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しおりを挟むアルザがアカガネをガン見している。
アカガネもアルザを見ている?
アカガネ»「我なら構わぬぞ?」
アルザ»「ではよろしくお願いしますね。」
ユーリ»「簡単かッ!! もっと照れるとか無いの?あんた達?」
アルザ»「いえ別に。」
アカガネ»「なぜ照れる?我はアルザと結婚しても構わぬぞ?」
ユーリ»「あんた実は誰でもいいんじゃないの?」
アカガネ»「そうでもないぞ、アルザなら良い。」
ユーリ»「…。ホントに結婚したら側室は認めませんからね。」
あんた最初にリゼル狙ったじゃないのよ、なんだったのよあれ?
ゲイル»「なんだか話が纏まった感じなので、正式に発表しておきますよ?」
アルザ»「はい、よろしくお願いします。」
ラナ»「ホントに決めちゃいましたよ?」
レイラ»「アカガネも護衛が必要になるのか?私はアルザとアカガネの両方を護衛するとアルザの護衛の質が落ちるから、しないぞ?」
アカガネ»「我に護衛はいらぬ、この姿で居れば我が婚約者だと解らぬだろう。」
ユーリ»「名前でバレない?」
アルザ»「婚約者と同じ名前を付けたとでも言いますよ。」
ユーリ»「あ、そなの?もうラブラブ設定は出来上がってるんだね…アカガネの服が必要になってくるな。」
とりあえずフランツさんに頼んで執事服を着せてみた。
アンゼリカ»「なかなかカッコ良いのではないでしょうか?」
ユーリ»「263歳のジジィだけどね。」
ブリギット»「にひゃくッ!?」
ユーリ»「10年に1歳と考えたら26歳だね。」
ラナ»「長すぎですよ10年(笑)」
ユーリ»「とりあえずミゼさんとこ行って服でも買ってきなよ。」
アカガネ»「これで良いのではないのか?」
ユーリ»「渋い声でボケたコト言ってんじゃないわよ、それ執事服だからダメ。」
アルザが忙しそうなので仕方なく服屋に連れてってミゼの見立てで服を買った。
ミゼ»「お城の方なんですか?」
アカガネ»「我はアルザの傍に居たではないか?」
( '-' )ノ)`-' )ぺしッ
ユーリ▶[いきなりバラしてんじゃないわよ、あんた実はバカなの?スカなの?ゴミドラなの?]
アカガネ▶[ごッ!?]
ユーリ»「彼はアルザの婚約者なんだけど、あまり出歩かないので見た事ないと思うわ。あはは。」
ミゼ»「王女殿下様の婚約者様?未来の王様ですね。」
ユーリ»「様が多いな(笑)まだ結婚するかは解らないけどね。」
アカガネ»「我が王になってもアルザの番なだけで飾りに過ぎぬ、未来の女王は期待して良いぞ。」
ユーリ»「私はダメって聞こえるのですが?」
アカガネ»「そッそそそそそんな事は無いぞ!?うむ、すすす素晴らしい女王だと思っておるん。」
ユーリ»「おるんって(笑)アルザが優秀すぎなのよ。」
アカガネ»「主が地盤を作り、アルザが後に統治する話か?」
ユーリ»「重荷を背負わせるの、ちょっと可哀想だけどね。」
アカガネ»「ゲイルが居るではないか、奴は先の先まで見ておる、心配はいらぬ。」
ユーリ»「ロザ首輪も付けたしね。」
などと話しながら3着を買って帰った。
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