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しおりを挟むすぐゲートで屋根裏へ移動して双子を待った。
ライズ»「お待たせいたしました、あれが念話なのですね、ビックリしました。」
ユーリ»「あ、ライズかな?念話は初めてだったね、ごめんね。」
ライズ»「いえ、念話を使って頂けて主様と距離が近くなった気がします。」
リルビ»「お待たせいたしました、あれが念話なのですね、ビックリしました。」
ユーリ»「セリフも同じなんだね(^^;)」
リルビ»「あ、意識しているワケでは、申し訳ございません。」
ユーリ»「謝る事じゃないよ、来てもらったのは、この子達を育てて欲しいのよ、影2人密偵2人、1人はラナが影に選んだんだけど、あと3人どうしようと思って。」
リルビ»「3人の中から影候補を1人選べって事ですね?」
ユーリ»「みんなで選んでほしいのよ、私は見てもわからないから。」
あ…みんな暗部だったわ。
1人で寂しいじゃないのよ。
ユーリ»「貴女の名前は?」
ラナが最初に選んだ子に話しかけてみた。
少女»「アイゼ、です。」
ユーリ»「おぉ、かっこいい名前だね、変な所に連れて来てしまったけど、奴隷としての扱いはしないはずだよ。」
アイゼ»「殺し屋?」
ユーリ»「ちょっと違うけど、そんな感じと思ってて。」
アイゼと話してたら割り振りが決まったようだ。
ユーリ»「決まったみたいだね、影に選ん子は双子に頼みたい。」
双子»「「承知致しました。」」
ユーリ»「密偵に選んだ子は皆で決めて?人数分だから喧嘩しないでね?」
ルーネス»「だいたい決まってますのでご心配なく。」
ユーリ»「じゃ後はよろしくお願いしますね。」
執務室に行きお茶を飲んでいると、なぜかシルフが気になった、と言うより存在を忘れていた。
ユーリ»「ちょっとビルセイド行ってくるわ、アルザ居ないけどゲイル1人で大丈夫かな?」
ゲイル»「王女殿下は只今、剣の稽古中なだけですので問題ありません。」
ユーリ»「じゃお願いね。」
そしてビルセイドへ移動してシルフを訪ねる。
シルフ»「どうされたのですか?」
ユーリ»「ちょっとシルフが気になっただけなんだけどね。」
シルフ»「気に掛けて頂き有難うございます。領地もなんとか落ち着きつつあります。」
ユーリ»「そこでさ、サウザンスに密偵が10人居たのよ、半分こっちに貰おうと思うんだけど、いらない?」
シルフ»「欲しい所なのですが、私は暗部関係を使った事が御座いません、ラナのような繋ぎの者が居れば良いのですが、私には使えないと思います。」
ユーリ»「シュゼ居るじゃない。シルフの腹心的な存在なんじゃないの?」
シルフ»「シュゼは侍女長ですので、そんな事は出来ないでしょうし、負担になると思いますが…。」
ユーリ»「ここの密偵に食事を運んでた者が居るはずだよ?」
シュゼが手を上げた。
ユーリ»「どうぞ。」
シュゼ»「恐れ入ります陛下。屋根裏へ食事を運んでいた者は私では御座いません、私が動けば目立ちますので、前侍女長より引継いで指示だけしておりました。」
ユーリ»「そうか、ありがとう、密偵との繋ぎが出来そうな子は居るかな?」
シュゼ»「私で良ければ致します。」
シルフ»「…。」
シュゼ»「私も一応、未使用ですが暗器は所持しておりますよ。」
ユーリ»「やっぱそのシッポでビシバシやるんだね?」
シュゼ»「申し訳ございません、シッポは自前ですので…。」
シルフ»「真面目に相手しなくていいから…ありがとうシュゼ。」
シュゼ»「奥様のお役に立てるのであれば喜んで。」
奥様って言ってる。これイジったらキレそうだから黙ってよう。
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別のお話を書いてて、こっち進んでおりません(焦)
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❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
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