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320 ステップアップ
しおりを挟むリーゼにウォーターカッターのイメージをさせる必要があるが、そんな難しい事ではないだろう。
ユーリ»「リーゼの短剣を出してみて?」
リーゼ»「はい。」
ユーリ»「この刃の部分、これが当たれば身体が切れるよね?」
リーゼ»「はい。」
ユーリ»「この短剣の刃の部分を水で作って、さっき水を飛ばしたように水の刃を敵に飛ばす。想像できたかな?」
リーゼ»「…はい。」
ユーリ»「この女で試すのも上達するだろうけど、まだイジメ足りないんじゃない?」
リーゼ»「はい。」
ユーリ»「人に向けて使うと死ぬかもだからラナ達の所へ戻ろうか。」
リーゼ»「はい。」
そしてラナ達の所へ戻ったのだが、庭がボコボコになってて歩き辛い。
ユーリ»「あんた達、身体は大丈夫なの?明らかに魔法使いまくってるけど…。」
ラナ»「水が飛ばせるようになりましたユーリ様♪」
ユーリ»「ラナの嬉しそうな顔は滅多に見れないから私は満足なんだけど、2人とも身体に問題ないの?」
ラナ»「特には。」
リゼル»「私も特に何も感じません。」
ほんとに大丈夫なの?朝になったら死んでるとか無いよね?
ラナ»「リーゼはあの女に水を飛ばして遊んで来たの?」
リーゼ»「あぁ、なかなか威力は上がったんじゃないか?」
リゼル»「どんな感じなの?」
リーゼが水鉄砲を半分切れた石に打ったら石が切った部分から割れた。
リゼル»「…。」
ラナ»「これは当たったら痛いでしょ…。」
リーゼ»「お姉様に次の段階を教わったので戻ってきたんだ。」
「「次の段階!?」」
2人の顔が( ゚д゚)クワッてなったよ?
ユーリ»「なにその顔(笑)魔法は無限の可能性って言ったでしょ。」
ラナ»「どんな魔法なのリーゼ?」
リーゼ»「おーたーかったー、水の刃だ。まだ試してないから出来るかワカランが…。」
リーゼが水を出して短剣の形を作ろうとしている。
ユーリ»「リーゼ、別に短剣じゃなくても当たって切れれぱいぃんだよ?こんなんでも切れるし。」
ブーメランの形を見せたらイメージしやすくなったかな?似た感じのを作ろうとしている。
ラナとリゼルも挑戦しているようだがリーゼの上達速度についていけず軟膏しているようだ。
ユーリ»「魔法には適性があるのかも知れない、リーゼは水との相性が良いから上達してるのかもね?」
ラナとリゼルがこっち見た。
それ別の魔法を教えろって顔?
試しに風の魔法を教えて水と同じ事が出来ると助言してみた。
暫く見ていると風魔法は2人とも使えるようになったが、リゼルが上手く行かないようでラナが早くもウインドカッターを使いだした。
こうなるとリゼルはショゲるワケで…。
可哀想なので炎魔法を教えてみたのだが、結果は芳しくない…。
あと教えられるのは雷と光。
まず光の説明が難しいので雷を教えてみた。
地面に説明を書き、実際に雷魔法を見せ、静電気で体験させ、ようやく発動まで漕ぎ着けた。以前シルフが雷魔法はレアだと言っていた気がする、言ってなかったかも知れないが(笑)
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