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本編
27:解読完了とユニーク装備
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〈技能《分析》が上級技能《解析》に成長しました〉
〈技能《記録》《筆記》が上級技能《編纂》に成長しました〉
〈技能《言語知識》《考古知識》が上級技能《歴史学》に成長しました〉
〈職業の昇格条件を満たしました。昇格先に『下級編纂士』が追加されます〉
〈転職条件を満たしました。転職先に『下級歴史学者』が追加されます〉
技能をそれぞれ成長させると、次は職業を昇格させることが出来るようになったようだ。〈見習い〉から脱することが出来るらしい。
しかも、新たに『下級歴史学者』に転職も出来るようだ。これは《歴史学》を習得したからだろうか。
せっかく出てきた『下級歴史学者』には悪いが、『下級編纂士』へ昇格を選択する。読み物としての歴史書などは好きだが、メインに据えるほど特別好きというわけではない。
〈職業『下級編纂士見習い』から『下級編纂士』へ昇格しました〉
職業昇格も完了したので早速、上級技能達の試運転に作業を再開しよう。
「うーん、これは……」
「本格的によく分からんことをしてるな……」
端的に言うと、《解析》と《編纂》の性能とこの2つの相乗効果はぶっ飛んでいた。
《解析》
消費AP:8
そのものの事柄、性質、構成要素などの本質を細部まで明らかにする
《編纂》
消費AP:8
様々な事象の事柄、性質、構成要素などを取捨選択、再編し、まとめあげる
試してみたところ、《解析》は《分析》の機能からさらに「僕が持っている知識」の参照や考察を全自動で出してくれるようだ。しかも、今まで結果を《記録》しないと残らなかったのだが、《解析》という技能に解析結果のログがストックされ、いつでも見られるようになっている。
そして《編纂》は、解析結果や考察からでも、《解析》のログからでも、果ては知識系技能からでも、とにかく情報なら何でも容易に呼び出し、取捨選択することが出来る。そして、まとめたものを即座に文書生成も出来る。あと、まとめ途中のものの下書き保存のようなことも出来るらしい。
また、これらの行為まとめて《編纂》という扱いなのか、1回分の消費APで行使することが出来る。
……どうだろうか。使っている僕自身もどんな原理でこんなことが出来るのか分からず困惑するばかりだ。
ちなみに、失われた言語の解読に限っては《歴史学》の補正も馬鹿になっていないものと思われる。
《歴史学》
消費AP:-
過去の文書に関わる全ての行動が補正される。
常時発動。
そんな有様なので、今までの苦労は何だったのかと言う程解読がするすると進み、ほどなくしてあっさりと解読が終わった。
〈これまでの行動から技能《古ルートムンド語》を獲得しました。〉
〈【レガシークエスト:失われた言語の習得】をクリアしました〉
〈クリア報酬としてレガシー装備[追憶の編纂士装束]を入手しました〉
という通知と共に目の前にクリア報酬と思われる装備が現れた。そういう演出なのか、この暗い空間の中不自然に輝いている。……暗闇に目が慣れていたので結構眩しい。
名前から「編纂士」の為の装備らしい。よく見てみると、形のベースとしては丈が長めの男物の中華服のような感じで、所々の装飾が西洋風な印象のデザインだった。
中々凝ったデザインだが、全体的に色褪せていてアースカラーなトーンだ。
〈…………***の介入を確認…………〉
……ん?
〈………該当プレイヤーの行動ログを確認…………許可します〉
〈レガシー装備[追憶の編纂士装束]がユニーク装備[揺籃の編纂士装束]に変化しました。これにより一部ステータスに変化が起こります〉
……何者かの介入により、装備の名前と見た目しか確認しない内にまた輝く演出が入って、別の物へ変化してしまったようだ。
変化後は、ベースはほとんど変わらないものの色が暗く濃くなって装飾も少し増えたように見える。まぁ、少し豪華な見た目になった感じだ。
そして、介入の犯人だが…………[追憶の鍵]こと指輪、君だな? 介入の通知が来ている間、右手人差し指にかなりのバイブレーションを感じていたからな。
しかもしっかり[揺籃の鍵]に名前が変わっているし……。
〈称号【揺籃】を獲得しました。スロットがいっぱいです。称号を入れ替えますか?〉
最後に称号獲得の通知が来た。称号は……今は控えのままでいいか。
通知ラッシュは終わっただろうか。……よし。
「とりあえず装備を見てみるか」
「…………とりあえず今起こったことを説明しろ」
確かに、今の一連の事象は大剣使いもバッチリ目撃していたし、通知が見えない分、僕より理解不能だったに違いない。
僕は解読が終わってから起こったことを説明した。それを聞いた大剣使いは……。
「分かったが分からん」
と、眉間を押さえて苦悶の表情をしている。まぁ、気持ちは分からんでもない。大剣使いが状況を飲み込んでいる間にユニーク装備とやらを《解析》した。
[揺籃の編纂士装束]
レガシー装備[追憶の編纂士装束]が***の請願と装備者の有り様により変化したもの。有り様が変われば形や能力が変わる。
それは無形の可能性である。
プレイヤー【トウノ】専用装備。
耐久力:破壊不可
品質:EX
分類:セット装備[胴体、腰、足、武器、アクセサリー]
効果:装備者の一部ステータスの変化
素材:追憶の編纂士装束、***の請願、星の胤
製作技能:-
製作者:-
またこう、婉曲表現の多い……。それらは一旦記憶の端に留めておいて、具体的な部分を確認していこう。
ユニーク装備とあった通り、変化後は僕専用の装備となったようだ。これは流石にちょっと嬉しい。しかも壊れない上に、匂わせではあるが僕の成長に合わせて装備も成長するとみて良いのではないだろうか。
……まぁ、戦闘力や防御力の補正はほぼ無いが。僕は別にかまわないが、ほとんどのプレイヤーからしたら全くいらない装備だろう。
次に効果の「装備者の一部ステータスの変化」だが……注視して《解析》してみると、主に《解析》と《編纂》にかなりの補正がかかるようだ。しかし、言い方的にまだ何かある気がしてならない。全容を見せる気の無い装備が多いな……。
そして素材だが、「追憶の編纂士装束」と「***の請願」まではまぁ…………良いだろう。だが「星の胤」とは? 僕が知らないものは表示されないはずなのに知っている判定になっているのも謎だ。うーん……解読した碑文にも星がどうのとあったからそれでだろうか?
まぁ、とりあえず。
「装備してみるか」
「正気か?」
「僕専用装備みたいだし、正直ちょっとワクワクしている」
「あ、お前っ」
ということで、視線操作でサクッと一括装備変更。ゲームを始めてからずっと身につけていた初期装備と別れを告げる。
「うーん、どうだろうか?」
「……まぁ、お前に合ってはいると思うが……防御力は相変わらず無さそうだな」
「まぁ、そもそも戦闘職ではないしな。……申し訳程度に持っていたナイフすら無くなったな」
潔く戦闘能力は完全に無くなったようだ。ちなみに装備の武器枠は、すっかり僕の相棒である手帳とペンとインク壺だ。こちらも見た目の派手さは無いが高級感が漂うデザインになっている。かなり好みな見た目なので、今回1番嬉しい変化かもしれない。武器枠ではあるが攻撃性能は一切無い。
「外せないとか、おかしなことは無いのか?」
「指輪以外は装備解除不可では無いな」
「そうか。……で、色々ありすぎて忘れてたがそれの解読は出来たのか」
「ああ。出来たには出来たんだが、また言い回しが婉曲でな……読んでみるか?」
「俺に分かるとは思えないが……」
「いや、もしかしたら大剣使いの方が分かるかもしれない。関所で教えてくれた話っぽい記述もあったからな」
「……何?」
僕は解読出来た文章を読みやすいように手帳に書き記し、大剣使いへ見せた。
石碑に記されていた言葉は────。
闇きは閨 月は慰め 星は揺籠
闇は往きて帰らず
月は砕け永遠の宵闇に
魂は惑う
数多の星が落ちて
後の欠け月
惑う魂解き放たれん
然れど闇なくして
安らぎを永久に拝領できず
〈技能《記録》《筆記》が上級技能《編纂》に成長しました〉
〈技能《言語知識》《考古知識》が上級技能《歴史学》に成長しました〉
〈職業の昇格条件を満たしました。昇格先に『下級編纂士』が追加されます〉
〈転職条件を満たしました。転職先に『下級歴史学者』が追加されます〉
技能をそれぞれ成長させると、次は職業を昇格させることが出来るようになったようだ。〈見習い〉から脱することが出来るらしい。
しかも、新たに『下級歴史学者』に転職も出来るようだ。これは《歴史学》を習得したからだろうか。
せっかく出てきた『下級歴史学者』には悪いが、『下級編纂士』へ昇格を選択する。読み物としての歴史書などは好きだが、メインに据えるほど特別好きというわけではない。
〈職業『下級編纂士見習い』から『下級編纂士』へ昇格しました〉
職業昇格も完了したので早速、上級技能達の試運転に作業を再開しよう。
「うーん、これは……」
「本格的によく分からんことをしてるな……」
端的に言うと、《解析》と《編纂》の性能とこの2つの相乗効果はぶっ飛んでいた。
《解析》
消費AP:8
そのものの事柄、性質、構成要素などの本質を細部まで明らかにする
《編纂》
消費AP:8
様々な事象の事柄、性質、構成要素などを取捨選択、再編し、まとめあげる
試してみたところ、《解析》は《分析》の機能からさらに「僕が持っている知識」の参照や考察を全自動で出してくれるようだ。しかも、今まで結果を《記録》しないと残らなかったのだが、《解析》という技能に解析結果のログがストックされ、いつでも見られるようになっている。
そして《編纂》は、解析結果や考察からでも、《解析》のログからでも、果ては知識系技能からでも、とにかく情報なら何でも容易に呼び出し、取捨選択することが出来る。そして、まとめたものを即座に文書生成も出来る。あと、まとめ途中のものの下書き保存のようなことも出来るらしい。
また、これらの行為まとめて《編纂》という扱いなのか、1回分の消費APで行使することが出来る。
……どうだろうか。使っている僕自身もどんな原理でこんなことが出来るのか分からず困惑するばかりだ。
ちなみに、失われた言語の解読に限っては《歴史学》の補正も馬鹿になっていないものと思われる。
《歴史学》
消費AP:-
過去の文書に関わる全ての行動が補正される。
常時発動。
そんな有様なので、今までの苦労は何だったのかと言う程解読がするすると進み、ほどなくしてあっさりと解読が終わった。
〈これまでの行動から技能《古ルートムンド語》を獲得しました。〉
〈【レガシークエスト:失われた言語の習得】をクリアしました〉
〈クリア報酬としてレガシー装備[追憶の編纂士装束]を入手しました〉
という通知と共に目の前にクリア報酬と思われる装備が現れた。そういう演出なのか、この暗い空間の中不自然に輝いている。……暗闇に目が慣れていたので結構眩しい。
名前から「編纂士」の為の装備らしい。よく見てみると、形のベースとしては丈が長めの男物の中華服のような感じで、所々の装飾が西洋風な印象のデザインだった。
中々凝ったデザインだが、全体的に色褪せていてアースカラーなトーンだ。
〈…………***の介入を確認…………〉
……ん?
〈………該当プレイヤーの行動ログを確認…………許可します〉
〈レガシー装備[追憶の編纂士装束]がユニーク装備[揺籃の編纂士装束]に変化しました。これにより一部ステータスに変化が起こります〉
……何者かの介入により、装備の名前と見た目しか確認しない内にまた輝く演出が入って、別の物へ変化してしまったようだ。
変化後は、ベースはほとんど変わらないものの色が暗く濃くなって装飾も少し増えたように見える。まぁ、少し豪華な見た目になった感じだ。
そして、介入の犯人だが…………[追憶の鍵]こと指輪、君だな? 介入の通知が来ている間、右手人差し指にかなりのバイブレーションを感じていたからな。
しかもしっかり[揺籃の鍵]に名前が変わっているし……。
〈称号【揺籃】を獲得しました。スロットがいっぱいです。称号を入れ替えますか?〉
最後に称号獲得の通知が来た。称号は……今は控えのままでいいか。
通知ラッシュは終わっただろうか。……よし。
「とりあえず装備を見てみるか」
「…………とりあえず今起こったことを説明しろ」
確かに、今の一連の事象は大剣使いもバッチリ目撃していたし、通知が見えない分、僕より理解不能だったに違いない。
僕は解読が終わってから起こったことを説明した。それを聞いた大剣使いは……。
「分かったが分からん」
と、眉間を押さえて苦悶の表情をしている。まぁ、気持ちは分からんでもない。大剣使いが状況を飲み込んでいる間にユニーク装備とやらを《解析》した。
[揺籃の編纂士装束]
レガシー装備[追憶の編纂士装束]が***の請願と装備者の有り様により変化したもの。有り様が変われば形や能力が変わる。
それは無形の可能性である。
プレイヤー【トウノ】専用装備。
耐久力:破壊不可
品質:EX
分類:セット装備[胴体、腰、足、武器、アクセサリー]
効果:装備者の一部ステータスの変化
素材:追憶の編纂士装束、***の請願、星の胤
製作技能:-
製作者:-
またこう、婉曲表現の多い……。それらは一旦記憶の端に留めておいて、具体的な部分を確認していこう。
ユニーク装備とあった通り、変化後は僕専用の装備となったようだ。これは流石にちょっと嬉しい。しかも壊れない上に、匂わせではあるが僕の成長に合わせて装備も成長するとみて良いのではないだろうか。
……まぁ、戦闘力や防御力の補正はほぼ無いが。僕は別にかまわないが、ほとんどのプレイヤーからしたら全くいらない装備だろう。
次に効果の「装備者の一部ステータスの変化」だが……注視して《解析》してみると、主に《解析》と《編纂》にかなりの補正がかかるようだ。しかし、言い方的にまだ何かある気がしてならない。全容を見せる気の無い装備が多いな……。
そして素材だが、「追憶の編纂士装束」と「***の請願」まではまぁ…………良いだろう。だが「星の胤」とは? 僕が知らないものは表示されないはずなのに知っている判定になっているのも謎だ。うーん……解読した碑文にも星がどうのとあったからそれでだろうか?
まぁ、とりあえず。
「装備してみるか」
「正気か?」
「僕専用装備みたいだし、正直ちょっとワクワクしている」
「あ、お前っ」
ということで、視線操作でサクッと一括装備変更。ゲームを始めてからずっと身につけていた初期装備と別れを告げる。
「うーん、どうだろうか?」
「……まぁ、お前に合ってはいると思うが……防御力は相変わらず無さそうだな」
「まぁ、そもそも戦闘職ではないしな。……申し訳程度に持っていたナイフすら無くなったな」
潔く戦闘能力は完全に無くなったようだ。ちなみに装備の武器枠は、すっかり僕の相棒である手帳とペンとインク壺だ。こちらも見た目の派手さは無いが高級感が漂うデザインになっている。かなり好みな見た目なので、今回1番嬉しい変化かもしれない。武器枠ではあるが攻撃性能は一切無い。
「外せないとか、おかしなことは無いのか?」
「指輪以外は装備解除不可では無いな」
「そうか。……で、色々ありすぎて忘れてたがそれの解読は出来たのか」
「ああ。出来たには出来たんだが、また言い回しが婉曲でな……読んでみるか?」
「俺に分かるとは思えないが……」
「いや、もしかしたら大剣使いの方が分かるかもしれない。関所で教えてくれた話っぽい記述もあったからな」
「……何?」
僕は解読出来た文章を読みやすいように手帳に書き記し、大剣使いへ見せた。
石碑に記されていた言葉は────。
闇きは閨 月は慰め 星は揺籠
闇は往きて帰らず
月は砕け永遠の宵闇に
魂は惑う
数多の星が落ちて
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