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しおりを挟むリーゼを見たら怪我をしてる、治癒魔法で治してから、魔法使いの女に声を掛けた。
ユーリ»「いま魔法撃ったのアンタなの?」
女»「あなた人間でしょ?助けるのに魔法使ったのよ、大丈夫?」
ユーリ»「大丈夫なワケないだろ、人間の私に当たりかける下手くそな魔法で大丈夫だと思ってんのか?そもそも人間がこの辺に1人で居るワケないだろ。」
女»「え、ゴメンなさい、でも無事なら良かったで…す?」
ラナ»「ユーリ様、危険ですッ」
ユーリ»「黙れ、みんな動くな。そこの女、私を殺そうとしたのか?」
女»「え、違うわッ あなたを助けようとして」
のっそりと勇者パーティーに近寄るユーリ
ユーリ»「誰が助けろって言ったよ、私の妹に当たっただろうが、 お前ら勇者パーティーか?」
女»「え?妹?魔族の妹?」
ユーリ»「質問してんのはこっちだ下手くそ魔女。」
女»「え…、勇者はこの人で、私はパーティーメン…」
魔法使いの女の頭に氷の矢を刺した。
男»「ッ!? なぜ殺したッ」
ユーリ»「仲間を殺られてキレたのか?私と戦って勝てるとでも?ゴミの戦闘力で私を倒せるとでも思ってんのか?」
ユーリはリーゼを傷付けられ、人が変わったように完全にキレてしまった。
男»「殺す事は無かっただろッ!!」
ユーリ»「お前ら何しに来たんだ?誰かを殺しに来たんじゃないのか?」
男»「俺達は魔族領で召喚された魔神の討伐に行く所だ、アンタに危害を加えるつもりは無い」
ユーリ»「じゃなんで魔法が私に飛んでくんだよ、お前ら侵略者が仲間殺されて文句とか笑わせんな、勇者だけこっち来い、あと必要ないけど抵抗すんなら始末する」
男»「待ってくれ、俺達が侵略者ってなんだよ?」
ユーリ»「お前ら、ここ何処だと思ってんだ?人間が攻めて来て戦闘中の魔族領だぞ?どっから見てもお前らが侵略者だろうが?」
ユーリ»「ラナ、勇者連れてけ」
ラナ»「承知しました」
男»「あんた何者だ?魔族を従えてるって」
ユーリは男の顔面にレーザーを打ち込んだ
ユーリ»「そこのやつ、槍かそれ?持ってるって事は戦闘中だよな」
男は即座に槍を捨てて降参した。
ユーリ»「コイツも連れて帰れ、リーゼ来い」
リーゼ»「はいお姉様。」
ユーリは空へ上がり、攻めて来ている人間を魔法で数名を残して殲滅させ、生かした者を捕縛、その地の領主に捕虜をロズグランデ領へ輸送させる命令をして自領に戻った。
ユーリ»「あ~。ムカつくわぁ~。」
リーゼ»「あの、お姉様。」
ユーリ»「リーゼ大丈夫?」
リーゼ»「はい、私はお姉様の魔法で怪我は治っております、有難うございます。で先程の人間を殲滅した魔法は何だったのですか?」
ユーリ»「あれ?爆発魔法?破裂魔法?そんな感じの魔法だよ、派手じゃないから分からなかったんでしょ。」
リーゼ»「爆発!? いつ爆発したのですか!?」
ユーリ»「人間の体内だよ?心臓をね?」
シルフ»「あれ使ったんですか?」
リーゼ»「シルフ様は見た事あるんですか?」
シルフ»「前にお風呂場でね…。」
リーゼ»「なぜ風呂場…?」
シルフ»「話の流れで…。それよりユーリ様、人間を殺して良かったのですか?」
ユーリ»「私は魔族の国を人間から守る為に召喚されて支援まで受けてる身だし、アルザに叱られたしね、リーゼが目の前でやられたからキレてやっちゃっただけだけど。」
リーゼ»「あの時のお姉様…怖すぎてトイレ行っといて良かったです。」
ユーリ»「え…怖かった? うそ~ん」
シルフ»「どんなだったの?」
リーゼ»「全身から紫の炎みたいなのが出てるように見えました、口調も違ったし別人になったかと思いましたよ?」
ユーリ»「全身から紫の炎って何!? 怖すぎでしょそれぇ!?」
シルフ»「紫の炎…オーラですかね、以前ゴーシュ殿がユーリ様の召喚された日に見たと言ってました。」
ユーリ»「何それ怖ッッ」
シルフ»「いや貴女の事ですょ。それより魔法で怪我が治るとは?」
あ。
治療魔法を秘密にしてたの忘れててバレた。
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