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第834回。ほぼプロレスの一日。

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5月5日。
大衆プロレス松山座
座長・松山勘十郎十五周年記念公演
「龍の松山を得る如し」
の応援のため大阪に降り立ったキッドさん。

午前中に大阪のりんごあめちゃんが道頓堀のコスプレイベントに参加しているとのことで久しぶりに顔を見に。テレビもアニメも漫画も知らない作品が日々アレコレ沢山生まれていて、その作品ひとつひとつ、キャラの一人一人、メカやギミックのひとつひとつにファンが生まれ今日も誰かが誰かの推しになる。これってなんだかすごいことだ。
アイドルやスポーツでも同じで、そういう好きのごった煮みたいになった世界でみんなの好きの島や魚のなかをスイスイ泳ぎ回るような生き方ってのは楽しいだろうな。沼の主に沈められたり、巨大なクジラに丸のみにされて溶かされて推しの血肉になるってのもまた良しなんだろうな。
久しぶりに顔を見たりんごあめちゃんだったけど、コスプレをしているのでまた違った可愛さを振りまいていた。一緒にいた方もよく似合ってて、そういうカップルのコスプレをしているらしい。
この日あんまり暑かったんでカキ氷を買って、道頓堀の橋の下に入ってみんなで食べてた。
行き交う人のほとんどがコスプレをしている。たまにコスプレなのか私服なのかわかんない人もいる。というか大阪はもともとそういう人多い。横浜の山下公園にもよくそういう人がいる。
あそこは大道芸人さんも多いし。

カキ氷を食べ終わってバラけて、昼間のミナミを散策。
試合開始まで時間がある、とはいえ行ってみたいお店は沢山あるけど13時からオープンというところが多く。時間的にも経済的にもなかなか難しい選択を迫られる。ので散歩というわけだ。
こないだ小説にも書かせて頂いた日宝三ツ寺会館にも行ってみる。夜、飲みにお邪魔して店を出たら明るいということはあっても、明るい時間に訪れることはあまりない場所だと思う。昼間なのに1階の奥はわりと暗かったり、かえって静かになってて不思議な感じがした。普段はあまり目の届かない場所も見れたし。またエレベーター乗るの忘れたな…。

他にもずっと行ってみたいお店も沢山あるし、何よりこの日は劇画狼さんの本拠地であり日本橋から世界に異彩を放つ画廊・モモモグラさんで週刊ローレンス展が開催されていてこれも13時から。
ダッシュで見てタクシーで向かうか…!?慌ただしいが致し方無い。
けど一人じゃ寂しい…何をしに来たんだかわからなくなりそうだけど、松山座本公演の開催頻度と私の大阪まで遊びに来るタイミングを合わせているしそうでもないと中々そう何度も行き来出来るわけでもないので…もっと遅くに始まるとフツーに帰りが間に合わないし、泊まって翌日休むことも最近は出来なくなり、また会社に頼んで無理に休んだところで事情を知らない連中からは電話来やがるし…知っててもすっとぼけたフリして電話してくる奴もいるし…とまあ色々考えてたらヤになってきたので折角だしお昼から営業してて試合開始に間に合って美味しいお昼ご飯を食べられるお店に行くことに。
地下鉄日本橋駅10番出口から堺筋を黒門市場方面へ南下してすぐのパールビル2階。
お惣菜BARきんぐだむ
さん。プロレスや特撮好きのご主人といつも話が弾みます。時間や予算、果てはメニューも色々とお気遣いいただいております。有難う御座います。

今回はツイッターでお世話になっておりますほぼプロレスの日々さん、略してほぼ日さん…って呼ぶと糸井重里さんとこみたいですね、なんてお呼びしよう…と思って結局待ち合わせ場所で合流するまで言い出せずやっと対面してからお互いにフツーに本名&さん付けで…いっそ会長とか大佐って呼んでいただけばよかった。今度そうしよう…。
二人できんぐだむさんにお邪魔して、貝のサラダやマグロづくしの3種盛、チキンステーキを柚子胡椒で、最後はスパイシーなカレーライスも頂きました。お酒にもご飯にも合う奇跡のカレーですが、試合前だし帰りの新幹線で乗り過ごすわけにいかないのでコーラで乾杯。
3回お邪魔して2回飲まないで1回はほぼ酔いつぶれる寸前だったので、なんだか毎回慌ただしいか酔っぱらってるか…それでもいつも気さくに迎えていただいて嬉しいです。
ほぼ日さんが私の作品も収録された怪談アンソロジー「廃墟の怖い話」をお買い上げくださっており、持参していただいたので恐れながらサインを…思えばこれも1年前で、停滞しているようで時間は流れているしじわじわと広がっていただけて嬉しい限りです…けどサインは慣れないし作家にも成れたとは思っていないので、もっと堂々と出来るように頑張ります。
ほぼ日さんは先日引退されたコマンド・ボリショイ選手はじめ女子プロレス団体PURE-Jさんの大ファンでもあるので、引退前のボリショイ選手の思い出話や濃いプロレストークをしていただけました。何しろ松山座さんでお会いする人は右を向いても左を向いても自分より詳しい人ばかりなので毎回ほぼフルスロットルで会話できるのが有難いです。
私も慢心せずに、もっと詳しく面白くなろうと思った試合前のひとときでした。
りんごあめちゃん、ほぼプロレスの日々さん、きんぐだむさんありがとうございました。
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