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想像力を働かせよう1
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「な、なにジュン顔が怖いよ」
笑顔のままキョーナに近付く。こんなの思い付いた俺って凄い、なんて自画自賛はしないけど。
御機嫌なのは確かだ。
「怖いよ、ジュン」
「失礼だな。笑顔だろ」
俺に怯えた振りをして、キョーナはジェシーの後ろに逃げた。
さっき一緒に馬に乗っていたせいなのか、二人はだいぶ仲良くなったみたいだ。町に行っても暫く一緒に行動するのだから仲が良いのは助かるけど、なんで逃げる?
え、本気で怯えてるわけじゃないよな。振りだよな。焦りながらキョーナに尋ねる。
「氷の牢獄覚えたいだろ」
「うん、でも。なんか怖い」
「確かになんだか怖いわ。ジュンちょっと離れて」
キョーナだけでなくジェシーまで怖い怖いとふざけ始めた。なんか、軽く傷付いたんだけど。
「折角スキルが無くても魔法を覚えられそうな練習方法、思いついたのになあ。じゃあ、やーめた。夕飯作りしよっかな」
「あ」
キョーナにやる気が無いなら、無理をして覚えさせる事もない。スキル無しに魔法を覚えるのは本人も骨だし、どうしてもすぐに覚えたいなら、キョーナは嫌がるだろうけどまた俺がポイント付与してやれば良いだけの話だ。
「さあて、今日は何を作ろうか……テリー?」
「俺、俺に教えてそれ。スキル無くても魔法覚えられるって。氷の牢獄以外でもいけるって事だろ」
予想外にテリーが食い付いてきた。
この人見た目は冷めた感じなのに、魔法の事になると結構貪欲だ。暑苦しい位に男気があるアルキナと元気なジェシーに挟まれた地味ポジションか、と失礼ながら考えてたんだけどなあ、どうも違うらしい。
「でも、覚えるまでは魔力と精神力をとんでもなく消費するぞ。いいのか」
俺は問題ないけどテリーが困るだろう。さっきだってアルキナに注意されていた。
キョーナの場合、護衛の契約を受けてるのが俺だけだから魔力が減っても問題ないだけだ。
「それは、今は護衛の仕事中だから困る」
だよな。ただでさえテリーは魔力が少ないんだし、それでやるのは無謀だし依頼を受けてる以上無責任だ。
「じゃあ町に着いてからなら頼んでもいいか、勿論講習料は払うし、必要ならギルドに依頼してちゃんとした指名依頼として」
「講習料貰うような話じゃないよ。あのさ、今は護衛もあるしスキル無しに魔法を覚えるのは無理だけど、持ってる魔法の詠唱短縮は出来るかもよ」
些細な事なのに金もらったり出来ないし、そんな事言うなら俺だって常識勉強するためにパーティーにキョーナを混ぜてもらうんだから、そっちの分のお礼をしなきゃだ。それは後で考えよう。
「詠唱短縮、俺に出来るのか?」
「やる気あるなら」
しょげてしまったテリーが気の毒で、ついそんな事を言う。
「詠唱短縮の方が難しいんじゃないのか。テリーに出来るのかよ。ていうか、そんなの簡単に人に教えようとするなよ。お人好しが過ぎるぞ」
「この位いいよ。テリーが一番得意な魔法は何」
「俺は火かな」
「ファイアーボールが得意って事?」
「うん。あとはウォーターボールも出来るよ」
使える魔法を教えるってありなのか? まあ、これからパーティーを組むならいいのかな。
ちょっと疑問に感じながら、馬車に乗せていた弓を取り出す。
「俺が弓を射るから、それに向かってファイアーボールでもウォーターボールでも打ってよ」
「え、うん」
「いくぞ」
「我は望むかの物へ火の神の怒り天より届けファイアーボール」
詠唱のタイミングがずれた。矢は天に向かって飛んだ後、力を失い落ちてきた。ファイアーボールは矢にかすりもせず、空中で消えてしまった。
「あーー。駄目だった」
「じゃあ、次は見てて」
力の限り弓を引き天に向かって矢を放つと同時に「ファイアーボール」と叫ぶ。
「あっ」
飛んでいく矢をファイアーボールの炎が包む、そして炎に包まれた矢は流れ星の様に光る尾をつけたまま地面へと落ちていった。
「どう? 分かった」
「なにがだよぉ」
「分かった。試験の時ジュンが弓矢を使った理由。的を射貫くのを具体的に見せるだけじゃ無かったんだな。本当過保護だな」
「ど、どういう事だよアルキナ」
うんうんと頷くアルキナに、動揺したテリーが噛みついた。本当にこの人は魔法に関しては積極的だ。あ、あと料理もか。
「つまり、ええと。なんだ。キョーナちゃんはライトニングを使うんだよ。だけど、ライトニングは一瞬で的を射貫くだろ。それだとわかんないだろ? あれ、なにがわかんないと駄目なんだ?」
アルキナ惜しいっ。まあ、アルキナは剣士だし。イメージする力は必要ないけど。
「ジュン。ライトニングやってみせて」
テリーが積極的だ。何も見逃さないと言わんばかりに俺の手元を見てる。
「詠唱短縮でいいのかな」
「取りあえず、詠唱有りで」
「行くぞ。我は望む、彼の物へ天の怒りよ降り注げライトニング」
弓を引きながら詠唱を始め、矢を放つと同時にライトニングの魔法を打つ。
「すげえ」
「見事に雷ですね。落雷ではなく飛んでいく雷ですが」
見えやすいように少し角度を下げ放った矢は、ライトニングの光と共に遙か彼方まで飛んでいった。
「あれをよっく覚えておいて、次詠唱短縮。ライトニング」
詠唱短縮でも魔法を打つタイミングは同じ。飛んでいく矢の状態も同じだ。
段々日が暮れてきて、暗くなってきた空にライトニングの光は明るく、かなり遠くまで見える。
「ジュン、ファイアーボールもいいか」
「うーん。あまり遠くまで飛ばすのは問題だから、真上にあげるぞ」
弓を引きライトニングと同じタイミングで「ファイアーボール」と叫ぶ。
「うわっ」
「明るいわねえ。あ、落ちてきた」
一度天に向かって飛んでいった炎の矢は、勢いを失い目の前に落ちてきた。
「出来そう?」
「ジュンが言いたいこと、理解出来たような出来ないような」
テリーは消化不良の様な感じなのか、首をかしげながら何やらブツブツと呟いている。
「まあ、取りあえずは今の様子を何度も頭の中で思い描いてみてよ。自分があれをやる様子を思い描くんだ。それが第一歩だ」
イメージしろって、俺が日本にいる友達や杏に伝えるのは簡単だけど、この世界は映像も無いし言葉だけで伝えるのは難しい。
「ジュン」
「ん」
「ライトニングの時ね、試験の時」
いつの間にか俺の所に来ていたキョーナは、俺のマントをぎゅっと掴みながら真剣な顔で話し始めた。
さっきジェシーの後ろに隠れた時とは全然違う顔、さっきのはやっぱりふざけてたんだな。うん、怯えてたと思うと寂しいから、ふざけてたんだと思うことにしよう。
「あの時、ジュンが矢を打ってくれたのを思い出しながらライトニングを使ったんだよ。一回一回、そうすると魔力調整が上手く出来たの。今日の試験の最後もね、ジュンが沢山的を消したのを思い出してやったら出来たんだよ」
「そうか」
やっぱりキョーナは勘が良いんだな。こういうのって個人的な素質の違いなんだろうか。
「じゃあ俺がさっき何を思いついたか分かる?」
「ええと。なんだろう。氷、氷の出来方とか?」
おお、近い近い。そんな感じだ。さすがキョーナ。
あ、そうだ。今日の夕飯はあれにしよう。
「じゃあ、キョーナはどうしたら上手く氷の牢獄が出来るようになると思う?」
「え、ええと」
「寝るときに答えを教えるよ、それまでよーく考える事」
どうしたら魔法が上手くなるのか、考える事も大事だよな。
キョーナに足りないのは経験だし。
「大丈夫かな」
「うん。考える。ジュン、さっきは怖いってふざけてごめんなさい」
あ、良かった。ふざけてたんだ。
「キョーナに怖がられてたら、俺泣いちゃうなあ」
「ほ、本気じゃないよ。ちょっとジュンの笑顔が、あの」
「ん?」
「なんかあの、ごめんなさいなんでもないのー。ジェシー助けてぇ」
なぜかキョーナがジェシーに助けを求める。
あれ、ふざけてたんだよな?
「キョーナちゃん。よしよし、いいのよ本当の事言っても」
「ジェシー?」
「ジュン、悪いけどさっきの顔は変だったわ。にやにや笑って変態親父みたい」
へ、変態親父。
そ、そんな。
あまりのショックに俺はへなへなと地面にしゃがみ込む。俺はまだ十代なのに、親父って、しかも変態って。
「ジュ、ジュン! 違うよそんな風に思ってないからね、ちょっと気持ち悪、うわぁん。ジュンごめんなさいっ」
何だろう。色んな事がショックで、俺は立ち直れそうになかった。
笑顔のままキョーナに近付く。こんなの思い付いた俺って凄い、なんて自画自賛はしないけど。
御機嫌なのは確かだ。
「怖いよ、ジュン」
「失礼だな。笑顔だろ」
俺に怯えた振りをして、キョーナはジェシーの後ろに逃げた。
さっき一緒に馬に乗っていたせいなのか、二人はだいぶ仲良くなったみたいだ。町に行っても暫く一緒に行動するのだから仲が良いのは助かるけど、なんで逃げる?
え、本気で怯えてるわけじゃないよな。振りだよな。焦りながらキョーナに尋ねる。
「氷の牢獄覚えたいだろ」
「うん、でも。なんか怖い」
「確かになんだか怖いわ。ジュンちょっと離れて」
キョーナだけでなくジェシーまで怖い怖いとふざけ始めた。なんか、軽く傷付いたんだけど。
「折角スキルが無くても魔法を覚えられそうな練習方法、思いついたのになあ。じゃあ、やーめた。夕飯作りしよっかな」
「あ」
キョーナにやる気が無いなら、無理をして覚えさせる事もない。スキル無しに魔法を覚えるのは本人も骨だし、どうしてもすぐに覚えたいなら、キョーナは嫌がるだろうけどまた俺がポイント付与してやれば良いだけの話だ。
「さあて、今日は何を作ろうか……テリー?」
「俺、俺に教えてそれ。スキル無くても魔法覚えられるって。氷の牢獄以外でもいけるって事だろ」
予想外にテリーが食い付いてきた。
この人見た目は冷めた感じなのに、魔法の事になると結構貪欲だ。暑苦しい位に男気があるアルキナと元気なジェシーに挟まれた地味ポジションか、と失礼ながら考えてたんだけどなあ、どうも違うらしい。
「でも、覚えるまでは魔力と精神力をとんでもなく消費するぞ。いいのか」
俺は問題ないけどテリーが困るだろう。さっきだってアルキナに注意されていた。
キョーナの場合、護衛の契約を受けてるのが俺だけだから魔力が減っても問題ないだけだ。
「それは、今は護衛の仕事中だから困る」
だよな。ただでさえテリーは魔力が少ないんだし、それでやるのは無謀だし依頼を受けてる以上無責任だ。
「じゃあ町に着いてからなら頼んでもいいか、勿論講習料は払うし、必要ならギルドに依頼してちゃんとした指名依頼として」
「講習料貰うような話じゃないよ。あのさ、今は護衛もあるしスキル無しに魔法を覚えるのは無理だけど、持ってる魔法の詠唱短縮は出来るかもよ」
些細な事なのに金もらったり出来ないし、そんな事言うなら俺だって常識勉強するためにパーティーにキョーナを混ぜてもらうんだから、そっちの分のお礼をしなきゃだ。それは後で考えよう。
「詠唱短縮、俺に出来るのか?」
「やる気あるなら」
しょげてしまったテリーが気の毒で、ついそんな事を言う。
「詠唱短縮の方が難しいんじゃないのか。テリーに出来るのかよ。ていうか、そんなの簡単に人に教えようとするなよ。お人好しが過ぎるぞ」
「この位いいよ。テリーが一番得意な魔法は何」
「俺は火かな」
「ファイアーボールが得意って事?」
「うん。あとはウォーターボールも出来るよ」
使える魔法を教えるってありなのか? まあ、これからパーティーを組むならいいのかな。
ちょっと疑問に感じながら、馬車に乗せていた弓を取り出す。
「俺が弓を射るから、それに向かってファイアーボールでもウォーターボールでも打ってよ」
「え、うん」
「いくぞ」
「我は望むかの物へ火の神の怒り天より届けファイアーボール」
詠唱のタイミングがずれた。矢は天に向かって飛んだ後、力を失い落ちてきた。ファイアーボールは矢にかすりもせず、空中で消えてしまった。
「あーー。駄目だった」
「じゃあ、次は見てて」
力の限り弓を引き天に向かって矢を放つと同時に「ファイアーボール」と叫ぶ。
「あっ」
飛んでいく矢をファイアーボールの炎が包む、そして炎に包まれた矢は流れ星の様に光る尾をつけたまま地面へと落ちていった。
「どう? 分かった」
「なにがだよぉ」
「分かった。試験の時ジュンが弓矢を使った理由。的を射貫くのを具体的に見せるだけじゃ無かったんだな。本当過保護だな」
「ど、どういう事だよアルキナ」
うんうんと頷くアルキナに、動揺したテリーが噛みついた。本当にこの人は魔法に関しては積極的だ。あ、あと料理もか。
「つまり、ええと。なんだ。キョーナちゃんはライトニングを使うんだよ。だけど、ライトニングは一瞬で的を射貫くだろ。それだとわかんないだろ? あれ、なにがわかんないと駄目なんだ?」
アルキナ惜しいっ。まあ、アルキナは剣士だし。イメージする力は必要ないけど。
「ジュン。ライトニングやってみせて」
テリーが積極的だ。何も見逃さないと言わんばかりに俺の手元を見てる。
「詠唱短縮でいいのかな」
「取りあえず、詠唱有りで」
「行くぞ。我は望む、彼の物へ天の怒りよ降り注げライトニング」
弓を引きながら詠唱を始め、矢を放つと同時にライトニングの魔法を打つ。
「すげえ」
「見事に雷ですね。落雷ではなく飛んでいく雷ですが」
見えやすいように少し角度を下げ放った矢は、ライトニングの光と共に遙か彼方まで飛んでいった。
「あれをよっく覚えておいて、次詠唱短縮。ライトニング」
詠唱短縮でも魔法を打つタイミングは同じ。飛んでいく矢の状態も同じだ。
段々日が暮れてきて、暗くなってきた空にライトニングの光は明るく、かなり遠くまで見える。
「ジュン、ファイアーボールもいいか」
「うーん。あまり遠くまで飛ばすのは問題だから、真上にあげるぞ」
弓を引きライトニングと同じタイミングで「ファイアーボール」と叫ぶ。
「うわっ」
「明るいわねえ。あ、落ちてきた」
一度天に向かって飛んでいった炎の矢は、勢いを失い目の前に落ちてきた。
「出来そう?」
「ジュンが言いたいこと、理解出来たような出来ないような」
テリーは消化不良の様な感じなのか、首をかしげながら何やらブツブツと呟いている。
「まあ、取りあえずは今の様子を何度も頭の中で思い描いてみてよ。自分があれをやる様子を思い描くんだ。それが第一歩だ」
イメージしろって、俺が日本にいる友達や杏に伝えるのは簡単だけど、この世界は映像も無いし言葉だけで伝えるのは難しい。
「ジュン」
「ん」
「ライトニングの時ね、試験の時」
いつの間にか俺の所に来ていたキョーナは、俺のマントをぎゅっと掴みながら真剣な顔で話し始めた。
さっきジェシーの後ろに隠れた時とは全然違う顔、さっきのはやっぱりふざけてたんだな。うん、怯えてたと思うと寂しいから、ふざけてたんだと思うことにしよう。
「あの時、ジュンが矢を打ってくれたのを思い出しながらライトニングを使ったんだよ。一回一回、そうすると魔力調整が上手く出来たの。今日の試験の最後もね、ジュンが沢山的を消したのを思い出してやったら出来たんだよ」
「そうか」
やっぱりキョーナは勘が良いんだな。こういうのって個人的な素質の違いなんだろうか。
「じゃあ俺がさっき何を思いついたか分かる?」
「ええと。なんだろう。氷、氷の出来方とか?」
おお、近い近い。そんな感じだ。さすがキョーナ。
あ、そうだ。今日の夕飯はあれにしよう。
「じゃあ、キョーナはどうしたら上手く氷の牢獄が出来るようになると思う?」
「え、ええと」
「寝るときに答えを教えるよ、それまでよーく考える事」
どうしたら魔法が上手くなるのか、考える事も大事だよな。
キョーナに足りないのは経験だし。
「大丈夫かな」
「うん。考える。ジュン、さっきは怖いってふざけてごめんなさい」
あ、良かった。ふざけてたんだ。
「キョーナに怖がられてたら、俺泣いちゃうなあ」
「ほ、本気じゃないよ。ちょっとジュンの笑顔が、あの」
「ん?」
「なんかあの、ごめんなさいなんでもないのー。ジェシー助けてぇ」
なぜかキョーナがジェシーに助けを求める。
あれ、ふざけてたんだよな?
「キョーナちゃん。よしよし、いいのよ本当の事言っても」
「ジェシー?」
「ジュン、悪いけどさっきの顔は変だったわ。にやにや笑って変態親父みたい」
へ、変態親父。
そ、そんな。
あまりのショックに俺はへなへなと地面にしゃがみ込む。俺はまだ十代なのに、親父って、しかも変態って。
「ジュ、ジュン! 違うよそんな風に思ってないからね、ちょっと気持ち悪、うわぁん。ジュンごめんなさいっ」
何だろう。色んな事がショックで、俺は立ち直れそうになかった。
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