犬も食わない妹夫婦の相談事

 妹が王太子と婚姻を上げた日の夜。

 これでとうとう肩の荷が下りたと、気分よく夫と酒盛りをしていたその時。

「ぴぎゃあああああああああああああああ!!!!!!」

 城から王都中に響くような妹の叫び声がした。

 そして翌日、嫁に出したばかりの妹は何故か私の腰に巻きついていた。
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