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第一章 紫炎のグリモワール
18.旭のお悩み相談室
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「大丈夫かい? ハンカチいる? それともティッシュ? ああ、なにか飲み物でも買ってこようか?」
私の周りをくるくる動き回って心配してくる部長はひとます置いといて、私は正面を睨んだ。
確か、人避けの術で見られないって言ってなかったっけ?
ガルランドは両手を胸の前に掲げて誤解だと言わんばかりに首を横に振った。
「部長はどうしてここに? 授業中ですよ」
「ああ、一時間目の授業が美術でね。内容が写生だったんだよ。だから外に出て被写体を探していたんだ」
「お前、いつからここにいた?」
ガルランドが訊く。
「ん? 三十分ほど前だが……君は誰だい?」
「ガルランド」
「そうか、僕は三圀旭だ。よろしく!」
旭が学園長の手を握り、勢いよくシェイクする。
ガルランドが妙に納得したような顔をしていて、訊いてみたが、どうやら人避けの術は発動前に効果範囲内にいた人間には通用しないらしい。
部長は私たちが来る前にここらへんにいたから術が効かなかったのだ。
部長は至極当然のようにガルランドの隣に座った。そこに座ると私と向き合う格好になる。
「大事な部員がそんな顔をしている以上、部長として放っておくことはできない。さぁ、八瀬くん。僕に悩みをどんとぶつけてくれたまえ。共に考えよう。今からここは三圀旭のお悩み相談室だ!」
「えらいテンションの高い奴だな」
ガルランドはそう言っているけど──実際テンションが高いんだけど──部長は興味本位や面白半分で人の悩みを訊くような人ではない。一度引き受けた相談は最後まで背負う。例え相談した本人がもういいと言っても自分が納得するまで背負い続ける人だ。
鈴村先輩曰く、お節介。
笹上先輩曰く、親切な自己中。
花岡ちゃん曰く、優しいけど横暴。
里見くん曰く、お人好し。
北城くん曰く、正義の暴君。
ともにぃ曰く、自覚ある独善者。
とまぁ、文芸部内の部長の評価はこんな感じ。
ちなみに私はともにぃの意見寄りかな?
一番相談しやすい人で、一番相談を躊躇する人。
しかし、ここは藁にもすがる思いで部長に相談することにした。部長は昨日居合わせた事もあって説明しやすい。
私は一から順に部長に話した。
おばあちゃんとレムガさんの関係。
おばあちゃんが亡くなっていること。
レムガさんがそのことを知らないこと。
私がその事実を伝えるのを躊躇してること。
全て話し終えると部長は腕を組み瞑目してしばらく黙った。やがて、自分の中で回答を決め、口を開く。
「それは早めに伝えるべきだ」
「……やっぱり、そうですか」
「ああ。八瀬くん自身が自分で伝えるべきだと思っているのだろう?」
「はい」
「先延ばしにすればする程、人は言いにくくなるものだ。それは結局自分を追い詰めることにしかならない。八瀬くんのためにも、レムガくんもためにも僕はそうした方がいいと思う」
非の打ち所のない正論だった。
やっぱり、そうだよね。ちゃんと伝えなきゃ──。
私が拳を握り締めて決意を固めていると、ガルランドが横槍を刺してきた。
「なんなら俺が伝えてやってもいいけど」
「え?」
「言いにくいんだろ? 無理することないじゃん。俺が言ってやるよ」
まるで悪魔の甘言のようだった。いや、実際に悪魔の甘言なんだけど。
頬杖をついて言うガルランドの表情は笑っている。それもにやにやと。単に面白がっているだけとありありと分かった。だから断ろうとした──その前に、部長がガルランドに食いついてしまった。
「待ちたまえ! それはダメだ」
「なんで?」
手のひらを突き出して言う部長にガルランドが鼻白んだように半眼になる。
部長はガルランドの問いに一瞬の迷いもなく答えた。
「八瀬くん自身がそれを望んでないからだ」
「なんで分かる? 第一、なんでお前が決めるんだ?」
ガルランドが言うが早いか、部長は立ち上がって高らかに言った。
「分かるとも! 彼女は我が文芸部の部員! 部長の僕が分からないわけがない! そして、彼女は少々意思薄弱な面があるのは否めない。ならば僕は彼女のために彼女の逃げ道を塞いでやらなくてはならない。部長として!」
………………。
沈黙。暫く辺りが静かになった。
部長……意思薄弱って……事実ですけど、本人の前で言いますか? いや、言っちゃうんだよなぁ。この人は。
これにはさしものガルランドも絶句した。というか弱冠引いていた。気持ちは分からなくはない。
自分で自分を追いつめるために逃げ道を塞ぐとか、悪意を持って逃げ道を塞ぐとかはよくあるけれど、善意で人の逃げ道を塞ぐというのはなかなかに珍しいパターンだなぁ、と思った。
とまれかくまれ、結論は出た。というか最初から出てたんだよね。じゃないと部長に相談はしないもの。
単純に退路を断ちたかった。それだけ。
部長のおかげでそれはできたし、部長に話した以上、部長は私がレムガさんに話すまで私を見守り続ける。
そして、私の背中を押すだろう。
もし、私が熱湯風呂の前にいて、その背後に部長がいたとして、私が「押さないで、押さないで」と言っても、それが私のためならば押さないでがフリであろうとなかろうとなんの逡巡も躊躇もなく押す。それが部長だ。だからもう、言うしかないのだ。
自分で自分を追いつめる。退路を断つことを第三者に任せる。それ以外に手段はない。
我ながらダメダメだと思う。ビビりというか、チキンというか、豆腐メンタルというか。
人を傷つけるということに、どうしても抵抗を覚える。それが私のせいじゃなくても、仕方のないことだとしても。
決意をセメントのようにしっかり固めた私を見て、ガルランドは飽きたのか立ち上がった。
「ガルランドくん、どこに行くんだい?」
部長が訊ねる。
「つまんねーから、適当にどっか散歩してくるは」
私はそれを訊いて、散歩ではなく散飛では? と思った。
というのも、ガルランドは地面を蹴って宙に浮かび上がったからだ。
「飛……っ!?」
隣で部長が驚愕の声を出す。
そういえば、部長にはガルランドがレムガさんと同じ悪魔だって言ってなかった。
「あ、そうそう。俺としてはまだ、レムガのこと諦めてないから。また来るぜ」
もう来なくていいです。
なんて、悪魔相手に言う勇気はなかったので、心の中で塩を撒きながら言った。
ガルランドは凄まじい速さで小さくなり、消えた。
すると、部長が歓喜と混乱をない交ぜにしたような瞳で問いつめてきた。
「飛んだ? 飛んだぞ! 八瀬くん!」
「ええ、飛びましたね」
「人類は科学の力なしには飛べないのに、彼は普通にあの身一つで飛んでたぞ!」
「悪魔ですからね」
「悪魔!? なぜそれを先に言わない? ああ、いやすまん。そんな状況でもなかったな。しかし、悪魔……ああ、レムガくんに引き続きまた出会えるなんて、惜しいことをした。是非我が文芸部にスカウトしかった……っ」
「そんな悔しそうにしなくても……」
部長は拳を握り、本気で悔やんでいる。本当に変わった人が好きだな。本人も大分変わっているけれど。
「いや、まだ間に合うかもしれない! ちょっと探してくる!」
部長はそう言ってガルランドが消えた方にダッシュした。部長も足が信じられないほど速いので、その姿はすぐに見えなくなる。
三圀旭のお悩み相談室、これにて閉室である。
取り残された私はぽつねんと一人で東屋の椅子に座っていた。
「人類は飛べない……ねぇ……」
部長が言っていたことを呟く。
人類は飛べない。それは当たり前のこと。
ならば──
今朝、宙に浮いていた学園長は何者なんだろう。
私の周りをくるくる動き回って心配してくる部長はひとます置いといて、私は正面を睨んだ。
確か、人避けの術で見られないって言ってなかったっけ?
ガルランドは両手を胸の前に掲げて誤解だと言わんばかりに首を横に振った。
「部長はどうしてここに? 授業中ですよ」
「ああ、一時間目の授業が美術でね。内容が写生だったんだよ。だから外に出て被写体を探していたんだ」
「お前、いつからここにいた?」
ガルランドが訊く。
「ん? 三十分ほど前だが……君は誰だい?」
「ガルランド」
「そうか、僕は三圀旭だ。よろしく!」
旭が学園長の手を握り、勢いよくシェイクする。
ガルランドが妙に納得したような顔をしていて、訊いてみたが、どうやら人避けの術は発動前に効果範囲内にいた人間には通用しないらしい。
部長は私たちが来る前にここらへんにいたから術が効かなかったのだ。
部長は至極当然のようにガルランドの隣に座った。そこに座ると私と向き合う格好になる。
「大事な部員がそんな顔をしている以上、部長として放っておくことはできない。さぁ、八瀬くん。僕に悩みをどんとぶつけてくれたまえ。共に考えよう。今からここは三圀旭のお悩み相談室だ!」
「えらいテンションの高い奴だな」
ガルランドはそう言っているけど──実際テンションが高いんだけど──部長は興味本位や面白半分で人の悩みを訊くような人ではない。一度引き受けた相談は最後まで背負う。例え相談した本人がもういいと言っても自分が納得するまで背負い続ける人だ。
鈴村先輩曰く、お節介。
笹上先輩曰く、親切な自己中。
花岡ちゃん曰く、優しいけど横暴。
里見くん曰く、お人好し。
北城くん曰く、正義の暴君。
ともにぃ曰く、自覚ある独善者。
とまぁ、文芸部内の部長の評価はこんな感じ。
ちなみに私はともにぃの意見寄りかな?
一番相談しやすい人で、一番相談を躊躇する人。
しかし、ここは藁にもすがる思いで部長に相談することにした。部長は昨日居合わせた事もあって説明しやすい。
私は一から順に部長に話した。
おばあちゃんとレムガさんの関係。
おばあちゃんが亡くなっていること。
レムガさんがそのことを知らないこと。
私がその事実を伝えるのを躊躇してること。
全て話し終えると部長は腕を組み瞑目してしばらく黙った。やがて、自分の中で回答を決め、口を開く。
「それは早めに伝えるべきだ」
「……やっぱり、そうですか」
「ああ。八瀬くん自身が自分で伝えるべきだと思っているのだろう?」
「はい」
「先延ばしにすればする程、人は言いにくくなるものだ。それは結局自分を追い詰めることにしかならない。八瀬くんのためにも、レムガくんもためにも僕はそうした方がいいと思う」
非の打ち所のない正論だった。
やっぱり、そうだよね。ちゃんと伝えなきゃ──。
私が拳を握り締めて決意を固めていると、ガルランドが横槍を刺してきた。
「なんなら俺が伝えてやってもいいけど」
「え?」
「言いにくいんだろ? 無理することないじゃん。俺が言ってやるよ」
まるで悪魔の甘言のようだった。いや、実際に悪魔の甘言なんだけど。
頬杖をついて言うガルランドの表情は笑っている。それもにやにやと。単に面白がっているだけとありありと分かった。だから断ろうとした──その前に、部長がガルランドに食いついてしまった。
「待ちたまえ! それはダメだ」
「なんで?」
手のひらを突き出して言う部長にガルランドが鼻白んだように半眼になる。
部長はガルランドの問いに一瞬の迷いもなく答えた。
「八瀬くん自身がそれを望んでないからだ」
「なんで分かる? 第一、なんでお前が決めるんだ?」
ガルランドが言うが早いか、部長は立ち上がって高らかに言った。
「分かるとも! 彼女は我が文芸部の部員! 部長の僕が分からないわけがない! そして、彼女は少々意思薄弱な面があるのは否めない。ならば僕は彼女のために彼女の逃げ道を塞いでやらなくてはならない。部長として!」
………………。
沈黙。暫く辺りが静かになった。
部長……意思薄弱って……事実ですけど、本人の前で言いますか? いや、言っちゃうんだよなぁ。この人は。
これにはさしものガルランドも絶句した。というか弱冠引いていた。気持ちは分からなくはない。
自分で自分を追いつめるために逃げ道を塞ぐとか、悪意を持って逃げ道を塞ぐとかはよくあるけれど、善意で人の逃げ道を塞ぐというのはなかなかに珍しいパターンだなぁ、と思った。
とまれかくまれ、結論は出た。というか最初から出てたんだよね。じゃないと部長に相談はしないもの。
単純に退路を断ちたかった。それだけ。
部長のおかげでそれはできたし、部長に話した以上、部長は私がレムガさんに話すまで私を見守り続ける。
そして、私の背中を押すだろう。
もし、私が熱湯風呂の前にいて、その背後に部長がいたとして、私が「押さないで、押さないで」と言っても、それが私のためならば押さないでがフリであろうとなかろうとなんの逡巡も躊躇もなく押す。それが部長だ。だからもう、言うしかないのだ。
自分で自分を追いつめる。退路を断つことを第三者に任せる。それ以外に手段はない。
我ながらダメダメだと思う。ビビりというか、チキンというか、豆腐メンタルというか。
人を傷つけるということに、どうしても抵抗を覚える。それが私のせいじゃなくても、仕方のないことだとしても。
決意をセメントのようにしっかり固めた私を見て、ガルランドは飽きたのか立ち上がった。
「ガルランドくん、どこに行くんだい?」
部長が訊ねる。
「つまんねーから、適当にどっか散歩してくるは」
私はそれを訊いて、散歩ではなく散飛では? と思った。
というのも、ガルランドは地面を蹴って宙に浮かび上がったからだ。
「飛……っ!?」
隣で部長が驚愕の声を出す。
そういえば、部長にはガルランドがレムガさんと同じ悪魔だって言ってなかった。
「あ、そうそう。俺としてはまだ、レムガのこと諦めてないから。また来るぜ」
もう来なくていいです。
なんて、悪魔相手に言う勇気はなかったので、心の中で塩を撒きながら言った。
ガルランドは凄まじい速さで小さくなり、消えた。
すると、部長が歓喜と混乱をない交ぜにしたような瞳で問いつめてきた。
「飛んだ? 飛んだぞ! 八瀬くん!」
「ええ、飛びましたね」
「人類は科学の力なしには飛べないのに、彼は普通にあの身一つで飛んでたぞ!」
「悪魔ですからね」
「悪魔!? なぜそれを先に言わない? ああ、いやすまん。そんな状況でもなかったな。しかし、悪魔……ああ、レムガくんに引き続きまた出会えるなんて、惜しいことをした。是非我が文芸部にスカウトしかった……っ」
「そんな悔しそうにしなくても……」
部長は拳を握り、本気で悔やんでいる。本当に変わった人が好きだな。本人も大分変わっているけれど。
「いや、まだ間に合うかもしれない! ちょっと探してくる!」
部長はそう言ってガルランドが消えた方にダッシュした。部長も足が信じられないほど速いので、その姿はすぐに見えなくなる。
三圀旭のお悩み相談室、これにて閉室である。
取り残された私はぽつねんと一人で東屋の椅子に座っていた。
「人類は飛べない……ねぇ……」
部長が言っていたことを呟く。
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