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だけど、これをどう使う?普通に使うなら、このまま所持して必要になったら魔力回復…

ユーリ▶[ガイツさん、聞こえます?]
ガイツ▶[この声、ロズグランデ様ですか?なんですかこれ?普通に変な声を出して皆に変な目で見られたじゃないですかッ! ]
ユーリ▶[ユーリでいいですよ?これは念話で、皆に変な目で見られるのは何時もの事ですよね?]
ガイツ▶[ひでぇ~ッ!!]
ユーリ▶[それより、洞窟から持ち帰った赤い石って、沢山あったのでしょうか?]
ガイツ▶[数は有ったとの報告は受けております。]
ユーリ▶[有難うございます、それと、違う話で相談させて頂きたい事があります。お時間の空いた時にでも聞いて下さい。]
ガイツ▶[了解しました。]
ユーリ▶[では。]

念話便利、電話みたい♪こっちからしか話しかけれないけどね。

ユーリ»「この石を出来るだけ回収したいんだけど、ガイツさんに頼めないかな?時間かかってもいいのよ、洞窟は知られてないから誰も行かないし。」

シルフ»「畏まりました、手配してきます。」

シルフに手配を頼んだは良いが、集めてどうしよう…冒険者を呼び込む前に回収したかっただけなんだけど。

ラナ»「ユーリ様、ロザリカが完成したとの事です。」

ユーリ»「それ密偵さんの使い方おかしくない?普通に屋敷の中で密偵さん使う?」

ラナ»「密偵が暇なので、いろいろ動いてくれますよ?」

ユーリ»「密偵さんが好きでやってんならいいんだけどね?」

それからロザリカが彫刻を持って来てくれた。

ユーリ»「ぉお~ッ!!  素晴らしいじゃないか?こんな絵から立体に作るの大変だったでしょ?」

ロザリカ»「いえ、4方向の絵があったので、思ったより難しくなかったです。」

作ってもらったのは、SDフィギュアと呼ばれる2頭身のアルザ人形だ。これがウケるか分からないんだよ。

ユーリ»「これって、売れるかな?」

ラナ»「エチシポート様には売れるのでは?」

ユーリ»「お、アルザ人形って分かるんだ。」

ラナがアルザの人形だと分かったみたいだ。

ユーリ»「こんな感じのはウケないかなぁ。」

ロザリカ»「私は可愛いと思いましたよ?」

ロザリカには悪くない反応があった。

ユーリ»「こんなのって、絵がなくても想像で作れる?例えばラナとか。」

ロザリカ»「難しいですね、初めて見る形なので、バランスが分かりづらいです。」

ユーリ»「そうか、見慣れてないから難しいんだ。もう1個つくれる?」

ロザリカ»「はい、やってみます。」

ユーリ»「お願いします。」

人形は売るのにコストかかりすぎるかな?技術料で持ってかれそうだな…。






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