上 下
924 / 1,299

嵐の健康診断とOld Book Cafe BookCupさんで再会

しおりを挟む
いやーー凄い暴風雨だったね。2021年2月15日、就業前の健康診断、というのをお願いしたのでかかりつけの病院へ。自宅から近いし、もうココ10年以上はお世話になっている。お医者さんというよりは科学者のハカセみたいな院長先生と、美人の娘さんが居る街の病院だ。
でね。身長体重視力聴力胴囲心電図採血胸部レントゲン尿検査、と通り一遍のことを診てもらうわけですが…何しろ私は病院で検査をしたら、ウルトラマンレオであることがバレてしまう。そのため検査をブッチして子供の秘密基地に転がり込んでいたところをアンヌ隊員にソックリなミミズの塊に見つかってしまい
「どうして検査に行かなかったの? さあ、一緒に病院へ行きましょ」
「僕は、僕はね、人間じゃないんだ!」
っつってシューマンのピアノ協奏曲が流れるかと思いきやそんなことはなく。今のがウルトラセブンの最終回だってわかる人は何人いるのだろうか。

とんでもない春の嵐んなか、有給消化が今日からで良かったと心の底から思いつつ病院へ。テキパキと計って頂き、思ってたより早く終わった。身長がちょっと縮んでた…?

体重が増え気味なのは筋肉が増えたと解釈しよう。世の中には平等に貧しくなれとか貧しさを楽しむ自由があるとかヌカすバカタレも居るんだから体重が増えたぐらいゴチャゴチャ言ってんじゃねえ。給料も貯金も減るばっかりなんだから体重ぐらい増やさせろ。いやその理屈は通らねえんじゃねえのかカズヤ君。

でね。
無事に健康診断も終わり、雨は止まない、傘がない、行かなくちゃ、探し物はなんですか、こぉりのせかぃぃ~~~~
アレいま陽水きた!?
井上陽水いたよね???
なんだ、幻覚か。じゃリバーサイドホテルに戻るわ

まだ雨が強く、ちょっと時間があったので久しぶりに向山もアピタに。屋内のATMに寄りたかったのよ。似たようなこと考える人が多いのか、ATMコーナーは行列。生ぬるい空気の充満するなかカラっぽに近い銀行口座にお金を入れて、ついでにココカラファインで安くなってたプロテイン入りのグラノーラを買って帰る。同じく3割引きだったヨーグルトで昼ごはん。1時から豊川市の麻生田ってとこにある古本屋さん兼キャッフェイに行く。
Old Book Cafe BookCup
というお店。なんと私が通ってた高校で非常勤講師をしてた先生のお店。そういえば昔、古本屋さんをやっていると聞いた覚えがある…物腰の柔らかい優しい先生だったのと、近在の馬鹿のオールスター戦みたいな学校でも選択科目で古典を選ぶのは流石にオトナしい奴が多かったせいか、古典の授業中は比較的マトモに授業を受けていた…よーな気がする。クレバヤシ君が折った鋭い紙ヒコーキが私の右目に直撃して白目に刺さり
ぷらーん
ってなったのは、多分科学の授業中だったと思うし。

で先生のお店、ブックカップさん。
実はイチコウにおりまして、佐野と言います…と実に17年ぶりぐらいの再会。
コーヒーと、コーヒーゼリーのアイスクリーム乗せを頂く。これが美味しいのなんの。コーヒーは種類も色々あって迷っちゃうけど…正直詳しくは無いので、きっとどれを頼んでも美味しかったと思う。ブラジルだった。テリー・ギリアムみたいだ
コーヒーゼリーとアイス、結構ボリュームがあります。小さめのパフェとも言える。甘いのと苦いののバランスが凄くよくて、パクパク食べてしまった。

古書店でもあるので、売り物の本が沢山並んでいる。江戸時代の吉田藩のお奉行さんや役人の日記なんかもある。前に豊橋市の美術博物館で展示されてたのを見たけど、あれ面白いね。昔の暮らしがありありと蘇るみたいで、それはきっと日記が日記として日記たるべく淡々と描かれているだけに想像の余地が大きいから猶更なのかも。
私の日記みたく余計な事ばかり書いていると、後で読み返してもなんのこっちゃわからんからな。なんだよウルトラマンレオだとバレるから健康診断ブッチするとか。いい加減にしろ。

で、伯備線を走る鉄道の写真集と、全国の駅舎の写真を集めた本を買う。両方とも定価の半値か、それよりも安かった。状態もいいし、伯備線の写真集は結構最近の本だ。
私の好きなサンライズ出雲の特集もある。良い買い物でした。うひひ。

家に帰る前にサンヨネによってカレーの材料を買って、夕方前からカレーを作る。チキンとほうれん草のカレー。でもエビも入ってる。
コレを書き終わったらカレーを食うのだ。

帰り際に先生に、実は…と小説の事を白状する。聞かれてもないじゃないか。まあいいか。
本屋さんをやってる先生だから、なんかこう、わかってくれるかなって。
店内の本も、コーヒーのラインナップも、まだまだ気になるが沢山なので、またお邪魔します。ご馳走様でした。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

♡ちょっとエッチなアンソロジー〜おっぱい編〜♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート詰め合わせ♡

スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件

フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。 寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。 プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い? そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない! スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

生意気な女の子久しぶりのお仕置き

恩知らずなわんこ
現代文学
久しくお仕置きを受けていなかった女の子彩花はすっかり調子に乗っていた。そんな彩花はある事から久しぶりに厳しいお仕置きを受けてしまう。

処理中です...