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プロローグ②
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俺の名前は東希清(とうきしん)。東京の大学に通う大学一年生だ。
メタい話になるが、大学の事情は弟の鈴のパートで紹介されていると思うから、こちらでは省略させてほしい。
唐突だが、俺は弟が好きだ。愛情を持っている。
いつからだったか、家でも学校でも無邪気に笑っている弟に惚れていた。
だけどそこまでだった。きっと鈴は男に興味なんかない。そう確信したのは中学1年のときだ。
鈴は小学校時代からモテた。更に感情が豊かになった中学生からは、何度も告白されるようになった。
鈴は初め、何故かその申し出を断り続けていたが、ある日突然一人の告白を受け止めた。
彼女の名前は矢本春香。隣の隣の隣の家に住んでいる同い年のちょっとボーイッシュな女子だ。
春香と俺たちはいわゆる幼馴染の関係にあたり、以前から鈴への熱視線を俺ですら感じるような関係であった。
二人は付き合った。恋人になった。と、言うことは鈴は男に興味なんかない。
俺は、鈴への愛情を捨てようとした。周りと同じように女の子を好きになろうと思った。
だけど…、そうしようと思えば思うほど鈴への想いは大きく、強いものへと変化してしまった。
俺は、湧き上がる感情を誤魔化すために、必死に勉強した。いい大学に行って研究に没頭しようと考えた。
そして俺は国公立の有名大学を受験したのだが、1点だ。たった1点足らずに不合格になってしまった。
そのおかげで、母親がいつにまにか出願していた私立大学の理系学科に進むこととなった。
しかしあろうことか、その大学は鈴の進学先の学校だったのだ。
俺は迷った。自分はどうすればいいのか。答えは何なのか。
俺は決心した。鈴と離れて暮らし、鈴を忘れるくらい研究に没頭しよう。と。
鈴と別れの挨拶を済ませて、俺は車に乗った。
思い出の箱根の地を出て、東京の街へと俺はアクセルを踏み込んだ。
メタい話になるが、大学の事情は弟の鈴のパートで紹介されていると思うから、こちらでは省略させてほしい。
唐突だが、俺は弟が好きだ。愛情を持っている。
いつからだったか、家でも学校でも無邪気に笑っている弟に惚れていた。
だけどそこまでだった。きっと鈴は男に興味なんかない。そう確信したのは中学1年のときだ。
鈴は小学校時代からモテた。更に感情が豊かになった中学生からは、何度も告白されるようになった。
鈴は初め、何故かその申し出を断り続けていたが、ある日突然一人の告白を受け止めた。
彼女の名前は矢本春香。隣の隣の隣の家に住んでいる同い年のちょっとボーイッシュな女子だ。
春香と俺たちはいわゆる幼馴染の関係にあたり、以前から鈴への熱視線を俺ですら感じるような関係であった。
二人は付き合った。恋人になった。と、言うことは鈴は男に興味なんかない。
俺は、鈴への愛情を捨てようとした。周りと同じように女の子を好きになろうと思った。
だけど…、そうしようと思えば思うほど鈴への想いは大きく、強いものへと変化してしまった。
俺は、湧き上がる感情を誤魔化すために、必死に勉強した。いい大学に行って研究に没頭しようと考えた。
そして俺は国公立の有名大学を受験したのだが、1点だ。たった1点足らずに不合格になってしまった。
そのおかげで、母親がいつにまにか出願していた私立大学の理系学科に進むこととなった。
しかしあろうことか、その大学は鈴の進学先の学校だったのだ。
俺は迷った。自分はどうすればいいのか。答えは何なのか。
俺は決心した。鈴と離れて暮らし、鈴を忘れるくらい研究に没頭しよう。と。
鈴と別れの挨拶を済ませて、俺は車に乗った。
思い出の箱根の地を出て、東京の街へと俺はアクセルを踏み込んだ。
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