてた顔を上げて 目の前の人を見てしまった。まだ 40前後の今からが働き盛りと言われる年代の精悍な男性がニッコリと優しい微笑みを称えて佇んでた。
「王様?」
「今日は非公式のお忍びで来られてる」
本物の王様?なんで王様が態々非公式で来てんだよ!ただの食事じゃねぇー!!
「なんで 王様が?」
「陛下は私の母の兄、つまり私の叔父様に当たるからな」
つまり・・・ここに集まってるのは非公式でも、考えたくも無いがご親戚 とか言い出しそうで嫌だ。すぐさまに逃げ出したい。
「皆様、お忙しい中 急遽お集まり頂きまして感謝致します。本日 長年探し求めてました私の番の証を持つ者を見つける事が出来ました。私の番だと確認しましたのは、ユージェット・ランダサムが確認致しております」
来てくれてる人にお礼を言い、自分の番だと宣言してしまった。
「背中 左側上にアルベルト・サー・マシューム殿と同じ証を私 ユージェット・ランダサムが確認致しました」
ユージが立ち上がり一礼をして確かに証を見たと宣言してしまった。
『証が有ると拡散されてしまった俺ってどうなるの』
『アルベルトの番だと認識してもらえたな。にしても、たった1日で 親族が集まるとは結束力も行動力も有る。素晴らしいな』
『素晴らしくない!認識して欲しくなかった!!こんな集まりなら来たくなかった』
座ってる人はコチラに注目し にこやかに 拍手してる。
「あの!・・・こんなに大勢の人が居るとは思わなくて すみません。でも、アルと同じ証があるなんて、きっと偶然に付いたものではと考えられませんか?」
周りがザワザワしたけど国王が声を上げて静めてしまった。
「自分の背中を直視で見ることは不可能なのは確かだ。イオリはいきなり 番の証持ちと言われて戸惑って居るのだな」
「その通りです」
「証がどの様な物か知っているか?」
・・・アレ?そういえば 証がどんなものか知らない。
「知りません」
「証がどんなものか知らないのか?」
「ええ、知りません」
あっ、でも 誰だったかな?帰って来てる途中で医療班のバァン?から聞いたかな。痣みたいなもんなのか?
「教えてやらないと分からないだろアルベルト、見せてやれば納得するだろ」
王様の言葉で上着とベストを脱ぎ 中のシャツ釦を外して左の痣を見せられた。
「コレが番の証。俺の証とイオリが持って居る証の模様が一緒なんだ」
某 缶コーヒーの炎のマークに見えるのは刺青では無く痣だった。
しっかりとした痣はどこからどう見ても 刺青だと思う。アレが証?
「生まれ持ってる物ものだ」
俺の背中に某缶コーヒーの炎のマークがあるのか?
「初めまして イオリ、良くぞハシューム王国に来てくれた。ハシューム国 国王として歓迎する」
!!!国王って言った?言ったよね!?なんで国王が来てんだよ!!
下を向いてた顔を上げて 目の前の人を見てしまった。まだ 40前後の今からが働き盛りと言われる年代の精悍な男性がニッコリと優しい微笑みを称えて佇んでた。
「王様?」
「今日は非公式のお忍びで来られてる」
本物の王様?なんで王様が態々非公式で来てんだよ!ただの食事じゃねぇー!!
「なんで 王様が?」
「陛下は私の母の兄、つまり私の叔父様に当たるからな」
つまり・・・ここに集まってるのは非公式でも、考えたくも無いがご親戚 とか言い出しそうで嫌だ。すぐさまに逃げ出したい。
「皆様、お忙しい中 急遽お集まり頂きまして感謝致します。本日 長年探し求めてました私の番の証を持つ者を見つける事が出来ました。私の番だと確認しましたのは、ユージェット・ランダサムが確認致しております」
来てくれてる人にお礼を言い、自分の番だと宣言してしまった。
「背中 左側上にアルベルト・サー・マシューム殿と同じ証を私 ユージェット・ランダサムが確認致しました」
ユージが立ち上がり一礼をして確かに証を見たと宣言してしまった。
『証が有ると拡散されてしまった俺ってどうなるの』
『アルベルトの番だと認識してもらえたな。にしても、たった1日で 親族が集まるとは結束力も行動力も有る。素晴らしいな』
『素晴らしくない!認識して欲しくなかった!!こんな集まりなら来たくなかった』
座ってる人はコチラに注目し にこやかに 拍手してる。
「あの!・・・こんなに大勢の人が居るとは思わなくて すみません。でも、アルと同じ証があるなんて、きっと偶然に付いたものではと考えられませんか?」
周りがザワザワしたけど国王が声を上げて静めてしまった。
「自分の背中を直視で見ることは不可能なのは確かだ。イオリはいきなり 番の証持ちと言われて戸惑って居るのだな」
「その通りです」
「証がどの様な物か知っているか?」
・・・アレ?そういえば 証がどんなものか知らない。
「知りません」
「証がどんなものか知らないのか?」
「ええ、知りません」
あっ、でも 誰だったかな?帰って来てる途中で医療班のバァン?から聞いたかな。痣みたいなもんなのか?
「教えてやらないと分からないだろアルベルト、見せてやれば納得するだろ」
王様の言葉で上着とベストを脱ぎ 中のシャツ釦を外して左の痣を見せられた。
「コレが番の証。俺の証とイオリが持って居る証の模様が一緒なんだ」
某 缶コーヒーの炎のマークに見えるのは刺青では無く痣だった。
しっかりとした痣はどこからどう見ても 刺青だと思う。アレが証?
「生まれ持ってる物ものだ」
俺の背中に某缶コーヒーの炎のマークがあるのか?
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