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僕っ子は来て早々学校に行く

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ここは皇太子家の庭。美しいバラが咲いている。

「ナナ~!今日も可愛いね!!おはよう!」
「あ、リバーヌ様、おはようございます。」
「んも~!せめてタメで話してよ~!」
(昨日嫁いだばっかりの僕によくそこまで仲良くできるな…)
「あら。御機嫌よう、リバーヌ、ナナ様」
「おはようござ…」
スッ
(素通りかよ、、、)
「リバーヌ、前にくれた紅茶とても美味しかったわ。」
「うん!!美味しいよね~!」
この人はアンジュ様、リバーヌ様の幼馴染(?)だ。
一応居候している身だから、昨日アンジュ様にも挨拶に行ったけど、僕はアンジュ様に好かれていないようだ。
「では、ナナ様と一緒にいるとこのバラも枯れてしまいそうになりますので、また後程学校で。」
(は…!?)
「ん?あ、んじゃまたね~!!!」
(そしてリバーヌ様も鈍感すぎないか…!?)
「あ、学校の時間だ~!!行こう!ナナ!!」
学校、それは避けては通れない道だ。
だが僕は、こんな性格だからとても蔑まれてきた。
(学校…か。行きたくないなぁ~~~~)
「あ、もしかしてナナ、初登校緊張してるんだ。かわい~!!」
「ち、ちがいます!!」

~学校~
「な、なんだあいつ!?」 「見慣れない顔がいるぞ」
と、僕を好奇な目でジロジロ見られているのが現状ですが。
「いいんだよナナ!!堂々としてて!!」
と、隣に鈍感な人が居ますが。
「あの女、皇太子様にどんな手を使って近づいたのかしら」
と噂されていますが。
(なによりアンジュ様がとても嫉妬の目を僕に向けているのが辛い…)


「ホームルーム始めるぞー!」
(やっと先生が来てくれた、)
その後も授業が淡々と進んでいき放課後
「どうだった?初登校は~~~?」
「意外と、普通の学校だなって………」
「そりゃそうだよ~!」
(リバーヌ様がとても優秀なのは驚いたけど。)
「おれもね!とってもこの学校楽しいんだ!!!」
笑顔が眩しい………ヒエッ
「リバーヌ様はたくさんのご学友に囲まれていますよね」
(…僕もあれくらい人気者だったら、学校が楽しかったりするのかな)
あれ、アンジュ様が近づいてきた…?
「申し訳ございませんリバーヌ、少しナナ様をお借りしてもよろしいでしょうか…?」
(これ絶対あれじゃん、死ぬやつじゃん)
「ん?いいよ~!!」
(断ってくれえええええええええ!!!!)
「ありがとう!!さ、ナナ様、いきましょ、?」
「ナナ~!!!!またあとでね~!!!!」
「あ、はい…」
(お父様、嫁いで早々死ぬかもしれません…)
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