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第七章 王太子の偏愛 王国騎士団 & 王国民
3・伯爵家父娘と王子
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「…アンナ…アンナなのか?」
イザベラの用事を済ませて帰る途中、アンナは名前を呼ばれて振り向いた。
「どなたですか?」
振り向いた先に居たのは、うらぶれた風体をした知らない若い男だった。
「僕を覚えていないのか?、何度も君と会っていたのに」
男は驚いた顔をしてアンナを見る、どことなく見覚えがある気もするが、そんな男は沢山いるし名前も思い出せない。
「全然覚えていないわ」
面倒臭くなったアンナは、ぶっきら棒に答えてきびすを返した。男が慌てて後を追ってくる。
「待ってくれアンナ、教えてくれ、今君は何処に居るんだ?」
アンナは殆ど知らない男が、後を追って来たことが気持ち悪くて、無言で足を早めた。
「アンナ、どうして僕を無視するんだ」
男はずっと後をついて来る、アンナは益々気持ち悪くなって、近くにいた警ら隊に駆け寄り泣きついた。
「すみません、変な男に付き纏われています、助けて下さい」
「待ってくれ、僕は怪しい人間じゃない!、アンナ!」
男が警ら隊に足止めされている間にアンナは走って、アルジオン邸まで逃げ帰った。
「はぁ、はぁ、何なのアイツ気持ち悪い」
無事邸内に戻ったアンナに彼女を待っていたイザベラが声を掛けた。
「どうしたのアンナ、息を切らして何かあったの?」
「あっお嬢様、それが街で変な男に出会って、追いかけられたんです」
アンナはイザベラから頼まれた手紙の返事を外套から取り出した、それを受け取ったイザベラが質問をする。
「あら、どんな男だったの?」
「平民の若い男です、どこかで会った事が有るのか私の名前を知ってて、馴れ馴れしくて、後をつけて来たんです」
彼女の可愛い顔は膨れっ面になっているが、怒っててもアンナは可愛かった。そんなアンナを見たイザベラは、さもありなんと思う。
「アンナが可愛い過ぎるからよ、何処かでアンナを見かけた男が親しくなりたくて、知ってる風を装って声を掛けてきたのよ、きっと」
「むぅ!、そうかもです!!」
「「あははははは」」
自分が可愛いと分かっているアンナが、冗談か本気か分からない返事をして、二人して笑い合う。
イザベラは部屋へ戻るとアンナから受け取った手紙の封を切った。
それは、ダルトン王子が住まう離宮の女官長からの返事で、内容を読んだイザベラはほくそ笑んだ。
…お父様の債権は本当に役に立つわね…
「ダルトン様、もう直ぐイザベラがお側に上がりますわ」
美しいダルトンの姿を思い出しイザベラの心は甘く震えていた。
◆◇◆◇◆◇
執務を終えて離宮に戻ったダルトンは、女官長からの報告書に目を通した。
ダルトンが女官長に命じて、身重のグレーシーの日々の様子を報告させているものだ。
「今日も母子共に順調か、……ん?、新しい話し相手にアルジオン伯爵令嬢を雇うだと?、どういう事だ」
離宮の人員は全てグレーシーが差配しているが、彼女が身重の今は女官長が代理で行なっていた。
「何故こんな大事な時に新しい人間を入れるのだ、グレーシーに何かあったらどうする」
イザベラ・アルジオンは毒花と呼ばれている、話し相手どころか悪影響を与えかねない、ダルトンはイライラと不機嫌になる。
…妊婦の精神状態に悪い影響が出ては困る、グレーシーには是が非でも、元気な子供を産んで貰わなくては…
舞踏会でメイヴィスを睨んでいた彼女の姿を思い出して、ダルトンの警戒心が強まる。
イザベラが睨んでいたのはシャーロットで、メイヴィスは隣に居ただけなのだが、異母兄弟至上主義のダルトンの中では、メイヴィスが睨まれた事になっている。
……毒花め、一体何を仕掛けてくる気だ……
最愛の兄に害をもたらしそうな女が距離を詰めて来た、どんな手を使ったのか離宮に入り込もうとしている。
ダルトンは強い怒りを覚えたが、冷静に今後の方針を決めた、まず女官長に雇用の事情を確認する、今後の成り行きを注視して必要なら容赦なく毒花を排除する。
イザベラの狙いはダルトンだが、彼は全く気付いていなかった。何故ならダルトンの中では狙われているのはメイヴィスだからだ。
……兄上に害をなす者は絶対に許さない……
最愛の兄を護ろうとするダルトンの心は熱く燃えていた。
◆◇◆◇◆◇
その夜、アルジオン伯爵邸に黒衣に黒のベールを被った貴婦人が訪れた。人目を気にしてか彼女は闇夜に紛れて裏口をノックする。
「やあ、奥方待っていましたぞ、どうぞこちらへ」
裏口で待ち構えていた伯爵が、直ぐに貴婦人を邸内へ招き入れる、客室に案内をした伯爵はベールを持ち上げ、貴婦人の顔を見て質問をした。
「覚悟は出来ているのかな、奥方?」
ここまでずっと無言だった貴婦人の顔は、蒼白で唇がわなわなと震えている、伯爵は嗜虐心が煽られ股間が熱くなる。
…堪らんな、もう直ぐこの女が私のモノに、ふふふふ、さてどうしてやろうか…
伯爵が妄想していると貴婦人が震える声で伯爵に問うてきた。
「私がお相手を務めれば、本当に借金を取り消して頂けますか?」
……ふふふふ、実に愚かな女だ……
「勿論ですよ、奥方。貴方にはそれだけの価値が有ります、それで?、私の相手をして頂けますか?」
アルジオン伯爵は貴婦人の手を取ると、恭しく口付けて彼女を安心させた。
「必ず、借用書を破棄すると約束して下さい」
「勿論ですよレディ。さあ、気が変わらない内に始めましょう」
アルジオン伯爵は貴婦人が逃げられないように、ガッチリと体を抱きしめて強引に唇を奪う。
「んっ!んん ぁ ちゅ ぅ ぐちゅ」
貴婦人の舌を嬲りながらドレス越しに彼女の体を撫で回すと、貴婦人の手を取り自身の股間を触らせた。
「!!!」
驚いた貴婦人は素早く手を引っ込めて伯爵を軽く睨む、頬を赤く染めた淑女のウブな態度に、伯爵の性的な興奮が高まり、股間の逸物も昂ぶる。
「これ位で怯んで貰っては困るなレディ、貴方の小さな口でコレを舐めて貰うつもりなんだ」
伯爵は彼女の目の前で股間から逸物をポロリと取り出すと、貴婦人に昂る雄を見せつけた。
「ひぃっ!!、嫌!、そんな事無理です、どうか許して下さい」
「借金を帳消しにして欲しいんなら、私の言う事を何でも聞く事だ、嫌なら帰れ」
アルジオン伯爵は怯む貴婦人の体を、ドンッと突き飛ばして冷たく言い放った。
突き飛ばされた貴婦人はよろけて転び、絨毯の上に座り込む。
伯爵は床に座り込む女の鼻先に肉棒を突き付けて命令をする。
「舐めろ!」
夫のモノも舐めた事が無い貴婦人は、唇を噛んで俯くと静かに涙を流した。伯爵はまだ湯浴みもしておらず、逸物からはキツイ臭いがしている。
「このままだと男爵はどうなるかな?、助けてられるのは奥方だけだ、貴女もそのつもりで来たのでしょう?」
アルジオン伯爵は奥方の頬を優しく撫でると、逸物を彼女の唇に押し付けて、優しい口調て話しかけた、しかしその顔には残忍な微笑みが浮かんでいる。
「さあ、レディ、口を開けて」
この後アルジオン伯爵は社交界一の美女を裸に剥いた、そして夫しか知らない淑女の体を隅々まで堪能した。
屈辱に耐えて涙する奥方の姿に大興奮した伯爵は、思いつく限りの方法で彼女を凌辱して何度も子種を注いだ。
使用人が来る夜明け前にようやく解放された貴婦人が借用書の破棄を乞うと、伯爵は残酷な言葉を告げる。
「奥方、貴女は素晴らしく美しいが若くはないし純潔でもない。後何度か私を楽しませてくれたら借用書を破棄しよう」
一度だけだと自分に言い聞かせて、伯爵との性行為に必死に耐えていた貴婦人は、怒りに震え我を忘れて伯爵に詰め寄った。
「そっ、それでは約束が違うのでは有りませんか!!、貴方の相手をしたら借用書を破棄すると言ったでしょう!」
伯爵は取り乱して襲いかかってきた貴婦人を寝台に押さえつけ、小馬鹿にした表情で彼女を見て言った。
「レディ私がいつ、相手をするのが一回限りだと言いましたか?、勝手に思い込んだのは貴女の方でしょう?」
絶句して大人しくなった奥方を解放すると、伯爵は寝台から降りて身支度をし始めた、ニヤけた好色な顔で貴婦人を見て、最後通告をする。
「利息は取消しましょう、淑女の貴女がイヤイヤ抱かれて、泣きながら屈辱に耐える姿は実に素晴らしかった、次も私を楽しませて下さい」
伯爵に騙された貴婦人は絶望した、体を汚された上に心も傷付けられて涙する。
「私は自室に引き上げますから、貴女はこの部屋でゆっくり寛いでからお帰り下さい、ではまたお会いしましょう」
一晩中、貴婦人を苛んで満足した伯爵は、泣き濡れる彼女を置いて部屋を出た。
…ふふっ、泣き顔が秀逸だったな、今はまだ抱き足りないが、そのうち借金のカタに娼館に売るか…
アルジオン伯爵は初めから借用書を破棄する気は無かった、全ては奥方を抱くための嘘で今まで何人も騙してきた手法だ。
アルジオン伯爵は正真正銘の下衆だった。
イザベラの用事を済ませて帰る途中、アンナは名前を呼ばれて振り向いた。
「どなたですか?」
振り向いた先に居たのは、うらぶれた風体をした知らない若い男だった。
「僕を覚えていないのか?、何度も君と会っていたのに」
男は驚いた顔をしてアンナを見る、どことなく見覚えがある気もするが、そんな男は沢山いるし名前も思い出せない。
「全然覚えていないわ」
面倒臭くなったアンナは、ぶっきら棒に答えてきびすを返した。男が慌てて後を追ってくる。
「待ってくれアンナ、教えてくれ、今君は何処に居るんだ?」
アンナは殆ど知らない男が、後を追って来たことが気持ち悪くて、無言で足を早めた。
「アンナ、どうして僕を無視するんだ」
男はずっと後をついて来る、アンナは益々気持ち悪くなって、近くにいた警ら隊に駆け寄り泣きついた。
「すみません、変な男に付き纏われています、助けて下さい」
「待ってくれ、僕は怪しい人間じゃない!、アンナ!」
男が警ら隊に足止めされている間にアンナは走って、アルジオン邸まで逃げ帰った。
「はぁ、はぁ、何なのアイツ気持ち悪い」
無事邸内に戻ったアンナに彼女を待っていたイザベラが声を掛けた。
「どうしたのアンナ、息を切らして何かあったの?」
「あっお嬢様、それが街で変な男に出会って、追いかけられたんです」
アンナはイザベラから頼まれた手紙の返事を外套から取り出した、それを受け取ったイザベラが質問をする。
「あら、どんな男だったの?」
「平民の若い男です、どこかで会った事が有るのか私の名前を知ってて、馴れ馴れしくて、後をつけて来たんです」
彼女の可愛い顔は膨れっ面になっているが、怒っててもアンナは可愛かった。そんなアンナを見たイザベラは、さもありなんと思う。
「アンナが可愛い過ぎるからよ、何処かでアンナを見かけた男が親しくなりたくて、知ってる風を装って声を掛けてきたのよ、きっと」
「むぅ!、そうかもです!!」
「「あははははは」」
自分が可愛いと分かっているアンナが、冗談か本気か分からない返事をして、二人して笑い合う。
イザベラは部屋へ戻るとアンナから受け取った手紙の封を切った。
それは、ダルトン王子が住まう離宮の女官長からの返事で、内容を読んだイザベラはほくそ笑んだ。
…お父様の債権は本当に役に立つわね…
「ダルトン様、もう直ぐイザベラがお側に上がりますわ」
美しいダルトンの姿を思い出しイザベラの心は甘く震えていた。
◆◇◆◇◆◇
執務を終えて離宮に戻ったダルトンは、女官長からの報告書に目を通した。
ダルトンが女官長に命じて、身重のグレーシーの日々の様子を報告させているものだ。
「今日も母子共に順調か、……ん?、新しい話し相手にアルジオン伯爵令嬢を雇うだと?、どういう事だ」
離宮の人員は全てグレーシーが差配しているが、彼女が身重の今は女官長が代理で行なっていた。
「何故こんな大事な時に新しい人間を入れるのだ、グレーシーに何かあったらどうする」
イザベラ・アルジオンは毒花と呼ばれている、話し相手どころか悪影響を与えかねない、ダルトンはイライラと不機嫌になる。
…妊婦の精神状態に悪い影響が出ては困る、グレーシーには是が非でも、元気な子供を産んで貰わなくては…
舞踏会でメイヴィスを睨んでいた彼女の姿を思い出して、ダルトンの警戒心が強まる。
イザベラが睨んでいたのはシャーロットで、メイヴィスは隣に居ただけなのだが、異母兄弟至上主義のダルトンの中では、メイヴィスが睨まれた事になっている。
……毒花め、一体何を仕掛けてくる気だ……
最愛の兄に害をもたらしそうな女が距離を詰めて来た、どんな手を使ったのか離宮に入り込もうとしている。
ダルトンは強い怒りを覚えたが、冷静に今後の方針を決めた、まず女官長に雇用の事情を確認する、今後の成り行きを注視して必要なら容赦なく毒花を排除する。
イザベラの狙いはダルトンだが、彼は全く気付いていなかった。何故ならダルトンの中では狙われているのはメイヴィスだからだ。
……兄上に害をなす者は絶対に許さない……
最愛の兄を護ろうとするダルトンの心は熱く燃えていた。
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その夜、アルジオン伯爵邸に黒衣に黒のベールを被った貴婦人が訪れた。人目を気にしてか彼女は闇夜に紛れて裏口をノックする。
「やあ、奥方待っていましたぞ、どうぞこちらへ」
裏口で待ち構えていた伯爵が、直ぐに貴婦人を邸内へ招き入れる、客室に案内をした伯爵はベールを持ち上げ、貴婦人の顔を見て質問をした。
「覚悟は出来ているのかな、奥方?」
ここまでずっと無言だった貴婦人の顔は、蒼白で唇がわなわなと震えている、伯爵は嗜虐心が煽られ股間が熱くなる。
…堪らんな、もう直ぐこの女が私のモノに、ふふふふ、さてどうしてやろうか…
伯爵が妄想していると貴婦人が震える声で伯爵に問うてきた。
「私がお相手を務めれば、本当に借金を取り消して頂けますか?」
……ふふふふ、実に愚かな女だ……
「勿論ですよ、奥方。貴方にはそれだけの価値が有ります、それで?、私の相手をして頂けますか?」
アルジオン伯爵は貴婦人の手を取ると、恭しく口付けて彼女を安心させた。
「必ず、借用書を破棄すると約束して下さい」
「勿論ですよレディ。さあ、気が変わらない内に始めましょう」
アルジオン伯爵は貴婦人が逃げられないように、ガッチリと体を抱きしめて強引に唇を奪う。
「んっ!んん ぁ ちゅ ぅ ぐちゅ」
貴婦人の舌を嬲りながらドレス越しに彼女の体を撫で回すと、貴婦人の手を取り自身の股間を触らせた。
「!!!」
驚いた貴婦人は素早く手を引っ込めて伯爵を軽く睨む、頬を赤く染めた淑女のウブな態度に、伯爵の性的な興奮が高まり、股間の逸物も昂ぶる。
「これ位で怯んで貰っては困るなレディ、貴方の小さな口でコレを舐めて貰うつもりなんだ」
伯爵は彼女の目の前で股間から逸物をポロリと取り出すと、貴婦人に昂る雄を見せつけた。
「ひぃっ!!、嫌!、そんな事無理です、どうか許して下さい」
「借金を帳消しにして欲しいんなら、私の言う事を何でも聞く事だ、嫌なら帰れ」
アルジオン伯爵は怯む貴婦人の体を、ドンッと突き飛ばして冷たく言い放った。
突き飛ばされた貴婦人はよろけて転び、絨毯の上に座り込む。
伯爵は床に座り込む女の鼻先に肉棒を突き付けて命令をする。
「舐めろ!」
夫のモノも舐めた事が無い貴婦人は、唇を噛んで俯くと静かに涙を流した。伯爵はまだ湯浴みもしておらず、逸物からはキツイ臭いがしている。
「このままだと男爵はどうなるかな?、助けてられるのは奥方だけだ、貴女もそのつもりで来たのでしょう?」
アルジオン伯爵は奥方の頬を優しく撫でると、逸物を彼女の唇に押し付けて、優しい口調て話しかけた、しかしその顔には残忍な微笑みが浮かんでいる。
「さあ、レディ、口を開けて」
この後アルジオン伯爵は社交界一の美女を裸に剥いた、そして夫しか知らない淑女の体を隅々まで堪能した。
屈辱に耐えて涙する奥方の姿に大興奮した伯爵は、思いつく限りの方法で彼女を凌辱して何度も子種を注いだ。
使用人が来る夜明け前にようやく解放された貴婦人が借用書の破棄を乞うと、伯爵は残酷な言葉を告げる。
「奥方、貴女は素晴らしく美しいが若くはないし純潔でもない。後何度か私を楽しませてくれたら借用書を破棄しよう」
一度だけだと自分に言い聞かせて、伯爵との性行為に必死に耐えていた貴婦人は、怒りに震え我を忘れて伯爵に詰め寄った。
「そっ、それでは約束が違うのでは有りませんか!!、貴方の相手をしたら借用書を破棄すると言ったでしょう!」
伯爵は取り乱して襲いかかってきた貴婦人を寝台に押さえつけ、小馬鹿にした表情で彼女を見て言った。
「レディ私がいつ、相手をするのが一回限りだと言いましたか?、勝手に思い込んだのは貴女の方でしょう?」
絶句して大人しくなった奥方を解放すると、伯爵は寝台から降りて身支度をし始めた、ニヤけた好色な顔で貴婦人を見て、最後通告をする。
「利息は取消しましょう、淑女の貴女がイヤイヤ抱かれて、泣きながら屈辱に耐える姿は実に素晴らしかった、次も私を楽しませて下さい」
伯爵に騙された貴婦人は絶望した、体を汚された上に心も傷付けられて涙する。
「私は自室に引き上げますから、貴女はこの部屋でゆっくり寛いでからお帰り下さい、ではまたお会いしましょう」
一晩中、貴婦人を苛んで満足した伯爵は、泣き濡れる彼女を置いて部屋を出た。
…ふふっ、泣き顔が秀逸だったな、今はまだ抱き足りないが、そのうち借金のカタに娼館に売るか…
アルジオン伯爵は初めから借用書を破棄する気は無かった、全ては奥方を抱くための嘘で今まで何人も騙してきた手法だ。
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