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4章 港街騒乱
090 チームワーク
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目の前に白い巨人が見える、腰から上を海面に出し悠々と海を渡る姿は圧巻だった、まるで山が動いている様だ。
「ウオォォォォォォ!!!!」
白い巨人が叫び辺りの海面が波打った、耳が痛い、叫び声と言うよりも衝撃波だな。
「海竜!?何故ここに居る!?傷を癒す為眠りについたのでは無かったのか?」
「人の世を滅ぼさんとする魔の者よ、例え我が身が滅ぼうとも貴様らの好きにはさせぬ」
海竜様の前に2人の男が翼を広げ立ち塞がる、パフィン村で戦った女魔族と似た姿だ。
「海竜様、コイツらは俺達に任せて下さい、あのデカブツを頼みます」
「頼んだぞ、もし我が倒された時は…あのデカブツを頼む」
「弱気にならないで下さいよ、海竜様と話したい事はまだまだ沢山あるんです、また後で会いましょう」
俺達は海竜様の頭からから飛び降り海面へと立つ、地面に立つ様に安定している、海竜様の加護のお陰だ、俺達が頭から降りた事を確認した海竜様は海へ潜って行った。
「貴様らが鬼の一向か…海の藻屑となれ!我が兵どもよ、この者らを喰い殺せ!」
少し離れた空中に浮かぶ魔族の1人が腕を振り上げる。
「下から何か来るわ!とんでもない数よ」
「アイギス!シールドを展開してくれ!皆!アイギスの近くに集まるんだ!」
俺とテミスがほぼ同時に叫ぶ、海中から多くの敵意を感じる、モンスターが俺達を目掛けて浮上して来ている様だ。
「サクヤは鬼火参式をいつでも撃てる様に準備を頼む!」
「わかりました、雑魚は任せて下さい」
サクヤの頭上に巨大な火の玉が作り上げられる、モンスターの数がどれだけ多くても数の問題ではない、揃って茹で上がるだけだろう。
「俺はあの魔族達の相手をする、何かあったら念話で知らせてくれ」
「ユイトくん、無茶はしないでね、私もサクヤちゃんのお手伝いをするわ、それっ!『ドレイン』!」
海中から無数の小さな光がメリッサへと吸い上げられる。
「サクヤちゃん、アイギスちゃん、受け取って頂戴、『リリース』!」
「わっ!これは…魔力ですか?」
「力が湧いてくる、これならいつまででもシールドが使える」
「モンスター達から吸い取った魔力よ、私は直接戦えないけど支援は任せてね」
「サクヤ、アンタから見て3時の方向に鬼火を撃って、あの辺りの海中に敵が多いわ」
テミスが察知した敵にサクヤが鬼火を放つ、海面に着水した火の玉は港での戦いの時と同じく水蒸気爆発を起こした。
「なんというか…更にチート化が進んだな、少し敵が気の毒になってきた」
アイギスが守りサクヤが攻撃する陣形にテミスの索敵能力が加われば鬼に金棒だ、更に消費された魔力はメリッサが補充してくれる、数が多いだけの雑魚はこのチームワークに太刀打ちできないだろう、一方的な虐殺だ。
「さて、俺は俺の仕事をしに行きますか」
俺はアイギスのシールドから出て宙を飛ぶ2人の魔族へと駆け出した。
「ウオォォォォォォ!!!!」
白い巨人が叫び辺りの海面が波打った、耳が痛い、叫び声と言うよりも衝撃波だな。
「海竜!?何故ここに居る!?傷を癒す為眠りについたのでは無かったのか?」
「人の世を滅ぼさんとする魔の者よ、例え我が身が滅ぼうとも貴様らの好きにはさせぬ」
海竜様の前に2人の男が翼を広げ立ち塞がる、パフィン村で戦った女魔族と似た姿だ。
「海竜様、コイツらは俺達に任せて下さい、あのデカブツを頼みます」
「頼んだぞ、もし我が倒された時は…あのデカブツを頼む」
「弱気にならないで下さいよ、海竜様と話したい事はまだまだ沢山あるんです、また後で会いましょう」
俺達は海竜様の頭からから飛び降り海面へと立つ、地面に立つ様に安定している、海竜様の加護のお陰だ、俺達が頭から降りた事を確認した海竜様は海へ潜って行った。
「貴様らが鬼の一向か…海の藻屑となれ!我が兵どもよ、この者らを喰い殺せ!」
少し離れた空中に浮かぶ魔族の1人が腕を振り上げる。
「下から何か来るわ!とんでもない数よ」
「アイギス!シールドを展開してくれ!皆!アイギスの近くに集まるんだ!」
俺とテミスがほぼ同時に叫ぶ、海中から多くの敵意を感じる、モンスターが俺達を目掛けて浮上して来ている様だ。
「サクヤは鬼火参式をいつでも撃てる様に準備を頼む!」
「わかりました、雑魚は任せて下さい」
サクヤの頭上に巨大な火の玉が作り上げられる、モンスターの数がどれだけ多くても数の問題ではない、揃って茹で上がるだけだろう。
「俺はあの魔族達の相手をする、何かあったら念話で知らせてくれ」
「ユイトくん、無茶はしないでね、私もサクヤちゃんのお手伝いをするわ、それっ!『ドレイン』!」
海中から無数の小さな光がメリッサへと吸い上げられる。
「サクヤちゃん、アイギスちゃん、受け取って頂戴、『リリース』!」
「わっ!これは…魔力ですか?」
「力が湧いてくる、これならいつまででもシールドが使える」
「モンスター達から吸い取った魔力よ、私は直接戦えないけど支援は任せてね」
「サクヤ、アンタから見て3時の方向に鬼火を撃って、あの辺りの海中に敵が多いわ」
テミスが察知した敵にサクヤが鬼火を放つ、海面に着水した火の玉は港での戦いの時と同じく水蒸気爆発を起こした。
「なんというか…更にチート化が進んだな、少し敵が気の毒になってきた」
アイギスが守りサクヤが攻撃する陣形にテミスの索敵能力が加われば鬼に金棒だ、更に消費された魔力はメリッサが補充してくれる、数が多いだけの雑魚はこのチームワークに太刀打ちできないだろう、一方的な虐殺だ。
「さて、俺は俺の仕事をしに行きますか」
俺はアイギスのシールドから出て宙を飛ぶ2人の魔族へと駆け出した。
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