ハム君の冒険

ハムスターに似ているから「ハム君」。公太郎はみんなにそう呼ばれている六歳の男の子。
ある日、妹と二人お使いに出かけた先で、道に迷います。夕立にあい小さな、小さなお稲荷様に駆け込んで雨宿りをします。夕立が雷雨となっていく中で心細くなっていくハム君。
 そんな中、煙管で煙草をくゆらして、人の言葉を操る不思議な蛙に出会います。蛙は妹が事故にあわないように気をつけた方がいいとハム君に忠告しました。
その後、ハム君は蛙に会うため、何度もあのお稲荷様を探しに行きましたが、あの場所を見つけることはできませんでした。
 小さな兄妹が、その不思議な体験を忘れたころ、ハム君の妹と母親が交通事故にあい、危篤状態となります。
 心配と不安のあまり眠れない夜、ハム君は雨の日にお稲荷様で出会った不思議な蛙の忠告を思い出します。二人を助けたくて、いてもたってもいられなくなったハム君は、夜中こっそり家を抜け出し夜道を一人駆けだします。蛙に会うためにお稲荷様を目指します。
 そうして、ハム君の不思議な冒険が始まるのでした。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,183 位 / 192,183件 絵本 883 位 / 883件

あなたにおすすめの小説

音からうまれた物語

りおん雑貨店
絵本
そこは、とある世界のとある場所。 すべての命がついえようとしていました。 音からうまれた、ひとつの、すべての、ものがたり。

うみのつき

はや衣鳥
絵本
クラゲはお月さまに触ってみたかった。 イルカはそれを叶えてあげたかった。

かっこいいヤギさん

バナナの人
絵本
ある日、ヤギさんはライオンさんになりたいと思いました。 これはライオンみたいにかっこよくなろうとするヤギのお話です、

はじまるよ~

カヨワイさつき
絵本
毎日お仕事、家事、育児お疲れ様です🌱 はじまるよ~の歌を歌いながら、寝かしつけ💕 早寝早起きして、ご飯もりもり食べて 大きくなあれ❤️そして、しあわせになぁれ💖

忌子

関谷俊博
絵本
お水をください…いい子にしますから、わがまま言いませんから、どうかお水をください…ごめんなさい…そうです…ぼくは嫌な子です…あの、哀れっぽい目つきって何ですか…ごめんなさい…ちゃんとなおしますから、ぶたないでください…ぶたないでください…あ、それタバコですね…どうするんですか…あ、あ、あ、ゆるしてください…ゆるしてください…

ちびりゅうと びゃっこくんの だましえ

関谷俊博
絵本
サブキャラだった びゃっこくんも ガンバリます…。

くるみの木のパン屋さん

雪村みおり
絵本
とある森の中に、「くるみの木のパン屋」がありました。 そこでパンを売る「くるみおばさん」は、明るく元気で、ちょっとおっちょこちょいな人気者。 彼女と森の動物たちがくり広げる、ドタバタありのハートフルストーリー。 ―――――――― 一話完結型のシリーズものです。 また、小さいお子様でも読めるように、簡単な漢字のみにし、フリガナをふっています。 読み聞かせにもどうぞ。 ※表紙は、ぱくたそ様のフリー画像をお借りして切り抜いて、文字入れをしています。

大人の絵本・おじさま

矢野 零時
絵本
大人の絵本ずきの人たちのために、少し残酷で悲しい話を書いてみました。 もちろん、子供である、あなたが読まれても、楽しんでいただけると思います。 話の内容ですか、それはお読みになってください。