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#いいねの数だけが自分が好きなプロレスラーを言う1 怨霊選手
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4いいねありがとうございます!
いつも同じ人の話が多いので、これまで書ききれなかった人のなかでも自分で試合を見た選手に限って言ってみたいと思います
1 怨霊選手
ご自身も所属し人気を集める暗黒プロレス組織666を率いて戦う今やベテランであり歴戦の猛者であり生きた伝説…あっ死んでるのか。不死身の伝説。
いつ頃、何故だったのかは忘れてしまったけれど私が大好きだったFMWというプロレス団体があって、そこでエンターテイメント路線を標榜し様々な仕掛けを行ってきた中で
呪いのベルト
というチャンピオンベルトを携えて登場したのが怨霊選手でした
これも時期の前後は忘れてしまったけれど怨霊選手は当初レッスル夢ファクトリーというインディープロレス団体に所属していて、徐々に人気を集めつつありました。そして新日本プロレスの第3回スーパーJカップという大一番に出場してブレイクを果たすことになるわけですが、何しろこれまでのプロレスラーとは一味もふた味も違う佇まいとキャラクター、そして素早く抜群のファイトスタイルが斬新で
なんだこの青白いひと!
と、大変に驚いたのを覚えています。
ずっと黙って顔色一つ変えず表情もほとんど変わらない。こんなに凄いのにインディー団体に居たなんて…
当時すでにインディープロレスという概念と団体が出来上がって久しく、いい方は悪いですけれどインディーに下野した元メジャー選手とその弟子に当たる選手の時代からさらにインディー生まれインディー育ちの選手の世代が生まれて、さらには最初からインディーで始まった団体からもスター選手が誕生するなど今に至るプロレスリングという文化の土壌が既に相当広がっていたのだと思います。そしてその広い広いプロレスリングの大地の片隅にあるお墓の下からボコっと出てきたのが怨霊選手だった、と。
メジャー出身の大仁田厚さんが作ったFMWから出てきたハヤブサさん
みちのくプロレスを旗揚げし地域密着型インディープロレス団体のエース(ライバル)として人気を得たザ・グレート・サスケさんとスペル・デルフィンさん
メキシコで修業しメキシコで生まれアメリカに渡って世界を股にかけ活躍する闘龍門設立前のウルティモ・ドラゴン校長
海外では新日本プロレスの留学生でもあったクリス・ベノワ、天才レスラーの名をほしいままにしたエディ・ゲレロ、メキシコからはドクトル・ワグナー・ジュニア。新日本プロレスには大谷晋二郎さんや高岩竜一さん、金本浩二さんもバリバリだったしケンドー・カシンさんもいた。
そしてその頂点に立っていた獣神サンダーライガーさん
これだけギッチギチでガッチガチの個性派・実力派の選手の系譜であっても、怨霊選手のようなタイプの人は古今東西存在しなかったのです
感情を爆発させながら激闘を繰り広げていた時代に、一切の感情も表情も殺して戦っていたのは怨霊選手ぐらいのもの
新崎人生さんとも、また違った雰囲気と戦い方なのは言うまでもなく
あの呪いのベルトはエンタメ期FMWにおいて数少ない、賛否両論なら賛がかなり多い仕掛けだったのではないか、とも思います
そのぐらい中川浩二さんを追い詰める怨霊選手は怖かったし恐ろしかった
その後も各団体で活躍を続け、暗黒プロレス組織666を旗揚げし、現在もそのファイトを見ることが出来ます
私も松山座で何度も見ていますが、見るたびに相手やシチュエーションによって違う顔が見られてとても素晴らしい選手だと改めて思いました
そして一時期より緩和されたというか、怨念が薄れたのか最近ではリング上や会場でも可愛い仕草を見せたり、おひねりをゲットしてガッツポーズを見せたりと表現の幅を広げています。これはむしろかつて徹底的なイメージが完成されたからこそ出来る逸脱の仕方であって半端な人なら全部半端になって台無しになってしまうところが、怨霊選手はリング上とそれ以外のギャップがいい意味で広く奥行きが深いのです。要するに一度見たら沼一直線ということで…やっぱりやることが「怨霊」の所業だな、と思います
プロレスが初めての方でもオススメのプロレスラーの一人で、女性人気も高く、ある意味で外見とファイト両面で会場を沸かせる王道的な選手でもあるのではないでしょうか
2019年11月の松山座でも売店に行きましたら、結構気さくに話して下さるし急にジョークも飛ばすなど明るい一面があって、このギャップにみんなやられるんだな、と私もやられて実感しました。
2020年はデビュー25周年だそうです
これからも応援しております、素晴らしい執念になりますように
私もまた会場で試合が見られるのが楽しみです
いつも同じ人の話が多いので、これまで書ききれなかった人のなかでも自分で試合を見た選手に限って言ってみたいと思います
1 怨霊選手
ご自身も所属し人気を集める暗黒プロレス組織666を率いて戦う今やベテランであり歴戦の猛者であり生きた伝説…あっ死んでるのか。不死身の伝説。
いつ頃、何故だったのかは忘れてしまったけれど私が大好きだったFMWというプロレス団体があって、そこでエンターテイメント路線を標榜し様々な仕掛けを行ってきた中で
呪いのベルト
というチャンピオンベルトを携えて登場したのが怨霊選手でした
これも時期の前後は忘れてしまったけれど怨霊選手は当初レッスル夢ファクトリーというインディープロレス団体に所属していて、徐々に人気を集めつつありました。そして新日本プロレスの第3回スーパーJカップという大一番に出場してブレイクを果たすことになるわけですが、何しろこれまでのプロレスラーとは一味もふた味も違う佇まいとキャラクター、そして素早く抜群のファイトスタイルが斬新で
なんだこの青白いひと!
と、大変に驚いたのを覚えています。
ずっと黙って顔色一つ変えず表情もほとんど変わらない。こんなに凄いのにインディー団体に居たなんて…
当時すでにインディープロレスという概念と団体が出来上がって久しく、いい方は悪いですけれどインディーに下野した元メジャー選手とその弟子に当たる選手の時代からさらにインディー生まれインディー育ちの選手の世代が生まれて、さらには最初からインディーで始まった団体からもスター選手が誕生するなど今に至るプロレスリングという文化の土壌が既に相当広がっていたのだと思います。そしてその広い広いプロレスリングの大地の片隅にあるお墓の下からボコっと出てきたのが怨霊選手だった、と。
メジャー出身の大仁田厚さんが作ったFMWから出てきたハヤブサさん
みちのくプロレスを旗揚げし地域密着型インディープロレス団体のエース(ライバル)として人気を得たザ・グレート・サスケさんとスペル・デルフィンさん
メキシコで修業しメキシコで生まれアメリカに渡って世界を股にかけ活躍する闘龍門設立前のウルティモ・ドラゴン校長
海外では新日本プロレスの留学生でもあったクリス・ベノワ、天才レスラーの名をほしいままにしたエディ・ゲレロ、メキシコからはドクトル・ワグナー・ジュニア。新日本プロレスには大谷晋二郎さんや高岩竜一さん、金本浩二さんもバリバリだったしケンドー・カシンさんもいた。
そしてその頂点に立っていた獣神サンダーライガーさん
これだけギッチギチでガッチガチの個性派・実力派の選手の系譜であっても、怨霊選手のようなタイプの人は古今東西存在しなかったのです
感情を爆発させながら激闘を繰り広げていた時代に、一切の感情も表情も殺して戦っていたのは怨霊選手ぐらいのもの
新崎人生さんとも、また違った雰囲気と戦い方なのは言うまでもなく
あの呪いのベルトはエンタメ期FMWにおいて数少ない、賛否両論なら賛がかなり多い仕掛けだったのではないか、とも思います
そのぐらい中川浩二さんを追い詰める怨霊選手は怖かったし恐ろしかった
その後も各団体で活躍を続け、暗黒プロレス組織666を旗揚げし、現在もそのファイトを見ることが出来ます
私も松山座で何度も見ていますが、見るたびに相手やシチュエーションによって違う顔が見られてとても素晴らしい選手だと改めて思いました
そして一時期より緩和されたというか、怨念が薄れたのか最近ではリング上や会場でも可愛い仕草を見せたり、おひねりをゲットしてガッツポーズを見せたりと表現の幅を広げています。これはむしろかつて徹底的なイメージが完成されたからこそ出来る逸脱の仕方であって半端な人なら全部半端になって台無しになってしまうところが、怨霊選手はリング上とそれ以外のギャップがいい意味で広く奥行きが深いのです。要するに一度見たら沼一直線ということで…やっぱりやることが「怨霊」の所業だな、と思います
プロレスが初めての方でもオススメのプロレスラーの一人で、女性人気も高く、ある意味で外見とファイト両面で会場を沸かせる王道的な選手でもあるのではないでしょうか
2019年11月の松山座でも売店に行きましたら、結構気さくに話して下さるし急にジョークも飛ばすなど明るい一面があって、このギャップにみんなやられるんだな、と私もやられて実感しました。
2020年はデビュー25周年だそうです
これからも応援しております、素晴らしい執念になりますように
私もまた会場で試合が見られるのが楽しみです
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