141 / 420
132
しおりを挟むまず長老と数名の人が旧街の様子を見て、里の皆に説明をする事になった。
アルザを屋敷へ戻し、長老達を旧街へ。
ユーリ»「ここが旧街です、廃棄ですが修理すれば住めなくもないと思います。」
セギラ»「思ったより荒れてませんな、もっと酷い場所を想像しておりました。」
奴隷達»「ご主人様、我々にも仕事を下さい。」
ユーリ»「みんな働きすぎじゃない?ずっと何かしてるでしょ。」
奴隷達»「食べ物等を頂いてますので、何かしないと落ち着かないのです。」
ユーリ»「あ、セギラさん、こちらが旧街に住んでる人達です、他にも元から住んでる人は居ますが、あまり良く思われてなくて…。」
奴隷達»「その人達なら、普通に話はしますよ?」
ユーリ»「え!? そーなん!? 」
奴隷達»「はい、俺達が住み始めて少しした頃から話はしますよ?」
ユーリ»「その話、また後で聞かせて?」
奴隷達»「はい、何か出来る事はないですか?」
ユーリ»「この街を皆さんに案内できる?」
奴隷達»「お任せください。」
奴隷さん達の案内で里の人が付いて行ったが、セギラは残った。
ユーリ»「行かなくて良いんですか?」
セギラ»「私はこの家にします。」
ユーリ»「即決?店舗みたいな創りですね、ですが…この広場の前は…あまりお勧め出来ませんよ?」
セギラ»「何かあるのですか?」
ユーリ»「うぅ。はい。この広場で毎晩、宴会してるんですよ、ドワーフさん達や兵士達で…。」
セギラ»「毎晩ですか?」
シルフ»「ここで毎晩 騒ぐので煩くて寝れないですよ?」
セギラ»「宴会するほど食料は有ると言う事ですか?」
レイラ»「いや、魔獣を狩って皆で焼いて食ってるから金は掛からないぞ?酒は領主から貰ってるみたいだけどな?騒いでる奴は金なんて使ってねえよ。」
セギラ»「なんとッ!? 酒がタダ!? いや魔獣を食べるのですか?」
レイラ»「美味いぞ?食ってみりゃ分かる、ここの魔獣は美味いんだ。」
セギラ»「そうなのか?レイラが野生なのは知ってるが、毎晩やって飽きないほど美味いのか。」
ユーリ»「え~と…。夜に見れば酷い場所だと分かると思います…。」
セギラ»「毎晩やるので片付けてないのですね?雨でも出来るように屋根まで…。」
ユーリ»「あははは…。」
ラナ»「全部この人が何も考えずお酒とか渡して点数稼ぎしたのが悪いのです。」
ユーリ»「指をさすなッ!!」
セギラ»「我らも参加できるのですか?」
ユーリ»「え”…。出来ますよ?なんなら住めば毎晩でも…。」
セギラ»「今夜少し伺っても宜しいでしょうか?」
ユーリ»「良いですよ、兵士達に言っておきますし、私も顔を出しましょう。」
セギラ»「ありがとうございます。」
里の人を返し、街の様子を伝えて貰った。
セギラは宴会に参加し、やたら気に入ったらしく、絶対に移住すると豪語したとか…。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる