5 / 8
俺は幼馴染に恋してる
ベットの中
しおりを挟む
一緒に寝てくれないかと龍都に提案されてから毎日のように龍都のベットで寝ている。
最初はドキドキしてしまって背中を向けたままよく眠れない日が続いたけど、特に何もされないとわかってからは正面を向いて好きなだけ龍都を眺めることにした。
「んん…」
龍都が身じろぎするだけでドキッと鼓動が高鳴る。
「わっ…起きてないよね…」
しばらく寝顔を見つめていると、寝ている龍都がもぞもぞと動いてそのまま俺を抱きしめてきた。
「りゅ、りゅうと…!」
「んー…」
吐息が耳に当たって擽ったい。
身体全体が龍都と触れていて龍都の熱が布越しに伝わってくる。
これじゃ変な気分になってくる…。
「りゅうと離してっ、」
「ん、動くな…。」
耳元で動くなという龍都の吐息混じりの声で抵抗する気が失せてしまう。
「こ、こんなの寝れないよ…。」
今日は徹夜かな…と覚悟したとき、急に龍都の手が俺のズボンに入り込んできた。
「えっ…!?」
驚いている間にも下着ごと下に押し下げられそのまま尻をスリスリと撫でられる。
「んっ、りゅうとっ、なんでっ…」
俺の疑問に返答してくれる人は誰もいないようで、無情にも龍都の指が俺の尻の間に入り込む。
「あっ、そこ、だめっ…」
尻の間を龍都の指がスルンと行き来するたびにビクビクと反応してしまう。
「ん、さくらぁ…」
「ひゃんっ!」
俺の名前を呼ばれて思わず大きい声が出てしまった。
慌てて口を手で抑えるけど股間の方は間に合わなかったみたいでムクムクと大きくなってしまった。
あっ、龍都の太ももに俺のが…。
全身密着してるせいか、動くたびに俺のが龍都の太ももに擦れて声が漏れそうになる。
「んっ、あっ、…」
「んー、」
龍都はもう片方の手で俺の頭を移動するとスヤスヤとした寝顔のまま口を開けて俺の唇にかぶりついてきた。
「ん、んんんぅっ…」
え、俺、龍都とキス…してる…!?
口を開けると龍都の熱い舌が入り込んできて、恐る恐る舌を差し出すと絡みとられ、されるがままになってしまった。
「んぅ、んっ、ふ、んんっ…」
ビチャビチャと水音が龍都の部屋に響く。
龍都とキスしてるなんて夢みたいだ。
目を閉じて感触を味わう。
すると、ピタッと龍都の舌が止まった。
ん、どうしたんだろう…?
「りゅうと…?」
俺が涙目でどちらのかも分からない涎を垂らしただらしない顔でゆっくりと目を開くと、驚愕で目を見開いた龍都と目が合う。
「え、ごめん、俺ってば、間違えて…!」
慌てた龍都の弁解に俺はひどくショックを受けた。
龍都にとって、俺との行為は『間違い』であって『謝るべき行為』なんだ…。
龍都と付き合っていた彼女に嫉妬する。
彼女は龍都とベットでこんなことしてたんだろうか。
それと、これ以上のことも…。
「龍都、謝らなくても大丈夫だよ。俺のことを彼女かなんかと勘違いしてるんだろうなぁと思ってたし。」
「え、」
なんで龍都が傷ついた顔をしているんだろうか。
その顔をしたいのは俺だろうに。
「俺なんかで良ければ彼女の代わり、してあげよっか?」
嫉妬からだろうか、ありえない提案が口から飛び出した。
「いや、そんなのいらないよ。」
すぐに返された龍都の言葉に更に落ち込んだ俺は、それをごまかすように、
「ははっ、冗談だよ!」
と笑うのだった。
最初はドキドキしてしまって背中を向けたままよく眠れない日が続いたけど、特に何もされないとわかってからは正面を向いて好きなだけ龍都を眺めることにした。
「んん…」
龍都が身じろぎするだけでドキッと鼓動が高鳴る。
「わっ…起きてないよね…」
しばらく寝顔を見つめていると、寝ている龍都がもぞもぞと動いてそのまま俺を抱きしめてきた。
「りゅ、りゅうと…!」
「んー…」
吐息が耳に当たって擽ったい。
身体全体が龍都と触れていて龍都の熱が布越しに伝わってくる。
これじゃ変な気分になってくる…。
「りゅうと離してっ、」
「ん、動くな…。」
耳元で動くなという龍都の吐息混じりの声で抵抗する気が失せてしまう。
「こ、こんなの寝れないよ…。」
今日は徹夜かな…と覚悟したとき、急に龍都の手が俺のズボンに入り込んできた。
「えっ…!?」
驚いている間にも下着ごと下に押し下げられそのまま尻をスリスリと撫でられる。
「んっ、りゅうとっ、なんでっ…」
俺の疑問に返答してくれる人は誰もいないようで、無情にも龍都の指が俺の尻の間に入り込む。
「あっ、そこ、だめっ…」
尻の間を龍都の指がスルンと行き来するたびにビクビクと反応してしまう。
「ん、さくらぁ…」
「ひゃんっ!」
俺の名前を呼ばれて思わず大きい声が出てしまった。
慌てて口を手で抑えるけど股間の方は間に合わなかったみたいでムクムクと大きくなってしまった。
あっ、龍都の太ももに俺のが…。
全身密着してるせいか、動くたびに俺のが龍都の太ももに擦れて声が漏れそうになる。
「んっ、あっ、…」
「んー、」
龍都はもう片方の手で俺の頭を移動するとスヤスヤとした寝顔のまま口を開けて俺の唇にかぶりついてきた。
「ん、んんんぅっ…」
え、俺、龍都とキス…してる…!?
口を開けると龍都の熱い舌が入り込んできて、恐る恐る舌を差し出すと絡みとられ、されるがままになってしまった。
「んぅ、んっ、ふ、んんっ…」
ビチャビチャと水音が龍都の部屋に響く。
龍都とキスしてるなんて夢みたいだ。
目を閉じて感触を味わう。
すると、ピタッと龍都の舌が止まった。
ん、どうしたんだろう…?
「りゅうと…?」
俺が涙目でどちらのかも分からない涎を垂らしただらしない顔でゆっくりと目を開くと、驚愕で目を見開いた龍都と目が合う。
「え、ごめん、俺ってば、間違えて…!」
慌てた龍都の弁解に俺はひどくショックを受けた。
龍都にとって、俺との行為は『間違い』であって『謝るべき行為』なんだ…。
龍都と付き合っていた彼女に嫉妬する。
彼女は龍都とベットでこんなことしてたんだろうか。
それと、これ以上のことも…。
「龍都、謝らなくても大丈夫だよ。俺のことを彼女かなんかと勘違いしてるんだろうなぁと思ってたし。」
「え、」
なんで龍都が傷ついた顔をしているんだろうか。
その顔をしたいのは俺だろうに。
「俺なんかで良ければ彼女の代わり、してあげよっか?」
嫉妬からだろうか、ありえない提案が口から飛び出した。
「いや、そんなのいらないよ。」
すぐに返された龍都の言葉に更に落ち込んだ俺は、それをごまかすように、
「ははっ、冗談だよ!」
と笑うのだった。
9
お気に入りに追加
79
あなたにおすすめの小説
推しを擁護したくて何が悪い!
人生1919回血迷った人
BL
所謂王道学園と呼ばれる東雲学園で風紀委員副委員長として活動している彩凪知晴には学園内に推しがいる。
その推しである鈴谷凛は我儘でぶりっ子な性格の悪いお坊ちゃんだという噂が流れており、実際の性格はともかく学園中の嫌われ者だ。
理不尽な悪意を受ける凛を知晴は陰ながら支えたいと思っており、バレないように後をつけたり知らない所で凛への悪意を排除していたりしてした。
そんな中、学園の人気者たちに何故か好かれる転校生が転入してきて学園は荒れに荒れる。ある日、転校生に嫉妬した生徒会長親衛隊員である生徒が転校生を呼び出して──────────。
「凛に危害を加えるやつは許さない。」
※王道学園モノですがBLかと言われるとL要素が少なすぎます。BLよりも王道学園の設定が好きなだけの腐った奴による小説です。
※簡潔にこの話を書くと嫌われからの総愛され系親衛隊隊長のことが推しとして大好きなクールビューティで寡黙な主人公が制裁現場を上手く推しを擁護して解決する話です。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています
[本編完結]彼氏がハーレムで困ってます
はな
BL
佐藤雪には恋人がいる。だが、その恋人はどうやら周りに女の子がたくさんいるハーレム状態らしい…どうにか、自分だけを見てくれるように頑張る雪。
果たして恋人とはどうなるのか?
主人公 佐藤雪…高校2年生
攻め1 西山慎二…高校2年生
攻め2 七瀬亮…高校2年生
攻め3 西山健斗…中学2年生
初めて書いた作品です!誤字脱字も沢山あるので教えてくれると助かります!
こっそりバウムクーヘンエンド小説を投稿したら相手に見つかって押し倒されてた件
神崎 ルナ
BL
バウムクーヘンエンド――片想いの相手の結婚式に招待されて引き出物のバウムクーヘンを手に失恋に浸るという、所謂アンハッピーエンド。
僕の幼なじみは天然が入ったぽんやりしたタイプでずっと目が離せなかった。
だけどその笑顔を見ていると自然と僕も口角が上がり。
子供の頃に勢いに任せて『光くん、好きっ!!』と言ってしまったのは黒歴史だが、そのすぐ後に白詰草の指輪を持って来て『うん、およめさんになってね』と来たのは反則だろう。
ぽやぽやした光のことだから、きっとよく意味が分かってなかったに違いない。
指輪も、僕の左手の中指に収めていたし。
あれから10年近く。
ずっと仲が良い幼なじみの範疇に留まる僕たちの関係は決して崩してはならない。
だけど想いを隠すのは苦しくて――。
こっそりとある小説サイトに想いを吐露してそれで何とか未練を断ち切ろうと思った。
なのにどうして――。
『ねぇ、この小説って海斗が書いたんだよね?』
えっ!?どうしてバレたっ!?というより何故この僕が押し倒されてるんだっ!?(※注 サブ垢にて公開済みの『バウムクーヘンエンド』をご覧になるとより一層楽しめるかもしれません)
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談? 本気? 二人の結末は?
美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
絶滅危惧種の俺様王子に婚約を突きつけられた小物ですが
古森きり
BL
前世、腐男子サラリーマンである俺、ホノカ・ルトソーは”女は王族だけ”という特殊な異世界『ゼブンス・デェ・フェ』に転生した。
女と結婚し、女と子どもを残せるのは伯爵家以上の男だけ。
平民と伯爵家以下の男は、同家格の男と結婚してうなじを噛まれた側が子宮を体内で生成して子どもを産むように進化する。
そんな常識を聞いた時は「は?」と宇宙猫になった。
いや、だって、そんなことある?
あぶれたモブの運命が過酷すぎん?
――言いたいことはたくさんあるが、どうせモブなので流れに身を任せようと思っていたところ王女殿下の誕生日お披露目パーティーで第二王子エルン殿下にキスされてしまい――!
BLoveさん、カクヨム、アルファポリス、小説家になろうに掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる