上 下
32 / 38
魔界内乱編

狐の従者は乱れる

しおりを挟む
今日はサヴァンがいないからイカルドと部屋に二人きりなんだよね。

僕はサヴァンのベットでゴロゴロしてて、イカルドは横の椅子に座ってる。


「ネ、ネムさんは服着なくていいんですか…?」


服を着てって言われてもここに来たときから裸だから服が、ないんだよね。


「うーん、別に困ってないし、いいかなって。」

「えぇ!?………うぐ、私が目のやり場に困るじゃないですか…。」


ん?なんて言ったんだろ。


「ごめんね、聞こえなかったから、もう一回、お願いっ!」

「ちょっ、うわぁ!?」

「きゃあ!」


僕がイカルドの手を掴み引き寄せると、イカルドは足をベットに引っ掛けたらしく、僕の上に倒れ込んだ。


「う、いてて…」

「うぅ、イカルド、大丈夫…?」

「はい、なんとか大丈夫です…。それより、起き上がらないと…。」

「っ、ひぁっ…イカルド、そこ…ぁんっ…!」


イカルドが立ち上がろうと手をついたのは、僕の胸の上で、サヴァンに触られて真っ赤になった僕の乳首は上から圧迫されるだけで気持ちよくなってしまう。


「え?なにこれ、柔らか…?」

「あ、やだっ、揉まないっ、でぇっ…んぁっ…!」


イカルドは僕の声が聞こえなかったのか、僕の胸をふにゅふにゅと手で揉んだ。


「え、うわぁ!すいません!」


慌てて、イカルドは起き上がると僕の上からどいて、目の前に正座した。


「ま、魔王様の伴侶のネムさんの、お、おっぱいを触って…わ、私が触って…。」


ブツブツと呟きながらイカルドは自分の手を見つめている。


「イカルド、どうしたの?」

「ひぃっ!」


近づいて、イカルドの膝に手をつき、下から顔を覗き込むと、イカルドは顔を真っ赤にして、プルプルと震えている。


「わ、私がネムさんの胸を…触って…!」


胸を触ったこと気にしてるのかな…?


「別に触ったっていいよ?……んっ、…ほら、もっと触って?…僕、イカルドだったら嫌じゃないよ…?」


僕はそう言って、イカルドの手のひらを僕の胸にむにゅっと押し当てた。


「うわぁあ!駄目ですって!ネムさんは魔王様の伴侶なんですよ!?」


ずっと思ってたけど伴侶って何なんだろう?

伴侶だと気持ちいい事もしちゃいけないのかな…。

うぅ…そんなのやだ…。


「うぅっ、…じゃあ伴侶ならないもん!サヴァンの伴侶にならない!」

「えぇええっ!?えっ!?これ私のせい!?え!え!?」


イカルドが慌ててるけど、僕はプイッと顔を横に向けて、むーっと唇を突き出す。


「どうしたらいいんだ…!」


イカルドが頭を抱えてるけど、知らない!

僕は気持ちいい事好きなんだもん!

ユースやアルくん達とちゅーするのだってほっこりして好きなんだもん!


「はっ、そっか…!つまり私がネムさんを触ればいいのか…!」

「えっ、きゃあっ!」


イカルドは突然、僕を押し倒すと僕の胸を両手で揉み始めた。


「ひ、ぁ……あん……ぁ…あっ……!」

「ネムさんのおっぱいを揉むのも魔王様の為だ、そうだ、魔王様の為だから…!」


下から持ち上げるように揉まれ、ぐにゅぐにゅと僕の胸が形を変えている。

触られてないのに僕のがムクムクと勃ってきた。


「イカ、ルドォ…ん…下も…触ってぇっ…んぁっ…」

「下も、触っちゃっていいんですね…!」


イカルドの手が僕のを包み、優しく上下に擦られる。


「あっ、はっ、ふ、ぁ…あんっ…」


ふわふわとした気持ちになりながらも、下を見ると僕のを触るイカルドの手の奥で、イカルドのが股部分の布を押し上げて、苦しそうなほど大きくなっていた。


「イカルドっ、服、脱がせて、あげるっ…」

「はいっ!?」


イカルドが驚いて僕のから手を離した隙に僕はイカルドを押し倒して服を脱がせていく。

ポカンとしたイカルドはされるがままで、上半身は裸になり下半身も下着一枚になった。

僕がイカルドの下着を下げようと下着に指を入れたところで急に僕の手を掴んできた。


「ちょ、ちょ、ネムさん!?ネムさんの体触るのに私が裸になる必要がありますか!?」

「だって、イカルドのが苦しそうなんだもん!」

「うひぃ!」


僕がそう言いながら、イカルドのを下着の上から優しく触れるとイカルドが高い声を出した。


「だ、駄目ですって、そんなとこ触っちゃ!」


僕はイカルドの下着をズリっと下に引っ張ると、ぶるんと音が聞こえてきそうなぐらい勢い良くイカルドのが飛び出してきた。


「うわぁっ、飛び出してきたね!」

「ネムさん!私のは汚いですよ!触っちゃったらネムさんが穢れちゃいます!」


僕はイカルドのを両手で包み、口を開けてパクリと口に含んだ。


「うわぁぁっ!何してるんですか、ネムさん!!!」

「なにって、いかるどのを、んちゅ…舐めてるんらよ?」


僕が舐めるたびにビクビクとイカルドのが震えて可愛い。


「あ、ふ、こんなの駄目ですってぇ…っ…!」


先端に少し歯を立てると、びゅるるるっと大量の精液が溢れ出てきて、ぶるんと僕の口からイカルドのが飛び出して、顔にびちゃびちゃと降りかかる。


「うわぁぁあっ!ネムさんの顔に私のがぁぁあ!!」

「あぅ、もったいないぃ…」


僕が口に入ったのを飲み込んだ後、顔についたのを手でとり、ペロペロと舐め取っていくと、イカルドは顔を手で覆って真っ赤になってしまった。


「あれ、イカルドのまた大きくなってるね…!」

「ぎゃああっ、見ちゃ駄目ですよ!」

「ふふっ…」


イカルドの反応が面白くって、僕は笑いながらイカルドに近づいて抱きつくと、ちゅっ…と唇にキスをした。


「はっ、私のファーストキス…!」


ふぁーすときすって最初のキスってことかな?


「やったぁ!イカルドの初めては僕って事だよね?」

「うぐぐ、もうどうなっても知りません…!ファーストキスは一生愛する人とって決めてたんです!」


イカルドは僕の後頭部を手で支えると、僕の唇を自身の唇で覆った。




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

強制悪役令息と4人の聖騎士ー乙女ハーレムエンドー

チョコミント
BL
落ちこぼれ魔法使いと4人の聖騎士とのハーレム物語が始まる。 生まれてから病院から出た事がない少年は生涯を終えた。 生まれ変わったら人並みの幸せを夢見て… そして生前友人にもらってやっていた乙女ゲームの悪役双子の兄に転生していた。 死亡フラグはハーレムエンドだけだし悪い事をしなきゃ大丈夫だと思っていた。 まさか無意識に悪事を誘発してしまう強制悪役の呪いにかかっているなんて… それになんでヒロインの個性である共魔術が使えるんですか? 魔力階級が全てを決める魔法の世界で4人の攻略キャラクターである最上級魔法使いの聖戦士達にポンコツ魔法使いが愛されています。 「俺なんてほっといてヒロインに構ってあげてください」 執着溺愛騎士達からは逃げられない。 性描写ページには※があります。

セントアール魔法学院~大好きな義兄との学院生活かと思いきや何故だかイケメンがちょっかいかけてきます~

カニ蒲鉾
BL
『ラウ…かわいい僕のラウル…この身体の事は絶対に知られてはいけない僕とラウル二人だけの秘密』 『は、い…誰にも――』    この国には魔力を持つ男が通うことを義務付けられた全寮制魔法学校が存在する。そこに新入生として入学したラウルは離れ離れになっていた大好きで尊敬する義兄リカルドと再び一緒の空間で生活できることだけを楽しみにドキドキワクワク胸を膨らませていた。そんなラウルに待つ、新たな出会いと自分の身体そして出生の秘密とは――  圧倒的光の元気っ子ラウルに、性格真反対のイケメン二人が溺愛執着する青春魔法学園ファンタジー物語 (受)ラウル・ラポワント《1年生》 リカ様大好き元気っ子、圧倒的光 (攻)リカルド・ラポワント《3年生》 優しいお義兄様、溺愛隠れ執着系、策略家 (攻)アルフレッド・プルースト《3年生》 ツンデレ俺様、素行不良な学年1位 (友)レオンハルト・プルースト《1年生》 爽やかイケメン、ラウルの初友達、アルの従兄弟

日本で死んだ無自覚美少年が異世界に転生してまったり?生きる話

りお
BL
自分が平凡だと思ってる海野 咲(うみの   さき)は16歳に交通事故で死んだ………… と思ったら転生?!チート付きだし!しかも転生先は森からスタート?! これからどうなるの?! と思ったら拾われました サフィリス・ミリナスとして生きることになったけど、やっぱり異世界といったら魔法使いながらまったりすることでしょ! ※これは無自覚美少年が周りの人達に愛されつつまったり?するはなしです

普通の学園生活を送っていたはずなんだが???

あむ
BL
王道学園で生活する非王道主人公の話です。 主人公総受け、総愛され。 タチとしてある程度の人気があるただのモブ主人公が、学園内の色んな生徒たちと関わっていき……と言った感じの話です。 (タチとして人気はあると言いましたが、そもそも主人公はタチネコなどについての知識は皆無のノンケです) 女の子みたいに守りたくなるような受けも好きですが、普段は男らしい、かっこいい受けが見たかったんです……! ーーーー 初投稿ですよろしくお願いします!

ある日、義弟に突然「兄ちゃんが主人公で総受けとかウケるwww俺は絶対好きにならn…好き…」…いや、お前もかーい。

彩ノ華
BL
ある日、突然義弟からこの世界はBL小説の世界だと言われ俺はその中の〝主人公〟なのだとか…。 『兄ちゃんが主人公で総受けとかウケるwww俺は絶対好きにならないwww』 と笑っていたお前だが… いや、お前もやないかい。 イケメン義弟×無自覚たらし兄 ※ゆるゆる投稿 ※素人作品

少女漫画の当て馬に転生したら聖騎士がヤンデレ化しました

猫むぎ
BL
外の世界に憧れを抱いていた少年は、少女漫画の世界に転生しました。 当て馬キャラに転生したけど、モブとして普通に暮らしていたが突然悪役である魔騎士の刺青が腕に浮かび上がった。 それでも特に刺青があるだけでモブなのは変わらなかった。 漫画では優男であった聖騎士が魔騎士に豹変するまでは… 出会う筈がなかった二人が出会い、聖騎士はヤンデレと化す。 メインヒーローの筈の聖騎士に執着されています。 最上級魔導士ヤンデレ溺愛聖騎士×当て馬悪役だけどモブだと信じて疑わない最下層魔導士

異世界に転生したらめちゃくちゃ嫌われてたけどMなので毎日楽しい

やこにく
BL
「穢らわしい!」「近づくな、この野郎!」「気持ち悪い」 異世界に転生したら、忌み人といわれて毎日罵られる有野 郁 (ありの ゆう)。 しかし、Mだから心無い言葉に興奮している! (美形に罵られるの・・・良い!) 美形だらけの異世界で忌み人として罵られ、冷たく扱われても逆に嬉しい主人公の話。騎士団が(嫌々)引き取 ることになるが、そこでも嫌われを悦ぶ。 主人公受け。攻めはちゃんとでてきます。(固定CPです) ドMな嫌われ異世界人受け×冷酷な副騎士団長攻めです。 初心者ですが、暖かく応援していただけると嬉しいです。

転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!

めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。 ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。 兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。 義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!? このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。 ※タイトル変更(2024/11/27)

処理中です...