34 / 420
33
しおりを挟む腹黒い事を考えると同時に今後の行動も思案した。
ユーリ»「シルフ、宰相様に連絡して、領地の件、相談があるって言ってもらえる?時間ある時に会いたいって。私が出向くか、宰相様が来るか分からないけど。」
シルフ»「畏まりました。」
さて。どう攻めよう。こうゆうの経験ないから失敗するかもなぁ…失敗したら王様にチェンジで。(ククククッ)
ユーリ»「で。このジェンガなんだけど…改良してみたが、どうだろうか?」
アルザ»「………………。」
ユーリ»「必死かアルザ、しっぽユラユラ無言で遊んでるから楽しいのかな? 1人でしてるけどな…」
ラナ»「これは複数人用なのですか?」
ラナが食いついてきた。
ユーリ»「これ順番に1人1個ずつ抜いて上に重ねて倒した人が負けな遊びだよ。」
アルザ»「(○о○ )”ッ!?」
ユーリ»「めっちゃびっくりしてるね。積み木じゃないよ? 目デカ。」
アルザ»「やるッ やるッ。」
ユーリ»「じゃ最初に戻してアルザからね。」
アルサ»「♪♪」
可愛い~♪宰相にはやらん。
かなり気に入ったのか、ずっと遊んでる。私は飽きたがな。
シルフ»「ユーリ様、エチシポート様がお見えです。」
ユーリ»「あぇ?返事じゃなくご本人登場!?」
フットワーク軽いなオッチャン…
ユーリ»「ここでいい?」
シルフ»「はい、問題ないかと。お連れします。」
執務室にしている部屋に居るので、アルザを見せる為に呼んだのだ(ニヤリ)
アルバス»「ご相談がおありと伺い参りました。」
ユーリ»「あ、いまアルザが夢中で遊んでるので、邪魔しない様に声は下げた方が鑑賞できますよ?」
アルバス»「お(ハゥッ)失礼しました、ご配慮痛み入ります。」
宰相様がアルザを見て感激のあまり大きな声を出しそうになってクチを手で塞いだ。アルザが宰相を気にせず夢中でジェンガで遊んでるので、宰相様アルザ鑑賞中。
アルバス»「で、ご相談とは?」
ユーリ»「領地を改良し、土地の一角を工業区画にしたいと思っております。」
アルバス»「ほぅ、工業と申しますと、イリエ様の商会関係ですな?」
こっち見ろや宰相、私の後ろで遊んでるアルザしか見てねぇ。
ユーリ»「はぃ、いまアルザが遊んでる物や、他にも作ろうと思っているのですが、現状では限界があるのです(嘘)」
アルバス»「なるほど。それで領地を使って開発や生産の準備をしたいが、資金が無いと。」
さすがに宰相様だけあって、頭の回転めっちゃ早くて説明しないで済む。アルザから目を離さない残念な宰相だが。
ユーリ»「数年あれば独自で用意できると思うのですが、それですと、宰相様が仰っていた商会が成長して身動き取れなくなる可能性が出てきます。」
アルバス»「そうですな、国から援助するとしても、すぐには返答できない案件です。」
ユーリ»「それは理解しております、私も急いでるわけではないので。ただ…アルザがオモチャを楽しみにしているのです。まず最初に試作品で遊ぶのはアルザなので…(チラ)」
アルバス»「お望みの額をご用意しましょう。」
食いつきすぎッ!! 宰相チョロいってよりヤバくない!?
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
元悪役令嬢はオンボロ修道院で余生を過ごす
こうじ
ファンタジー
両親から妹に婚約者を譲れと言われたレスナー・ティアント。彼女は勝手な両親や裏切った婚約者、寝取った妹に嫌気がさし自ら修道院に入る事にした。研修期間を経て彼女は修道院に入る事になったのだが彼女が送られたのは廃墟寸前の修道院でしかも修道女はレスナー一人のみ。しかし、彼女にとっては好都合だった。『誰にも邪魔されずに好きな事が出来る!これって恵まれているんじゃ?』公爵令嬢から修道女になったレスナーののんびり修道院ライフが始まる!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる