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冬木弘道ボスが亡くなって何年になるだろう
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御命日はフツーに夜勤で、何か思い出したり考えたりしたことを書いたり出したり出来なかったなあ。
ハヤブサさんといい、ボスといい、3月はFMWを思い出すことが多い。寂しくて、悲しくて、だけど楽しかったころの事を思い出すと、不思議と少しだけ顔がほころぶ。それくらい、あの頃あの人たちのあの団体に、私は熱中していたんだなあ。
私が物心ついて、FMWのファンになった頃というのは、いま考えてみれば冬木弘道というプロレスラーの最晩年に差し掛かる時期だった。理不尽大王として日本のインディープロレスを縦横無尽に暴れまわり、最後に腰を据えたのがFMWであり、その後に旗揚げした自身の団体であるWEWだった。だから私がボスに薫陶を受けていた時間と言うのは、実際とても短い間だったわけだ。
その短い数年間というのが、多感な思春期やら青春時代やらとマトモに重なったことと、そのマトモに重なった時期にもう一つ、学校や家庭でのアレコレが重なったことと……ホントにあの頃、プロレスがなかったら私どうしてただろう?
と今でもホッとするやらゾッとするやらゾッド星島やら。
令和になって今回のこの疫病で、これまで通りの文化・競技・娯楽としてのプロレスリングの継続が求められる一方で、表現や発信の形は様変わりしたこともあり。
ボスがご存命で、たとえ現役選手じゃなくてもプロレスと何らかのかかわりを持っていたら。一体どんな仕掛けや発言をしてくれてたかな、と、今でも時々思い出します。ほんの数年前まで信じられなかったようなことが立て続けに起きた平成末期から令和にかけてのプロレスリングという文化の文脈のなかに、冬木弘道の名前が新たに刻まれることが無いのは寂しいですが、今でも冬木さんはハヤブサさん、FMWを覚えている人たちと語り合ったり、新しい発見があったりと嬉しいことや楽しいことも沢山あって。
やっぱりプロレスリングは文化であり、その新しい歴史の一枚一枚を日々生きて目撃しているのだなと実感している……毎日飛び交うニュースも、十年、二十年して振り返ったら全然違う味わいが生まれたり、歴史の分水嶺だったと気がついたりしてね。
なんのかんのプロレスを楽しんで、プロレスと共に生きられてることが有難いやね。
ハヤブサさんといい、ボスといい、3月はFMWを思い出すことが多い。寂しくて、悲しくて、だけど楽しかったころの事を思い出すと、不思議と少しだけ顔がほころぶ。それくらい、あの頃あの人たちのあの団体に、私は熱中していたんだなあ。
私が物心ついて、FMWのファンになった頃というのは、いま考えてみれば冬木弘道というプロレスラーの最晩年に差し掛かる時期だった。理不尽大王として日本のインディープロレスを縦横無尽に暴れまわり、最後に腰を据えたのがFMWであり、その後に旗揚げした自身の団体であるWEWだった。だから私がボスに薫陶を受けていた時間と言うのは、実際とても短い間だったわけだ。
その短い数年間というのが、多感な思春期やら青春時代やらとマトモに重なったことと、そのマトモに重なった時期にもう一つ、学校や家庭でのアレコレが重なったことと……ホントにあの頃、プロレスがなかったら私どうしてただろう?
と今でもホッとするやらゾッとするやらゾッド星島やら。
令和になって今回のこの疫病で、これまで通りの文化・競技・娯楽としてのプロレスリングの継続が求められる一方で、表現や発信の形は様変わりしたこともあり。
ボスがご存命で、たとえ現役選手じゃなくてもプロレスと何らかのかかわりを持っていたら。一体どんな仕掛けや発言をしてくれてたかな、と、今でも時々思い出します。ほんの数年前まで信じられなかったようなことが立て続けに起きた平成末期から令和にかけてのプロレスリングという文化の文脈のなかに、冬木弘道の名前が新たに刻まれることが無いのは寂しいですが、今でも冬木さんはハヤブサさん、FMWを覚えている人たちと語り合ったり、新しい発見があったりと嬉しいことや楽しいことも沢山あって。
やっぱりプロレスリングは文化であり、その新しい歴史の一枚一枚を日々生きて目撃しているのだなと実感している……毎日飛び交うニュースも、十年、二十年して振り返ったら全然違う味わいが生まれたり、歴史の分水嶺だったと気がついたりしてね。
なんのかんのプロレスを楽しんで、プロレスと共に生きられてることが有難いやね。
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