1 / 38
冒険に出掛けるまでのお話
兄様はとっても優しい
しおりを挟む
僕の名前はネム・ローズ。
このローズ王国の第二王子です。
僕の父様はすごい人で、昔は魔族に支配されていたこの国を取り返した元勇者様なんだって。
僕も兄様も父様に似て、金髪に蒼い目をしているからすぐ血縁者だとわかるらしい。
そんなすごい父様に似るなんてとっても嬉しいことだ。
父様は今でもダンディーでかっこよく、メイドたちが一夜だけでもとよく噂しているのを耳にする。
長男のラム・ローズ様や次男のネム・ローズ様も良いわね…なんて声も聞こえる。
かっこいいっていうのは分かるけど、一夜だけでもってなんのことを言ってるんだろう。
兄様に聞いても「ネムはまだ知らなくてもいいことだよ。」と、はぐらかされてしまった。
兄様はよく僕を子供扱いする。
僕だって兄様の隣に立てるように剣の稽古も頑張ってるのに。
父様が引退したらローズ国は兄様が国王になる。
だから、次期国王である兄様を守るためにも剣の稽古を頑張っている。
未だに兄様に勝てたことないけど…。
でもでも!今日で僕も18歳!
兄様にも身長が追いついてきた!
…少しだけ負けてるけど、2cmぐらいの差だもん!すぐ追い抜くから!
ちっちゃい頃は見上げることしかできなかったけど今は抱き上げてもらわなくても喋れるんだよ!
それにこの世界は18歳で成人として冒険や結婚が許されている。
僕も冒険に出掛けられるようになる!
幼馴染のユースも早く冒険に出たいって言ってたし、一緒に行けるといいなぁ。
「…はやく冒険に出たいなぁ。」
「…まだそんなこと言ってるのかい?」
僕のベットに座っていた兄様が、僕のつぶやきを拾ったらしい。
「…冒険にわざわざ行かなくたっていいでしょう?
ネムは第二王子だから、守られなきゃいけない立場なんだよ?」
それは僕だって分かってる。
でも、兄様を守るためにもこの国の周りに蔓延っている魔族たちを滅ぼさなきゃいけない。
僕は第二王子だから国王になることなんてない。
それなのにこのお城で守られながらぬくぬく育ち、兄様の後ろに隠れているなんて、そんなことできない。
僕にだってできることはあるはずだ。
「…それともネムは私のことが嫌いになったかい?」
「えっ!僕が兄様のこと嫌いになるはずないでしょ!」
兄様が暗い声で言うので僕は慌てて返事をする。
「…ほんとかい?」
「…ほんとだよ!僕は兄様のことが大好きだもん!」
「…じゃあ今日もキス…できる?」
「できるよ!」
キスは相手をとても愛しているっていう愛情表現らしい。
深ければ深いキスほど相手を愛してるって意味なんだって。
父様にもしたほうがいいのか兄様に聞いたけど、これは兄弟だけの愛情表現だから、してはいけないらしい。
僕は目を閉じて兄様を待つ。
そっと兄様の唇が僕の唇に触れて、舌が僕の上唇と下唇の間にヌルっと入ってくる。
「…んっ…!」
歯列をなぞるように舐められ、僕の舌とザリザリと擦れ合うのが気持ちいい。
「…んん…ん?」
いつものように兄様とクチュクチュと舌を絡めていると、僕のお○んちんがムクムクと大きくなりズボンを押し上げてきている。
なにこれ…!
「…うぁ…にぃさま…!にぃ、さま!」
「…っ…どうしたの?」
「…僕のお○んちんが変なの!大きくなってくの…!」
兄様は僕の下半身を見て、目を見開くと、愛おしそうにそこを撫で、そのまま揉み始めた。
「ひゃぁ…!」
「…そっか、ネムも18歳だもんね…。怖がらなくて大丈夫だよ、私だってネムと同じで大きくなってるから。」
そう言いながらもモミモミとズボンの上から揉まれる。
「…ぁっ…ぁん…ぁあっ…」
なんだか、ふわふわと気持ちが良くて女の子みたいな声が出てしまう。
「ふふっ…かわいいよ…ネム。」
あ、れさっきトイレ行ったはずなのになんだか…あれ?
「…ね、ねえ…にいさま…おトイレ、行きたい…ぁっ…」
「おトイレかい?…ここで出してもいいよ?私がキレイにしてあげるから。」
「…ぇっ…あぁんっ…!」
そう言うと兄様はさっきより強く僕のを揉む。
「…あんっ…ゃだ…でちゃうぅ…お○っこでちゃうぅうううっ!」
あっ!と思ったときにはもう遅く、じわぁと僕のズボンとシーツが黄色いもので濡れていってしまう。
「…で、出ちゃったよぉ…!」
僕がぽろぽろと泣きだすと兄様は慌てて僕のズボンをおろした。
「っ…ネム!大丈夫だよ。ほら見て、お○っことは別の白いものも出てるだろう?」
僕が泣きながらそこを見ると確かにミルクのような白いものが出ていて、パンツにもべっとりとついているのが分かる。
「…これはね?成人しないと出ないものだから、ネムが大人になったっていう証拠なんだよ?」
「…そうなの!?」
僕は泣いていたことも忘れキラキラした目でそれを触る。
ん?このネチャネチャしたものが証明になるの?
僕は少し疑わしい目で兄様を見る。
「…本当だよ?私だって出るし…ぁあ、そうだ。ユースくんだって18歳になったから出るはずだよ。…だから、お漏らししちゃうのはネムだけじゃないから、泣かないで…。」
「…泣いてないもん。」
僕がムスッとした顔で言うと、あわあわと兄様は慌てている。
「…明日はネムの18歳のお祝いのパーティがあるだろう?だから目を晴らしちゃまずい。」
そう言って兄様は温かいタオルを用意して、僕の目に当ててくる。
暖かくて気持ちいい…。
じんわりと目元が温まって睡魔が襲ってくる。
「おやすみ、ネム。」
ウトウトする僕の頭を撫でる優しい兄様の声で僕は目を閉じた。
このローズ王国の第二王子です。
僕の父様はすごい人で、昔は魔族に支配されていたこの国を取り返した元勇者様なんだって。
僕も兄様も父様に似て、金髪に蒼い目をしているからすぐ血縁者だとわかるらしい。
そんなすごい父様に似るなんてとっても嬉しいことだ。
父様は今でもダンディーでかっこよく、メイドたちが一夜だけでもとよく噂しているのを耳にする。
長男のラム・ローズ様や次男のネム・ローズ様も良いわね…なんて声も聞こえる。
かっこいいっていうのは分かるけど、一夜だけでもってなんのことを言ってるんだろう。
兄様に聞いても「ネムはまだ知らなくてもいいことだよ。」と、はぐらかされてしまった。
兄様はよく僕を子供扱いする。
僕だって兄様の隣に立てるように剣の稽古も頑張ってるのに。
父様が引退したらローズ国は兄様が国王になる。
だから、次期国王である兄様を守るためにも剣の稽古を頑張っている。
未だに兄様に勝てたことないけど…。
でもでも!今日で僕も18歳!
兄様にも身長が追いついてきた!
…少しだけ負けてるけど、2cmぐらいの差だもん!すぐ追い抜くから!
ちっちゃい頃は見上げることしかできなかったけど今は抱き上げてもらわなくても喋れるんだよ!
それにこの世界は18歳で成人として冒険や結婚が許されている。
僕も冒険に出掛けられるようになる!
幼馴染のユースも早く冒険に出たいって言ってたし、一緒に行けるといいなぁ。
「…はやく冒険に出たいなぁ。」
「…まだそんなこと言ってるのかい?」
僕のベットに座っていた兄様が、僕のつぶやきを拾ったらしい。
「…冒険にわざわざ行かなくたっていいでしょう?
ネムは第二王子だから、守られなきゃいけない立場なんだよ?」
それは僕だって分かってる。
でも、兄様を守るためにもこの国の周りに蔓延っている魔族たちを滅ぼさなきゃいけない。
僕は第二王子だから国王になることなんてない。
それなのにこのお城で守られながらぬくぬく育ち、兄様の後ろに隠れているなんて、そんなことできない。
僕にだってできることはあるはずだ。
「…それともネムは私のことが嫌いになったかい?」
「えっ!僕が兄様のこと嫌いになるはずないでしょ!」
兄様が暗い声で言うので僕は慌てて返事をする。
「…ほんとかい?」
「…ほんとだよ!僕は兄様のことが大好きだもん!」
「…じゃあ今日もキス…できる?」
「できるよ!」
キスは相手をとても愛しているっていう愛情表現らしい。
深ければ深いキスほど相手を愛してるって意味なんだって。
父様にもしたほうがいいのか兄様に聞いたけど、これは兄弟だけの愛情表現だから、してはいけないらしい。
僕は目を閉じて兄様を待つ。
そっと兄様の唇が僕の唇に触れて、舌が僕の上唇と下唇の間にヌルっと入ってくる。
「…んっ…!」
歯列をなぞるように舐められ、僕の舌とザリザリと擦れ合うのが気持ちいい。
「…んん…ん?」
いつものように兄様とクチュクチュと舌を絡めていると、僕のお○んちんがムクムクと大きくなりズボンを押し上げてきている。
なにこれ…!
「…うぁ…にぃさま…!にぃ、さま!」
「…っ…どうしたの?」
「…僕のお○んちんが変なの!大きくなってくの…!」
兄様は僕の下半身を見て、目を見開くと、愛おしそうにそこを撫で、そのまま揉み始めた。
「ひゃぁ…!」
「…そっか、ネムも18歳だもんね…。怖がらなくて大丈夫だよ、私だってネムと同じで大きくなってるから。」
そう言いながらもモミモミとズボンの上から揉まれる。
「…ぁっ…ぁん…ぁあっ…」
なんだか、ふわふわと気持ちが良くて女の子みたいな声が出てしまう。
「ふふっ…かわいいよ…ネム。」
あ、れさっきトイレ行ったはずなのになんだか…あれ?
「…ね、ねえ…にいさま…おトイレ、行きたい…ぁっ…」
「おトイレかい?…ここで出してもいいよ?私がキレイにしてあげるから。」
「…ぇっ…あぁんっ…!」
そう言うと兄様はさっきより強く僕のを揉む。
「…あんっ…ゃだ…でちゃうぅ…お○っこでちゃうぅうううっ!」
あっ!と思ったときにはもう遅く、じわぁと僕のズボンとシーツが黄色いもので濡れていってしまう。
「…で、出ちゃったよぉ…!」
僕がぽろぽろと泣きだすと兄様は慌てて僕のズボンをおろした。
「っ…ネム!大丈夫だよ。ほら見て、お○っことは別の白いものも出てるだろう?」
僕が泣きながらそこを見ると確かにミルクのような白いものが出ていて、パンツにもべっとりとついているのが分かる。
「…これはね?成人しないと出ないものだから、ネムが大人になったっていう証拠なんだよ?」
「…そうなの!?」
僕は泣いていたことも忘れキラキラした目でそれを触る。
ん?このネチャネチャしたものが証明になるの?
僕は少し疑わしい目で兄様を見る。
「…本当だよ?私だって出るし…ぁあ、そうだ。ユースくんだって18歳になったから出るはずだよ。…だから、お漏らししちゃうのはネムだけじゃないから、泣かないで…。」
「…泣いてないもん。」
僕がムスッとした顔で言うと、あわあわと兄様は慌てている。
「…明日はネムの18歳のお祝いのパーティがあるだろう?だから目を晴らしちゃまずい。」
そう言って兄様は温かいタオルを用意して、僕の目に当ててくる。
暖かくて気持ちいい…。
じんわりと目元が温まって睡魔が襲ってくる。
「おやすみ、ネム。」
ウトウトする僕の頭を撫でる優しい兄様の声で僕は目を閉じた。
40
お気に入りに追加
1,567
あなたにおすすめの小説
強制悪役令息と4人の聖騎士ー乙女ハーレムエンドー
チョコミント
BL
落ちこぼれ魔法使いと4人の聖騎士とのハーレム物語が始まる。
生まれてから病院から出た事がない少年は生涯を終えた。
生まれ変わったら人並みの幸せを夢見て…
そして生前友人にもらってやっていた乙女ゲームの悪役双子の兄に転生していた。
死亡フラグはハーレムエンドだけだし悪い事をしなきゃ大丈夫だと思っていた。
まさか無意識に悪事を誘発してしまう強制悪役の呪いにかかっているなんて…
それになんでヒロインの個性である共魔術が使えるんですか?
魔力階級が全てを決める魔法の世界で4人の攻略キャラクターである最上級魔法使いの聖戦士達にポンコツ魔法使いが愛されています。
「俺なんてほっといてヒロインに構ってあげてください」
執着溺愛騎士達からは逃げられない。
性描写ページには※があります。
セントアール魔法学院~大好きな義兄との学院生活かと思いきや何故だかイケメンがちょっかいかけてきます~
カニ蒲鉾
BL
『ラウ…かわいい僕のラウル…この身体の事は絶対に知られてはいけない僕とラウル二人だけの秘密』
『は、い…誰にも――』
この国には魔力を持つ男が通うことを義務付けられた全寮制魔法学校が存在する。そこに新入生として入学したラウルは離れ離れになっていた大好きで尊敬する義兄リカルドと再び一緒の空間で生活できることだけを楽しみにドキドキワクワク胸を膨らませていた。そんなラウルに待つ、新たな出会いと自分の身体そして出生の秘密とは――
圧倒的光の元気っ子ラウルに、性格真反対のイケメン二人が溺愛執着する青春魔法学園ファンタジー物語
(受)ラウル・ラポワント《1年生》
リカ様大好き元気っ子、圧倒的光
(攻)リカルド・ラポワント《3年生》
優しいお義兄様、溺愛隠れ執着系、策略家
(攻)アルフレッド・プルースト《3年生》
ツンデレ俺様、素行不良な学年1位
(友)レオンハルト・プルースト《1年生》
爽やかイケメン、ラウルの初友達、アルの従兄弟
日本で死んだ無自覚美少年が異世界に転生してまったり?生きる話
りお
BL
自分が平凡だと思ってる海野 咲(うみの
さき)は16歳に交通事故で死んだ…………
と思ったら転生?!チート付きだし!しかも転生先は森からスタート?!
これからどうなるの?!
と思ったら拾われました
サフィリス・ミリナスとして生きることになったけど、やっぱり異世界といったら魔法使いながらまったりすることでしょ!
※これは無自覚美少年が周りの人達に愛されつつまったり?するはなしです
普通の学園生活を送っていたはずなんだが???
あむ
BL
王道学園で生活する非王道主人公の話です。
主人公総受け、総愛され。
タチとしてある程度の人気があるただのモブ主人公が、学園内の色んな生徒たちと関わっていき……と言った感じの話です。
(タチとして人気はあると言いましたが、そもそも主人公はタチネコなどについての知識は皆無のノンケです)
女の子みたいに守りたくなるような受けも好きですが、普段は男らしい、かっこいい受けが見たかったんです……!
ーーーー
初投稿ですよろしくお願いします!
ある日、義弟に突然「兄ちゃんが主人公で総受けとかウケるwww俺は絶対好きにならn…好き…」…いや、お前もかーい。
彩ノ華
BL
ある日、突然義弟からこの世界はBL小説の世界だと言われ俺はその中の〝主人公〟なのだとか…。
『兄ちゃんが主人公で総受けとかウケるwww俺は絶対好きにならないwww』
と笑っていたお前だが…
いや、お前もやないかい。
イケメン義弟×無自覚たらし兄
※ゆるゆる投稿
※素人作品
少女漫画の当て馬に転生したら聖騎士がヤンデレ化しました
猫むぎ
BL
外の世界に憧れを抱いていた少年は、少女漫画の世界に転生しました。
当て馬キャラに転生したけど、モブとして普通に暮らしていたが突然悪役である魔騎士の刺青が腕に浮かび上がった。
それでも特に刺青があるだけでモブなのは変わらなかった。
漫画では優男であった聖騎士が魔騎士に豹変するまでは…
出会う筈がなかった二人が出会い、聖騎士はヤンデレと化す。
メインヒーローの筈の聖騎士に執着されています。
最上級魔導士ヤンデレ溺愛聖騎士×当て馬悪役だけどモブだと信じて疑わない最下層魔導士
異世界に転生したらめちゃくちゃ嫌われてたけどMなので毎日楽しい
やこにく
BL
「穢らわしい!」「近づくな、この野郎!」「気持ち悪い」
異世界に転生したら、忌み人といわれて毎日罵られる有野 郁 (ありの ゆう)。
しかし、Mだから心無い言葉に興奮している!
(美形に罵られるの・・・良い!)
美形だらけの異世界で忌み人として罵られ、冷たく扱われても逆に嬉しい主人公の話。騎士団が(嫌々)引き取
ることになるが、そこでも嫌われを悦ぶ。
主人公受け。攻めはちゃんとでてきます。(固定CPです)
ドMな嫌われ異世界人受け×冷酷な副騎士団長攻めです。
初心者ですが、暖かく応援していただけると嬉しいです。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる