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幼なじみ
第13話
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交代だ、と言われても、真司には知識も経験もなかった。さっき1度あんなことをされたからといってできるものでもない。
が、そう思う真司の心には別に、ある気持ちが生まれていた。
――晃司を悦ばせたい――
真司は躊躇いなく、晃司と同じ事を始めた。晃司は内心、真司に達かせてもらおうとは思っていなかった。いや、達くことは不可能だろうと考えていた。しかし、それが誤算であると気づくのに、そう時間を要さなかった。 かなり派手な女性遍歴を重ねてきた晃司は、初体験の人間の手によって快感を得られるとは思っていなかったのだが、真司の初めての試みは初めてとはおよそ思えないほどの技術だった。
プライドが高い晃司は必死で隠そうとしたが、それは真司に伝わってしまった。
「晃司……感じてるの?」
「……ばかやろ、なめんな。この程度でこの俺が感じるかよ、この坊やが」
真司の顔つきが変わった。真司はやはり、自分の容姿にコンプレックスを抱いていたので、子供扱いされたり男女呼ばわりされるのがたまらなく嫌だった。
(晃司、俺がそう言われて嫌なこと、知ってるくせに……)
真司の半ばヤケ気味のその動作は激しく、よりいっそう晃司を刺激した。
結果、晃司は墓穴を掘った形で、みっともないほど早々に終わってしまった。
「……おえええええーっ! まっずぅ――!!!」
叫びながら洗面台へと駆け込んだのは、今度は真司。
まったく同じリアクションに呆れながらも、晃司はひどくショックを受けていた。自分の発したものをあのように言われたからではない。本当の理由は――
が、そう思う真司の心には別に、ある気持ちが生まれていた。
――晃司を悦ばせたい――
真司は躊躇いなく、晃司と同じ事を始めた。晃司は内心、真司に達かせてもらおうとは思っていなかった。いや、達くことは不可能だろうと考えていた。しかし、それが誤算であると気づくのに、そう時間を要さなかった。 かなり派手な女性遍歴を重ねてきた晃司は、初体験の人間の手によって快感を得られるとは思っていなかったのだが、真司の初めての試みは初めてとはおよそ思えないほどの技術だった。
プライドが高い晃司は必死で隠そうとしたが、それは真司に伝わってしまった。
「晃司……感じてるの?」
「……ばかやろ、なめんな。この程度でこの俺が感じるかよ、この坊やが」
真司の顔つきが変わった。真司はやはり、自分の容姿にコンプレックスを抱いていたので、子供扱いされたり男女呼ばわりされるのがたまらなく嫌だった。
(晃司、俺がそう言われて嫌なこと、知ってるくせに……)
真司の半ばヤケ気味のその動作は激しく、よりいっそう晃司を刺激した。
結果、晃司は墓穴を掘った形で、みっともないほど早々に終わってしまった。
「……おえええええーっ! まっずぅ――!!!」
叫びながら洗面台へと駆け込んだのは、今度は真司。
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