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僕っ子ちゃん、救われる

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「え、なにリバーヌお前婚約者とか居たの?
ずっと婚約を会いもしないで断ってたくせに」
『会いもしないで』という言葉に、ナナは反応してしまった。
(もしかして…お父様が無理やり、会わせたから…リバーヌ様はそれに合わせて、結婚しようと言ったんじゃ…)
「っ…ごめん、迷惑だったよね。また、あとで。」
ナナは逃げるように教室を出た
「ナナ!?!?待って!!」


~屋上~
(結局、逃げてきちゃったな…
あーあ、リバーヌ様に嫌われちゃったかなぁ…。)
ナナの膝には、涙が、落ちてきた。
「リバーヌ様を好きにならなかったら、
僕が、こんな思いしなくて良かったのかなぁ…」
屋上の扉が開いた。

「コラッ!!ここの屋上は出入り禁止だぞ!!」
「え!?すみませ……」
「な~んて、ただ言ってみただけ、」
「リバーヌ様…!?」
(来てくれたのは嬉しいけど…今は、リバーヌ様に迷惑をかける。)
「…申し訳ございません。今は、一人にさせてくれませんか…。」
「やだ」
「え」
「やだ~~~!!!おれがナナと一緒に居たいの~~~!!!!!!!!」
「り、それならリバーヌ様が居ても良いというか…いや違う居ても良い訳じゃなくて…
居てほしいというか…、ッ違います!!僕が居てほしい訳じゃなくて…いやそうなんだけど…」
「…かわいー」
「ふえっ!?!?リバーヌ様それ今言う事ですか!?!?」
「今言う事です!!!」
「そんなドヤ顔で言わないでください~!!」
(あれ、さっきまで、辛かったのに、今は、とっても楽しい。)
「…さっき、のことなんだけさ、
もしかして、ナナ!おれが周りに合わせて結婚してって言ったて思ってる!?!?」
「信じたくない…けど。」
「そんなわけあるかー!!!!!
おれは、ナナに一目ぼれしたの~!!!!!でもそれだけじゃなくて、ナナと喋ってから、
『こんなに可愛い子がいるのか』って、もう不思議なくらい可愛くて!!!
ナナが嫁いできてくれるなんておれはもうさ、幸せ過ぎて!!」
「リバーヌ様…ちょっとスト…ップ、、、」
リバーヌが気がついたときにはナナの顔が真っ赤になっていた。
(よし、このままもっと真っ赤にしよ~っと!うん、我ながら名案だねっ!)
「ちょ~っとこの前はナナが可愛すぎて、先走っちゃたけど、
別に、急いで返事する必要はないからね。そこは、安心して?
…いやおれは今すぐにでもOKしてほしいんだけどね!?」
「リバーヌ様は、優しいんだね。
僕には勿体ないくらいの人、だ。」
「え
それって…」
「ん!?今僕何て言いました!?!?」
「え~?どうしよっかな~~??教えようかな~~??」
「っ教えてください~!!」
「とにかく、返事、待ってるからね?」
「…はい、前向きなお返事が、出来そうです。」
「っ~~可愛い…しか言えない呪いにかかった…、
おれの呪いを解くにはキスするほかありません!!!
早くキスを!!!」
「えっ!?!?ちょ…!?」
「ほら~~おれが他の子にも可愛いって言っていいの~~??」
「それは…駄目、ですっ!!」

「う~…目、つぶってください…、」
「ん。わかった。」

ナナは、少し唇を触れさせた。
「ッ…出来ました!!!!」
「…初心でかわいー、」
「結局可愛いしか言ってないじゃん!?」
「いや?初心って言ったから~?」
「失礼ですね!これでも頑張ったんですから~~!!」

♪キーンコーンカンコーン
「あ!やべ!!ホームルームはじまっちゃう!!」
「えぇ~!!?」
「いっそげ~!!!」
「リバーヌ様!!今日も一日頑張りましょー!!」
「今日も可愛いね!!がんばろ!!」
ナナはリバーヌに聞こえない程度の小声で言う
「そういうとこですよ…」




~作者コメント~
えー、ここまで読んでいただいた読者の方々に感謝!!!
そして、次回で、このシリーズを一旦最終回にしたいと思います!
一旦というのは、気が向いたら、後日談などをやるかもしれないですー!ということです。
ナナとリバーヌには早く結婚してほしいですねぇ()
最終回、急ピッチで仕上げます!!
お楽しみに~!
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