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番外編
ほのぼの日常編2 くもさんはともだち52(蜘蛛視点)
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「ウィンストン公爵閣下、ニール様、この度は閣下のお孫様の婚約者候補殿の養育という大役を賜りました事、このエベラルド・ブレガ生涯の誉れと馳せ参じました」
朝から色々あり過ぎたが、ロニーとの最後の朝食を皆一緒に取ってすぐブレガ侯爵の到着を知らされた蜘蛛と主とダニエラは、応接室の隣にある小部屋で、父上殿達と挨拶しているブレガ侯爵の様子を見ていた。
「ブレガ侯爵、此度は無理を言ったな」
「無理など、とんでもない事でございます。不肖ブレガ、閣下のお役に立てるのであれば身命を賭す覚悟をしております。どうぞ何なりとお申し付け下さい」
隠し部屋から隣の応接室にいるブレガ侯爵を見ているだけで、蜘蛛は何だか疲れが溜まっていく様な気持ちになってくる。
ロニーの養父となるブレガ侯爵は、何と言うか暑苦しい印象の男だった。
茶色の髪と瞳というこの国にありがちな容姿で、体つきはがっしりとしている。
確かブレガ侯爵は父上殿と年がそう変わらない筈だが、少し年上の印象を受ける。
ウィンストン公爵家、というより王家の血を受け継いでいる者の顔立ちは美麗だ。
父上殿第一主義の国王も、蜘蛛の敵である王妃や第一王子達も、残念ながら綺麗な顔立ちの傾向ではある。
似た様な、というか彼らも顔の基本は同じなのかもしれないが、ウィンストン公爵家の者の顔の綺麗さは突き抜けている様に魔物の蜘蛛の目にも映っている。
「主、あれがロニーの養父になるのか」
「ディーン、お父様とお兄様が信頼している方なのよね?」
今にも父上殿の前に跪きそうな様子を見せているブレガ侯爵を呆れて見つめる蜘蛛と、不安という気持ちを隠せずにいるダニエラに、主は「彼はウィストン公爵家に害になる様な事はしない」と言い切った。
「お父様に傾倒? 心酔? しているのは見ていて分かるけれど、ロニーを任せて大丈夫なのかしら」
ダニエラが何を心配しているのか、蜘蛛には良く分かる。
あれは、主が舞い上がっている時以上の舞い上がり振りだ。
「父上と兄上に信頼されて任されるのだから、ブレガ侯爵の気持ちは分かる」
蜘蛛とダニエラの心配は、主には通じていないらしい。
主はなんというか、少し羨ましそうな顔でブレガ侯爵を見ている様に思う。
「ロニーを大切にしてくれるならいいけれど」
「ダニエラ、心配なら蜘蛛の分身をロニーに付けてやってもいいぞ」
ロニーがマチルディーダの婚約者候補となるのなら、その成長を確認するのは主の使役獣である蜘蛛の役目だ。
蜘蛛の分身の一体は王妃の体を操っている。
あれは常に王妃の体を操っているから蜘蛛にも負荷が大きいが、ロニーの周辺を監視する程度なら造作もない仕事だ。
それでダニエラが安心するなら、蜘蛛はいくらでも分身を作る。
「そうね。……時々様子を見に行って貰う事は出来る?」
「ああ、主いいか」
「ダニエラが望むなら、それが最優先だ」
主は、きっぱりと言い切るが、その判断基準はどうなのだろうと蜘蛛は思う。
まあ、ダニエラも蜘蛛の主みたいなものだから、ダニエラの望みは主の望みと考えても良いのかもしれない。
「ありがとう、ディーン。私心配が過ぎるわね。なるべくあなたに無理をさせない様にしたいのに、駄目ね私」
「あなたの望みを叶える喜びを私に与えて下さらないのですか」
望みを叶える喜びといいうのは、妻に与えられるものなのか?
蜘蛛は賢く主から疑問と視線を逸らして、応接室の様子を探る。……が、応接室にいるブレガ侯爵は主の何倍も暑苦しく……なんて言うか見ているだけで疲れる存在になっていた。
「ブレガ侯爵、そこまで大袈裟に考えずともいい。侯爵の為人は十分分かっている」
無表情の父上殿は、全く感情の込めていない言葉をブレガ侯爵に向けているが、舞い上がっているブレガ侯爵にはそんな事はどうでもいいのだろう。
「私の為人を分かって下さっている! ああ、私はこの日の為に今まで生きていたのかもしれませんっ」
いい年をした男が言うには、あまりな言葉に蜘蛛は背筋が寒くなる思いがする。
こんな男に預けて本当に大丈夫なのかと、ちらりとダニエラを見れば同じ不安を持った様な様子でこちらを見ていた。
「ディーン、私ブレガ侯爵を良く知らないの。彼のあれはいつもなのかしら」
「私はブレガ侯爵の令嬢の方が詳しいのですが、彼女は父親似の様です」
ブレガ侯爵の娘は、主とニール様と同級だった。
彼女はニール様を慕っている者の一人だ。
「ブレガ侯爵はお父様、その娘はお兄様に心酔しているというわけね」
ため息と共にダニエラは主に確認し、主の頷きでがっくりと肩を落とした。
「ダニエラ。ニール兄上は同級の令嬢令息すべてを魅了していたと言っても過言ではありません。学生時代の父上も多分同じだったのではありませんか?」
「そうね、お父様の場合陛下がその筆頭だけど、その他はブレガ侯爵の様に心酔していたのでしょうね」
ブレガ侯爵と話す前からダニエラは疲れ切っている様だが、ダニエラだって主と第一王子に執着されているのだからこれはもうウィンストン公爵家の血には魅了の能力があるとしか考えられない。
王家の血というのは執着の血だと思っていたが、執着される者と執着する者に分かれるのかもしれないな。
マチルディーダにはロニー、アデライザに執着しているのは今のところジェリンドだけだが、今後どうなるか分からないな。
蜘蛛も十分気を付けていなければ。
「父上もニール兄上もとても魅力ある方ですから、皆が崇めたくなるのは当然です」
「ディーンもお兄様に心酔しているものね」
苦笑しつつダニエラがそう言うと「はい。あ、いえ、あの私は」と主が慌てだした。
「ふふ、いいのよ。ディーンの一番は私だって分かっているわ」
主の失言を笑って許しながら、ダニエラの疲れが酷くなった様に蜘蛛には見えたのだった。
※※※※※※
近況ボードでご連絡したつもりで、すっかり忘れていましたが、諸々忙しくて更新がストップしていて申し訳ありません。
やっと落ち着いてきたので、今週から更新再開します。
朝から色々あり過ぎたが、ロニーとの最後の朝食を皆一緒に取ってすぐブレガ侯爵の到着を知らされた蜘蛛と主とダニエラは、応接室の隣にある小部屋で、父上殿達と挨拶しているブレガ侯爵の様子を見ていた。
「ブレガ侯爵、此度は無理を言ったな」
「無理など、とんでもない事でございます。不肖ブレガ、閣下のお役に立てるのであれば身命を賭す覚悟をしております。どうぞ何なりとお申し付け下さい」
隠し部屋から隣の応接室にいるブレガ侯爵を見ているだけで、蜘蛛は何だか疲れが溜まっていく様な気持ちになってくる。
ロニーの養父となるブレガ侯爵は、何と言うか暑苦しい印象の男だった。
茶色の髪と瞳というこの国にありがちな容姿で、体つきはがっしりとしている。
確かブレガ侯爵は父上殿と年がそう変わらない筈だが、少し年上の印象を受ける。
ウィンストン公爵家、というより王家の血を受け継いでいる者の顔立ちは美麗だ。
父上殿第一主義の国王も、蜘蛛の敵である王妃や第一王子達も、残念ながら綺麗な顔立ちの傾向ではある。
似た様な、というか彼らも顔の基本は同じなのかもしれないが、ウィンストン公爵家の者の顔の綺麗さは突き抜けている様に魔物の蜘蛛の目にも映っている。
「主、あれがロニーの養父になるのか」
「ディーン、お父様とお兄様が信頼している方なのよね?」
今にも父上殿の前に跪きそうな様子を見せているブレガ侯爵を呆れて見つめる蜘蛛と、不安という気持ちを隠せずにいるダニエラに、主は「彼はウィストン公爵家に害になる様な事はしない」と言い切った。
「お父様に傾倒? 心酔? しているのは見ていて分かるけれど、ロニーを任せて大丈夫なのかしら」
ダニエラが何を心配しているのか、蜘蛛には良く分かる。
あれは、主が舞い上がっている時以上の舞い上がり振りだ。
「父上と兄上に信頼されて任されるのだから、ブレガ侯爵の気持ちは分かる」
蜘蛛とダニエラの心配は、主には通じていないらしい。
主はなんというか、少し羨ましそうな顔でブレガ侯爵を見ている様に思う。
「ロニーを大切にしてくれるならいいけれど」
「ダニエラ、心配なら蜘蛛の分身をロニーに付けてやってもいいぞ」
ロニーがマチルディーダの婚約者候補となるのなら、その成長を確認するのは主の使役獣である蜘蛛の役目だ。
蜘蛛の分身の一体は王妃の体を操っている。
あれは常に王妃の体を操っているから蜘蛛にも負荷が大きいが、ロニーの周辺を監視する程度なら造作もない仕事だ。
それでダニエラが安心するなら、蜘蛛はいくらでも分身を作る。
「そうね。……時々様子を見に行って貰う事は出来る?」
「ああ、主いいか」
「ダニエラが望むなら、それが最優先だ」
主は、きっぱりと言い切るが、その判断基準はどうなのだろうと蜘蛛は思う。
まあ、ダニエラも蜘蛛の主みたいなものだから、ダニエラの望みは主の望みと考えても良いのかもしれない。
「ありがとう、ディーン。私心配が過ぎるわね。なるべくあなたに無理をさせない様にしたいのに、駄目ね私」
「あなたの望みを叶える喜びを私に与えて下さらないのですか」
望みを叶える喜びといいうのは、妻に与えられるものなのか?
蜘蛛は賢く主から疑問と視線を逸らして、応接室の様子を探る。……が、応接室にいるブレガ侯爵は主の何倍も暑苦しく……なんて言うか見ているだけで疲れる存在になっていた。
「ブレガ侯爵、そこまで大袈裟に考えずともいい。侯爵の為人は十分分かっている」
無表情の父上殿は、全く感情の込めていない言葉をブレガ侯爵に向けているが、舞い上がっているブレガ侯爵にはそんな事はどうでもいいのだろう。
「私の為人を分かって下さっている! ああ、私はこの日の為に今まで生きていたのかもしれませんっ」
いい年をした男が言うには、あまりな言葉に蜘蛛は背筋が寒くなる思いがする。
こんな男に預けて本当に大丈夫なのかと、ちらりとダニエラを見れば同じ不安を持った様な様子でこちらを見ていた。
「ディーン、私ブレガ侯爵を良く知らないの。彼のあれはいつもなのかしら」
「私はブレガ侯爵の令嬢の方が詳しいのですが、彼女は父親似の様です」
ブレガ侯爵の娘は、主とニール様と同級だった。
彼女はニール様を慕っている者の一人だ。
「ブレガ侯爵はお父様、その娘はお兄様に心酔しているというわけね」
ため息と共にダニエラは主に確認し、主の頷きでがっくりと肩を落とした。
「ダニエラ。ニール兄上は同級の令嬢令息すべてを魅了していたと言っても過言ではありません。学生時代の父上も多分同じだったのではありませんか?」
「そうね、お父様の場合陛下がその筆頭だけど、その他はブレガ侯爵の様に心酔していたのでしょうね」
ブレガ侯爵と話す前からダニエラは疲れ切っている様だが、ダニエラだって主と第一王子に執着されているのだからこれはもうウィンストン公爵家の血には魅了の能力があるとしか考えられない。
王家の血というのは執着の血だと思っていたが、執着される者と執着する者に分かれるのかもしれないな。
マチルディーダにはロニー、アデライザに執着しているのは今のところジェリンドだけだが、今後どうなるか分からないな。
蜘蛛も十分気を付けていなければ。
「父上もニール兄上もとても魅力ある方ですから、皆が崇めたくなるのは当然です」
「ディーンもお兄様に心酔しているものね」
苦笑しつつダニエラがそう言うと「はい。あ、いえ、あの私は」と主が慌てだした。
「ふふ、いいのよ。ディーンの一番は私だって分かっているわ」
主の失言を笑って許しながら、ダニエラの疲れが酷くなった様に蜘蛛には見えたのだった。
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