284 / 420
275
しおりを挟む王妃と王子の使い道が見当たらない。
ユーリ»「あんた達、使い道ないわ、死んどく?」
ラナ»「適当すぎて笑ってしまいました、工房とかで使わないのですか?」
ユーリ»「王族にそんな事できる?あんま街をウロつかせたくないしさ、特に夜なんか。」
王妃や王子にセリスティアを見られても構わないのだが、実の母かも知れない人が哀れな姿だとセリスティアが可哀想なのだ。そしてウロで思い出た第2王女。
ユーリ»「第2王女はどうした?」
ラナ»「国王陛下がお訪ねだ、答えろ。」
王妃»「ヒルラウロは城に残っていたわ。」
ユーリ»「王太子だけ連れて逃げたのかクズども。」
リーゼ»「とりあえず城の中で使ってみては如何でしょう?」
ユーリ»「こんなの連れてって皆の迷惑になんないかな?」
ラナ»「では宿舎に連れて行きますか?」
ユーリ»「ナノカに王族が使えるのかな?」
ラナ»「では首輪を付けて使わせましょう、この2人の代わりに新街の宿舎へ誰かを行かせるとか?あっちも手は必要ですよ?」
兵宿舎へ行き、ナノカに頼んでみた。
ユーリ»「ナノカ、これ使ってくれないかな?」
ナノカ»「人間ですか?承知しました。」
ユーリ»「これ王族だから何も出来ないかもだけどお願いするわ、死んでも構わないから。それと新街の宿舎に2人ほど人をやって欲しいのよ、ごめんねムリ言って。」
ナノカ»「いえ、ご主人様には感謝しておりますので、なんでも言って下さい。」
ユーリ»「私なにもしてないけど?」
ナノカ»「奴隷であって奴隷の扱いではない時点で感謝しております。他にもいろいろ御座いますよ。」
ユーリ»「あぁ。私は奴隷制度が好きじゃないのよ、出来れば無くしたいんだけど、なかなかね。」
ナノカ»「そんな日が来ると良いですね?」
ユーリ»「奴隷は犯罪者だけって手段もあるにはある。で、そいつら宿舎から出さないでね?」
ナノカ»「わかりました。では新街へ2人ほど行かせておきます。」
ユーリ»「よろしくね。」
ナノカに2人を任せて地下牢へ。
ユーリ»「ロザリカ、どう?」
ロザリカ»「ホントに何も知らないみたいですね、国王ですよね?偽物とかでは?」
ユーリ»「飾りの王らしいから、何も知らされてないかもね、ロザリカこんな拷問みたいな仕事は頼んで平気?」
ロザリカ»「問題ございません。」
ユーリ»「そうなのね…多分ロザリカしか居ないと思うから、その時はお願いするわ?」
ロザリカ»「畏まりました。いつでもお申し付けください。」
ユーリ»「男爵夫人になったら頼めないだろうけどね。」
ロザリカ»「Σ( ºΔº〣)ガーン」
ユーリ»「さすがにマズいでしょ、男爵夫人が拷問担当って。」
ロザリカ»「結婚したくなくなりました、ゲイル様にお断りしてきます。」
ユーリ»「マテマテマテ~ぃッ それはゲイルが働かなくなるから許して?拷問していぃからッ!!」
ロザリカ»「結婚しても続けて宜しいのですか?」
ユーリ»「ゲイルが良いと言ったらね?」
ロザリカ»「拷問してでも必ず良いと言わせます。」
ユーリ»「怖いわッ!!」
すごい好きなんだな、もう趣味じゃなくて生き甲斐じゃないの?
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
元悪役令嬢はオンボロ修道院で余生を過ごす
こうじ
ファンタジー
両親から妹に婚約者を譲れと言われたレスナー・ティアント。彼女は勝手な両親や裏切った婚約者、寝取った妹に嫌気がさし自ら修道院に入る事にした。研修期間を経て彼女は修道院に入る事になったのだが彼女が送られたのは廃墟寸前の修道院でしかも修道女はレスナー一人のみ。しかし、彼女にとっては好都合だった。『誰にも邪魔されずに好きな事が出来る!これって恵まれているんじゃ?』公爵令嬢から修道女になったレスナーののんびり修道院ライフが始まる!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる