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第627回。キッドさんと出光のお客。
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皆さんこんばんは!
ダイナマイト・キッドです。
三日連続で出光のお話で恐縮です。
今日初めてココをご覧下さった方、ようこそ。
ただいま秋のお出かけシーズンだよキッドさん・出光アフロディーテシリーズ開催中です。
(大ウソ)
そうそう、毎回ここを初めて見て下さる方もいらっしゃるよな、と思って書いております。
綺麗ごとを言うと、そのお蔭で私も毎回新鮮に書くことが出来ていますし、こうしてまずご挨拶からの無駄話をひとくさりして、そっから本題に入るスタイルも固まりつつあります。
このアルファポリスのエッセイ・ブログ大賞が終わったら、また戻っちゃうつもりでしたが、案外とラクなのでこのまま暫くは続けるかもね。
だいたいさ、エッセイなんだから。中身なんか無くていいんだよな。このキッドさんといっしょ。なんか無さ過ぎて凄いんだから。こないだ見たら全部で120万文字くらいあるんだってさ。
その120万文字のうち、意義ある文章なんかひとっつもねえからな。あるわきゃないし、なくていいし、これからもない!
意味なんかあってたまるか。
むしろ時事ネタでもなんでも、「ちょっと面白いタイトル」つけて真面目くさって書いて何がおもしろいんだか。わざわざカッコで囲んだから、皮肉だかんなコレ。おもしろいたいとる。
思いっきりバカみてえな顔してひらがなイメージで発音してみ?
おもしろいたいとる。
そうそれ。そのバカさ加減。
それとはまったく別の、いい年した男が男子校の部室で話してた延長線上にいる感じ。それがキッドさんといっしょ。まあキッドさん、最終学歴は全日制の男子校どころか定時制ですけどもね!
でその定時制高校というのは(うわ繋がったなー意外と)バイトオッケーなわけで。
キッドさんもご多分に漏れず入学とほぼ同時期にバイトを始めました。それが近所のガソリンスタンド。もちろん出光。
バイトや社員のみんなにも色んな人が居た。バイトは、基本的に続く人は当然ある程度いい人が多くて。そんなに起伏の激しいことは無かった。そこら辺の常識というかコミュ力で言えば、お客の方がよっぽど何かが欠けてる奴がいた。
もちろん常連さんでも行きずりのお客さん(なんか違うお仕事みたいだ)でもすっごくいい人が沢山いたし、普通に寄ってくれて普通に接客してありがとうございましたー、が一番多い。
極端なんだよね、物凄くいい人とそうじゃない連中の差が凄まじく。
クソ客のいる生活ってハッシュタグがあるけど、あれはどんな業種でも一定数いて。
でも考えてみると、どこぞのお店でクソ客になってる奴なんか、よそ行ったってクソだわな。
あの頃から考えてたことは、コイツら(クソ客ども)にも家族がいて、特にいい年こいた中年のおっさんなんかで明らかに中小企業とはいえ会社役員だったりすると部下もいる。んで、毎日こんな感じで暮らしてるの…?家に帰っても会社にいても、こうなの?
うわー自分の親とか上司じゃなくて心底よかった!
っていう。
もう本当にね、すんごいの居るからなあ…よく今まで生かしてもらってきたよねっていう。
南海キャンディーズの山里さんがツッコミで
日本が銃社会だったら即撃たれてるよ!
って言うけど、蜂の巣なんじゃないかなあ、あの会社のあのオッサン。まだ生きてるのかなー。
お店に来るなり、ドアを開けたらアゴをしゃくってドアポケットのカード入れを
ん
って指して、ハイオクかレギュラーかも言わない。もうわかってんだろ的な。
酷いときは革靴のつま先でドアポケットをトントン!と蹴って指図する。
こんの野郎…!
と思ったねえ…また顔も脂がへばりついて照り焼きになったような顔いろしてて、イヤミな表情してて整髪料が臭い!オッサン臭いってよく言うけど、口臭はタバコとコーヒー、頭から整髪料、んでスーツからも加齢臭。車はちょっと高そうだけどそこまでじゃない、くらいの。綺麗に乗ってるように見えるけど、それ綺麗にしてるのこのお店の皆さんだから…消火器ブチまけて空っぽになったらフロントガラスを目いっぱいブッ叩いてやりたかった。今でも書いてて顔を思い出すくらいムカついたなあ。
コイツと、製麺所のバンで来てたオバハンパーマでカエルみてえなメガネのババアが私の中のクソ客2トップだった。まあこの2名様に関してはホントに接客するとき気が重かったよ。
他には酷いとか嫌だってよりは、変わった人、が多かった気がするな。
長年やっているお店独特の、あの変わった人が寄って来るのってなんなんだろうな。
中で今でも印象深いのは、ある冬の晴れた朝。私も車を持ってから経験したけど、外に停めてて夜露が凍ってフロントガラスがガッチンガチンに凍ってるときってあるじゃん。
その日の朝もそんなんで、道行く車の窓が凍ってるのね。したら、時速2キロぐらいでヨタヨタ入ってきたお客が、見ず知らずのブラジル人男性。
カタコトの日本語で
「後で、ガソリン、入れに来ます!今は、安全を、優先すべきです!!」
と、身振り手振りでフロントガラスをなんとかしてくれ!と…。
お湯かけて溶かしてあげました。
私が知る限り、彼は給油には来ませんでした。
ダイナマイト・キッドです。
三日連続で出光のお話で恐縮です。
今日初めてココをご覧下さった方、ようこそ。
ただいま秋のお出かけシーズンだよキッドさん・出光アフロディーテシリーズ開催中です。
(大ウソ)
そうそう、毎回ここを初めて見て下さる方もいらっしゃるよな、と思って書いております。
綺麗ごとを言うと、そのお蔭で私も毎回新鮮に書くことが出来ていますし、こうしてまずご挨拶からの無駄話をひとくさりして、そっから本題に入るスタイルも固まりつつあります。
このアルファポリスのエッセイ・ブログ大賞が終わったら、また戻っちゃうつもりでしたが、案外とラクなのでこのまま暫くは続けるかもね。
だいたいさ、エッセイなんだから。中身なんか無くていいんだよな。このキッドさんといっしょ。なんか無さ過ぎて凄いんだから。こないだ見たら全部で120万文字くらいあるんだってさ。
その120万文字のうち、意義ある文章なんかひとっつもねえからな。あるわきゃないし、なくていいし、これからもない!
意味なんかあってたまるか。
むしろ時事ネタでもなんでも、「ちょっと面白いタイトル」つけて真面目くさって書いて何がおもしろいんだか。わざわざカッコで囲んだから、皮肉だかんなコレ。おもしろいたいとる。
思いっきりバカみてえな顔してひらがなイメージで発音してみ?
おもしろいたいとる。
そうそれ。そのバカさ加減。
それとはまったく別の、いい年した男が男子校の部室で話してた延長線上にいる感じ。それがキッドさんといっしょ。まあキッドさん、最終学歴は全日制の男子校どころか定時制ですけどもね!
でその定時制高校というのは(うわ繋がったなー意外と)バイトオッケーなわけで。
キッドさんもご多分に漏れず入学とほぼ同時期にバイトを始めました。それが近所のガソリンスタンド。もちろん出光。
バイトや社員のみんなにも色んな人が居た。バイトは、基本的に続く人は当然ある程度いい人が多くて。そんなに起伏の激しいことは無かった。そこら辺の常識というかコミュ力で言えば、お客の方がよっぽど何かが欠けてる奴がいた。
もちろん常連さんでも行きずりのお客さん(なんか違うお仕事みたいだ)でもすっごくいい人が沢山いたし、普通に寄ってくれて普通に接客してありがとうございましたー、が一番多い。
極端なんだよね、物凄くいい人とそうじゃない連中の差が凄まじく。
クソ客のいる生活ってハッシュタグがあるけど、あれはどんな業種でも一定数いて。
でも考えてみると、どこぞのお店でクソ客になってる奴なんか、よそ行ったってクソだわな。
あの頃から考えてたことは、コイツら(クソ客ども)にも家族がいて、特にいい年こいた中年のおっさんなんかで明らかに中小企業とはいえ会社役員だったりすると部下もいる。んで、毎日こんな感じで暮らしてるの…?家に帰っても会社にいても、こうなの?
うわー自分の親とか上司じゃなくて心底よかった!
っていう。
もう本当にね、すんごいの居るからなあ…よく今まで生かしてもらってきたよねっていう。
南海キャンディーズの山里さんがツッコミで
日本が銃社会だったら即撃たれてるよ!
って言うけど、蜂の巣なんじゃないかなあ、あの会社のあのオッサン。まだ生きてるのかなー。
お店に来るなり、ドアを開けたらアゴをしゃくってドアポケットのカード入れを
ん
って指して、ハイオクかレギュラーかも言わない。もうわかってんだろ的な。
酷いときは革靴のつま先でドアポケットをトントン!と蹴って指図する。
こんの野郎…!
と思ったねえ…また顔も脂がへばりついて照り焼きになったような顔いろしてて、イヤミな表情してて整髪料が臭い!オッサン臭いってよく言うけど、口臭はタバコとコーヒー、頭から整髪料、んでスーツからも加齢臭。車はちょっと高そうだけどそこまでじゃない、くらいの。綺麗に乗ってるように見えるけど、それ綺麗にしてるのこのお店の皆さんだから…消火器ブチまけて空っぽになったらフロントガラスを目いっぱいブッ叩いてやりたかった。今でも書いてて顔を思い出すくらいムカついたなあ。
コイツと、製麺所のバンで来てたオバハンパーマでカエルみてえなメガネのババアが私の中のクソ客2トップだった。まあこの2名様に関してはホントに接客するとき気が重かったよ。
他には酷いとか嫌だってよりは、変わった人、が多かった気がするな。
長年やっているお店独特の、あの変わった人が寄って来るのってなんなんだろうな。
中で今でも印象深いのは、ある冬の晴れた朝。私も車を持ってから経験したけど、外に停めてて夜露が凍ってフロントガラスがガッチンガチンに凍ってるときってあるじゃん。
その日の朝もそんなんで、道行く車の窓が凍ってるのね。したら、時速2キロぐらいでヨタヨタ入ってきたお客が、見ず知らずのブラジル人男性。
カタコトの日本語で
「後で、ガソリン、入れに来ます!今は、安全を、優先すべきです!!」
と、身振り手振りでフロントガラスをなんとかしてくれ!と…。
お湯かけて溶かしてあげました。
私が知る限り、彼は給油には来ませんでした。
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