修羅場を観察していたら巻き込まれました。
異様な空気の社交場。
固まる観衆。
呆然とする第三王子。
そして──、その中央でキャットファイトを繰り広げる二人の少女。
片や、名門貴族のご令嬢。
片や、平民ながらに特別な魔力を持つ少女。
その口からは泥棒猫やら性悪女やらと品に欠ける言葉が飛び出す。
しかし、それに混じってヒロインがどうの、悪役令嬢がどうの、乙女ゲームがどうのと聞こえる。
成程。どうやら二人は転生者らしい。
ゲームのシナリオと流れが違うなーって思ってたからこれで納得。
実は私も転生者。
乙女ゲームの展開を面白半分で観察してたらまさかこんなことになるなんて。
でも、そろそろ誰か止めに入ってくれないかなー?
おお! 悪役令嬢の巴投げが決まった! ヒロインが吹っ飛んで──ん? え? あれ?
なんかヒロインがこっちに飛んできたんですけど!?
固まる観衆。
呆然とする第三王子。
そして──、その中央でキャットファイトを繰り広げる二人の少女。
片や、名門貴族のご令嬢。
片や、平民ながらに特別な魔力を持つ少女。
その口からは泥棒猫やら性悪女やらと品に欠ける言葉が飛び出す。
しかし、それに混じってヒロインがどうの、悪役令嬢がどうの、乙女ゲームがどうのと聞こえる。
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実は私も転生者。
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ご感想ありがとうございます。
テロール子爵は、 まぁ、痛い目を見るのは避けられませんね。
ご感想ありがとうございます。
ミリア嬢は反射的に動いてしまうところがあるので、確かに少し無用心ですね。咄嗟に動いてしまうのは前世からの性分のようです。
ご感想ありがとうございます。
お金の問題は解決しておかないとですからね。
実際、話をつけとかないと困るのは預かり知らぬところで家がとんでもないことになっているシーエンス家の人たちですし・・・・・・。
ご感想ありがとうございます。
ミリア嬢、パニックになってましたが、落ち着いてきたら今度は修繕費どうしようって考えに至ったようです。
ご感想ありがとうございます。
ミリア嬢は前世の記憶こそありますが、転生してからは公爵家の末っ子として可愛がられて来たので、若干情報に規制がかけられてたりします。蝶よ、花よ、というほどではないですが、のびのびおおらかにと言った感じで育てられてます。
キリくんは小柄でしなやかな子なので、戦い方は暗殺者っぽいというイメージはありました。本人は騎士を目指しているので、ないですが暗殺者としての適性はあると思います。
こ、これはいつからホラーになったとですか?
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ご感想ありがとうございます。
ホラー風の展開が続いてますが、次の話からは少しずつ種明かしと仕掛けた側の目的が分かっていくと思います。
ご感想ありがとうございます。
幼馴染み、後輩優先のようです。
ミリア嬢のは火事場の馬鹿力のようなものですね。あと、防衛本能が働いて無意識に強化魔法かけてると思います。
>私のギーシャの脳内にマリス嬢が浮かび上がる。
私のギーシャ・・・もう恋人か母親かという感じですね。
>「ギーシャ殿下とマリス様宛に手紙が」
マリス宛の手紙を即開けるミリス。
さすがにこれはミリス様宛の間違いでしょうか?
あと、「宛名」は宛先なので「送り主」または「裏書き」とかではないでしょうか。
ご指摘ありがとうございます。
私のギーシャは私とギーシャですね。
宛名も送り主と間違えました。教えていただき、ありがとうございます。手直ししました。
キリ、お前……王族に対してその態度でいいのか。
騎士になる前に不敬罪で処分されるぞ。
ご感想ありがとうございます。
詳細は今後書きますが、キリくんも育った環境が特殊なため、少しのことは多めに見られてます(キリくんの事情は上層部も把握済みです)。ミリア嬢は後輩だから、ギーシャ王子はギルハードさんの弟騎士だからという理由でキリくんには甘いです。
キリくん自身も無意識でギリギリ許されるラインとTPOを見極めているので、ギリギリセーフ状態です。後は、ギルハードさんの庇護が大きいですね。
今は一番我儘な時期なので、今後は徐々に落ち着いていくと思います。
武闘派令嬢(  ̄▽ ̄)スゲェェェ
ご感想ありがとうございます。
リンス嬢の武勇伝は今後も増える予定です。
( 'ω')ふぁっ!?
( 'ω')え、リンス…お前なんでそんだけ持ててるの…?
( 'ω')えぇ…??(混乱)
( 'ω')そりゃぶふぉってなるわ……。
( 'ω' )続きが楽しみです〜。
ご感想ありがとうございます。
リンス嬢が力持ちなのは前世の影響、とだけ言っておきます。
リンス嬢、マジで前世武将かなにかだったのではwww
ご感想ありがとうございます。
武将ではありませんが、前世での環境が特殊だったのは間違いないですね。
52/57の『in花屋』にて誤字報告です。
最後の辺りで、
「──後は在庫を運ぶのを頼むよ。結構な〝了解"だけど平気かい?」
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「結構な量塊だけど平気かい?」
ではないでしょうか?
ご指摘ありがとうございます。
修正しました。
38/57の『馬車の中の三人』にて誤字報告です。
最後の辺りで
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と、なっています。
「心配してたの気付いてなかった?」
ではないでしょうか?
ご指摘ありがとうございます。
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津井かではなく追加ではないですか?いつも楽しみにしてます。
ご感想ありがとうございます。
ご指摘いただいた箇所を修正しました。
ご感想ありがとうございます。
猫の爪についてはしばらく登場しませんが、一章ではもう少し触れます。
初めまして。
包装会話と不完全なティーカップは逆ではと思うのは私だけでしょうか?誰も気にしてない?
ご指摘ありがとうございます。
気づかないうちに二つの話を入れ換えていたようです。
元に戻しました。
ご感想ありがとうございます。
ミリア嬢がパーティー準備の手伝いをしているのは、パーティーの日程的に無茶振りしてるのを分かっているのと、ミリア嬢自身が卒業パーティーをもう一度したいという気持ちがあるため、自然と自分を頭数に入れてしまったからだと思います。
ご感想ありがとうございます。
この件はこれは少しややこしい問題で、今後のミリア嬢の重要な課題になってきます。
その問題とあとは単純にミリア嬢の「ずっと一緒にいたい」という気持ちが恋愛感情ではないということですね。
リンス嬢とマリス嬢は独占欲というか、恋愛欲求が強いですが、流石にミリア嬢の身分ははっきりわかっているので、今後もミリア嬢が二人に害されることはないです。
ミリア嬢を巻き込んでしまった際も内心「やっちまったー」って思ってたと思います。
ご指摘ありがとうございます。
他の単語と意味がごっちゃになっていました。
修正しました。
いつも楽しみにしています!!
もうなんかギーシャがだんだん可愛くみえてきました…笑笑
これからも応援してます!
ご感想ありがとうございます。
ご感想ありがとうございます。
二人は言葉で表すなら恋敵同士であり、『犬猿の仲』ですね。
二人共好戦的な性格なんだと思います。
ご感想ありがとうございます。
二人に何があったのかは、ここでは書けませんので、そのお話に入るまでお待ちいただけると嬉しいです。
ご感想ありがとうございます。
ミリア嬢、ギーシャ王子の身にそれぞれ何があったのかが分かるのは大分後になる予定です。
ご感想ありがとうございます。
ひとまず、ミリア嬢とギーシャ王子の関係修復(?)は出来たので、ここからは章の終わりまでは基本コメディ調になる筈です。
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