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第五章 王太子の愛情 メイヴィス×シャーロット❷
5・出立直前のあれこれ
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グリードはその日、神殿から受け取った巡回治癒の詳しい行程表を元に、団長室で警護の試案作成に取り掛かっていた。
「団長、門番から不審な荷物が届いたと連絡が有りました、重過ぎて運べないから手伝って欲しいとも」
「ああ分かった、取り敢えず待機中の者に声を掛けてくれ、私も一緒に行こう」
それはジュール王国からダルトン宛に届いたかなり大きな荷物で、グリードと騎士を合わせて四人がかりで運ぶ程重かった。
危険物の可能性もある為、人の出入りが一番少ない通用口のエントランスへ運び込み、グリードは荷物を精査しつつ指示を出した。
「取り敢えず、誰かダルトン殿下を読んできてくれ」
◆◇◆◇◆◇
ジュール王国から戻って間もない内に地方視察へ向かう事になったメイヴィスは、執務室でウィリーから書類の束を渡されていた。
「殿下、これを片付ける迄は出立させませんからね」
微笑むウィリーから黒いオーラを感じたメイヴィスは黙って書類を受け取り、黙々と確認して必要な仕訳を行った。
暫く作業をして急を要する案件だけ片付けると、一息ついてウィリーが淹れてくれた紅茶を飲む、茶器を持つメイヴィスの手首がのぞく袖からチラリと腕輪が見えて、ウィリーは興味を引かれて聞いてみる。
「殿下が腕輪をつけているのは珍しいですね、しかも琥珀石が幾つもある華美なデザインは殿下の好みとは少し違う様ですが、如何されたのですか?」
メイヴィスは少し照れた笑みを浮かべて腕輪がよく見える様に袖から出した。
「これは魔法省が試作した私専用の魔導具なんだ、私の魔力を込めた魔石が付いていて特定の人の危機に反応する」
そんな魔導具は話にも聞いた事が無い、ウィリーは益々興味深そうに腕輪を見た。
「特定の人の危機とはどういった物ですか?」
メイヴィスは、ふふっと笑ってウィリーの顔をいたずらっ子の様に見つめる。
「前にウィリーを助けた事があっただろう?、琥珀色のペンダントと連動しているんだ、ペンダントが砕けたら私にもそれが分かる」
ウィリーは ハッとした、以前人攫いの巻き添えになった時に助けて貰った事があった。
「えっでも、あの時殿下は僕の前に突然現れましたよね?、そして直ぐに姿を消した、あれはどう云う仕掛けですか?」
あの時のメイヴィス殿下の姿は非現実的で、もしかして夢かもと考えていたが、あれは夢じゃ無かったのか。
「ペンダントが砕けると腕輪の石も砕ける、その時に10分位だけど相手のいる場所へ繋がる、別に繋がっても行く行かないは私の自由だけどね」
・・・・・そうだ、あの時は砕けた石を中心に魔法陣が展開されて中央に殿下が現れた、もう遅い時間だったのに僕を助けに来てくれたんだ・・・・・
ウィリーは感動してメイヴィスを見る、メイヴィスはちょっと照れてるのか耳が赤い、それを誤魔化す様に石が欠損している箇所を見せてくる。
「ほら、もう砕けて無くなったけど、ここにはウィリーの石が付いていたんだ」
欠損しているのは一箇所だけで、まだ幾つか残っている、と云う事はこの石の全てが誰かと繋がっているのだろうか?
「誰か他にもペンダントを所持している人がいるのですか?」
「そうだね、ダルトンは持っている」
その時メイヴィスの腕輪に嵌め込まれた石の一つが パキンッ と割れて落ちた。それを見たメイヴィスの雰囲気が一変して突然の眩い光がウィリーの眼を襲う。
メイヴィスの周囲に光が集まり、荒れ狂う光の粒子は球形を形どって彼の身体を包み込んだ、眩い光の中に佇むメイヴィスの黄金色の髪がふわりと浮いて、琥珀色の瞳の奥がバチバチと輝いている。
「!!」
メイヴィスを見たウィリーは、その姿に見惚れて呼吸をする事を忘れた。
・・・・これは、僕は殿下のこの姿を知っている、これはあの時と同じだ・・・・
ウィリーは自分を助けてくれた時のメイヴィスの姿が脳裏に浮かぶ、やはりあの神々しい姿は夢では無かったのだ。
腕輪から割れて落ちた琥珀石の破片から魔法陣が展開される、とメイヴィスの姿は部屋から消失した。
◆◇◆◇◆◇
キュリアスの襲撃によって後処理が発生したメイヴィスとグリードは急遽予定を変更して、シャーロットとは別に西の辺境伯領へ向かって、現地で合流する事となった。
出立直前にメイヴィスはシャーロットを自身の居室に呼び出した。
「シャーロット、君に渡したい物がある」
メイヴィスは彼女をそっと引き寄せると琥珀色の石がついたペンダントを取り出して彼女の首にをかけた。シャーロットはキョトンとした顔でメイヴィスを見上げる。
「メイヴィス殿下、これは?」
「これは魔除けのペンダントだ、必ず身に着けてくれ。一緒に行けなくて残念だが現地で会えるのを楽しみにしているよ」
シャーロットは首に掛けてもらったペンダントを見て、メイヴィスの瞳と同じ琥珀色の石の美しさに魅了される。
「メイヴィス殿下、有難うございます。肌身離さず大切にします」
シャーロットはメイヴィスから初めて貰ったペンダントが彼の瞳と同じ琥珀色で嬉しくて、瞳がきらきらと輝く眩しい笑顔でメイヴィスを見上げている。
「綺麗だ、シャーロット」
シャーロットのきらきらした笑顔に魅かれて、メイヴィスは片手で彼女の頬に触れた。自身の魔力を込めたアクセサリーを婚約者の身に付けさせる事が照れ臭くて今まで渡せなかったのだ。
メイヴィスはシャーロットの輝く笑顔にときめき、シャーロットはペンダントと同じ琥珀色の瞳にドキドキしている。
・・・・・こんなに喜んでくれるなら、もっと早く渡せば良かった・・・・・ペンダントはダルトンを救う役には立った、シャーロットが危機に陥った時にもきっと役に立つ、渡さないまま彼女を失う事になったら、私は一生自分を許せない・・・・・・
手で触れているシャーロットの顔は小さく、華奢な身体も簡単に壊れそうでメイヴィスは怖くなる。彼女を護るために出来る事は全てやろう、メイヴィスは情熱を燃やして可憐な婚約者を見つめた。
自分の頬に添えられたメイヴィスの手の平から伝わる熱と、シャーロットをじっと見つめる彼の双眸に確かな愛情を感じてシャーロットも同じ熱量を持った瞳で見つめ返す。
見つめ合うメイヴィスとシャーロットの距離は徐々に近づいて、互いの腕を撫でるようにそっと触れる。二人は自然と寄り添うとそのまま存在を確かめる様に抱き合った。そして運命の恋人達は抱擁したまま熱い口付けを交わした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
* 関連話 *
ウィリアムは清廉【王太子は濃密】
煌く太陽と銀色の月【闇夜の龍は銀月と戯れる】
「団長、門番から不審な荷物が届いたと連絡が有りました、重過ぎて運べないから手伝って欲しいとも」
「ああ分かった、取り敢えず待機中の者に声を掛けてくれ、私も一緒に行こう」
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「取り敢えず、誰かダルトン殿下を読んできてくれ」
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ジュール王国から戻って間もない内に地方視察へ向かう事になったメイヴィスは、執務室でウィリーから書類の束を渡されていた。
「殿下、これを片付ける迄は出立させませんからね」
微笑むウィリーから黒いオーラを感じたメイヴィスは黙って書類を受け取り、黙々と確認して必要な仕訳を行った。
暫く作業をして急を要する案件だけ片付けると、一息ついてウィリーが淹れてくれた紅茶を飲む、茶器を持つメイヴィスの手首がのぞく袖からチラリと腕輪が見えて、ウィリーは興味を引かれて聞いてみる。
「殿下が腕輪をつけているのは珍しいですね、しかも琥珀石が幾つもある華美なデザインは殿下の好みとは少し違う様ですが、如何されたのですか?」
メイヴィスは少し照れた笑みを浮かべて腕輪がよく見える様に袖から出した。
「これは魔法省が試作した私専用の魔導具なんだ、私の魔力を込めた魔石が付いていて特定の人の危機に反応する」
そんな魔導具は話にも聞いた事が無い、ウィリーは益々興味深そうに腕輪を見た。
「特定の人の危機とはどういった物ですか?」
メイヴィスは、ふふっと笑ってウィリーの顔をいたずらっ子の様に見つめる。
「前にウィリーを助けた事があっただろう?、琥珀色のペンダントと連動しているんだ、ペンダントが砕けたら私にもそれが分かる」
ウィリーは ハッとした、以前人攫いの巻き添えになった時に助けて貰った事があった。
「えっでも、あの時殿下は僕の前に突然現れましたよね?、そして直ぐに姿を消した、あれはどう云う仕掛けですか?」
あの時のメイヴィス殿下の姿は非現実的で、もしかして夢かもと考えていたが、あれは夢じゃ無かったのか。
「ペンダントが砕けると腕輪の石も砕ける、その時に10分位だけど相手のいる場所へ繋がる、別に繋がっても行く行かないは私の自由だけどね」
・・・・・そうだ、あの時は砕けた石を中心に魔法陣が展開されて中央に殿下が現れた、もう遅い時間だったのに僕を助けに来てくれたんだ・・・・・
ウィリーは感動してメイヴィスを見る、メイヴィスはちょっと照れてるのか耳が赤い、それを誤魔化す様に石が欠損している箇所を見せてくる。
「ほら、もう砕けて無くなったけど、ここにはウィリーの石が付いていたんだ」
欠損しているのは一箇所だけで、まだ幾つか残っている、と云う事はこの石の全てが誰かと繋がっているのだろうか?
「誰か他にもペンダントを所持している人がいるのですか?」
「そうだね、ダルトンは持っている」
その時メイヴィスの腕輪に嵌め込まれた石の一つが パキンッ と割れて落ちた。それを見たメイヴィスの雰囲気が一変して突然の眩い光がウィリーの眼を襲う。
メイヴィスの周囲に光が集まり、荒れ狂う光の粒子は球形を形どって彼の身体を包み込んだ、眩い光の中に佇むメイヴィスの黄金色の髪がふわりと浮いて、琥珀色の瞳の奥がバチバチと輝いている。
「!!」
メイヴィスを見たウィリーは、その姿に見惚れて呼吸をする事を忘れた。
・・・・これは、僕は殿下のこの姿を知っている、これはあの時と同じだ・・・・
ウィリーは自分を助けてくれた時のメイヴィスの姿が脳裏に浮かぶ、やはりあの神々しい姿は夢では無かったのだ。
腕輪から割れて落ちた琥珀石の破片から魔法陣が展開される、とメイヴィスの姿は部屋から消失した。
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「メイヴィス殿下、これは?」
「これは魔除けのペンダントだ、必ず身に着けてくれ。一緒に行けなくて残念だが現地で会えるのを楽しみにしているよ」
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