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第6章:迷宮勇者と巨人王編
第254話:パンツ
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「あぁ・・・またか・・・」
俺は何度目だろうか、気を失ってから気付くと言う行いをまたしてもやっていると、目を開けて小さく呟く。
「また、じゃよ・・・」
俺は仰向けに寝そべっており、その頭上からこれまた小さくアリシエーゼの声が聞こえて来たので、体勢を変えながらそちらを見る。
「アリシエーゼ・・・」
見るとアリシエーゼが俺の傍で体育座りをしながら伏し目がちで此方を見ていた。
「全くッ、毎度毎度心配させおって・・・」
「・・・アレは仕方無いだろ。でも良く俺の意図する事が分かったな」
あの時、ラルファの神造遺物である長剣の柄を握った瞬間、俺の左腕が一瞬で蒸発した。
それだけならまだしも、肩口まで無くなったその傷口から何かが俺の中に侵入して来たのだ。
其れは恐ろしく感染力が有り、かつ異質であった。
其れが何んなのかは分からない。分からないが、其れに侵されれば俺の存在自体の危機と言えた。
なので必死に抵抗したし、それでは間に合わないと判断して咄嗟にアリシエーゼに助けを求めたのだ。
ただ名前を呼んだだけ。何をどうしてくれとは伝えなかった。
と言うか、伝える時間が無かった。必死に助けてくれと名前を呼んだだけでアリシエーゼは全てを理解してくれ、俺の左半身を吹き飛ばした。
「心臓、吹き飛ばした・・・?」
「・・・うむ」
「・・・そう」
もうちょっと、こう、心臓を避けるとかそう言う事をしてくれでも良かったんじゃ?とアリシエーゼにジト目を送る。
「仕方無かろう、妾も焦っておったんじゃ。そんな細かい制御なんぞ出来んわ」
まぁ、そうなんだろう
ここは素直にお礼を言っておくべきだと思い、俺は寝転がっている体勢からその場で正座し直しアリシエーゼと向かい合った。
「アリシエーゼ―――ありがとう」
心の底から感謝をしているので、俺はその思いを素直に乗せて頭を下げる。
「むッ、べ、別に良いわッ、何度も言っておるだろう、妾とお主は一心同体じゃと」
俺の素直な感謝の気持ちを真正面から受け止めたアリシエーゼは、顔を赤くして顔を背ける。
そんなアリシエーゼの様子を何故か愛おしく感じて俺は気付かれない様にそっと口角を上げた。
だが、何故だろう・・・
俺もめちゃくちゃ恥ずかしくなって来たぞ・・・
ちょぴり恥ずかしくなりながら顔を上げる俺の目の前にあるものが見え、俺は堪らずソレを弄る事で照れ隠しをした。
「あー、何でお前黒なんだ・・・?」
「・・・へ?」
アリシエーゼは俺の言葉が何を示しているのか理解出来ずに、ポカーンと口を空けてアホ面を晒す。
自分の気持ちを素直に表現する事に慣れていない俺は妙な気分になって来て、顔を上げたらアリシエーゼのパンツが見えた。
膝上のワンピースの様な物を好んで着るアリシエーゼは体育座りをしていたので、真正面に座る俺にはもろ見えな訳なのだが、何で黒?と疑問に思ってしまう。
幼女だか少女だか分からない中途半端な見た目をしている癖に、何でパンツだけ妙に大人びてるんだと、ちょっぴりだが怒りさえ湧いて来てしまったのだ。
そんな俺の視線と言動から、漸く俺が何を言っていたのか理解したアリシエーゼは、俯きぷるぷると震え出した。
「どうした、そこはあまり触れて欲しくない所だったか?」
「・・・・・・」
耳まで赤くなるアリシエーゼに何だか面白くなって来て、調子に乗って更に畳み掛け様と口を開く。
「でもさ、お前――――」
「あったり前じゃ!!!このボケがぁぁあああッッ!!、」
「――ギャッ、ぶぁッ!?」
目に涙を浮かべながらアリシエーゼは体育座りの体勢からピョンッとその場で飛び上がり、右脚で俺の延髄を蹴り付けた。
それを真面に受けた俺は目玉が飛び出しそうな衝撃を受け、無様に地面に突っ伏す。
「い、痛ッ―――ハッ!?」
地面に転がる俺は自分の顔が影に覆われる感覚に襲われ顔を上げると、そこには右肘を突き立てて俺の顔面目掛けて倒れ込むアリシエーゼが見えた。
エルボードロップ!?
目を見開き慌てて横に転がる。
ドガンッと地面が砕ける音が響き渡り、チラりと目だけで横を見ると、アリシエーゼの肘が俺の顬辺りを擦って地面にめり込んでいた。
「お、お前ッ、あ、危ねぇだろ!?」
「避けるなッ、この助平めッ!!」
助平って、おい・・・
耳まで赤くして憤慨しているこのアリシエーゼは、俺がエルボードロップを避けた事に憤慨しているのか、それともパンツを見てしまった事に憤慨ているのか、と考えたがどっちもだと直ぐに思考を戻す。
「いや、コレは場を和ます為に言ったに過ぎないし、決して変な意味は無い!寧ろ俺が指摘してやらなかったらお前はこれからずっと勘違いして黒のパンティを履き続けてたって事だろ!?だっら俺に感謝こそすれど―――」
良く分からない言い訳を早口で捲し立てるが、そんな俺をアリシエーゼは更に眉を無理上げて睨む。
「パンティとか言うなッッ!!」
「――オゴォッ!?」
まだエルボードロップを寸前で避けて寝転がっていた俺にアリシエーゼは素早く立ち上がり、飛び上がりは無いのだが、勢いよくフットスタンプを俺の無防備な腹に落とした。それはもう憎き親の仇の顔を踏み潰す様に。
身体がくの字に曲がり、肺に溜め込んでいた酸素が一気に外へと漏れ出した。
激しく咳き込みながらこれ以上はあかん!と「ごめんなさい」を連呼して漸くアリシエーゼの昂りが収まった。
「アンタら何やってんのよ・・・」
騒ぎが一段落した所を見計らった様にそこにイリアが声を掛けて来る。
「此奴がッ、此奴が妾のパンツを見たんじゃあ!」
うわーんとイリアに泣き付くアリシエーゼだが―――
おい、いきなり幼児退行するな・・・
「うぅッ、しかも飢えた狼の様に涎を垂れ流して、目は明らかにエロい眼差しで妾を見ておったぁ!」
おい、待て・・・
涎なんか―――
「うわッ、サイテーね此奴」
アリシエーゼに泣き付かれたイリアはその頭を優しく擦りながら俺を飛びっきり冷たい目で見る。
えぇッ!?今の本気にしたの!?
嘘だろ!?
「ちょ、ちょっと待てッ、こんな妄言をお前信じるなよ!?」
「・・・ちょっと匂いも嗅いでいたのじゃあ」
おいぃぃッ!
それは無いぞ!それは嘘でも言っちゃダメだぞぉぉ!!
「なッ!?何考えてるのよッ、アンタ!!!」
アリシエーゼの嘘にイリアは激高して腰に装備していた警棒を取り出し殴り掛かって来た。
俺は慌ててその場から逃げ、とりあえず此方を生暖かい目で見ていた他の仲間の元へと向かった。
「だからそれで殴るのは無しだろッ、マジで死ぬぞ!?」
「死ぬ訳無いでしょ!今回だって心臓吹き飛ばされてんのにピンピンしてんじゃない!!」
た、確かに・・・
「で、でも痛いだろうがッ」
「変態には丁度良いお仕置よッ!!」
ダメだ!
完全にアリシエーゼの言葉を信じてやがる!!
そこから俺とイリアの追いかけっこが始まる。
仲間の背中に隠れたり、何処の誰だか分からない傭兵の背中に隠れたり、勇者くんの背中に隠れたりしたが、イリアは誰だろうと関係無く俺が壁にした者諸共、殴り殺そうとした。
「クソッ、何て凶暴な女だ!」
「あ、あの、それよりもさー、ちょっと話がしたい―――」
「うるせぇ!オラァッ!!」
ラルファは自分の背中に隠れる俺に対して一度話をしようと持ち掛けて来たが、俺はそれには一切耳を貸さず、そればかりかイリアへ向けてラルファの背中を蹴り放った。
「――うわッ、何するん―――ンがッ!?」
「あぁ!?ラルファくん!?」
「ラルファ様ぁぁ!!」
人間爆弾として投下されたラルファは突進して来たイリアの警棒の一振りで真横に吹き飛ばされる。物凄い勢いで・・・
それを見てアギリーとリルカが絶叫し、もう完全に俺が休息を取っていた小部屋は混沌と化していた。
してやったり・・・
そんな様子をニヤリとしながら見ていたが、ここでふと疑問に思う。
あれ、俺が何をしようとしてたんだっけか?
はて?と小首を傾げて考える。直ぐに思い出しラルファへと顔を向ける。
神造遺物の事含めてラルファに問い質し、後は俺が気を失っている間の事を聞いて記憶を補完するんだったとラルファを呼ぶ。
「おい、ラルファ。何時までも遊んで無いで―――あッ・・・」
地面に転がるラルファは白目を剥いて身体をピクつかせていた。
うーん・・・
俺は何度目だろうか、気を失ってから気付くと言う行いをまたしてもやっていると、目を開けて小さく呟く。
「また、じゃよ・・・」
俺は仰向けに寝そべっており、その頭上からこれまた小さくアリシエーゼの声が聞こえて来たので、体勢を変えながらそちらを見る。
「アリシエーゼ・・・」
見るとアリシエーゼが俺の傍で体育座りをしながら伏し目がちで此方を見ていた。
「全くッ、毎度毎度心配させおって・・・」
「・・・アレは仕方無いだろ。でも良く俺の意図する事が分かったな」
あの時、ラルファの神造遺物である長剣の柄を握った瞬間、俺の左腕が一瞬で蒸発した。
それだけならまだしも、肩口まで無くなったその傷口から何かが俺の中に侵入して来たのだ。
其れは恐ろしく感染力が有り、かつ異質であった。
其れが何んなのかは分からない。分からないが、其れに侵されれば俺の存在自体の危機と言えた。
なので必死に抵抗したし、それでは間に合わないと判断して咄嗟にアリシエーゼに助けを求めたのだ。
ただ名前を呼んだだけ。何をどうしてくれとは伝えなかった。
と言うか、伝える時間が無かった。必死に助けてくれと名前を呼んだだけでアリシエーゼは全てを理解してくれ、俺の左半身を吹き飛ばした。
「心臓、吹き飛ばした・・・?」
「・・・うむ」
「・・・そう」
もうちょっと、こう、心臓を避けるとかそう言う事をしてくれでも良かったんじゃ?とアリシエーゼにジト目を送る。
「仕方無かろう、妾も焦っておったんじゃ。そんな細かい制御なんぞ出来んわ」
まぁ、そうなんだろう
ここは素直にお礼を言っておくべきだと思い、俺は寝転がっている体勢からその場で正座し直しアリシエーゼと向かい合った。
「アリシエーゼ―――ありがとう」
心の底から感謝をしているので、俺はその思いを素直に乗せて頭を下げる。
「むッ、べ、別に良いわッ、何度も言っておるだろう、妾とお主は一心同体じゃと」
俺の素直な感謝の気持ちを真正面から受け止めたアリシエーゼは、顔を赤くして顔を背ける。
そんなアリシエーゼの様子を何故か愛おしく感じて俺は気付かれない様にそっと口角を上げた。
だが、何故だろう・・・
俺もめちゃくちゃ恥ずかしくなって来たぞ・・・
ちょぴり恥ずかしくなりながら顔を上げる俺の目の前にあるものが見え、俺は堪らずソレを弄る事で照れ隠しをした。
「あー、何でお前黒なんだ・・・?」
「・・・へ?」
アリシエーゼは俺の言葉が何を示しているのか理解出来ずに、ポカーンと口を空けてアホ面を晒す。
自分の気持ちを素直に表現する事に慣れていない俺は妙な気分になって来て、顔を上げたらアリシエーゼのパンツが見えた。
膝上のワンピースの様な物を好んで着るアリシエーゼは体育座りをしていたので、真正面に座る俺にはもろ見えな訳なのだが、何で黒?と疑問に思ってしまう。
幼女だか少女だか分からない中途半端な見た目をしている癖に、何でパンツだけ妙に大人びてるんだと、ちょっぴりだが怒りさえ湧いて来てしまったのだ。
そんな俺の視線と言動から、漸く俺が何を言っていたのか理解したアリシエーゼは、俯きぷるぷると震え出した。
「どうした、そこはあまり触れて欲しくない所だったか?」
「・・・・・・」
耳まで赤くなるアリシエーゼに何だか面白くなって来て、調子に乗って更に畳み掛け様と口を開く。
「でもさ、お前――――」
「あったり前じゃ!!!このボケがぁぁあああッッ!!、」
「――ギャッ、ぶぁッ!?」
目に涙を浮かべながらアリシエーゼは体育座りの体勢からピョンッとその場で飛び上がり、右脚で俺の延髄を蹴り付けた。
それを真面に受けた俺は目玉が飛び出しそうな衝撃を受け、無様に地面に突っ伏す。
「い、痛ッ―――ハッ!?」
地面に転がる俺は自分の顔が影に覆われる感覚に襲われ顔を上げると、そこには右肘を突き立てて俺の顔面目掛けて倒れ込むアリシエーゼが見えた。
エルボードロップ!?
目を見開き慌てて横に転がる。
ドガンッと地面が砕ける音が響き渡り、チラりと目だけで横を見ると、アリシエーゼの肘が俺の顬辺りを擦って地面にめり込んでいた。
「お、お前ッ、あ、危ねぇだろ!?」
「避けるなッ、この助平めッ!!」
助平って、おい・・・
耳まで赤くして憤慨しているこのアリシエーゼは、俺がエルボードロップを避けた事に憤慨しているのか、それともパンツを見てしまった事に憤慨ているのか、と考えたがどっちもだと直ぐに思考を戻す。
「いや、コレは場を和ます為に言ったに過ぎないし、決して変な意味は無い!寧ろ俺が指摘してやらなかったらお前はこれからずっと勘違いして黒のパンティを履き続けてたって事だろ!?だっら俺に感謝こそすれど―――」
良く分からない言い訳を早口で捲し立てるが、そんな俺をアリシエーゼは更に眉を無理上げて睨む。
「パンティとか言うなッッ!!」
「――オゴォッ!?」
まだエルボードロップを寸前で避けて寝転がっていた俺にアリシエーゼは素早く立ち上がり、飛び上がりは無いのだが、勢いよくフットスタンプを俺の無防備な腹に落とした。それはもう憎き親の仇の顔を踏み潰す様に。
身体がくの字に曲がり、肺に溜め込んでいた酸素が一気に外へと漏れ出した。
激しく咳き込みながらこれ以上はあかん!と「ごめんなさい」を連呼して漸くアリシエーゼの昂りが収まった。
「アンタら何やってんのよ・・・」
騒ぎが一段落した所を見計らった様にそこにイリアが声を掛けて来る。
「此奴がッ、此奴が妾のパンツを見たんじゃあ!」
うわーんとイリアに泣き付くアリシエーゼだが―――
おい、いきなり幼児退行するな・・・
「うぅッ、しかも飢えた狼の様に涎を垂れ流して、目は明らかにエロい眼差しで妾を見ておったぁ!」
おい、待て・・・
涎なんか―――
「うわッ、サイテーね此奴」
アリシエーゼに泣き付かれたイリアはその頭を優しく擦りながら俺を飛びっきり冷たい目で見る。
えぇッ!?今の本気にしたの!?
嘘だろ!?
「ちょ、ちょっと待てッ、こんな妄言をお前信じるなよ!?」
「・・・ちょっと匂いも嗅いでいたのじゃあ」
おいぃぃッ!
それは無いぞ!それは嘘でも言っちゃダメだぞぉぉ!!
「なッ!?何考えてるのよッ、アンタ!!!」
アリシエーゼの嘘にイリアは激高して腰に装備していた警棒を取り出し殴り掛かって来た。
俺は慌ててその場から逃げ、とりあえず此方を生暖かい目で見ていた他の仲間の元へと向かった。
「だからそれで殴るのは無しだろッ、マジで死ぬぞ!?」
「死ぬ訳無いでしょ!今回だって心臓吹き飛ばされてんのにピンピンしてんじゃない!!」
た、確かに・・・
「で、でも痛いだろうがッ」
「変態には丁度良いお仕置よッ!!」
ダメだ!
完全にアリシエーゼの言葉を信じてやがる!!
そこから俺とイリアの追いかけっこが始まる。
仲間の背中に隠れたり、何処の誰だか分からない傭兵の背中に隠れたり、勇者くんの背中に隠れたりしたが、イリアは誰だろうと関係無く俺が壁にした者諸共、殴り殺そうとした。
「クソッ、何て凶暴な女だ!」
「あ、あの、それよりもさー、ちょっと話がしたい―――」
「うるせぇ!オラァッ!!」
ラルファは自分の背中に隠れる俺に対して一度話をしようと持ち掛けて来たが、俺はそれには一切耳を貸さず、そればかりかイリアへ向けてラルファの背中を蹴り放った。
「――うわッ、何するん―――ンがッ!?」
「あぁ!?ラルファくん!?」
「ラルファ様ぁぁ!!」
人間爆弾として投下されたラルファは突進して来たイリアの警棒の一振りで真横に吹き飛ばされる。物凄い勢いで・・・
それを見てアギリーとリルカが絶叫し、もう完全に俺が休息を取っていた小部屋は混沌と化していた。
してやったり・・・
そんな様子をニヤリとしながら見ていたが、ここでふと疑問に思う。
あれ、俺が何をしようとしてたんだっけか?
はて?と小首を傾げて考える。直ぐに思い出しラルファへと顔を向ける。
神造遺物の事含めてラルファに問い質し、後は俺が気を失っている間の事を聞いて記憶を補完するんだったとラルファを呼ぶ。
「おい、ラルファ。何時までも遊んで無いで―――あッ・・・」
地面に転がるラルファは白目を剥いて身体をピクつかせていた。
うーん・・・
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