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400 終戦

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グダグダしている内にサイスが飛んできて皇帝を捕獲したとの連絡があった。

メイの方にはリルビのコロモリのルビが飛んで行ったみたいだ。


ユーリ»「皇帝の他はどうしたの?」

サイス»「みんな紐でグルグルなの。」

ユーリ»「そか、知らせてくれてアリガトね。」

サイス»「ん。」


男の子も可愛いんだよねぇ。
なんでウチの子は寝てばっかりなんだ?このリリ用ポケットがダメなのか?

内側からリゼルが正門を開けてヴァルキュリス騎士団を中に入れた。1日にしてギーバレフ帝国城の陥落である。

サイスの後についてラナ達の所まで飛んで移動した。


ユーリ»「貴様がギーバレフ皇帝か?」

皇帝»「魔族が攻めてくるなど聞いておらぬッ!!」


あれ?あの使者は誰の指示で動いてたんだ?


ユーリ»「空に魔法陣が出た時点で予測は出来ただろうが?」

皇帝»「我が国が何をしたのだッ!」

ユーリ»「第3皇女がロズ領土の役所を占拠したからだよ、なんで知らんの?」

皇帝»「第3?ハイルシーザか?そんな事で攻めてくるのか魔族はッ」

ユーリ»「あんた城攻めされて怒ってるじゃない、同じだよ、街の役所を占拠するって事は、その街を占拠する事にもなるんだよ、つまり、先に街を占拠して戦争を仕掛けたのは帝国だ。」

皇帝»「街の1つや2つで大軍が動くのか魔族の国はッ」

ユーリ»「お前は街や人はいらないんだな、じゃ1人で皇帝ゴッコしてろや、この国は1400未満の魔族軍に負けたんだよ、しかも実働部隊はこの子達だけだしな。弱すぎ。」

皇帝»「帝国が負けただと?バカなッ!!私をどうするつもりだッ」

ユーリ»「街も人も必要ないんだろ?山の中に連れてってやるから1人で皇帝してろ。」

ラナ»「皇帝が縄で縛られてるのに負けたと思ってなかった事に驚きです。」

ユーリ»「自分は皇帝だから逆らう者は居ないと思ってたんじゃない?」

ラナ»「放っておいても近いうちに帝国は滅んでたかもですね。」

ユーリ»「城の外に敵対勢力らしい人達は居たみたいだよ?皇帝の兄だとか言ってたわ。」

皇帝»「なに?兄上だと?そうか、兄上が魔族の手引きをしたのかッ」

ユーリ»「魔族の手引きしたのはお前の娘だろバカタレ。お前ちょっとウザいから黙ってろ。」


皇帝に雷魔法の弱いのを放って痺れさせた。パラライズって言うのかな?


ユーリ»「しかし帝国に人が居なくなったから、もうこの街は使えないかなぁ。」

リゼル»「避難民が戻るかも知れませんよ?」

ラナ»「皇帝が居なくなったからって戻る?」

リーゼ»「あの魔法陣が消えれば戻るんじゃないのか?元は魔法陣から逃げたんだし。」

ユーリ»「あ…忘れてたわ魔法陣。」


全員がジト目攻撃してきた。











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