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26話 魔法学
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入学2日目の朝もクリスティーナ様が絡んできた。
ウィルと一緒に登校し教室まで送ってもらった後、先に席にいたパトリック様と、私のすぐ後に教室に来たリリアン様と一緒に、今日の魔法学の授業について話していたのだが、そこにクリスティーナ様がやってきた。
「マリーちゃん、おはよう」そう声をかけてきたクリスティーナ様は1人だ、サイモン様は一緒ではないらしい、まぁサイモン様が居ると無駄に威嚇を受けるので、居ない方がマシかと思いつつ返事をした。
「クリスティーナ様、おはようございます」
「マリーちゃんやっぱり昨日の事怒ってるの?」
「えっと、私別に怒ったりしていないのだけれど、どれの事かしら?」
「サイモンが昨日マリーちゃんに…」
クリスティーナ様がそこまで言った時にアレの事かと納得し、サイモン様のあの暴言が失礼だという事は分かるのかと少し安心もした、流石ヒロイン、話は通じないが悪い子ではないらしい。
「その事でしたら構いませんわ、あんな風に言われた事など無かったので驚きはしましたが、怒ってませんので」
「そうなの?本当に?」
「えぇ」
「じゃあクリスって呼んでくれる?」
「…呼び捨ては流石に、クリス様とお呼びしますわ」
「うん、ありがとうマリーちゃん」
流石ヒロイン、笑顔が眩しいわ、ちょっとアレなところはあるけど美少女だし、悪い子ではないし、この笑顔があれば確かに惚れるかもしれないわね、と若干心を許しかけていた私は気になっていた事を聞いてみた。
「ねぇクリス様、貴女どうしてそんなに私と仲良くなりたいの?」
「あっ、それはね!」
クリス様がそこまで言った時に、またしても「お前何でまたクリスと話してるんだよ!」とサイモン様が割り込んできた。
その瞬間私の隣に居たパトリック様が何か言おうとしたのを手で制し、令嬢スマイルで「朝の挨拶をしていただけですわ」とサイモン様に言って、パトリック様とリリアン様と話の続きをし始めた。
私のその様子に一応納得したのか、サイモン様は今度はクリス様に詰め寄っていた。
「ねぇクリス、朝は玄関ホールで待ち合わせしようって約束したじゃないか、どうして居なかったの?」
「サイモン、私達もう学園に入ったんだし、ずっと私と一緒にいなくてもいいんだよ?」
「僕はバージルさんに君の事を頼まれたし、それに君は純粋なんだ、何考えてるか分かんないヤツらと関わったら、いじめられるかもしれないだろ」
「そんなに心配しなくたって大丈夫だよ、お兄様に頼まれたのだって入学するまでじゃない」
後ろの席でそんな会話をされるもんだから、私とパトリック様とリリアン様は会話を切り上げ席についてホームルーム開始のベルが鳴るのをまった。
すると、それ程待つことなくベルが鳴り、ヴィンス先生が教室に入ってきた。
ホームルームの後、今日は必須科目の魔法学を勉強する日なので、クラス全員魔法学の学部棟へ移動し、講師の先生が来たのだが、その先生というのが、攻略対象マーク・シモンズ様のお父様で魔法師団長のエリック・シモンズ侯爵だった。
「初めまして、新入生の魔法学を担当する魔法師団長のエリックだ、講師が私で驚いた者もいるだろうが、一番大切な魔法学の初歩は変な癖がついても困るので私が担当している」
エリック様はそう挨拶するとすぐに授業に入った。
「まず魔法を使う為に必要なのは、魔力操作、これだけだ、魔力操作が上達すればそれだけ出来る事が増える、次にどうやって魔法を発動するかだが、一番分かりやすいのは手のひらに魔力を集め、発動したい魔法陣を描く、簡単だろ」
そう言ってエリック様はまず自身の魔力を感じ、手のひらに集める方法を教えてくれると、さっそく実践するように言い、皆必死でやり始めた。
私はまるで誰かが手助けしてくれたかのように、割とすぐ出来てしまった。
「ん?マリアンヌはもう出来たのか、筋が良いな」
「ありがとうございます」
「君はアリアンナから何か魔法について学んだか?」
「え?いえ特には、おまじない程度です」
「アリアンナが教えたまじないかぁ」
「何かまずいのですか?」
「いや、何でもない、気にしないでくれ」
お母様はエリック様にいったい何をしたのか、エリック様は眉間にしわを寄せると、私達に魔力操作の練習をしながら話を聞くように言った。
「先程も言ったが、魔力操作さえ出来れば後は魔法陣を描くだけだ、この魔法陣だが、もし新しい魔法陣を開発出来たりすれば、一躍時の人になれるから興味があれば頑張ってみるのも良いだろう、それと聖人、聖女と呼ばれる人達や、このクラスにはいないが、金色の瞳を持ったものが使える治癒、結界系の魔法は我々は使えないので、覚えておくように、ちなみに何故我々は使えないのかは今のところ不明だ」
エリック様のその説明を聞いて、確かにお母様は金色の瞳だし、新ヒロインのエレナ様も金色らしいから何か理由があるんだろうな、と思ったところで、そういえばキャシーも金色だったなと思い出した。
エレナ様がキャシーと仲がいいのも何か関係があるのかな、なんて思っていたらエリック様に「マリアンヌとパトリックは筋が良いから次の授業でやる簡単な魔法陣を描いてみるか」と言われ、エリック様が指を鳴らすと、私とパトリック様の目の前に魔法陣が現れた。
「その魔法陣を手本に自分の魔力で描いてみろ、上手くいけばそよ風程度の気流が発生する」
エリック様はそれだけ言うと別の生徒を見に行った。
私はまたすんなりと出来てしまい、エリック様の言う通りそよ風が発生した、パトリック様もしばらくしてから出来たようで、戻ってきたエリック様に「2人は半年くらいで初歩は修了しそうだな」と言われた。
「ところで先生この魔法陣消すにはどうしたら?」
「魔力を指に集めて鳴らせば消えるぞ」
言われた通りにすると本当に魔法陣は消えてそよ風は止まった。
エリック様が言うには指を鳴らすのはパフォーマンスの時と解除、あとショートカットに使うらしい、別に鳴らす必要はないが、慣れてしまうと便利でつい使ってしまうとの事だ。
「実際急に魔法をかけられたら驚くだろ?合図みたいなもんだな、ただし魔法での戦闘訓練となるとまた別だから、その辺が知りたければ魔法技術科に行って教わる事だ」
そんな感じで初めての魔法の授業は終わった。
ウィルと一緒に登校し教室まで送ってもらった後、先に席にいたパトリック様と、私のすぐ後に教室に来たリリアン様と一緒に、今日の魔法学の授業について話していたのだが、そこにクリスティーナ様がやってきた。
「マリーちゃん、おはよう」そう声をかけてきたクリスティーナ様は1人だ、サイモン様は一緒ではないらしい、まぁサイモン様が居ると無駄に威嚇を受けるので、居ない方がマシかと思いつつ返事をした。
「クリスティーナ様、おはようございます」
「マリーちゃんやっぱり昨日の事怒ってるの?」
「えっと、私別に怒ったりしていないのだけれど、どれの事かしら?」
「サイモンが昨日マリーちゃんに…」
クリスティーナ様がそこまで言った時にアレの事かと納得し、サイモン様のあの暴言が失礼だという事は分かるのかと少し安心もした、流石ヒロイン、話は通じないが悪い子ではないらしい。
「その事でしたら構いませんわ、あんな風に言われた事など無かったので驚きはしましたが、怒ってませんので」
「そうなの?本当に?」
「えぇ」
「じゃあクリスって呼んでくれる?」
「…呼び捨ては流石に、クリス様とお呼びしますわ」
「うん、ありがとうマリーちゃん」
流石ヒロイン、笑顔が眩しいわ、ちょっとアレなところはあるけど美少女だし、悪い子ではないし、この笑顔があれば確かに惚れるかもしれないわね、と若干心を許しかけていた私は気になっていた事を聞いてみた。
「ねぇクリス様、貴女どうしてそんなに私と仲良くなりたいの?」
「あっ、それはね!」
クリス様がそこまで言った時に、またしても「お前何でまたクリスと話してるんだよ!」とサイモン様が割り込んできた。
その瞬間私の隣に居たパトリック様が何か言おうとしたのを手で制し、令嬢スマイルで「朝の挨拶をしていただけですわ」とサイモン様に言って、パトリック様とリリアン様と話の続きをし始めた。
私のその様子に一応納得したのか、サイモン様は今度はクリス様に詰め寄っていた。
「ねぇクリス、朝は玄関ホールで待ち合わせしようって約束したじゃないか、どうして居なかったの?」
「サイモン、私達もう学園に入ったんだし、ずっと私と一緒にいなくてもいいんだよ?」
「僕はバージルさんに君の事を頼まれたし、それに君は純粋なんだ、何考えてるか分かんないヤツらと関わったら、いじめられるかもしれないだろ」
「そんなに心配しなくたって大丈夫だよ、お兄様に頼まれたのだって入学するまでじゃない」
後ろの席でそんな会話をされるもんだから、私とパトリック様とリリアン様は会話を切り上げ席についてホームルーム開始のベルが鳴るのをまった。
すると、それ程待つことなくベルが鳴り、ヴィンス先生が教室に入ってきた。
ホームルームの後、今日は必須科目の魔法学を勉強する日なので、クラス全員魔法学の学部棟へ移動し、講師の先生が来たのだが、その先生というのが、攻略対象マーク・シモンズ様のお父様で魔法師団長のエリック・シモンズ侯爵だった。
「初めまして、新入生の魔法学を担当する魔法師団長のエリックだ、講師が私で驚いた者もいるだろうが、一番大切な魔法学の初歩は変な癖がついても困るので私が担当している」
エリック様はそう挨拶するとすぐに授業に入った。
「まず魔法を使う為に必要なのは、魔力操作、これだけだ、魔力操作が上達すればそれだけ出来る事が増える、次にどうやって魔法を発動するかだが、一番分かりやすいのは手のひらに魔力を集め、発動したい魔法陣を描く、簡単だろ」
そう言ってエリック様はまず自身の魔力を感じ、手のひらに集める方法を教えてくれると、さっそく実践するように言い、皆必死でやり始めた。
私はまるで誰かが手助けしてくれたかのように、割とすぐ出来てしまった。
「ん?マリアンヌはもう出来たのか、筋が良いな」
「ありがとうございます」
「君はアリアンナから何か魔法について学んだか?」
「え?いえ特には、おまじない程度です」
「アリアンナが教えたまじないかぁ」
「何かまずいのですか?」
「いや、何でもない、気にしないでくれ」
お母様はエリック様にいったい何をしたのか、エリック様は眉間にしわを寄せると、私達に魔力操作の練習をしながら話を聞くように言った。
「先程も言ったが、魔力操作さえ出来れば後は魔法陣を描くだけだ、この魔法陣だが、もし新しい魔法陣を開発出来たりすれば、一躍時の人になれるから興味があれば頑張ってみるのも良いだろう、それと聖人、聖女と呼ばれる人達や、このクラスにはいないが、金色の瞳を持ったものが使える治癒、結界系の魔法は我々は使えないので、覚えておくように、ちなみに何故我々は使えないのかは今のところ不明だ」
エリック様のその説明を聞いて、確かにお母様は金色の瞳だし、新ヒロインのエレナ様も金色らしいから何か理由があるんだろうな、と思ったところで、そういえばキャシーも金色だったなと思い出した。
エレナ様がキャシーと仲がいいのも何か関係があるのかな、なんて思っていたらエリック様に「マリアンヌとパトリックは筋が良いから次の授業でやる簡単な魔法陣を描いてみるか」と言われ、エリック様が指を鳴らすと、私とパトリック様の目の前に魔法陣が現れた。
「その魔法陣を手本に自分の魔力で描いてみろ、上手くいけばそよ風程度の気流が発生する」
エリック様はそれだけ言うと別の生徒を見に行った。
私はまたすんなりと出来てしまい、エリック様の言う通りそよ風が発生した、パトリック様もしばらくしてから出来たようで、戻ってきたエリック様に「2人は半年くらいで初歩は修了しそうだな」と言われた。
「ところで先生この魔法陣消すにはどうしたら?」
「魔力を指に集めて鳴らせば消えるぞ」
言われた通りにすると本当に魔法陣は消えてそよ風は止まった。
エリック様が言うには指を鳴らすのはパフォーマンスの時と解除、あとショートカットに使うらしい、別に鳴らす必要はないが、慣れてしまうと便利でつい使ってしまうとの事だ。
「実際急に魔法をかけられたら驚くだろ?合図みたいなもんだな、ただし魔法での戦闘訓練となるとまた別だから、その辺が知りたければ魔法技術科に行って教わる事だ」
そんな感じで初めての魔法の授業は終わった。
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