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クロック帝国編
爽やかなお兄さんは嘘つき
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「…君たちちょっといいかな?」
そう言って僕達に話しかけてきたのは黒髪の笑顔が爽やかな男の人だ。
ガタイが良くて剣も持ってるから、同じ冒険者かも…。
僕は首を傾げながら笑顔の男の人を見上げる。
「俺はクロック帝国で騎士団に所属しているものなんだけど、クロノア盗賊団って知ってる…?」
クロック帝国の騎士…!?
思わずあの銀髪の騎士を思い出し、震える。
でも、クロノア盗賊団なんて知らないからもしかして違う話…かな…?
「あー、あの女子供を攫っては奴隷として売ってるっていう盗賊団?」
「知ってるが、それがどうかしたか。」
知らないのは僕だけだったみたいで、アルくんとユースは知ってるみたいだ。
「ああ、そこの団長のグレンが行方不明でね、騎士団として探しているんだけど何か知らないかい?」
そう言いながら騎士は僕を笑顔のまま、まっすぐ見つめている。
グ、グレンってまさか…!
僕が動揺して目を泳がせると、男の人はうっすらと目を細めた。
バ、バレた…!?
「あ、いや知らないならいいんだ。邪魔して悪かったね。」
あっさりと彼は僕達を解放した。
僕がユースとアルくんの手を握りそそくさと歩き出すと呼び止められた。
「あ、そこの真ん中の君!落とし物したよ!」
そう言って彼は僕を手で招く。
恐る恐る近寄ると笑顔のまま、スッ…と耳元に顔を寄せられた。
「…連れの人に知られたくなければ、夜10時に中央噴水前に来てね。」
「…っ…!」
彼は顔を離すと笑顔で手を振っている。
「…知り合いか?」
「知り合いじゃないよ!…落とし物拾ってくれただけっ!」
ユースが少し心配な顔で僕を見ている。
嘘をつくのは辛いけど、ユース達にバレる訳にはいかないよ…。
………なかなか一人になれない。
僕が寂しがりでいっつも一緒にユースといたからか、何をするにもユースがついてきてしまう。
宿は3人とも別々にしてもらえたけど…。
「ほんとに一人で寝れるのか。」
「ね、寝れるよ。」
「いっつも兄弟で寝てたんじゃないのか。」
「僕だって、一人で寝れるよ。」
「本当か?」
ずっとベットの上で向かい合って、このやり取りを繰り返している。
アルくんは苦笑しながらも手を振って別の部屋に行ったけど、ユースがなかなか出ていかない。
「じゃ、じゃあ眠れなかったらユースの部屋に行くから、それじゃ…ダメ…?」
僕がユースの胸元を掴みながら見上げると、ユースはウッ…と唸ったあと目を逸らした。
「…チッ…眠れなかったら絶対言えよな…。」
ユースは僕のおでこにキスをして立ち上がると部屋からこちらを見て名残惜しそうに出ていった。
ふぅ…と僕はベットの上から窓を眺める。
…やっと一人だ。
今何時かな…時間を確認すると9時30分ぐらいだ。
今から行けば間に合うかな。
僕は服に着替えると窓を開け屋根に降りる。
屋根から飛び降り、地面に降り立つと噴水前に向かい全力で走る。
噴水前に着く頃にスピードを緩め、目を凝らすと、声を掛けてきた騎士さんがいる。
「…こんにちは。」
僕が近づいて声を掛けると、こっちに気づいたようで、手を上げて笑顔で近寄ってくる。
「やっぱり来てくれたね、グレンの愛人さん?」
…ん?
「あ、あいじん…??」
え?あいじんってなに?
僕が首を傾けると彼も首を傾ける。
「…あれ?騎士団長からはグレンの愛人だって聞いてたんだけどなぁ。」
「あ、あの…あいじんって何?」
「え!?………嘘だろ…?クロノア団のやつはそんなことも言ってなかったの…?まさか合意の上じゃない…?もしかして彼はクロノア団のやつらに騙されてるんじゃ…。」
彼はブツブツと呟いたあと、頭を抱えている。
そのあいじん?ってやつを教えてほしかった僕は彼の服の裾を握り、俯いた顔を覗き込む。
「僕に…あいじん…教えて…?」
そう言って目を合わせると彼は顔を真っ赤にしてバッと俺から離れる。
「…いやいや、ダメダメ!俺、彼女いるから!!」
「彼女がいたら、駄目なことなの…?」
「…いや、人によっては彼女がいても愛人いるから駄目ではないか…?……じゃなくて!…俺は騎士団として君を迎えに来たの!」
迎えに…?…もしかしてあの銀髪の人に頼まれて…。
その人のところに連れて行かれるんじゃ…。
「やだ、行かない。」
「…え。」
「…僕はあなたと会うことは了承したけど行くなんて言ってない。…知らない人にはついてかないように言われてるんだ。」
彼は、はぁ…とため息をついて自己紹介をしてくれた。
「俺はクロック帝国で騎士をしているダルクだよ。…はい、これでついてきてくれるかな。」
「やだ、どうせあの銀髪の人のところに行くんでしょ…行きたくない。」
「ありゃー、リュートのやつ嫌われてんねぇ…。これでもリュートこと騎士団長とは幼馴染で仲良い訳よ。だから君を連れていきたいんだよねぇ。」
「…やだ。」
騎士団長とダルクが仲良いのなんて知らないよ。
会いたくないんだもん。
「もしかして覚えてない?これでも君を脅してここまで来てもらったんだけど…彼らに話しちゃってもいいのかな?」
うぅ…。
僕はこらえきれず目から涙がこぼれ落ちてくる。
「え、泣かないでよ!これじゃ俺が悪者みたいだよ!……俺、か弱い人を守りたいがために騎士になったのに…。何やってんだろ…俺。」
わがまま言い過ぎたかな…、ダルクの方が泣きそうだ。
「…じゃあダルクが一緒にいて、それで会うならいいよ。」
僕はダルクが泣いてしまう前に兄様がいつもしてくれるみたいにダルクの目元にキスをする。
「…っ…ちょっ…!」
…?
なんでそんなに驚くんだろう。でも、これで泣かないよね?
「早く行こ!…案内してくれるんでしょ!」
僕が手を繋いで歩き出すと、はぁ…とため息をつかれる。
「……にしてもリュートはこんなに嫌われるなんて何したんだよ。」
クロック城の城内にある騎士団の建物の前についた。
中に入ると夜中だからか人はおらず、電気もついていなくて暗い。
僕はダルクの腕に抱きつきながら廊下を歩く。
「こんなところ騎士団のやつらに見られたら浮気だの男に走っただの散々言われるだろうなぁ…。」
「…うわき?」
「あー、それも知らないのね。知らなくていいよ君は。」
そう言ってダルクによしよしと頭を撫でられて癖で擦り寄りふにゃっと笑う。
「…っ……」
ダルクは目を泳がせると、ワシャワシャと頭を撫でていた手が頬を滑り指で唇をふにふにと触り始めた。
擽ったくてペロッと唇を舐めるとダルクの指を一緒に舐めてしまう。
するとそのまま口の中に指を入れられる。
僕はそれをペロペロと、キャンディーを舐めるみたいにしゃぶる。
「ん、んちゅ…んう…むちゅ…」
しばらくすると指が抜かれ、唇と指で銀の糸が引き、ぷつんと切れる。
僕の唇をじっと見つめたままのダルクの顔が近づいてきて僕の後頭部に手を回すと、ダルクの唇が僕の唇に触れる。
「ん、んん…んむ、ん……」
優しくいろんな角度から唇にキスをされむず痒い気持ちになりながらも口を開けるとゆっくりとダルクの舌が入ってくる。
「ん、んあ、…んむぅ…んん…!」
クチュクチュと僕とダルクのキスの音が静かな廊下に響く。
腰が抜けるとダルクに腰を支えられ、キスが続く。
「ん、んんん、…んぅ…んむ…ん…」
僕の顔がとろけて、キスしか考えられなくなったとき、後ろのドアがバンッ!と開かれた。
ピタッとダルクの動きが止まり、ゆっくりと唇が離れる。
「うわ、リュート…。」
リュートってさっき聞いたけど何だったっけ?
「んん、…りゅーと…?」
働かない頭で考えながら、僕はどっちのかも分からない涎を拭くこともせず振り返ると、白銀の髪をしたあのときの騎士がいた。
「…ダルク?」
白銀の騎士が物凄い睨みながらダルクに声を掛ける。
「ご、ごめん!…じゃ、俺は届けたから!」
ダルクは笑顔で白銀の騎士に声を掛けると僕の方に手を振りながら走っていく。
「ま、待ってよ!ダルクの嘘つき!一緒に居てくれるって言ったのに!!」
一緒に居てくれるって言うから来たんだよ!?
ガシッと肩が捕まれ、ギギギ…と振り返ると眉間にシワを寄せた白銀の騎士に睨まれている。
僕はおとなしく白銀の騎士に手を引かれ彼の部屋に入るしかなかった。
そう言って僕達に話しかけてきたのは黒髪の笑顔が爽やかな男の人だ。
ガタイが良くて剣も持ってるから、同じ冒険者かも…。
僕は首を傾げながら笑顔の男の人を見上げる。
「俺はクロック帝国で騎士団に所属しているものなんだけど、クロノア盗賊団って知ってる…?」
クロック帝国の騎士…!?
思わずあの銀髪の騎士を思い出し、震える。
でも、クロノア盗賊団なんて知らないからもしかして違う話…かな…?
「あー、あの女子供を攫っては奴隷として売ってるっていう盗賊団?」
「知ってるが、それがどうかしたか。」
知らないのは僕だけだったみたいで、アルくんとユースは知ってるみたいだ。
「ああ、そこの団長のグレンが行方不明でね、騎士団として探しているんだけど何か知らないかい?」
そう言いながら騎士は僕を笑顔のまま、まっすぐ見つめている。
グ、グレンってまさか…!
僕が動揺して目を泳がせると、男の人はうっすらと目を細めた。
バ、バレた…!?
「あ、いや知らないならいいんだ。邪魔して悪かったね。」
あっさりと彼は僕達を解放した。
僕がユースとアルくんの手を握りそそくさと歩き出すと呼び止められた。
「あ、そこの真ん中の君!落とし物したよ!」
そう言って彼は僕を手で招く。
恐る恐る近寄ると笑顔のまま、スッ…と耳元に顔を寄せられた。
「…連れの人に知られたくなければ、夜10時に中央噴水前に来てね。」
「…っ…!」
彼は顔を離すと笑顔で手を振っている。
「…知り合いか?」
「知り合いじゃないよ!…落とし物拾ってくれただけっ!」
ユースが少し心配な顔で僕を見ている。
嘘をつくのは辛いけど、ユース達にバレる訳にはいかないよ…。
………なかなか一人になれない。
僕が寂しがりでいっつも一緒にユースといたからか、何をするにもユースがついてきてしまう。
宿は3人とも別々にしてもらえたけど…。
「ほんとに一人で寝れるのか。」
「ね、寝れるよ。」
「いっつも兄弟で寝てたんじゃないのか。」
「僕だって、一人で寝れるよ。」
「本当か?」
ずっとベットの上で向かい合って、このやり取りを繰り返している。
アルくんは苦笑しながらも手を振って別の部屋に行ったけど、ユースがなかなか出ていかない。
「じゃ、じゃあ眠れなかったらユースの部屋に行くから、それじゃ…ダメ…?」
僕がユースの胸元を掴みながら見上げると、ユースはウッ…と唸ったあと目を逸らした。
「…チッ…眠れなかったら絶対言えよな…。」
ユースは僕のおでこにキスをして立ち上がると部屋からこちらを見て名残惜しそうに出ていった。
ふぅ…と僕はベットの上から窓を眺める。
…やっと一人だ。
今何時かな…時間を確認すると9時30分ぐらいだ。
今から行けば間に合うかな。
僕は服に着替えると窓を開け屋根に降りる。
屋根から飛び降り、地面に降り立つと噴水前に向かい全力で走る。
噴水前に着く頃にスピードを緩め、目を凝らすと、声を掛けてきた騎士さんがいる。
「…こんにちは。」
僕が近づいて声を掛けると、こっちに気づいたようで、手を上げて笑顔で近寄ってくる。
「やっぱり来てくれたね、グレンの愛人さん?」
…ん?
「あ、あいじん…??」
え?あいじんってなに?
僕が首を傾けると彼も首を傾ける。
「…あれ?騎士団長からはグレンの愛人だって聞いてたんだけどなぁ。」
「あ、あの…あいじんって何?」
「え!?………嘘だろ…?クロノア団のやつはそんなことも言ってなかったの…?まさか合意の上じゃない…?もしかして彼はクロノア団のやつらに騙されてるんじゃ…。」
彼はブツブツと呟いたあと、頭を抱えている。
そのあいじん?ってやつを教えてほしかった僕は彼の服の裾を握り、俯いた顔を覗き込む。
「僕に…あいじん…教えて…?」
そう言って目を合わせると彼は顔を真っ赤にしてバッと俺から離れる。
「…いやいや、ダメダメ!俺、彼女いるから!!」
「彼女がいたら、駄目なことなの…?」
「…いや、人によっては彼女がいても愛人いるから駄目ではないか…?……じゃなくて!…俺は騎士団として君を迎えに来たの!」
迎えに…?…もしかしてあの銀髪の人に頼まれて…。
その人のところに連れて行かれるんじゃ…。
「やだ、行かない。」
「…え。」
「…僕はあなたと会うことは了承したけど行くなんて言ってない。…知らない人にはついてかないように言われてるんだ。」
彼は、はぁ…とため息をついて自己紹介をしてくれた。
「俺はクロック帝国で騎士をしているダルクだよ。…はい、これでついてきてくれるかな。」
「やだ、どうせあの銀髪の人のところに行くんでしょ…行きたくない。」
「ありゃー、リュートのやつ嫌われてんねぇ…。これでもリュートこと騎士団長とは幼馴染で仲良い訳よ。だから君を連れていきたいんだよねぇ。」
「…やだ。」
騎士団長とダルクが仲良いのなんて知らないよ。
会いたくないんだもん。
「もしかして覚えてない?これでも君を脅してここまで来てもらったんだけど…彼らに話しちゃってもいいのかな?」
うぅ…。
僕はこらえきれず目から涙がこぼれ落ちてくる。
「え、泣かないでよ!これじゃ俺が悪者みたいだよ!……俺、か弱い人を守りたいがために騎士になったのに…。何やってんだろ…俺。」
わがまま言い過ぎたかな…、ダルクの方が泣きそうだ。
「…じゃあダルクが一緒にいて、それで会うならいいよ。」
僕はダルクが泣いてしまう前に兄様がいつもしてくれるみたいにダルクの目元にキスをする。
「…っ…ちょっ…!」
…?
なんでそんなに驚くんだろう。でも、これで泣かないよね?
「早く行こ!…案内してくれるんでしょ!」
僕が手を繋いで歩き出すと、はぁ…とため息をつかれる。
「……にしてもリュートはこんなに嫌われるなんて何したんだよ。」
クロック城の城内にある騎士団の建物の前についた。
中に入ると夜中だからか人はおらず、電気もついていなくて暗い。
僕はダルクの腕に抱きつきながら廊下を歩く。
「こんなところ騎士団のやつらに見られたら浮気だの男に走っただの散々言われるだろうなぁ…。」
「…うわき?」
「あー、それも知らないのね。知らなくていいよ君は。」
そう言ってダルクによしよしと頭を撫でられて癖で擦り寄りふにゃっと笑う。
「…っ……」
ダルクは目を泳がせると、ワシャワシャと頭を撫でていた手が頬を滑り指で唇をふにふにと触り始めた。
擽ったくてペロッと唇を舐めるとダルクの指を一緒に舐めてしまう。
するとそのまま口の中に指を入れられる。
僕はそれをペロペロと、キャンディーを舐めるみたいにしゃぶる。
「ん、んちゅ…んう…むちゅ…」
しばらくすると指が抜かれ、唇と指で銀の糸が引き、ぷつんと切れる。
僕の唇をじっと見つめたままのダルクの顔が近づいてきて僕の後頭部に手を回すと、ダルクの唇が僕の唇に触れる。
「ん、んん…んむ、ん……」
優しくいろんな角度から唇にキスをされむず痒い気持ちになりながらも口を開けるとゆっくりとダルクの舌が入ってくる。
「ん、んあ、…んむぅ…んん…!」
クチュクチュと僕とダルクのキスの音が静かな廊下に響く。
腰が抜けるとダルクに腰を支えられ、キスが続く。
「ん、んんん、…んぅ…んむ…ん…」
僕の顔がとろけて、キスしか考えられなくなったとき、後ろのドアがバンッ!と開かれた。
ピタッとダルクの動きが止まり、ゆっくりと唇が離れる。
「うわ、リュート…。」
リュートってさっき聞いたけど何だったっけ?
「んん、…りゅーと…?」
働かない頭で考えながら、僕はどっちのかも分からない涎を拭くこともせず振り返ると、白銀の髪をしたあのときの騎士がいた。
「…ダルク?」
白銀の騎士が物凄い睨みながらダルクに声を掛ける。
「ご、ごめん!…じゃ、俺は届けたから!」
ダルクは笑顔で白銀の騎士に声を掛けると僕の方に手を振りながら走っていく。
「ま、待ってよ!ダルクの嘘つき!一緒に居てくれるって言ったのに!!」
一緒に居てくれるって言うから来たんだよ!?
ガシッと肩が捕まれ、ギギギ…と振り返ると眉間にシワを寄せた白銀の騎士に睨まれている。
僕はおとなしく白銀の騎士に手を引かれ彼の部屋に入るしかなかった。
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