上 下
38 / 244

何も望まない、あなたの愛以外は(ディーン視点)

しおりを挟む
 望むなど、期待する等虚しいだけだと嫌という程分かっていたのに、私は愚かにももしかしたらと思い、願い、そして否定された。

『ピーターではなくお前が死ねば良かったのに』

 兄の遺体を、義理の姉であるダニエラと共に領地へと運んだ。

 領地には成人して以後殆ど戻っていなかった。
 私は幼い頃から母に疎まれ生きてきた。
 侯爵家の次男として生まれ、幼い頃は母が兄だけを大切にしているのは自分が兄に劣っているせいだと勘違いしていた。
 だから勉強も剣術も魔法も必死に勉強した。
 食事の時母が私に声を掛けて下さらないのは、食事の作法が完璧ではないせいだと落ち込み。
 いくら家庭教師に覚えがいいと褒められても、私に興味すら持ってもらえないのは兄がもっと優秀だったからなのかと誤解した。

 手のひらに出来たまめを何度も潰しながら剣を振るい、体力をつけるため早朝から屋敷の庭で走り込みを行った。
 学校に通う様になり、教師達は私を褒めてくれた。
 成績は常に上位を維持していた。
 試験で一位を取れなかったのは、義理の姉ダニエラの兄であるニールがいたせいだ。
 彼は出来ない事がないのではないかという程に優秀で、私がどうしても勝てない相手だった。
 
 ニールは私の友人だ。
 彼の貴族的な考え方は、母に愛情を求める自分の甘さを粉々に砕いてくれた。
 彼の考えを知る様になって、私は母が私に愛情を向けてくれないのは勉強が出来ないからでも剣術の腕が未熟だからでもないと分かる様になった。
 いいや、元々分かっていた。ただそれを理解し認めたくなかっただけだ。
 
 私が私であるから、母は愛してくれないのだ。
 母は兄だけが大切なのだと。

『ピーターではなくお前が死ねば良かったのに』

 長年の片思いの相手、兄の妻ダニエラ。
 皮肉なことにダニエラと初めて同じ馬車に乗っての領地に向う旅は、兄の遺体を運ぶ為のものだった。

 ダニエラの侍女のメイナとメイドのタオは同乗してはいるが、狭い馬車の中ずっと思っていた人と一緒に居られるのは幸せで、兄が亡くなったというのにそんな不謹慎な気持ちでいた罰なのか、久しぶりに会った母は私に酷い言葉を投げつけたのだった。

『ピーターではなくお前が死ねば良かったのに』

 ダニエラが母へ離れへの隔離を言い渡し、父とダニエラと三人での晩餐を終えた後、私は父と少しだけ話をした。
 父と話をしているその間も母の言葉が頭から離れず、苦しくて仕方なかった。
 その暴言を側で聞いていた筈の父は、何も言ってはくれなかった。
 思えば父が口にするのは家の繁栄の事だけで、兄のことも私のことも昔から無関心だった。
 私だけでなく兄にも関心が無かったから、母へ求めていた愛が父には最初から期待していなかっただけだったのかもしれないと今更ながらに気がついた。

「私は馬鹿だな」

 父の部屋を出た後、自室がある別館に戻る気になれず気がつくと足はダニエラの部屋に向いていた。
 一度も入ったことがないダニエラの部屋、けれど場所だけは知っている。
 まだ眠るには早いとはいえ、気軽に訪れていい時間ではない。
 扉の前で躊躇して、けれど一人でいるのは耐えきれず扉を叩いてしまった。

「どうか、少しだけこのままでいさせて下さい」

 ダニエラは突然やってきた私の願いを叶え、人払いまでしてくれた。
 だからつい甘えてしまったんだ、いいや甘えではない。
 私はダニエラの優しさに縋ってしまったんだ。

 拒絶される恐怖を感じながらも、苦しさに耐えきれず無言でいる私に背を向けて窓辺に向うその細い背中を、抱きしめてしまった。

「ディーン?」
「お願いだ、ほんの少しの間だけ」

 拒絶されて当然の事をしていながら、嫌われたくないと心の中で叫ぶ。
 母だけでなく、ダニエラにまで拒絶されたら私はどうしたらいいのだろう。

「嫌よ」
「……すまない」
「嫌なの、だから少しだけ力を緩めて」

 拒絶の言葉に、あぁダニエラにも期待してはいけなかったのだと知る。
 だが謝りながら離れられずにいる私に、ダニエラは嫌だと言いながら抵抗せずにそう言うから、祈る気持ちにで少しだけ腕の力を緩めると、腕の中で向きを変えダニエラの細い腕が私の背中に回された。

「ダニエラ?」

 信じられない思いで、私はダニエラを見下ろした。
 離れずに、抵抗せずに、それどころかダニエラの細い腕は私を抱きしめている。

「初めてあなたが私に触れてくれるのだから、この方がいいわ。顔が見えないままなのは嫌」
「許してくれるの?」

 実の母にお前が死ねば良かったと言われる様な私を、ダニエラは拒絶しないでいてくれるのか。
 
 どんな奇跡が起きたと言うのだろう。
 神の存在等、信じたことは無かった。
 どんなに辛く悲しい時も、神は私を助けてはくれなかった。

 だが、神よ。
 私の様な者にこんな奇跡を、神は与えてくれ様としているのか。

 ダニエラは拒絶しないどころか、受け入れてくれた。
 それがまだ信じられなくて恐る恐る尋ねると、ダニエラは幼い子供に諭す様に、私を見上げ小さく笑ってくれた。

「これ以上は駄目よ。まだ私は夫をちゃんと弔っていない未亡人で、あなたの義理の姉ですからね」
「うん」

 それでもいい。
 私を拒絶しないなら、受け入れてくれるなら。

「辛い? それとも苦しい?」

 いい大人が泣きたいのを我慢しているなど知らないだろうに、ダニエラは私を見上げて尋ねる。

 こんなに細くて小さかったんだ。
 兄の妻だった彼女が、今腕の中にいて私を心配してくれている。それが嬉しすぎて、心を誤魔化せなかった。

「辛いし苦しい。自分がいい年をしていながら愚かな子供で、馬鹿で」
「ディーン」

 こんな事を言ったら呆れられるかもしれない。
 情けない男だと、幻滅されるかもしれない。
 だけど、一人では抱え込んでいられなくて、年下の彼女に打ち明けてしまう。

「兄が亡くなったからと、母に期待した訳ではない。そんな感情はとうの昔に消え去っていた。でも、未だに母の言動に振り回されてしまう。おかしいでしょう? 母が言う様に兄ではなく私が死ねばよかったのか? そうすればあの人は満足だったと?」

 母はダニエラの前ですら私を厭うのを取り繕おうとしなかったから、私が母から疎まれているのは当然知っていたし、先程の暴言も聞いていたから私が何に対して悲しんでいるのか十分に理解してくれていた。

「いいえ、違うわ。あなたが死ねば良かったなんて、そんなことある筈がないわ」

 優しいダニエラは、私が欲しい言葉をくれる。
 私を抱きしめて、子供をあやす様に背中を撫でてくれる。
 両親にもされたことの無い、優しい抱擁。
 一度も知る事は無かった、優しい温度に鼻の奥がツンと痛くなる。

「子供はいつまでたっても親の前では子供のままよ。母親から心無い言葉を言われたら、傷付いて当たり前だわ」
「ダニエラ」
「私はディーンが死ねば良かったなんて思わないわ。ピーターが亡くなったのは不幸な出来事だけれど、だからと言ってあなたが死んで、ピーターが助かれば良かったなど思わないわ。そんなこと思う筈がないわ」
「ダニエラ、でも」
「ねえ、お義母様ではなく、私があなたに生きていて欲しいと思うのは嫌かしら?」
「嫌なんて思わない。あなたに望まれるなら本望だ」

 ああ、涙が溢れそうだ。
 どうしてあなたはそんなに優しいのだろう。
 あなたはまだ私を思ってくれていないのに、まだ兄の妻なのに、それでもこんなに私を労ってくれる。

「悲しいなら泣いていいのよ。でも私以外の女の前では駄目よ」

 優しいダニエラは、心を偽りそんな事を言う。
 私が心の底から望む、私への愛を持っているかの様に、まるで私を好いてくれているみたいに。
 独占欲を持った恋人の様に、可愛い事を言ってくれるなんて。

「私を妻にするなら誓って」
「誓います。他の誰の前でも涙は見せない。あなただけだ」

 誓ってと言う可愛い顔が自分に向けられているのが信じられなくて、夢なら覚めない様にと急いで誓うと、彼女の存在を確かめる様にそっと自分の頬を彼女の額に触れさせた。
 温かい、彼女の温度に涙が零れそうになる。

「私を妻にするなら誓って」
「誓います。他の誰の前でも涙は見せない。生涯あなただけだ」

 今離れてしまったら、この奇跡は消えてなくなってしまうかもしれない。
 私は驚き恐れながら急いで誓うと、そっと自分の頬をダニエラの額に摺り寄せる。
 少しでもダニエラの体温を肌を感じたい、これが幻ではないのだと感じたい。

「愛してます。あなたにはその感情は無いと知っていますが、どうか私があなたを愛する事を許してください。私の手を拒まないで」

 本心から愛されなくてもいい。
 心を向けられないのは母で慣れているから、本心からの愛なんてそんな奇跡は望まない。
 でもせめて私の思いを拒絶しないで欲しい。
 その思いを告げると、ダニエラは素晴らしい笑顔で私の願いを拒否した。

「許さないわ」
「え」
「そんな自信のない告白など、私に言わないで。あなたは私を愛し守ると誓って求婚してくれたのに、その愛はそんなに自信のないものなの。ねえ、あなたのあの誓いはそんなに軽く自信がないものなの?」
「違うっ、私は本気で」
「なら言いなさい。私をずっと愛し続けると、私を生涯夢中にさせ続けてみせると。だから私も同じ愛を返せと」

 それは、それではまるで。

 信じられない、これは本当に現実なのか。
 私は失望のあまり、自分に都合のいい夢を見ているわけではないのか。
 ダニエラが私の気持ちを受け入れてくれるだけでなく、私の思いを拒絶しないどころか彼女に、ダニエラに私を愛して欲しいと願ってもいいなんて。
 ダニエラに私を思って欲しい等、本当に望んでいいのだろうか。
 私ごときをダニエラが本当に思ってくれる? 私がダニエラを思う様に、同じ様に私に愛を返せと、そんな大それた望みを、私なんかが望んでもいいのだろうか。

「夢中になってくれますか」

 恐る恐るそう聞いてしまうのは、まだ夢ではないかと疑っているからだ。
 だってあまりにも私に都合が良すぎる、私を愛してくれる? ずっとずっと思っていた人が、手に入ることは無いと諦めていた人からの愛を与えられる。
 そんなのは夢だ、幻だ。
 私が幸せになれる筈がない。
 だけど願わずにはいられなくて、浅ましい期待を口にしてしまう。

「あなたが私をそうするのよ。私が欲しいならあなたは私を愛し私から愛される努力をし続けるの」

 ダニエラは私の浅ましさ等分かりきった顔で、そんな嬉しい言葉をくれたのだ。

「努力します。一生、そしたら愛してくれますか」

 あなたに愛されるためなら、どんな努力だって惜しまない。
 命を捧げろと言うなら、今すぐこの命を捧げる。
 火の中に飛び込めと言われても、ドラゴンを退治しろと言われても、あなたがそれで愛してくれるならなんだってする。

「ディーン、覚えておいて。あなたを喜ばせるのも泣かせるのも幸せにするのも、この私よ」
「ダニエラ、あなたは私を幸せで狂わせたいのですか」

 ぎゅうぎゅうとダニエラの華奢な体を抱きしめると、ダニエラはクスクスと笑い始めた。

「狂わせたいなんて思わないわ。ディーンと一緒に生きていきたいと言っているのよ」
「一緒に?」
「そうよ、そうしてあなたはずっと私を愛するのよ。あなたが愛してくれた分だけ私はあなたを愛する様になるわ」
「私が愛した分だけ、私を愛してくれる? 本当に?」

 夢ではないのだろうか。

「あなたがそうするのよディーン。私を愛し私から愛される。そうするのはあなたなのよ」

 そう言って笑うダニエラを、私は思いのまま抱きしめ続けたのだ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

王太子様に婚約破棄されましたので、辺境の地でモフモフな動物達と幸せなスローライフをいたします。

なつめ猫
ファンタジー
公爵令嬢のエリーゼは、婚約者であるレオン王太子に婚約破棄を言い渡されてしまう。 二人は、一年後に、国を挙げての結婚を控えていたが、それが全て無駄に終わってしまう。 失意の内にエリーゼは、公爵家が管理している辺境の地へ引き篭もるようにして王都を去ってしまうのであった。 ――そう、引き篭もるようにして……。 表向きは失意の内に辺境の地へ篭ったエリーゼは、多くの貴族から同情されていたが……。 じつは公爵令嬢のエリーゼは、本当は、貴族には向かない性格だった。 ギスギスしている貴族の社交の場が苦手だったエリーゼは、辺境の地で、モフモフな動物とスローライフを楽しむことにしたのだった。 ただ一つ、エリーゼには稀有な才能があり、それは王国で随一の回復魔法の使い手であり、唯一精霊に愛される存在であった。

前世で処刑された聖女、今は黒薬師と呼ばれています

矢野りと
恋愛
旧題:前世で処刑された聖女はひっそりと生きていくと決めました〜今世では黒き薬師と呼ばれています〜 ――『偽聖女を処刑しろっ!』 民衆がそう叫ぶなか、私の目の前で大切な人達の命が奪われていく。必死で神に祈ったけれど奇跡は起きなかった。……聖女ではない私は無力だった。 何がいけなかったのだろうか。ただ困っている人達を救いたい一心だっただけなのに……。 人々の歓声に包まれながら私は処刑された。 そして、私は前世の記憶を持ったまま、親の顔も知らない孤児として生まれ変わった。周囲から見れば恵まれているとは言い難いその境遇に私はほっとした。大切なものを持つことがなによりも怖かったから。 ――持たなければ、失うこともない。 だから森の奥深くでひっそりと暮らしていたのに、ある日二人の騎士が訪ねてきて……。 『黒き薬師と呼ばれている薬師はあなたでしょうか?』 基本はほのぼのですが、シリアスと切なさありのお話です。 ※この作品の設定は架空のものです。 ※一話目だけ残酷な描写がありますので苦手な方はご自衛くださいませ。 ※感想欄のネタバレ配慮はありません(._.)

「何でも言って良いのですか?」と公爵令嬢は言った。

NIWA
恋愛
王太子ユベールはポンコツだった。 彼は完璧公爵令嬢アルミナに劣等感を抱いていた。 しかし彼女も彼女で──

【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました!

Bu-cha
恋愛
ずっと好きだった初恋の相手、社長の弱みを握る為に頑張ります!!にゃんっ♥ 財閥の分家の家に代々遣える“秘書”という立場の“家”に生まれた加藤望。 ”秘書“としての適正がない”ダメ秘書“の望が12月25日の朝、愛している人から連れてこられた場所は初恋の男の人の家だった。 財閥の本家の長男からの指示、”星野青(じょう)の弱みを握ってくる“という仕事。 財閥が青さんの会社を吸収する為に私を任命した・・・!! 青さんの弱みを握る為、“ダメ秘書”は今日から頑張ります!! 関連物語 『お嬢様は“いけないコト”がしたい』 『“純”の純愛ではない“愛”の鍵』連載中 『雪の上に犬と猿。たまに男と女。』 エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高11位 『好き好き大好きの嘘』 エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高36位 『約束したでしょ?忘れちゃった?』 エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高30位 ※表紙イラスト Bu-cha作

オレが受けなんてありえねえ!

相沢京
BL
母親の再婚で財閥の家族になってしまった勇人。 父親が後継者争いに巻き込まれないようにと全寮制の男子校に転入した。 そこには兄がいると聞かされていたが、すでにオレの偽者がいた。 どうするオレ? 拉致されたり、宇宙人みたいな奴が転校してきたり 兎に角厄介ごとに巻き込まれる主人公の話です。 お願い*********** お気に入り、誤字・脱字や感想などを頂き誠にありがとうございます。 未熟な私ですが、それを励みに更新を続けていきたいと思いますので よろしくお願いいたします。

兄がいるので悪役令嬢にはなりません〜苦労人外交官は鉄壁シスコンガードを突破したい〜

藤也いらいち
恋愛
無能王子の婚約者のラクシフォリア伯爵家令嬢、シャーロット。王子は典型的な無能ムーブの果てにシャーロットにあるはずのない罪を並べ立て婚約破棄を迫る。 __婚約破棄、大歓迎だ。 そこへ、視線で人手も殺せそうな眼をしながらも満面の笑顔のシャーロットの兄が王子を迎え撃った! 勝負は一瞬!王子は場外へ! シスコン兄と無自覚ブラコン妹。 そして、シャーロットに思いを寄せつつ兄に邪魔をされ続ける外交官。妹が好きすぎる侯爵令嬢や商家の才女。 周りを巻き込み、巻き込まれ、果たして、彼らは恋愛と家族愛の違いを理解することができるのか!? 短編 兄がいるので悪役令嬢にはなりません を大幅加筆と修正して連載しています カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。

【完結】身売りした妖精姫は氷血公爵に溺愛される

鈴木かなえ
恋愛
第17回恋愛小説大賞にエントリーしています。 レティシア・マークスは、『妖精姫』と呼ばれる社交界随一の美少女だが、実際は亡くなった前妻の子として家族からは虐げられていて、過去に起きたある出来事により男嫌いになってしまっていた。 社交界デビューしたレティシアは、家族から逃げるために条件にあう男を必死で探していた。 そんな時に目についたのが、女嫌いで有名な『氷血公爵』ことテオドール・エデルマン公爵だった。 レティシアは、自分自身と生まれた時から一緒にいるメイドと護衛を救うため、テオドールに決死の覚悟で取引をもちかける。 R18シーンがある場合、サブタイトルに※がつけてあります。 ムーンライトで公開してあるものを、少しずつ改稿しながら投稿していきます。

いわゆる悪役令嬢の、その後

C t R
恋愛
嘗て日本人だった「私」は乙女ゲームの悪役令嬢になっていた。 卒業式当日、婚約者である王太子とヒロインとその仲間達によって断罪され、王都を追放される。 いよいよ日本の「思い出」を駆使して準備してきた、私のその後の人生が始まる――。 ※一人称 ※短めで駆け足 ※ラブの要素やや薄め ■作品転載、盗作、明らかな設定の類似・盗用、オマージュ、全て禁止致します。

処理中です...