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あとがき(なか書き)

あとがき

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終わったー!

お気づきかとは思いますが、主人公は「主人公」じゃありません。
てか、頭が固い常識人で口べたのオッサンという、主人公にはもっとも向かない人物です。
ただ……この手の、「いかにもいそう」な人物じゃないと読者の共感を得られないと判断しました。
書き終わって、これはこれでありだな! と、自分では納得しています。

私の尊敬する作家さんが、「必要なことは作中に全部書くこと。あとがきとかで『じつはあのシーンは~』とかいうのが必要になるのは失敗作で、作者は恥ずべき!」と言っていますが、それでもあえて、本作中に書かなかったことがあります。
このピース1つがはまれば、読者様もすぅっと腑に落ちるのはわかっていますが……半ば意地になって書いていません。

この作品の主人公モデル、菅原文太兄さんなんです!

このピースを頭に入れでご再読いただくと、たぶん作品が別のイメージになるし、主人公の言動も納得いただけるかと思います。
けど、書かない!
なんで? って、引っかかりがないと、すこんと読めちゃうんですよ。
「におわせつつ」とのバランスについては……精進します。はい。

この「世界」そのものが、アメリカです。
人名は基本的にアメリカ副大統領からとっていますし、固有名詞は19世紀のアメリカ海軍から。
実は長さも、インチヤード法です。
カージマーなんて、単純に「長さ100フィートの、直径500インチ」です。
宗教はもちろんキリスト教……とやっておいて、それらぜんぶミスリードです。

ストーリーベースは室町時代の日本で、4章なんてモチーフは応仁の乱です。
ややこしいのは、リンドバーグ家のモデルが足利将軍家ではなく、細川家という……このあたり、私の根性曲がりが見て取れますね。
相続システムも、当時の武家のものです。
法制度も、実は当時の日本に準拠しています。

てか、そもそもベースストーリーは、いわゆる「スペオペ」でも、SFですらなく、「マイフェアレディ」(ネタバレ2)です(笑)


連載中は、できるだけネガティブな発言をしないように心がけていたんですが、終わったからいいか♪

私は「異世界転生」とか「俺TUEEEE!!」とか、実は「スペオペ」もキライなんです。
あ。「書く方」としてで、読む方は「○女戦記」とか「G○TE-自衛隊~」とか、「ヤ○ト」や「銀○伝」も大好きですよ?

あげく、趣味だけで突っ走ったのが「コレ」です。
で、こんなのを書いていると、まるで私がSFガチ勢に見えるかもしれませんが、私はコテコテの文系で、いまだにカージマーの飛んでいる速さを考えていません。
漠然と、JAXAの「はやぶさ」にならって、プラス科学技術の進歩も勘案して、マッハ100くらいかなーって。
なもんで、ガチSF談義になると、速攻「ごめんなさい!」します。

通して読むと……あ。こっから本気でネタバレになりますから、本編未読の方は、まず本編を読んでから戻ってください。









いかな?

1章は、伏線と世界観の説明が軸で、ストーリーはオマケ。あと、ガチSFっていうハッタリです。
2章は、特別な用語と説明の補足。短いのに独立させているのは、ないと困るし、書いたら予想外に長くなったから。
3章からが、「小説」としての本編スタートで、起承転結がちゃんとします。
4章が、本当の本編。ばらまいた伏線の回収をしつつ、話をまとめました。
5章は……実は4章のエピローグにするつもりだったのが、書いてみたら長くなっちゃったのと、主人公交代なんてやらかしたので、独立させました。
たぶん、拾い切れていないネタがいっぱいあると思いますが、できれば気にしない方向で!

とまー。
こーいうコトを書きつつ、さらに本編がアレですから、ひょっとしたら私をまじめな愛読家と思われるかもしれませんが、モケー作ったりゲームしたり、1回のコミケで70cmも「薄い本」を買っちゃったり、最近はアウトドアやバイクにも手を出しつつ、もちろん会社勤めもしてて……はい。現在いっこも、一文字も書いていません!

つーワケで、次回作は、しばらくお待ちください。
1年後になるかもしれません……てか、最低1年は間が空くと思います。
あ。発作でショートショートとか書くかもしれませんが、「いつもの発作」くらいで流していただければ幸いです。



……で。ふと思ったんですが、この作品(シリーズ)全体が、何か別の、壮大な冒険活劇のプロローグで、こっから「本編」が始まるんじゃないかなーと、ヒシヒシ感じています。
ぎゅいーん! と戦地に赴いて、トラブルやアクシデントを機転を利かせて脱し、ミッションをすかっとクリアする。
天才美少女船長と、彼女を支える一癖も二癖もありそうな漢たちとか……うあ! 絶対そっちのが面白いし、すかっとするわ!
じゃあ、なんで「こんなの」を書いたかというと、そういうのは誰かが書いてくれるから、あえて自分で書く必要もないかな? なんて思ったから。
つーワケで、続編つーか「本編」を書きたいという奇特な方がいらっしゃったら、ご相談ください。
笑ってOKだして背中を突き飛ばします!

あ。実はこの作品、こっそり冬コミで配りました。

その時点で完結してたんですが……ちょっぴり加筆修正したのが「これ」です。
まだ若干(つーか、もともと少部数しか印刷してないんですが)の在庫がありますので、どこかのイベントで、また「こっそり」配ると思います。
気がついた方は、お手にとっていただければ幸いです♪


つーわけで、ここらで、どっとはらい。
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