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190話
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数千、数万の大軍に一人で立ち向かう、段蔵。大地を埋め尽くすほどの大軍が、段蔵の持つ長剣の一振りで、蟻の群れでも払うかのように一掃される。小山の上から勘助が一人傍観していた。
「次の敵は、今川じゃ。今、今川は、義元を殺され、右往左往しているに違いない。まず、駿府を落とせ!段蔵!好きなだけ、人を殺すがいい。人の感情の一切を封じ込め、人を殺める為だけの思考しか持たぬ、殺人兵器。どんな防具をも破壊しつくす最強の砕(サイ)防具(ボーグ)剣士!!!天才軍師山本勘助晴幸の最高傑作、行け段蔵!!!」
勘助の怒号が晴嵐となり、段蔵が纏う漆黒のマントを翻した。
「次の敵は、今川じゃ。今、今川は、義元を殺され、右往左往しているに違いない。まず、駿府を落とせ!段蔵!好きなだけ、人を殺すがいい。人の感情の一切を封じ込め、人を殺める為だけの思考しか持たぬ、殺人兵器。どんな防具をも破壊しつくす最強の砕(サイ)防具(ボーグ)剣士!!!天才軍師山本勘助晴幸の最高傑作、行け段蔵!!!」
勘助の怒号が晴嵐となり、段蔵が纏う漆黒のマントを翻した。
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