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しおりを挟む赤い石と彫刻をどうしようか考えていたら、ガイツさんが来たとの事だ。
ガイツ»「ロズグランデ様、お話を伺いに参りました。」
ユーリ»「ありがとうございます。ユーリでいいですよ?呼び難そうですし。」
と言ったらシルフとラナがガイツさんに今にも飛びついて噛み付きそうな顔で、がるる~ッって睨んでる。
ガイツ»「シルフ様をこの手に抱くまで命が惜しいのでロズグランデ様とお呼び致します。」
ガイツさんが震えながら答えた。シルフは外さないんだな…。
ユーリ»「そうですか?そこでユーリと呼んだら褒美に庭師ゼルを嫁にやろうと思ったのですが。」
シルフ&ラナ「「ぷフッ」」
ガイツ»「それは、あんまりなのでは…?」
ユーリ»「冗談はこれぐらいで本題に入ります、この屋敷に居る全員を国に代わり私が個人的に雇用します、異議は?」
ガイツ»「異議はありませんが、全員を雇えるのですか?かなりの額になりますが?」
ユーリ»「そこはシルフ様にお任せですよ。」
ガイツ»「うッ シルフ様、まさか無償で働けなんて言わないですよね?ね?」
シルフ»「皆の給金を捻出可能なほど、今のユーリ様は稼いでいます。ガイツの報酬は20年 後払いで良いですか?」
ガイツ»「なぜ20年???そしてなぜ後払い???」
シルフ»「後払いだと、金額が不明だとかで誤魔化しが効くからです。」
ガイツ»「酷すぎませんか?」
シルフ«»「その際、報酬の支払いは私になりますよ?」
ガイツ»「(O_O)ッ!? 」
シルフ»「まぁ、私で支払った所で20年後なので、貴方は46で私が57ですが。」
ガイツ»「……………。」
シルフ»「ちょッ 本気で考えてない?嘘ですよ?目が血走ってるからッッ」
ガイツ»「20年ですね?」
シルフ»「だから嘘だってッ!!」
ガイツ»「さすがにこの嘘はナイでしょ。」
シルフ»「ごめんなさいッ 私が悪かったですごめんなさいッ 」
ガイツ マジギレ、どうすんのシルフィリステ。
ガイツ»「……次にやったら俺の妻になって下さい。」
シルフ»「……はい…承知しましたごめんなさい。」
ガイツ»「罠アリですか?」
シルフ»「なんの話でしょう?」
ガイツ»「いえ、なんでも。」
シルフ»「ちょッ 変な事はやめろ?」
ガイツ»「えっへぇ~♪」
ガイツさん壊れちゃった。
ユーリ»「もう結婚してあげればいいじゃん。」
シルフ»「ユーリ様ッ!?」
ガイツ»「そのとーりッ!!!! 」
ユーリ»「大切に扱ってくれたら文句ないんでしょ?」
シルフ»「そこそこ有ります。」
ユーリ»「あるんか~ぃッ!!」
ガイツ»「あの、俺って酷い事すると思われてたんですか?」
ユーリ»「あ~、精神が壊れてもは/ シルフ»「わーわーッ!! ホントすいません、ガイツさんごめんなさい、耳を3秒だけ触っていいですから許してくださいッ!! 」
ユーリ»「1秒増えたわ。」
シルフの取り乱す姿って、か~わぃ~♪
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