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たのしい新宿ゴールデン街
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新宿駅。日本一ごった返してる駅。
そこでこの太った田舎者が待ち合わせなんかして大丈夫なんだろうか……。
どこだっけ、東南口の喫煙所?か何かに居てもらう。待ち合わせと迷子の鉄則は、その場を動かないこと。タバコ吸うお友達で良かった。
古いネットの友達の女の子(よしほちゃん、と言います)が新宿ゴールデン街の
スナック司さん
にいるので、実に15年越しに初対面するために向かいました。さらによしほちゃんのバースデー後祝いと、スナック司のママさんのバースデー期間でもあるってことで。
一緒に行くお友達こと深志さんとも実に3年ぶり?ぐらいの再会なので、祝う事ばかりで忙しいくらい。お酒を飲むのに、これ以上の理由はねえだろってなもんで。
グーグルマップで場所を入力して歩いてみるけど、中々うまくいかない。新宿も物凄く久しぶりなうえ馴染みのない場所、で人出も多い。さすが新宿。どんな奴がどんなカッコして歩いててもたいがい気にされない。
スナック司さんは新宿駅から区役所方面に向かって、花園神社の前を通ってテルマー湯という大きな銭湯の近く。ライオンズプラザ新宿1Fにあります。
20時近くにお邪魔するとすでにお客さんがいっぱい。お店の隅の席にテーブルを出していただいて、そのテーブルの下にジェントルメン中村先生のトートバッグと、荷物の入ったコダックの古いボストンバッグ(大阪の奇貨屋白昼夢さんの通販で買ったのだ)を詰め込んで。そこでよしほちゃんとの初対面&深志さんとの再会に乾杯。
いやーー、最初に知り合った時は高校生?ヘタすると高校入学前だったぐらいのよしほちゃんが、すっかり大人のお姉さんになっているとは。親戚のオジサンみたいな気分だった。
元々可愛くて、将来別嬪さんになりそうだなーと思っていたら、思ってた以上にキレイで可愛く……なんとも素敵なお姉さんに。着物もロリータも、何を着ても似合う。たぶんエンジ色のジャージでも灰色のスウェットでも、男物のワイシャツでも何でも似合いそうなくらい可愛い。
色んなお店や会社を渡り歩いたよしほちゃんと、懐かしい当時の仲間たちのお話に花が咲く。お店の中は賑やかで、忙しいなか司のママ、まどかさんにもご挨拶させて頂いて。56歳とのことだけど、やっぱりお客さんの前で張り切っている人は若々しい。鮮やかな着物が似合う艶やか美人のママさんでした。
よしほちゃんは白いドレスに黒いロングヘアー。高いヒールでキビキビ動いている。
昔の話をするとキリがない。お酒の方は外付け肝臓こと深志さんにお任せして、お祝いのシャンパンも飲み干していただく。私も飲むけどシャンパンをグラス2杯ですでにフラフラしている。キッドさんはお酒が弱いのだ。
お酒とチャージ自体はお値打ちで、もっと高いかと思ってたけどそんなことは全然なかった。シャンパンは深志さん(元バーテンさんでもある)とよしほちゃんのプロ同士で話し合って選んでもらった。甘すぎずいい匂い。銘柄や名前はよくわからないが美味しかったのでいいか……私ゃお酒に頓着もこだわりもなく、多分、お酒を飲むときの人と場所が好きなんだとつくづく思った。
司さんから、よしほちゃんのもう一つの勤め先である新宿ゴールデン街G1通りにある
4C‘s Bar ROSSOさん
へ移動。……する道すがら。先述のテルマー湯の前で気が付いた。
スマホ忘れた!!
言うが早いか深志さんが私に自分の荷物を預けて、夜更けのゴールデン街を駆け出した。酔いの回った足取りでフラフラと追いかける。ライオンズプラザのある交差点を横切って、赤いレンガの建物に入るところでよしほちゃんが私のスマホを持って出て来てくれていた。
ROSSOさんに向かったのはわかってたので、持って来てくれるところだったらしい。
何度も礼を言いつつ改めてROSSOさんに入る。土曜の夜とあって、ここもいっぱいだ。
実はROSSOさん、お店が空いてると可愛い猫ちゃんがいるという。深志さんが大の猫好きとあってお邪魔したけど、これでは出て来ようが無い。私も猫は好きだがアレルギーなので、幸か不幸かといったところ。
お店のお姉さん(お若い方だったけど、マスターの奥様だそうな)からチリの白ワインを勧めて頂いたのでそれを頂く。お酒にこだわりが無く、飲む順序や選り好みもしない代わりに、こんなチャンポンをする。勿論このあとすっかり酔っぱらって、宿ついてすぐひっくり返った。
ROSSOさんはゴールデン街で唯一ワインサーバーがあるお店で、お酒の種類も豊富(500種類以上とか)。譲り合って騒がずに飲める人にはとてもおすすめのお店です。
チャージもドリンクも高くないし。ちょいと来て、ちょいと飲んで帰る。近所に住んでたら、そんなことも出来たかもなあ。
満足してROSSOさんを出て、カバンが無いことに気付く。司さんを出てから、コダックのバッグを持って歩いた記憶が無い。すぐさまROSSOさんへ探しに戻ってくれる深志さん。なんて頼りになる人。というか、このポンコツが酔っぱらっていることでさらにダメになっている。
私は私で、よしほちゃんにカバンないかDMしてみる。深志さんと待ち合わせするのに撮った服の写真に、幸いにもカバンが写り込んでいた。
あ!ある!!
よしほちゃんにカバンを確保してもらい、また司さんへ。もうすっかり道順を覚えた。
重ね重ねお礼を言って、深志さんにも丁重に礼を述べて、初対面と再会と横浜散策&こちらも初対面とで、回った酒が一度抜けかけて、また揺り戻されてくるのを感じながら、東新宿駅近くのアパホテルでひっくり返っておりました。
場所柄か、一晩中サイレンが鳴り響いていて、新宿だなーと思っておりましたとさ。
よしほちゃん、深志さんありがとう。お世話になりました…!
そこでこの太った田舎者が待ち合わせなんかして大丈夫なんだろうか……。
どこだっけ、東南口の喫煙所?か何かに居てもらう。待ち合わせと迷子の鉄則は、その場を動かないこと。タバコ吸うお友達で良かった。
古いネットの友達の女の子(よしほちゃん、と言います)が新宿ゴールデン街の
スナック司さん
にいるので、実に15年越しに初対面するために向かいました。さらによしほちゃんのバースデー後祝いと、スナック司のママさんのバースデー期間でもあるってことで。
一緒に行くお友達こと深志さんとも実に3年ぶり?ぐらいの再会なので、祝う事ばかりで忙しいくらい。お酒を飲むのに、これ以上の理由はねえだろってなもんで。
グーグルマップで場所を入力して歩いてみるけど、中々うまくいかない。新宿も物凄く久しぶりなうえ馴染みのない場所、で人出も多い。さすが新宿。どんな奴がどんなカッコして歩いててもたいがい気にされない。
スナック司さんは新宿駅から区役所方面に向かって、花園神社の前を通ってテルマー湯という大きな銭湯の近く。ライオンズプラザ新宿1Fにあります。
20時近くにお邪魔するとすでにお客さんがいっぱい。お店の隅の席にテーブルを出していただいて、そのテーブルの下にジェントルメン中村先生のトートバッグと、荷物の入ったコダックの古いボストンバッグ(大阪の奇貨屋白昼夢さんの通販で買ったのだ)を詰め込んで。そこでよしほちゃんとの初対面&深志さんとの再会に乾杯。
いやーー、最初に知り合った時は高校生?ヘタすると高校入学前だったぐらいのよしほちゃんが、すっかり大人のお姉さんになっているとは。親戚のオジサンみたいな気分だった。
元々可愛くて、将来別嬪さんになりそうだなーと思っていたら、思ってた以上にキレイで可愛く……なんとも素敵なお姉さんに。着物もロリータも、何を着ても似合う。たぶんエンジ色のジャージでも灰色のスウェットでも、男物のワイシャツでも何でも似合いそうなくらい可愛い。
色んなお店や会社を渡り歩いたよしほちゃんと、懐かしい当時の仲間たちのお話に花が咲く。お店の中は賑やかで、忙しいなか司のママ、まどかさんにもご挨拶させて頂いて。56歳とのことだけど、やっぱりお客さんの前で張り切っている人は若々しい。鮮やかな着物が似合う艶やか美人のママさんでした。
よしほちゃんは白いドレスに黒いロングヘアー。高いヒールでキビキビ動いている。
昔の話をするとキリがない。お酒の方は外付け肝臓こと深志さんにお任せして、お祝いのシャンパンも飲み干していただく。私も飲むけどシャンパンをグラス2杯ですでにフラフラしている。キッドさんはお酒が弱いのだ。
お酒とチャージ自体はお値打ちで、もっと高いかと思ってたけどそんなことは全然なかった。シャンパンは深志さん(元バーテンさんでもある)とよしほちゃんのプロ同士で話し合って選んでもらった。甘すぎずいい匂い。銘柄や名前はよくわからないが美味しかったのでいいか……私ゃお酒に頓着もこだわりもなく、多分、お酒を飲むときの人と場所が好きなんだとつくづく思った。
司さんから、よしほちゃんのもう一つの勤め先である新宿ゴールデン街G1通りにある
4C‘s Bar ROSSOさん
へ移動。……する道すがら。先述のテルマー湯の前で気が付いた。
スマホ忘れた!!
言うが早いか深志さんが私に自分の荷物を預けて、夜更けのゴールデン街を駆け出した。酔いの回った足取りでフラフラと追いかける。ライオンズプラザのある交差点を横切って、赤いレンガの建物に入るところでよしほちゃんが私のスマホを持って出て来てくれていた。
ROSSOさんに向かったのはわかってたので、持って来てくれるところだったらしい。
何度も礼を言いつつ改めてROSSOさんに入る。土曜の夜とあって、ここもいっぱいだ。
実はROSSOさん、お店が空いてると可愛い猫ちゃんがいるという。深志さんが大の猫好きとあってお邪魔したけど、これでは出て来ようが無い。私も猫は好きだがアレルギーなので、幸か不幸かといったところ。
お店のお姉さん(お若い方だったけど、マスターの奥様だそうな)からチリの白ワインを勧めて頂いたのでそれを頂く。お酒にこだわりが無く、飲む順序や選り好みもしない代わりに、こんなチャンポンをする。勿論このあとすっかり酔っぱらって、宿ついてすぐひっくり返った。
ROSSOさんはゴールデン街で唯一ワインサーバーがあるお店で、お酒の種類も豊富(500種類以上とか)。譲り合って騒がずに飲める人にはとてもおすすめのお店です。
チャージもドリンクも高くないし。ちょいと来て、ちょいと飲んで帰る。近所に住んでたら、そんなことも出来たかもなあ。
満足してROSSOさんを出て、カバンが無いことに気付く。司さんを出てから、コダックのバッグを持って歩いた記憶が無い。すぐさまROSSOさんへ探しに戻ってくれる深志さん。なんて頼りになる人。というか、このポンコツが酔っぱらっていることでさらにダメになっている。
私は私で、よしほちゃんにカバンないかDMしてみる。深志さんと待ち合わせするのに撮った服の写真に、幸いにもカバンが写り込んでいた。
あ!ある!!
よしほちゃんにカバンを確保してもらい、また司さんへ。もうすっかり道順を覚えた。
重ね重ねお礼を言って、深志さんにも丁重に礼を述べて、初対面と再会と横浜散策&こちらも初対面とで、回った酒が一度抜けかけて、また揺り戻されてくるのを感じながら、東新宿駅近くのアパホテルでひっくり返っておりました。
場所柄か、一晩中サイレンが鳴り響いていて、新宿だなーと思っておりましたとさ。
よしほちゃん、深志さんありがとう。お世話になりました…!
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