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悪意の欠片
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とりあえず、フォルテの宿題のテーマはパンジーに決まりました。
フォルテは線画はともかく、色使いがとても上手なので、特徴的な色合いの花を選んだ方が先生に伝わりやすいと考えてのことです。
後は禍々しい夏の大三角から脱出出来るようにひたすら描いて描いて練習するしかありません。
ちなみに私は白い薔薇を選びました。家の庭でも育ててあるので親しみ深く、事前の知識もある程度備わっているからです。
今日の放課後もフォルテと一緒に中庭で写生をする約束をしました。
「エレイン、おはよー」
「おはよう、眠いねぇ」
「ユイナ、フォルテ、おはようございます」
登校すると、正門を通り過ぎたところでユイナとフォルテと会いました。
挨拶をして、並んで歩き、宿題の進捗や昨日の夜にあったことなどを話しながら教室へ向かいます。
昇降口を潜り、靴箱で内履きに履き替えようとした時でした。
「──っ!」
ビリッと指先に鋭い痛みを感じました。
思わず手を押さえて前屈みになると、異変に気づいたユイナとフォルテが駆け寄ってきます。
「エレイン! どうしたの!?」
「血が出てるじゃないか!」
「あ、硝子が・・・・・・」
指先を見ると、中指の先からつーっと赤い線が一本手のひらへと流れていました。
どうやら何かが刺さったようです。けれど、私は靴を取ろうとしてただけなのに、一体何が?
原因を探ってみると、すぐに見つかりました。
右足の靴の踵の部分に大きな硝子片が立て掛けるようにして仕込まれていたのです。切っ先がほんの僅かだけ見えるようにしてて、注視してなければ気づかないようにされてました。
──一体、誰がこんなことを。
目に見えない誰かからの攻撃に茫然としていると、フォルテが私の怪我をしてない左手を掴みました。
「酷い・・・・・・誰がこんなことを・・・・・・!」
「とにかく手当てしないと! ユイナ、俺たち保健室に行ってくるから、先生に伝えといて」
「わかったわ!」
わなわなと震えていたユイナが、フォルテの声に弾かれるように顔を上げて頷きました。
「エレイン、行こう」
「・・・・・・ええ」
ユイナに言伝を頼み、フォルテに手を引かれながら保健室へ向かう最中。
冷えてきた頭の中では、ひとつの犯人像が浮かび上がっていました。
保健室へ向かうと先生は不在だったので、フォルテが部屋のあちこちを探し回って救急箱を見つけてきてくれました。
利き手の怪我の手当てはどうやっても上手く出来ないので、二人で丸椅子に座ってフォルテにして貰いました。
薬を塗って包帯を巻いて貰っている時、フォルテが硝子片を仕込んだ犯人について言及しました。
「靴の中に硝子なんて悪質過ぎる・・・・・・間違いなく故意だし、度を越してるよ。エレイン、犯人に心当たりある?」
「・・・・・・多分、ですけど、ライと一緒にいる女の子たちの誰かだと思います」
私がすぐにそう思ったのには理由があります。
まず、嫌がらせを受けるのが初めてではないこと。
今までも時々、私物を隠されたり、授業変更の知らせが私にだけなかったり、歩いていると上から木の屑が降ってきたりと、度々そういうことをされていました。流石に怪我をするようなことは今回が初めてだったので驚きましたが。
そして、それらの嫌がらせをしてきていたのが、ライを取り巻いている女の子たちというのも気づいていました。
他に嫌がらせを受ける心当たりがないこともありますが、何より女の子たちが私に対してこうしてやった、ああしてやったと口々に言い合っているところに偶然通り掛かったことがあるからです。
「どうして、こんなことが出来るんでしょうね・・・・・・」
手当ての終わった指を擦り、ぽつりと呟きました。押さえられた傷口からは外気に晒されていた時の鋭い痛みはもうありませんが、代わりにずっと残るような鈍い疼痛がありました。
彼女たちが私を嫌いな理由は分かります。
きっと、彼女たちはライのことが好きなのでしょう。彼女たちなりの嫉妬や悩みもあるのでしょう。
けれど、だからといって、どうしてこんな風に人を傷つけることが出来るのかが私には分かりません。
怒りよりも悲しみが湧いてきます。
つんと鼻の奥が痛くて、涙が零れないように必死に目を擦りました。
すると、目の前でガタンと大きな音がしました。フォルテが立ち上がった音です。
「ちょっとあの子たちと話してくる」
そう言って保健室を出ていこうとするフォルテを慌てて止めました。
腕を掴むと、フォルテが「何で止めるの?」と言いたげな目で見てきます。
「フォルテ、落ち着いてください」
「友達がこんな目に合わされて落ち着いていられないよ。ここまでされて、エレインはまだ放っておく気?」
「流石に今回のは度を越しているので、私も放置する気はありません。ただ、犯人を探すにしても候補が多すぎます。一人一人に確認して話を大きくすれば、いらない反感を買うかもしれません」
靴に硝子を仕込むだけなら、犯人は一人、多くても共謀して二、三人だと思います。それを大勢いるライを取り巻く女の子たちに「貴女が犯人ですか?」と聞いて回れば、やっていない子が犯人扱いされたと憤るかもしれません。そうなれば余計に恨みを買いそうです。
「まずは先生に相談してみます」
「・・・・・・エレインがそれでいいなら」
フォルテは私の考えに頷いてくれましたが、納得はいっていない顔でした。
フォルテは優しいので、今すぐにでも犯人を見つけたいのでしょう。
けれど、騒ぎを大きくするのは私の本意ではないのです。
まずは先生に相談。それから、そうですね。昨日はスケッチのために遅くまで残っていたので、硝子片が仕込まれたのはその後。その時間帯まで残っていた生徒でも調べてみましょうか。
大事にはしたくありませんが、犯人を野放しにする気もありません。人の靴に硝子片を入れて、それで平然としているような方であれば、また気に入らないことがあった時に他の相手にも同じことをしそうですし、こういうことはいけないことなのだと知って貰いたいです。
犯人捕縛の決意を固めていると、朝礼の時間を知らせる鐘の音が鳴りました。あら、もうそんな時間なのですか。
「フォルテ、ごめんなさい。私のせいでフォルテまで朝礼に遅れてしまって」
事情が事情ですから、咎められることはないでしょうけれど、遅刻の記録は残ってしまうため、私は申し訳なくてフォルテに謝りました。
「何も言ってるの。友達優先に決まってるでしょ。そもそもエレインはなーんにも悪くないんだから謝っちゃ駄目」
そう言われて、「めっ」をするように額を人差し指でつつかれました。とは言え、文鳥が嘴で愛情表現をしてくるくらいの強さですけれど。
フォルテの優しさが嬉しくて、自然と唇から笑みが零れます。すると、つられたのかフォルテも笑いました。
笑顔とは不思議なものですね。さっきまでの指先の痛みも和らぐ気がします。
それはそれとして、いつまでも保健室へいる訳にもいきません。
私たちは立ち上がり、教室へ向かいました。
廊下を歩いている途中、ふとそういえばこの嫌がらせの原因もライであるということに思い至り、昨日の婚約解消の言葉が脳裏を過りました。
──婚約解消・・・・・・。
状況が落ち着いたら、一考してみましょうか。
フォルテは線画はともかく、色使いがとても上手なので、特徴的な色合いの花を選んだ方が先生に伝わりやすいと考えてのことです。
後は禍々しい夏の大三角から脱出出来るようにひたすら描いて描いて練習するしかありません。
ちなみに私は白い薔薇を選びました。家の庭でも育ててあるので親しみ深く、事前の知識もある程度備わっているからです。
今日の放課後もフォルテと一緒に中庭で写生をする約束をしました。
「エレイン、おはよー」
「おはよう、眠いねぇ」
「ユイナ、フォルテ、おはようございます」
登校すると、正門を通り過ぎたところでユイナとフォルテと会いました。
挨拶をして、並んで歩き、宿題の進捗や昨日の夜にあったことなどを話しながら教室へ向かいます。
昇降口を潜り、靴箱で内履きに履き替えようとした時でした。
「──っ!」
ビリッと指先に鋭い痛みを感じました。
思わず手を押さえて前屈みになると、異変に気づいたユイナとフォルテが駆け寄ってきます。
「エレイン! どうしたの!?」
「血が出てるじゃないか!」
「あ、硝子が・・・・・・」
指先を見ると、中指の先からつーっと赤い線が一本手のひらへと流れていました。
どうやら何かが刺さったようです。けれど、私は靴を取ろうとしてただけなのに、一体何が?
原因を探ってみると、すぐに見つかりました。
右足の靴の踵の部分に大きな硝子片が立て掛けるようにして仕込まれていたのです。切っ先がほんの僅かだけ見えるようにしてて、注視してなければ気づかないようにされてました。
──一体、誰がこんなことを。
目に見えない誰かからの攻撃に茫然としていると、フォルテが私の怪我をしてない左手を掴みました。
「酷い・・・・・・誰がこんなことを・・・・・・!」
「とにかく手当てしないと! ユイナ、俺たち保健室に行ってくるから、先生に伝えといて」
「わかったわ!」
わなわなと震えていたユイナが、フォルテの声に弾かれるように顔を上げて頷きました。
「エレイン、行こう」
「・・・・・・ええ」
ユイナに言伝を頼み、フォルテに手を引かれながら保健室へ向かう最中。
冷えてきた頭の中では、ひとつの犯人像が浮かび上がっていました。
保健室へ向かうと先生は不在だったので、フォルテが部屋のあちこちを探し回って救急箱を見つけてきてくれました。
利き手の怪我の手当てはどうやっても上手く出来ないので、二人で丸椅子に座ってフォルテにして貰いました。
薬を塗って包帯を巻いて貰っている時、フォルテが硝子片を仕込んだ犯人について言及しました。
「靴の中に硝子なんて悪質過ぎる・・・・・・間違いなく故意だし、度を越してるよ。エレイン、犯人に心当たりある?」
「・・・・・・多分、ですけど、ライと一緒にいる女の子たちの誰かだと思います」
私がすぐにそう思ったのには理由があります。
まず、嫌がらせを受けるのが初めてではないこと。
今までも時々、私物を隠されたり、授業変更の知らせが私にだけなかったり、歩いていると上から木の屑が降ってきたりと、度々そういうことをされていました。流石に怪我をするようなことは今回が初めてだったので驚きましたが。
そして、それらの嫌がらせをしてきていたのが、ライを取り巻いている女の子たちというのも気づいていました。
他に嫌がらせを受ける心当たりがないこともありますが、何より女の子たちが私に対してこうしてやった、ああしてやったと口々に言い合っているところに偶然通り掛かったことがあるからです。
「どうして、こんなことが出来るんでしょうね・・・・・・」
手当ての終わった指を擦り、ぽつりと呟きました。押さえられた傷口からは外気に晒されていた時の鋭い痛みはもうありませんが、代わりにずっと残るような鈍い疼痛がありました。
彼女たちが私を嫌いな理由は分かります。
きっと、彼女たちはライのことが好きなのでしょう。彼女たちなりの嫉妬や悩みもあるのでしょう。
けれど、だからといって、どうしてこんな風に人を傷つけることが出来るのかが私には分かりません。
怒りよりも悲しみが湧いてきます。
つんと鼻の奥が痛くて、涙が零れないように必死に目を擦りました。
すると、目の前でガタンと大きな音がしました。フォルテが立ち上がった音です。
「ちょっとあの子たちと話してくる」
そう言って保健室を出ていこうとするフォルテを慌てて止めました。
腕を掴むと、フォルテが「何で止めるの?」と言いたげな目で見てきます。
「フォルテ、落ち着いてください」
「友達がこんな目に合わされて落ち着いていられないよ。ここまでされて、エレインはまだ放っておく気?」
「流石に今回のは度を越しているので、私も放置する気はありません。ただ、犯人を探すにしても候補が多すぎます。一人一人に確認して話を大きくすれば、いらない反感を買うかもしれません」
靴に硝子を仕込むだけなら、犯人は一人、多くても共謀して二、三人だと思います。それを大勢いるライを取り巻く女の子たちに「貴女が犯人ですか?」と聞いて回れば、やっていない子が犯人扱いされたと憤るかもしれません。そうなれば余計に恨みを買いそうです。
「まずは先生に相談してみます」
「・・・・・・エレインがそれでいいなら」
フォルテは私の考えに頷いてくれましたが、納得はいっていない顔でした。
フォルテは優しいので、今すぐにでも犯人を見つけたいのでしょう。
けれど、騒ぎを大きくするのは私の本意ではないのです。
まずは先生に相談。それから、そうですね。昨日はスケッチのために遅くまで残っていたので、硝子片が仕込まれたのはその後。その時間帯まで残っていた生徒でも調べてみましょうか。
大事にはしたくありませんが、犯人を野放しにする気もありません。人の靴に硝子片を入れて、それで平然としているような方であれば、また気に入らないことがあった時に他の相手にも同じことをしそうですし、こういうことはいけないことなのだと知って貰いたいです。
犯人捕縛の決意を固めていると、朝礼の時間を知らせる鐘の音が鳴りました。あら、もうそんな時間なのですか。
「フォルテ、ごめんなさい。私のせいでフォルテまで朝礼に遅れてしまって」
事情が事情ですから、咎められることはないでしょうけれど、遅刻の記録は残ってしまうため、私は申し訳なくてフォルテに謝りました。
「何も言ってるの。友達優先に決まってるでしょ。そもそもエレインはなーんにも悪くないんだから謝っちゃ駄目」
そう言われて、「めっ」をするように額を人差し指でつつかれました。とは言え、文鳥が嘴で愛情表現をしてくるくらいの強さですけれど。
フォルテの優しさが嬉しくて、自然と唇から笑みが零れます。すると、つられたのかフォルテも笑いました。
笑顔とは不思議なものですね。さっきまでの指先の痛みも和らぐ気がします。
それはそれとして、いつまでも保健室へいる訳にもいきません。
私たちは立ち上がり、教室へ向かいました。
廊下を歩いている途中、ふとそういえばこの嫌がらせの原因もライであるということに思い至り、昨日の婚約解消の言葉が脳裏を過りました。
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