1,012 / 1,299
第927回。ミニストップ
しおりを挟む
ここのエッセイに愚痴めいたことは書きたくないし書かないつもりなんだけど、こう毎日暑くて疲れてしまうと何も書きたいことがない。何もくだらないことや明るいことが考えられなくなるし、心の中に渦巻くのは
あのバカめ、お前のおかげで…
とか
こんな会社…ほんと入らなきゃよかった
とか、そんなことばかりだ。そんなこと、とは、損なこと、だ。
こういう当て字やこじつけが好きなスーツ着て細くてアゴヒゲ生やしたイケ好かない眼鏡のニンマリ笑った写真をプロフィールにして、自分で自分の業績をズラズラ書きまくってるバカからはなるべく遠くに走って逃げろ。
で昨日。というかこのエッセイはディレイがかかって公開されるので二日くらい遅れている。まあ細かいことは気にせずに。
出来ないこととわからないことに関してはそれでいいが、怠ることは許さない、と宣言した後任。この日も元気に出勤してきた。正直もうどうでもよかったし、私が運転し、作業の流れを見せ、移動しながら作業しながら説明したり話したりしたことが何一つアタマに入っておらずチマチマどうでもいいことを聞いてきたりすることも含めて
どうせ話してもムダだし、聞かれたくないし聞きたくもないことばかりだから黙ってよっと
と思って殆ど窓の外を見ているかツイッターとか見ていた。助手席だし。必要なことだけボソッと説明するのと、相変わらず危なっかしい作業をするときは強く注意するぐらいで、後は本当にほぼ丸一日黙ってた。
案外、私、黙ってられるんだな、と自分でも驚くぐらいだまーーーっていた。
それはそれで疲れるが、聞いてもくれなきゃ覚えてもいないようなことを、しかもちゃんと仕事のことで、自分なりに考えて話していることをすっとぼけられると腹立つのもムカつくのも通り越してどうでもよくなる。私の努力や思考、主義なんかどうだっていいのだろうが、私だってお前が使い物にならんだって別にどうでもいいのだ。構わず期日が来たら辞めていくだけだし、人に押し付けて済んだと思った仕事が跳ね返ってくる奴はざまあみろだ。
んが。
こうやって苦労しているところを見ていると、テンパって焦って気が回らずに怒られているのを見ていると、数か月後の自分を見ているようで。それが辛い。私だってとてもじゃないが出来た人間ではない。曲がりなりにも十年という日々を過ごした作業だから体に染みついているというだけの話で、また別の仕事をするとなれば覚えることもイチから山積みのハズである。だから、彼にエラソーにしている場合じゃないのだ。だけど、ただ、この覚えの悪すぎるお人好しの四十路のおっちゃんには、結構ガンと言わないといけなくて。それはそれでキツイ。
言うほうもキツイ、なんて言い草は嫌いだし言いたくないんだが、ココでぐらいは言わせてくれよぅ。好きでアレコレ言うんじゃないんだが、やって覚えてくれなきゃ仕方がないんだ。
どうにかモノになるように、期間は十分にある、と思っていたが想像以上にこの人は覚えが悪く不器用だ。だが何度でもいうがそれはそれで構わない。落ち着いて、正確に、安全に作業をしてくれればあとはどうにでもなる。バカでも出来る仕事だし、そんな難しいことはしていない。誰でも出来る仕事だけど、ちょっとコツがいるだけだ。何をしたって同じことだし、仕事じゃなくたって逆上がりでも魚釣りでも同じことだろう。ただ、じゃあその正確に安全に、の部分まで疎かにされたら、もう私の言えることは何もない。辞めようが続けようが勝手にしろ、である。ただ自分がケガする分にはそれで構わんが、他人を巻き込んだり迷惑がかかるのは勘弁願いたい。洒落にならんのだ。
そんなことが今日も数度あった。本人としてはジブンナリ(以前そういうタイトルの映画をデーモン閣下が撮っていた。主演はもと横綱の輪島さんだった)に考えて、急いでアレコレやった結果のことなのではあるが…まあ、そう大したことじゃなかったり大間違いだったり色々だ。
ただし作業をしているところをじっと注視していると、多少だけど流れが出来ているし全く何もできない、進歩がないわけではない。それは今日ちょっと嬉しかった。
あと1か月半ちょい。逃げ切るぞ、しかし疲れたな…のせめぎ合いだ。こっちはこっちでヘロヘロなのだ。お盆も毎年恒例の毎日出勤である。休みは無い。半日くらいは休めるだろうが午前中は全部仕事だ。
だってそれで
じゃあ今日くらいは…
って休んだ日に限って9時とか10時とか14時とか、ヤな時間に御客様から電話が来るんだもん。休まない方がマシである。どっちも疲れるし、どっちもヤだけども。初めから自分から動いてお金にした方が、まだマシである。
ああ、今日はとうとうアイスクリームも何も食べなかった。ヨーグルト味のプロテインをミニストップで買って飲んだだけだ。午後からは少し話すようになっていった。当たり障りのないことでもなければ、もっとくだらないことでもない。多分、道案内くらいの事だったと思う。けど言葉を発すると多少発散されるのかこちらも気が楽になった。意地を張ってたつもりじゃないけど、どうでもいいか、と思っているのも疲れるものだ。
最後に時間が余ったので、ミニストップに寄ってもらった。そこでプロテインを買って飲んで、向こうも降りて買い物をして、運転席で遅い昼飯を食い始めた。
気が付くとそのまま断続的に眠ってしまっていた。
今までだったらあり得なかったが、よほど疲れていたのか、少しはこの後任の四十路のおっちゃんに慣れてきたのか。
結局ちょっと駐車場に長居してしまったけれど、おかげで体と心が多少ラクになりました。ミニストップさんありがとうございます。
なんかデカいエナジージュースを売り出すのはいいんですが、キーバもモンスターエナジーの赤も同時になくすのはご勘弁願いたい…私わりとあのキーバ好きだったんだけどなあー。どっかがまた売り出さないかな。それとも、他のミニストップには置いてあるのかな…?
コーラのエナジードリンク、モンスターエナジーのでかいやつ、この二つのおかげで私の欲しいものが割を食っている。なんなんだ。
あのバカめ、お前のおかげで…
とか
こんな会社…ほんと入らなきゃよかった
とか、そんなことばかりだ。そんなこと、とは、損なこと、だ。
こういう当て字やこじつけが好きなスーツ着て細くてアゴヒゲ生やしたイケ好かない眼鏡のニンマリ笑った写真をプロフィールにして、自分で自分の業績をズラズラ書きまくってるバカからはなるべく遠くに走って逃げろ。
で昨日。というかこのエッセイはディレイがかかって公開されるので二日くらい遅れている。まあ細かいことは気にせずに。
出来ないこととわからないことに関してはそれでいいが、怠ることは許さない、と宣言した後任。この日も元気に出勤してきた。正直もうどうでもよかったし、私が運転し、作業の流れを見せ、移動しながら作業しながら説明したり話したりしたことが何一つアタマに入っておらずチマチマどうでもいいことを聞いてきたりすることも含めて
どうせ話してもムダだし、聞かれたくないし聞きたくもないことばかりだから黙ってよっと
と思って殆ど窓の外を見ているかツイッターとか見ていた。助手席だし。必要なことだけボソッと説明するのと、相変わらず危なっかしい作業をするときは強く注意するぐらいで、後は本当にほぼ丸一日黙ってた。
案外、私、黙ってられるんだな、と自分でも驚くぐらいだまーーーっていた。
それはそれで疲れるが、聞いてもくれなきゃ覚えてもいないようなことを、しかもちゃんと仕事のことで、自分なりに考えて話していることをすっとぼけられると腹立つのもムカつくのも通り越してどうでもよくなる。私の努力や思考、主義なんかどうだっていいのだろうが、私だってお前が使い物にならんだって別にどうでもいいのだ。構わず期日が来たら辞めていくだけだし、人に押し付けて済んだと思った仕事が跳ね返ってくる奴はざまあみろだ。
んが。
こうやって苦労しているところを見ていると、テンパって焦って気が回らずに怒られているのを見ていると、数か月後の自分を見ているようで。それが辛い。私だってとてもじゃないが出来た人間ではない。曲がりなりにも十年という日々を過ごした作業だから体に染みついているというだけの話で、また別の仕事をするとなれば覚えることもイチから山積みのハズである。だから、彼にエラソーにしている場合じゃないのだ。だけど、ただ、この覚えの悪すぎるお人好しの四十路のおっちゃんには、結構ガンと言わないといけなくて。それはそれでキツイ。
言うほうもキツイ、なんて言い草は嫌いだし言いたくないんだが、ココでぐらいは言わせてくれよぅ。好きでアレコレ言うんじゃないんだが、やって覚えてくれなきゃ仕方がないんだ。
どうにかモノになるように、期間は十分にある、と思っていたが想像以上にこの人は覚えが悪く不器用だ。だが何度でもいうがそれはそれで構わない。落ち着いて、正確に、安全に作業をしてくれればあとはどうにでもなる。バカでも出来る仕事だし、そんな難しいことはしていない。誰でも出来る仕事だけど、ちょっとコツがいるだけだ。何をしたって同じことだし、仕事じゃなくたって逆上がりでも魚釣りでも同じことだろう。ただ、じゃあその正確に安全に、の部分まで疎かにされたら、もう私の言えることは何もない。辞めようが続けようが勝手にしろ、である。ただ自分がケガする分にはそれで構わんが、他人を巻き込んだり迷惑がかかるのは勘弁願いたい。洒落にならんのだ。
そんなことが今日も数度あった。本人としてはジブンナリ(以前そういうタイトルの映画をデーモン閣下が撮っていた。主演はもと横綱の輪島さんだった)に考えて、急いでアレコレやった結果のことなのではあるが…まあ、そう大したことじゃなかったり大間違いだったり色々だ。
ただし作業をしているところをじっと注視していると、多少だけど流れが出来ているし全く何もできない、進歩がないわけではない。それは今日ちょっと嬉しかった。
あと1か月半ちょい。逃げ切るぞ、しかし疲れたな…のせめぎ合いだ。こっちはこっちでヘロヘロなのだ。お盆も毎年恒例の毎日出勤である。休みは無い。半日くらいは休めるだろうが午前中は全部仕事だ。
だってそれで
じゃあ今日くらいは…
って休んだ日に限って9時とか10時とか14時とか、ヤな時間に御客様から電話が来るんだもん。休まない方がマシである。どっちも疲れるし、どっちもヤだけども。初めから自分から動いてお金にした方が、まだマシである。
ああ、今日はとうとうアイスクリームも何も食べなかった。ヨーグルト味のプロテインをミニストップで買って飲んだだけだ。午後からは少し話すようになっていった。当たり障りのないことでもなければ、もっとくだらないことでもない。多分、道案内くらいの事だったと思う。けど言葉を発すると多少発散されるのかこちらも気が楽になった。意地を張ってたつもりじゃないけど、どうでもいいか、と思っているのも疲れるものだ。
最後に時間が余ったので、ミニストップに寄ってもらった。そこでプロテインを買って飲んで、向こうも降りて買い物をして、運転席で遅い昼飯を食い始めた。
気が付くとそのまま断続的に眠ってしまっていた。
今までだったらあり得なかったが、よほど疲れていたのか、少しはこの後任の四十路のおっちゃんに慣れてきたのか。
結局ちょっと駐車場に長居してしまったけれど、おかげで体と心が多少ラクになりました。ミニストップさんありがとうございます。
なんかデカいエナジージュースを売り出すのはいいんですが、キーバもモンスターエナジーの赤も同時になくすのはご勘弁願いたい…私わりとあのキーバ好きだったんだけどなあー。どっかがまた売り出さないかな。それとも、他のミニストップには置いてあるのかな…?
コーラのエナジードリンク、モンスターエナジーのでかいやつ、この二つのおかげで私の欲しいものが割を食っている。なんなんだ。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる