2 / 32
02 無理矢理の旅立ち
しおりを挟む
仰々しい錫杖持ちの男が言うには、僕たちは「この世界の魔王を倒すために召喚された栄誉ある者たち」で、何故か僕たちに拒否権はなく、反抗も許されなかった。
「おかしいだろ、そんな話!」
真っ向から非難したカイトは錫杖でぶん殴られた。歯が何本も折れて飛び散るほどの力で。
「何すんだよ! カイト、しっかりしろ!」
チャバさんが駆け寄って、カイトを助け起こす。カイトは気絶していた。
「我らの魔力すべてを賭しての呼び掛けに応えたのがお主らじゃ。我らの言うことを聞くのが当然であろう」
呼び掛けに応えた覚えは全く無い。
そう訴えても、彼らは一向にこちらの言い分に耳を貸さず、どこからともなく現れた重装備の兵士たちに一人ずつ拘束され別々の部屋に放り込まれた。
小一時間ほどして再び最初の部屋へ集められた僕たちは、それぞれ召喚直後とは違う服を着ていた。
僕は連れて行かれた部屋にいたメイドさんのような人たちに、寄ってたかって着せ替えられたのだが、皆同じ目に遭ったようだ。
全員、Tシャツやスウェット、ジャージ、パジャマといった、ゆったりした服を着ていたのに、D&Tの世界で冒険者がしているような格好になっていた。
カイトとピヨラは金属製の重たそうな胸鎧の戦士風。ジョーは金糸の刺繍が入った白いローブの聖職者風でチャバさんは黒地に赤い文様の入ったローブの魔法使い風。この流れなら僕の革の胸当てに丈夫そうなズボンと腰巻きにロングブーツという姿は、シーフかローグだろう。
「そういえば、ゴッドは?」
カイトが全員をぐるりと見渡して、ゴッドと口にした。
カイトの頬の傷は癒えていて、歯が折れている様子もない。D&Tの世界だから、治癒魔法を掛けられたのだろう。
ところでゴッドって……ああ、GODさんのことか。僕は彼のことを「神」と呼ぶのはなんだか違う気がして、ずっと心のなかでジーオーディーさんと呼んでいた。
そういえば、誰もボイスチャット中に彼のことを名前で呼んだことなかったな。
GODさんのシナリオで遊ぶと決まってからはGKと呼んでいた。
「居ないね。ねえ、もう一人いなかった?」
ピヨラが手近な兵士に声を掛けたが、兵士はガン無視を決め込んだ。
本当に失礼な奴らだ。
最初に、この国と魔王に関する説明を受けた。
この国の名前はドルズブラというらしい。
ドルズブラ国領地内の東西南北の端に塔が一本ずつあり、その天辺に魔王が一体ずつ棲んでいるという。
「召喚される者はこの程度、理解しているはずだが。何も知らぬ? おかしいな」
おかしいと言いたいのはこちらの方だ。
しかし歯向かったり反論したりすると、ごつい錫杖でぶん殴られて物理的に黙らされる。僕とジョーも一回ずつやられて、全員黙って大人しく話を聞くしかなかった。怪我は別の人が魔法であっという間に治してくれたが。
……僕たちよりも、そっちの魔法が使える人や、その重たい錫杖ぶん回す貴方のほうが魔王討伐に向いているのでは、と全員が考えていたはずだ。
「諸君らは魔王を倒せば元の世界に帰れる。この国のためにも、自身のためにも、頑張ってくれたまえ」
僕たちが本当に何も知らないと解ると、錫杖の人は呆れた顔になって「後は任せた」と言い残してどこかへ行ってしまい、怪我を治してくれた人が残って僕たちの質問に答えてくれた。
この人は僕たちの感情を逆なでするような事は言わず、むしろ同情的に接してくれたので、こちらも相応の態度で質問した。
質問の量は多岐に渡ったが、聞けば聞くほど、全員が確信した。
ここは、D&Tの世界だ。
おそらく、GODが考えたオリジナルシナリオに、どういうわけか巻き込まれたのだろう。
「貴方がたは召喚の儀によって、この世界の者にはない特別な力を宿しているはずです。それを使えるようになれば、魔王など一捻りでしょう」
などと言うが、特別な力どころか、魔力めいたものすら感じられない。
D&Tの世界ならば、たとえ魔法の使えない戦士系であっても、魔力自体は持っているはずだ。
「手ほどきをして差し上げたいのは山々ですが、しかし、もう時間がありません。貴方がたには儀式と洗礼が終わり次第、魔王討伐の旅に出立していただきます」
感じの良い治療魔法使いも、これだけは譲れないとばかりに強く念押ししてきた。
その後、なんとかの儀式だとか洗礼だとか、出立式だとかに無理やり参加させられて時間を取られ、僕たちは城に二泊した。
儀式や洗礼を終えても、僕たちの誰一人として「特別な力」とやらは発現しなかったが。
部屋は一人一部屋、かなり豪華な部屋を与えられてはいたが、何故か他の人とは会わせてもらえず、誰とも会話もできないのが辛かった。
三日目の朝起きて、配膳された不味い朝食を済ませると、部屋にメイドさんと兵士が二人ずつやってきた。
メイドさんたちに例のファンタジー装備に着替えさせられると、兵士たちに両腕を拘束された上で、部屋から無理やり連れ出された。
他の皆も同じ状態になっていた。
そのまま問答無用で馬車に詰め込まれ、ガタゴト揺られること暫し。
降りろと言われて従うと、目の前には高い塀と巨大な門があった。
「わ、あんな大きな城だったのね。街並みもきれい……」
ピヨラが感嘆の声を上げる。僕を含めた他の皆も周囲を見回そうとしたが、兵士たちによって遮られてしまったため、あまり見えなかった。
兵士たちはそのまま、僕たちを門の外まで追いやった。
「では、魔王討伐の知らせを待っている。幸運を祈る」
兵士の中で一番偉そうな人が偉そうに言い放つと、巨大な門は驚くほどの迅速さでぴっちり閉まった。
塀の外は見渡す限り、森だった。
森の地面をよくよく見ると、かろうじて道らしきものがある。
上を見上げても塀か、森の樹々しか目に入らない。
塔とやらは、どこにあるのだろうか。
「とりあえず、この道を進んで……別の町か国へ……話の分かりそうな人を探すか」
「賛成」
ひんやりとした森の空気に、日本とは全く違う雰囲気。
非現実感たっぷりなのに、目の前にあるのは高い外壁に閉まった門とリアリティ溢れる現実の森という状況で、思考が麻痺していたのだろう。
僕たちはTRPGのセッション中のように行動を決めた。
その時、僕の脳裏にダイスをロールするツールの画像が浮かび上がった。
脳裏で1d100(百面ダイスを一回振る)のロールボタンをクリックしてみると、「1」と出た。
D&Tの大抵の判定なら、クリティカルで百%大成功だ。
一体何の判定だったのだろう。
他の人達の様子を伺うと、それぞれ妙な顔つきをしていたから、同じ現象が起きていたのかもしれない。顔色から、ダイスの結果は芳しくなかったようだが。
TRPGのセッションなら、このあたりでGKがシーンを切って、僕たちは町に到着するだとかイベントに遭遇しただとか宣言され、次のシーンに移る。
しかしここは、リアルな森の前だ。
僕たちは実際に、自分の足で前へ進むしかなかった。
*****
そして……僕は一人になった。
木の根に足を取られてすっ転び、うずくまって動けなくなっていた僕は、走馬灯のようにこれまでのことを思い返していた。
城を出てから何時間経ったのか、時間を知る術を持たない僕には定かじゃない。
最後尾は、バックアタックを警戒するために、ピヨラがいたと思う。
それから、チャバさん、ジョー、カイトの順かな……。
シーフらしいからと先頭を歩いていた僕だけが生き残ってしまった。
「くそっ、なんで、なんでなんだよ……」
ようやく整った呼吸で、僕は何度目かの「なんで」を吐き出した。
しっとりした土の地面を拳で殴っても、前が見えなくなるほど泣き叫んでも、もう誰もいない。
「……皆を、あのままにしておけないな……」
チャットルームでは顔出しはしなかったから、この世界に召喚されて初めて顔を知った人たちだ。
だけど、声は皆区別がつくほどよく知っている。
ゲームの中とはいえ、一緒に数々の冒険をしてきた、仲間だ。
魔物は人間を見ると殺すだけで、食べたりはしないから、死体は残っているだろう。
せめて埋葬するか、魔物に見つからないよう隠しておきたい。
そう考えた時だった。
また脳裏に、ダイスツールの画面が浮かび上がった。
「おかしいだろ、そんな話!」
真っ向から非難したカイトは錫杖でぶん殴られた。歯が何本も折れて飛び散るほどの力で。
「何すんだよ! カイト、しっかりしろ!」
チャバさんが駆け寄って、カイトを助け起こす。カイトは気絶していた。
「我らの魔力すべてを賭しての呼び掛けに応えたのがお主らじゃ。我らの言うことを聞くのが当然であろう」
呼び掛けに応えた覚えは全く無い。
そう訴えても、彼らは一向にこちらの言い分に耳を貸さず、どこからともなく現れた重装備の兵士たちに一人ずつ拘束され別々の部屋に放り込まれた。
小一時間ほどして再び最初の部屋へ集められた僕たちは、それぞれ召喚直後とは違う服を着ていた。
僕は連れて行かれた部屋にいたメイドさんのような人たちに、寄ってたかって着せ替えられたのだが、皆同じ目に遭ったようだ。
全員、Tシャツやスウェット、ジャージ、パジャマといった、ゆったりした服を着ていたのに、D&Tの世界で冒険者がしているような格好になっていた。
カイトとピヨラは金属製の重たそうな胸鎧の戦士風。ジョーは金糸の刺繍が入った白いローブの聖職者風でチャバさんは黒地に赤い文様の入ったローブの魔法使い風。この流れなら僕の革の胸当てに丈夫そうなズボンと腰巻きにロングブーツという姿は、シーフかローグだろう。
「そういえば、ゴッドは?」
カイトが全員をぐるりと見渡して、ゴッドと口にした。
カイトの頬の傷は癒えていて、歯が折れている様子もない。D&Tの世界だから、治癒魔法を掛けられたのだろう。
ところでゴッドって……ああ、GODさんのことか。僕は彼のことを「神」と呼ぶのはなんだか違う気がして、ずっと心のなかでジーオーディーさんと呼んでいた。
そういえば、誰もボイスチャット中に彼のことを名前で呼んだことなかったな。
GODさんのシナリオで遊ぶと決まってからはGKと呼んでいた。
「居ないね。ねえ、もう一人いなかった?」
ピヨラが手近な兵士に声を掛けたが、兵士はガン無視を決め込んだ。
本当に失礼な奴らだ。
最初に、この国と魔王に関する説明を受けた。
この国の名前はドルズブラというらしい。
ドルズブラ国領地内の東西南北の端に塔が一本ずつあり、その天辺に魔王が一体ずつ棲んでいるという。
「召喚される者はこの程度、理解しているはずだが。何も知らぬ? おかしいな」
おかしいと言いたいのはこちらの方だ。
しかし歯向かったり反論したりすると、ごつい錫杖でぶん殴られて物理的に黙らされる。僕とジョーも一回ずつやられて、全員黙って大人しく話を聞くしかなかった。怪我は別の人が魔法であっという間に治してくれたが。
……僕たちよりも、そっちの魔法が使える人や、その重たい錫杖ぶん回す貴方のほうが魔王討伐に向いているのでは、と全員が考えていたはずだ。
「諸君らは魔王を倒せば元の世界に帰れる。この国のためにも、自身のためにも、頑張ってくれたまえ」
僕たちが本当に何も知らないと解ると、錫杖の人は呆れた顔になって「後は任せた」と言い残してどこかへ行ってしまい、怪我を治してくれた人が残って僕たちの質問に答えてくれた。
この人は僕たちの感情を逆なでするような事は言わず、むしろ同情的に接してくれたので、こちらも相応の態度で質問した。
質問の量は多岐に渡ったが、聞けば聞くほど、全員が確信した。
ここは、D&Tの世界だ。
おそらく、GODが考えたオリジナルシナリオに、どういうわけか巻き込まれたのだろう。
「貴方がたは召喚の儀によって、この世界の者にはない特別な力を宿しているはずです。それを使えるようになれば、魔王など一捻りでしょう」
などと言うが、特別な力どころか、魔力めいたものすら感じられない。
D&Tの世界ならば、たとえ魔法の使えない戦士系であっても、魔力自体は持っているはずだ。
「手ほどきをして差し上げたいのは山々ですが、しかし、もう時間がありません。貴方がたには儀式と洗礼が終わり次第、魔王討伐の旅に出立していただきます」
感じの良い治療魔法使いも、これだけは譲れないとばかりに強く念押ししてきた。
その後、なんとかの儀式だとか洗礼だとか、出立式だとかに無理やり参加させられて時間を取られ、僕たちは城に二泊した。
儀式や洗礼を終えても、僕たちの誰一人として「特別な力」とやらは発現しなかったが。
部屋は一人一部屋、かなり豪華な部屋を与えられてはいたが、何故か他の人とは会わせてもらえず、誰とも会話もできないのが辛かった。
三日目の朝起きて、配膳された不味い朝食を済ませると、部屋にメイドさんと兵士が二人ずつやってきた。
メイドさんたちに例のファンタジー装備に着替えさせられると、兵士たちに両腕を拘束された上で、部屋から無理やり連れ出された。
他の皆も同じ状態になっていた。
そのまま問答無用で馬車に詰め込まれ、ガタゴト揺られること暫し。
降りろと言われて従うと、目の前には高い塀と巨大な門があった。
「わ、あんな大きな城だったのね。街並みもきれい……」
ピヨラが感嘆の声を上げる。僕を含めた他の皆も周囲を見回そうとしたが、兵士たちによって遮られてしまったため、あまり見えなかった。
兵士たちはそのまま、僕たちを門の外まで追いやった。
「では、魔王討伐の知らせを待っている。幸運を祈る」
兵士の中で一番偉そうな人が偉そうに言い放つと、巨大な門は驚くほどの迅速さでぴっちり閉まった。
塀の外は見渡す限り、森だった。
森の地面をよくよく見ると、かろうじて道らしきものがある。
上を見上げても塀か、森の樹々しか目に入らない。
塔とやらは、どこにあるのだろうか。
「とりあえず、この道を進んで……別の町か国へ……話の分かりそうな人を探すか」
「賛成」
ひんやりとした森の空気に、日本とは全く違う雰囲気。
非現実感たっぷりなのに、目の前にあるのは高い外壁に閉まった門とリアリティ溢れる現実の森という状況で、思考が麻痺していたのだろう。
僕たちはTRPGのセッション中のように行動を決めた。
その時、僕の脳裏にダイスをロールするツールの画像が浮かび上がった。
脳裏で1d100(百面ダイスを一回振る)のロールボタンをクリックしてみると、「1」と出た。
D&Tの大抵の判定なら、クリティカルで百%大成功だ。
一体何の判定だったのだろう。
他の人達の様子を伺うと、それぞれ妙な顔つきをしていたから、同じ現象が起きていたのかもしれない。顔色から、ダイスの結果は芳しくなかったようだが。
TRPGのセッションなら、このあたりでGKがシーンを切って、僕たちは町に到着するだとかイベントに遭遇しただとか宣言され、次のシーンに移る。
しかしここは、リアルな森の前だ。
僕たちは実際に、自分の足で前へ進むしかなかった。
*****
そして……僕は一人になった。
木の根に足を取られてすっ転び、うずくまって動けなくなっていた僕は、走馬灯のようにこれまでのことを思い返していた。
城を出てから何時間経ったのか、時間を知る術を持たない僕には定かじゃない。
最後尾は、バックアタックを警戒するために、ピヨラがいたと思う。
それから、チャバさん、ジョー、カイトの順かな……。
シーフらしいからと先頭を歩いていた僕だけが生き残ってしまった。
「くそっ、なんで、なんでなんだよ……」
ようやく整った呼吸で、僕は何度目かの「なんで」を吐き出した。
しっとりした土の地面を拳で殴っても、前が見えなくなるほど泣き叫んでも、もう誰もいない。
「……皆を、あのままにしておけないな……」
チャットルームでは顔出しはしなかったから、この世界に召喚されて初めて顔を知った人たちだ。
だけど、声は皆区別がつくほどよく知っている。
ゲームの中とはいえ、一緒に数々の冒険をしてきた、仲間だ。
魔物は人間を見ると殺すだけで、食べたりはしないから、死体は残っているだろう。
せめて埋葬するか、魔物に見つからないよう隠しておきたい。
そう考えた時だった。
また脳裏に、ダイスツールの画面が浮かび上がった。
10
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
勇者、追放される ~仲間がクズばかりだったので、魔王とお茶してのんびり過ごす。戻ってこいと言われても断固拒否。~
秋鷺 照
ファンタジー
強すぎて勇者になってしまったレッグは、パーティーを追放され、一人で魔王城へ行く。美味しいと噂の、魔族領の茶を飲むために!(ちゃんと人類も守る)
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ざまぁから始まるモブの成り上がり!〜現実とゲームは違うのだよ!〜
KeyBow
ファンタジー
カクヨムで異世界もの週間ランク70位!
VRMMORゲームの大会のネタ副賞の異世界転生は本物だった!しかもモブスタート!?
副賞は異世界転移権。ネタ特典だと思ったが、何故かリアル異世界に転移した。これは無双の予感?いえ一般人のモブとしてスタートでした!!
ある女神の妨害工作により本来出会える仲間は冒頭で死亡・・・
ゲームとリアルの違いに戸惑いつつも、メインヒロインとの出会いがあるのか?あるよね?と主人公は思うのだが・・・
しかし主人公はそんな妨害をゲーム知識で切り抜け、無双していく!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる