ペトリの夢と猫の塔

雨乃さかな

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第1章『始まりの村と魔法の薬』編

第35話 真犯人/Lurking Perp

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「ニーナさんを殺した真の犯人、それは……」
 エレリアがいったん間を空けて、真実を口にする決意を固めようとする。その間、誰もエレリアを止めようとする者はおらず、みな固唾を呑んで彼女の告白を心待ちにしていた。
 喧騒に満ちていた広場は一変して、まるで時が止まってしまったかのように静まり返っている。
 そして、意を決したエレリアは閉じていたまぶたを開き、静かに視線を村長に向けた。

「村長さん。あなた、……ですよね?」

 エレリアの無垢な眼差しが、呆然と立ち尽くす村長に向けられる。
「……」
 しかし、村長が真犯人だとエレリアから指摘しされたのにも関わらず、広場は未だ静寂に包まれていた。
 そう、誰も口が開けなかったのだ。予想外のエレリアの言動を含め、あまりに事の展開が唐突すぎたため、誰も今の状況を冷静に飲み込みきれていなかったのだ。
 そんな重苦しく居心地の悪い空気が漂う中、まず最初の沈黙を破ったのは村長だった。
「……ははは、わしが妹を殺した真犯人だと。おもしろいことを言うじゃないか、エレリア殿」
 犯人であると見透かされ無意識に彼は動揺する態度を見せるとエレリアは思っていたが、逆に村長は余裕のある笑みをこぼし、自身が犯行を行ったという事実をまず否定した。
「ちょっと、急にどうしたの、リアちゃん!?」
「おい、エレリア……! スベってるぞ……! 分かってんのか……!?」
 続けて、ひどく取り乱した様子のミサとソウヤが、奇行とも解釈できるエレリアの言動を慌てて制止しようとする。
 だが、今だけはエレリアは二人にかまっている暇はなかった。村長がどのような反応を見せるか。そして、如何にして真実を皆に伝えるか。それだけを考えていた。
「勇気を振り絞って語ってくれたエレリア殿には悪いが、結論から言うとわしは犯人ではない。それは村の者たちもすでに知っているはずだし、何より村の歴史がすべてを物語っている。わしには、無罪を証明することができる確かな証拠があるのだよ」
 村長がそう語ると、周囲の村人は平然とした様子でうなずいた。それどころか、彼らは奇人を軽蔑するような冷淡な眼差しでエレリアを見つめていた。
「村の歴史……。確かに、過去の事実は動かぬ証拠になるかもしれませんが、まずその歴史自体が間違っていると疑うこともできますよね? まして、村長の立場なら歴史を都合よく書き直すことぐらい容易いでしょう?」
「ほう、どうしてもエレリア殿はわしがニーナを殺したのだと言いたいのだね?」
「はい」
 呆れた物言いで乾いた笑みを漏らす村長。
 そして、そんな彼をまっすぐ見据えるエレリア。
「では、まずニーナさんが殺された経緯を簡単に振り返ってみましょうか」
 と、ここでエレリアは村の史実を確かめるため、改めてこの地に伝わる昔話を皆で回想することにした。
「エルマーさん。私の代わりに、カロポタス村で起きたフェイルメアの悲劇について説明してもらってもいいですか?」
「僕がですか?! わ、分かりました……」
 いきなりエレリアから不意を突かれる形で名指しされ、村で唯一の教会の神父エルマーが彼女に代わって伝承を語ることとなった。
「えっと……、今からおよそ数十年前、まだこのコックル村ができる前、ここから遠く離れた孤島にカロポタス村という小さな村がありました。僕はその時まだ生まれていなかったのであまり知らないのですが、確か村長さんはその村で生まれたのですよね?」
「うむ、そうだ。人生の大半はほとんどカロポタスで費やしたと言っても過言ではない。ただ、今は見るに耐えない無惨な姿になってしまっておるがな……」
 エルマーの問いかけに、村長は手にしている杖を強く握りしめて答えた。
「事件はそこで起こります。村長さんの妹であるニーナさんが何者かによって殺されてしまったのです。犯人は彼女の愛人でもあった、フェイルメアという男。彼は世界各地を旅する賢者で、聞きかじった話では魔法の腕は見事だったみたいですね」
 そして、少し一息ついた後、彼は説明を続けた。
「彼はニーナさんを殺した容疑を一方的に否定したみたいですが、当時の村人の怒りを買い、結果として彼も殺されました。しかし、逆上した彼の魂はなぜか魔物として蘇り、カロポタス村を一夜にして今の姿に変えた」
「あぁ、フェイルメア……。その名を唱えるだけでも、腹の底から怒りが湧いてくるよ……」
 震えた声で、こめかみに青筋を浮かべる村長。
「その時、どこからともなく旅人の戦士が現れてて……」
「ここからは、わしが話そう。その戦士のお方が、暴走したフェイルメアの魂を鎮めてくださった。そして、彼の魂は今も森の奥深くのほこらに封印されておる」
 早口で一通り説明し終えた村長は、発言の主導権をエレリアに託すかのように正面に向き直った。
「これがカロポタス村で起きた悲劇の全容だ。当然、嘘偽りなどは決してない。すべて真実だ」
 エルマーと村長が施した説明に、村人たちはそこから少しも疑いの余地を見出せないような表情をしており、エレリアが次に何を語るのか静かに見守っていた。
「では、私が気になった一つ目の点。それは、そもそもなんでフェイルメアが恋人のニーナさんを殺したのか、ということ。だって、考えてみてください。ある日突然、愛する恋人を殺すなんてことありますか? あの話を聞いてから、私はずっと心のなかで引っかかってたんです」
「悪いが、エレリア殿。そなたの主張はあまりに主観的すぎるが故に、信頼性に欠けておるぞ。わしらの見えないところでお互いを憎み合っておれば、たとえ恋人であろうと相手を殺めることぐらい不自然ではないようにわしは思えるが……」
「もちろん、私の主張はこれだけではないですよ。まだ、他にあります」
 そして、間髪入れずエレリアは二つ目の主張を唱えた。
「二つ目の謎。それは、ニーナさんの殺され方」
「殺され方?」
 エレリアのすぐそばで聞いていたミサが思わず疑問を口にした。
「彼女は確か『剣』で斬り殺されたんですよね?」
「そうだとも。それも、確実に息の根を止めるためか知らないが、無数の痛ましい切り傷が身体中に刻まれていたよ。あぁ、可哀想なニーナ……」
「でも、それってよく考えたらおかしくないですか? フェイルメアは賢者なんですよね。賢者って剣を使うんですか? もし仮に本当に剣を使ったのだとしても、わざわざ剣にこだわる必要はあるのでしょか。彼が賢者なら、恐らく魔法を使ってニーナさんを殺すはずですよね?」
「っ……!」
 エレリアの指摘に、何も言い返せずなぜか苦しそうに口を紡ぐ村長。
 すると、周囲から「よく考えてみれば、そうだな……」と呟く声がぽつぽつと聞こえてきた。エレリアの発言の真意が少しずつだが村人たちにも伝わってきたらしい。
 エレリアの主張が優勢になってきた頃、ここで村長が慌てて口を開いた。
「こ、この世にはだな、職種の域を超えて、多領域の武器を自由自在に扱うことができる『オールラウンダー』という人間も稀に存在する。フェイルメアがそのオールラウンダーで、自身の犯行を紛らわすために、敢えて剣を用いてニーナを殺したという可能性を考えることもできるはずじゃが?」
「だけど、自分の得意じゃない武器を使ったフェイルメアに対して、簡単にニーナさんが殺されるはずがないと私は思うんですけど」
 すると、思慮深く顎に手を添えたエルマーが独り言を呟くように口を開いた。
「そういえば……、ニーナさん生前は数年間、魔法学校に通っていたみたいで、並々に魔法を使うこともできたみたいですよ。この前、教会の図書室に置いてある彼女にまつわる本を読んだ時に、そう書かれてました」
「なら、尚更です。フェイルメアが剣で襲ってきたならニーナさんも魔法で抵抗するはずだし、魔法学校の生徒であればそれなりに魔法を使いこなせるはずだから、簡単に殺されるはずがありません」
 エレリアが発言していくにつれて、納得する様子を見せる周囲の村人たち。
「ニーナさんを殺したのは、彼女の力を上回るほど腕の良い剣の使い手以外ありえない」
 その時、広場の冷めた空気は完全に変わっており、エレリアの巧みな言葉に納得した村人たちの疑いの視線が一斉に村長に注がれていた。
 彼らの支持を味方につけたエレリアの言葉は次第に熱を帯びていく。
「確か……、村長さんは若い頃は腕っぷしの強い戦士で、自宅に剣も飾られてましたよね? 魔法使いの彼女を剣で殺せたのはあなたしか……」
「エレリア殿!! コックル村の長に向かって、先ほどから好きにべらべらと……。失礼にも程があるぞ!!」
 その瞬間、終始穏やかな態度を貫いていた村長が初めて激しく取り乱した。手にしていた杖を強く地面に叩きつける。
「何か決定的な証拠があるわけでもなく、無理矢理に事実をこじつけてわしを殺人犯扱いしおって! そなたが今いかに無礼な態度をとってるか、その自覚はあるのかね!? エレリア殿!!」
 これまでの穏やかな立ち振る舞いからは想像もつかないほど、村長はエレリアに激しい叱責を吐き散らした。
 再び、静まり返る村の広場。
 しかし、そんな激高した村長の態度に少しも怯むことなく、再びエレリアは静かに語り始めた。
「……私、カロポタス村でニーナさんからこんな物を受け取ったんです」
 そう言うと、エレリアはひっそりポケットに隠しておいたあるものを取り出した。村長だけでなく、広場に集まっているすべての人々が一斉に視線を向ける。
「な、何だね、それは……? ただのガラクタではないか……」
 エレリアが村長に見せたもの、それはとある剣の刃の欠片だった。それは蒼天の如く深い青色が特徴的な刃の欠片で、正確には欠けた剣の先端の一部のように見える。
 しかし、なぜ彼女が何の変哲もないただの鉄クズを取り出し、それを村長に見せつけたのか。その真意を掴めず次第にざわつく村人たち。
 するとその時、しわがれたとある老人の呟きが、どよめく喧騒の隙間を縫っていくように聞こえてきた。
「おやおや、なんと……。それを持ってきてしまったのかぁ……」
 何のとりとめもない独り言のような一言だったか、その瞬間に周囲の人々は喋ることを止め、その老人に注目した。
「あぁ……、忘れもせんよ……。それは、あの子が殺された時に、冷たくなってしまった体に突き刺さっていた剣の砕片ではないか……。あの悲しい出来事を忘れないためにも、あの時のわしがこっそり拾って、あの子の墓に忍ばせておいたものと間違いない……」
「な、なぜ、そんなことを……」
 深い老熟を感じる物言いの老人に、村長は震える声で隠しきれぬ怒りを口から漏らした。
 そして、エレリアはその老人の発言に便乗していくような形で話を進めていく。
「そう、これはニーナさんを殺した凶器の一部で、村長さんの犯行を証明する、唯一の証拠で……」
「何をふざけたことをっ!!」
 そして、ついに村長は言葉を荒らげ、村長という立場も忘れ、村人たちの前で激しくエレリアを叱りつけた。
「そもそも、どうやって死んだあいつと話をしたと言うんだ! 全部、嘘に決まっておる! 悪ふざけもいい加減にしろ!!」
 村を統べる者とは思えぬ恫喝じみた叱責に圧倒され、思わず言葉を失う人々。
 その時、ただエレリア一人だけが呆れたようにまぶたを閉じ、そのまま、とある一人の少女の名を静かに唱えた。
「……クレア。頼んでおいた物を私に」
「はい、エレリア様」
 すると、群衆の中からエレリアのもとへ、質素なメイド服に身を包んだ一人の少女が整った歩調でゆっくりと歩み寄ってきた。彼女は栗色の髪の毛を束ね、大事そうに何かを抱えていた。
「なっ、クレア!? なぜここにっ……!?」
 思いがけない彼女の登場に、誰よりも驚いていたのは村長だった。彼は驚きのあまり目を限界まで見開き、言葉を失っていた。
 そう広場の真ん中に現れた彼女は、村長の屋敷に仕えるあの使用人の少女だった。
「エレリア様、お約束の代物です」
 すると、使用人の少女クレアは村長を一瞥することもなく、エレリアに頼まれていた物を手渡した。
「そ、それはっ……!!!」
 クレアが引き渡したとあるアイテムによって、村長の血の気が失せていく様子が見て分かった。
「あっ。それって、昨日村長さんの部屋で見たやつじゃねぇか……?」
 と、ここでエレリアの手にする何かに見覚えを感じたソウヤが思わず口にする。
 そして、ソウヤ以外に未だ理解が追いついていない村人たちに向かって、エレリアは身体の向きを変え説明を加えた。
「これを見てください。これは村長さんにしか扱えない、村長さんのためだけに作られた特別な剣です。……そうでしたよね?」
 エレリアは鞘に収まっている剣を村長に見せつけ、彼に尋ねた。
「……!!」
 それはまさしく村長の部屋に飾ってあり、頑なにソウヤに触らせようとしなかつたあの剣であった。美しい装飾が施された頑丈な鞘が印象的な一品。しかし、裏を返せば、それは何か真実を隠しているようにも見える。
「私の予想が正しければ、この鞘を抜くと、刃は欠けてあるはずです。そして……」
 ここで、エレリアはいったん間を置き、静かに息を吸って再び口を開いた。

「このニーナさんを殺した凶器の欠片と、この村長さんの欠けた剣の先端が一致するはずです」

 その瞬間、彼女の言葉に広場にいるエレリアと村長以外の全員が同時に息を呑んだ。
 これまで何の疑いもなく信じていた歴史の一部が、エレリアの手によって大きく真実に塗り替えられようとされている。そんな状況を目前にし、村人たちは黙ってはいられなかった。
「ねぇ、それって本当なの!? リアちゃん!」
「だ、だったらよ……。早くその鞘を抜いて、俺たちに見せてくれよ!」
 飛び交う人々の声に紛れて、ミサとソウヤの声も共に聞こえてきた。
 そして、人々の期待に答えるために、エレリアは黙ったままゆっくりと剣の鞘に手を触れ、次の瞬間には力を入れて引き抜こうとした。
 左手で鞘をしっかりと固定し、右手で一気に出し抜く。
「……ッ!!」
 しかし、いくら力を込めて刃を鞘から取り出そうとしても、まるで鞘がこちらの意思を拒絶するかのように重くなり、内部の刃を見せようとしない。
「ふぅ……。やっぱり、無理か……」
「おい、どうしたんたよ。何、手間取ってんだよ!」
 モタモタと手こずっているエレリアにシビレを切らしたソウヤが、隠しきれない苛立ちと共に近寄ってきた。
「ほら貸してみろ、俺がやってやる!」
 そして、乱暴にエレリアから剣を奪い上げると、慣れた手付きで鞘に収まっている刃を引き抜こうした。
「ふんっ!! ぐぬぬぬっ……!!」
 エレリアが明らかにした驚くべき真実を目前にして、まだかまだかと人々を息を詰めて見守る。
 だが、やはりソウヤの反応もエレリアと同じものだった。
「……だあぁっ!! なんだよ、くっそ硬ぇ!! 錆びてんじゃねぇのか、これ!?」
 自身が認めた主人以外の命令は、誰であろうと決して受け入れない。
 そんな並々ならぬ従順な意思を宿した不思議な剣に、ソウヤは軽蔑の言葉を浴びせつける。
 すると、突然彼は顔色を変えた。
「はっ、そっか! そいえば、これって村長さんにしか扱えないんだっけか? だったら……」
 そして、黙ったまま誰とも視線を合わせようとしない村長にゆっくり近づくと、少し控えめに剣を見せつけた。
「あの、村長さん……。この剣、あなたなら引き抜けるんですよね……?」
 そして、それ以上は語らず、ソウヤは半ば強引に剣を手渡した。
 しかし、受け取ったはいいものも、剣を握ったまま一向に動こうとしない村長。その手は細かく震えており、溢れ出る冷や汗にまみれた表情は極限まで張り詰めていた。
 すると、人々が一斉に騒ぎ出した。
「村長さん、早くその剣を抜いてくださいよ!」
「そうですよ! そうすれば、この子が言っていることのすべてが分かります!」
「もし、村長さんが犯人でなければ、できるはずですよね!?」
 次々と飛び交う怒号。
 気づくと辺りは騒ぎを聞きつけた村人たちで溢れかえっていた。中には事情を知らない人も群衆の外側に集まっており、初めは数十人しかいなかった広場は騒然としていた。
「村長さん!!」
「……っ!!」
 人々からの圧に屈し、村長は額から溢れ出る冷や汗を鬱陶しそうに拭うと、仕方なくゆっくりと剣の鞘に手をかけた。
 彼が鞘を抜いた時、エレリアが言っていた通り刃が欠けており、かつ、エレリアの持っている欠片が一致すれば、彼が真犯人だということになる。
 
 嘘で塗りたくられた歴史が真実に変わる瞬間は、もうすぐそこまで来ていた。
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