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クロック帝国編
魔王は囚われる
しおりを挟む「席が空いてるか確認してくるね。」
「ありがとう!」
ウルフが昼食を食べるためにおすすめのお店に連れて行ってくれた。
席が空いてるかどうか確認するためにウルフが店内に入ったのを見送り、僕は店の前で待つ。
「あれ、あの人僕のこと見てる…?」
街の歩く人たちの中に一人だけジッと僕を見つめている人がいる。
暑い中、真っ黒なローブで顔も見れず、まるで冬かのような格好をしている彼(?)はとても浮いている。
周りの人々はその人に気づくこともぶつかることもなく素通りしていく。
これって、おかしいよね…?
そう気づいたときにはもう遅くて、グワングワンと頭が痛み、目の前のローブの人が二重三重にブレてきて最後には視界が真っ暗になった。
「ん、んぅ…?」
目を開けたはずだが、視界は真っ暗なままで肌寒さから身体をよじると素肌の太ももが触れ合い、服を着ていないことに気づく。
驚いて体を動かそうとしても、手足が拘束されているのか一定の場所までしか腕や足を動かすことが出来ない。
ガシャンガシャンと鎖の音がすることから何かに鎖で繋がれているのかも。
口は特に拘束されていないようで喋ろうと思えば喋れるし、開閉も可能だ。
ただ、目に布状の何かをつけられている感覚があり目を塞がれている。
裸で動いてもふかふかのすべすべで痛くないことから寝そべっている場所はベットみたいだ。
「起きましたか…?」
少し遠くからぼそぼそと聞こえた声に僕はビクッと過剰に反応してしまった。
「…そんなに怯えなくて大丈夫ですよ…。」
この状況で怯えないなんてことあるのかな…。
コツコツと近付いてくる足音に僕の心臓がドクドクと脈打つ。
足音がやみ、荒い息遣いが近くで聞こえる。
僕の体に顔を近づけているのか生暖かい息が肌にかかる。
はぁ、はぁ、という息遣いがずっと近くで聞こえる。
衣擦れの音がしたかと思うと、手汗をかいているのか、しっとりとした手のひらで左胸に触れられる。
「ひっ…」
「ああ、こんなにも心臓がドクドクとしていますね。」
大きい手が僕の左胸を包むように触れてそのままふにふにと感触を確かめ始める。
「ひゃ、やだ…!」
「天使様の身体はスベスベで、こんなにおっぱいも柔らかいのですね…!」
て、天使…?
僕は魔王であって、天使なんかじゃないよ…?
「ぼ、く、天使、じゃないぃ…ぁんっ…!」
「いや、貴方様は僕の天使です!」
「な、なんでぇ…んんっ…!」
「ずっと、ずっと、見てきたんです…。
貴方様が冒険に出てからずっと…。
自分の身を削ることも厭わず、人の為に動き、どんな者でも許し、受け入れる。
そんな貴方様を天使と呼ばずになんと呼べばいいのですか…!」
えっと、魔王です…。
…そんなことは冗談でも言えないことは僕もわかってるので、どうにかして落ち着かせないといけないと頑張って考え始める。
目の前の男の人は話しながら、先程より息遣いが荒くなり、興奮したように僕の両胸をもみ始めた。
「ひ、だめ、やぁっ、そんなに、激しく、揉ま、ないでぇ……ぁんっ!」
「はぁ、はぁ、可愛いです…僕の天使様…!」
目隠しをされているせいか、いつもより触られている感触を鋭敏に感じ取ってしまう。
「これ、飲んでください…。もっと、気持ちよくなれます…。」
「ん、んぐっ!」
前にお父様のお酒をこっそりと飲んだことがあったが、その時のような喉の焼けるトロトロとした液体を飲まされる。
吐き出そうとしたけど、胸から与えられる刺激で自然と口が開いてしまい液体が喉をトロトロと流れていく。
ごくんっ…と全部飲み干すと、じわじわと身体が熱くなってきて、胸を揉まれているのもそれだけでイッてしまいそうなほど気持ちよく感じて、お腹もきゅんきゅんと疼き始め、はやく僕のお尻に入れてほしくてどうしようもなくなる。
「むね、だけ、やらぁっ、もっと、触ってぇ…!」
早くこの熱から開放されたくて目の前の男の人に懇願する。
「おねがい、おねがいだからぁっ…!」
はぁはぁ、と興奮した男の人は僕の体をひっくり返してお尻を持ち上げるとお尻の間をペロペロと舐めはじめた。
「んんっ、ひゃ、んぁっ…」
穴に舌を挿し込み、ぬぷぬぷと挿入を繰り返す。
僕のお尻はもう唾液とお尻から出る分泌液でビチャビチャになっている。
「気持ちいいれふ、か…?」
お尻を舐めながら問いかけられて吐息がお尻にあたってくすぐったくて思わずお尻を相手の顔に押し付けてしまう。
「天使様のお尻…、いい匂い…」
相手はそのまま僕の腰を掴み、自分自身でグッ…とお尻を顔に押し付けスーッ…と大きく息を吸っている。
「やらぁ、あぅっ、はやくぅ、入れてよぉ…!」
僕は我慢できなくてスリスリとお尻を動かし彼の顔に擦り付ける。
「天使様は僕の何を入れてほしいんですか…?」
笑みを浮かべているであろう高揚した声で男の人は僕に囁いてくる。
「僕に、おちん○ん入れてぇっ…!」
恥ずかしく思うこともなく自然と言葉が口から出てくる。
「どこに、おちん○ん入れてほしいのですか…?」
「僕のお尻の穴におちん○ん入れてぇっ、いっぱい出して、お腹もいっぱいにしてほしいのぉっ…!」
お尻を相手に突き出して、両手で掴み穴が見えるように左右に開く。
「よくできましたね、はぁ、はぁ…」
荒い息遣いの男の人は僕の腰を掴みニュルニュルとした棒状のそれをお尻に擦りつけ、穴にあてると一気に貫いた。
「ひ、あァあアアあアあアあああッアアアッ!!!」
バチバチと意識が弾けそうになるが、ギリギリのところで意識が戻ってくる。
「はぁ、はぁ、ん、入りました…。」
手が大きいことから背が高いだろうことは想像したけど、あれも大きかったらしい。
僕のお尻が裂けそうなほど開いているし、先端もお尻を通り越してお腹の入り口まで触れている。
僕は飲んだ液体のおかげか感覚が麻痺しているようで、通常だったら痛く感じるであろうサイズのものが入っていても、とても気持ちよく感じている。
なんだか、満たされている、そんな気がしてしまう。
「ちゅー、したい。」
「…キス、ですか?」
僕はこくこくと頷いて、うむぅっ…と口を突き出す。
すると、ギシギシとベットが軋む音がして吐息が顔に近づき、優しく唇に柔らかいものが触れる。
ちゅっ…ちゅっ…と舌入れることはなく、鳥のように僕の唇をついばんでいる。
「お顔、見たい、名前知りたい、…だめ?」
僕がほっぺを相手の頬にスリスリと擦り付けながら耳元で問いかけると、ピタッと固まった男の人はそろそろと大きな手で僕の目元の布をゆっくりとずらす。
目を開けると窓もない暗い部屋だったようで、光は一切入っておらず、そして目の前で不安そうにしている彼は、髪も肌も浅黒く、闇の中でも煌めく金色の瞳をしていた。
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