586 / 1,299
第582回。森山隊員のはなし。
しおりを挟む
この前、昭和期ウルトラシリーズのヒロイン最高は誰なのかって話したじゃん。
でまあ女ヤプールがサイコー!ってことは揺るぎないんだけど、その時に語り切れなかったのが
森山隊員
の話。
ウルトラマンタロウでの地球防衛軍、ZAT(ザット。ザリバ・オール・テリトリーの略らしい)の隊員として活動する森山隊員。ミニスカートにパーマのかかったヘアスタイル。
色白で目はパッチリ、よく通る声の美人さんだ。
私は、この森山隊員が初恋のヒロインだったと思う。
ドラマの中の人物が好きになってお熱を上げちゃうなんてのは中学生んときに仲間由紀恵さんが演じていたテレビドラマ・トリックの山田奈緒子が最後なんだけど、その手の憧れの元祖だったのが森山隊員だった。
副隊長!東京に怪獣が出現しました!
あのヘッドセットをパッと外して椅子から立ち上がり、隊員たちのテーブルに駆け寄る森山隊員。
蔦怪獣バサラからケンイチ君を守るために白鳥家に泊まり込み、パジャマ姿で怪獣の長い蔦から逃げ回る森山隊員。
メドゥーサ星人に体を乗っ取られ、もんのすごい形相で戦闘機からナパーム弾をぶっぱなす森山隊員。
作戦が煮詰まりイライラするみんなにチューインガムを配る森山隊員。
特にバサラんときの、白鳥家に泊まり込んでケンイチ君の晩御飯を作ってくれてる森山隊員や、パジャマ姿の森山隊員なんかもうサイコーのサイコーでさ。
というか私がケンイチ君なら絶対にお風呂は覗くしおぱんちゅだって嗅ぐさそりゃあ。ええ。
極めつけは、真夜中にケンイチ君が貰った赤い花を目指して怪獣バサラの蔦がシュルシュル伸びてくるところ。森山隊員はケンイチ君を守るため抱きしめつつも結構ビビってて、
キャッ!
イヤッ!
とか叫んでるの。ご近所からしたら森山隊員がケンイチ君に…いや私がケンイチ君なら絶対そうなっちゃうもん。怪獣より宇宙人より人間の子供が一番タチ悪いんじゃ救いようがねえやな。
帰りマンのゼラン星人みたいに宇宙人が化けてるわけでもないしさ。
そんな美人で可愛い森山隊員。
黒髪を肩まで伸ばしたゆるいパーマで、ニッコリ笑うと白い歯が見える。
確か他の特撮にもチラっと出てたんだよな。ゴレンジャーの第1話だっけか、仮面ライダーだっけか、怪人に襲われる幼稚園の先生をやってたような。
何の話だったか忘れたけど、ZATの皆さんが基地でみんなしてマッチを擦って妄想にふけるシーンがあって、森山隊員は東光太郎と結ばれるイメージを抱いてるんだよね。ウェディングドレスを着てさ。
他にもメドゥーサ星人に乗っ取られるにあたって、ここでも登場の丘野かおりさん演じる女性(先にメドゥーサ星人に憑依されていた)から首を絞められたりもしている。
カタン星人の時はこれまた星人が乗り移ってた少女に襲われたり、何かと受難が続く森山隊員。
テンペラー星人との戦いでは東を除くZAT隊員では唯一生き残り、彼らの遺影を前に呆然としていたっけな。
バサラの時は私服でも登場していて、ボーダーのシャツがとてもよく似合っていた。あの頃の女性にしてはおっぱいも大きい方だったと思う。アンヌ隊員が巨乳過ぎるだけで…。
あとムルロア!ムルロアの回で飛来したスペースモスという巨大な蛾。あれがどーしても苦手な森山隊員。
キャー、キャー、キャああん!
と悲鳴を上げて尻餅をついてしまうところなんか、もうほんと可愛いなんてもんじゃない。
森山隊員ってちょっと声がハスキーなときあって、それで悲鳴なんかあげた日にはたまらんですよ。
ミニスカートからチラチラ見えるおみ足も素敵だが、やっぱりあの顔は時代を選ばないというか、いつ見てもキレイなんだよな。
前に書いたウルトラマンエースの女ヤプールや、エースでTACの紅一点になった美川隊員なんかは、やっぱりいい意味で昭和のムードがあるんだよ。
特に女ヤプールには影がある。
美人だし綺麗なのは確実なのだけれど、そのバタ臭さ、くどさ、顔の濃さ、目力の強さ、そして影。
悪役だからというだけじゃない、池玲子や杉本美樹に近い雰囲気を持っていた。
70年代!って感じの、その時代を象徴する美人さんだ。
時代を選ばない美人さんもいれば、時代を象徴する美人さんもいる。
そういうことだな。
主要人物からわき役までキャストの入れ替わりの激しいウルトラマンタロウにおいていつもずっとそこにいてくれたってのも大きいな。メインのヒロインであるところの白鳥さおり役の人とか、ZATの副隊長とか隊員まで変わっちゃってるもんな。レオと違って殉職でもないし。
また娯楽性のひときわ高いこの作品では森山隊員のみならず様々なシチュエーションを見せてくれるので、ここに書いた以外にもたのしいシーンが沢山ある。
それと同じぐらい、えげつない描写、容赦ない展開もバンバン流れるけどね。
タロウは滅多刺しにされるわ、一般人でも溶解液や毒鱗粉の餌食になるし、ベムスターに宇宙ステーションごと飲み込まれたりもする。ああ、ただスイカを食べようとしただけの少年が中に入ってた芋虫の怪獣の吐いた糸で失明したりもするな。
明るいだけじゃないダークな一面も併せ持つウルトラマンタロウにおいて、不動のヒロインであり続けた森山隊員こと松谷紀代子さん。今いずこ…!
でまあ女ヤプールがサイコー!ってことは揺るぎないんだけど、その時に語り切れなかったのが
森山隊員
の話。
ウルトラマンタロウでの地球防衛軍、ZAT(ザット。ザリバ・オール・テリトリーの略らしい)の隊員として活動する森山隊員。ミニスカートにパーマのかかったヘアスタイル。
色白で目はパッチリ、よく通る声の美人さんだ。
私は、この森山隊員が初恋のヒロインだったと思う。
ドラマの中の人物が好きになってお熱を上げちゃうなんてのは中学生んときに仲間由紀恵さんが演じていたテレビドラマ・トリックの山田奈緒子が最後なんだけど、その手の憧れの元祖だったのが森山隊員だった。
副隊長!東京に怪獣が出現しました!
あのヘッドセットをパッと外して椅子から立ち上がり、隊員たちのテーブルに駆け寄る森山隊員。
蔦怪獣バサラからケンイチ君を守るために白鳥家に泊まり込み、パジャマ姿で怪獣の長い蔦から逃げ回る森山隊員。
メドゥーサ星人に体を乗っ取られ、もんのすごい形相で戦闘機からナパーム弾をぶっぱなす森山隊員。
作戦が煮詰まりイライラするみんなにチューインガムを配る森山隊員。
特にバサラんときの、白鳥家に泊まり込んでケンイチ君の晩御飯を作ってくれてる森山隊員や、パジャマ姿の森山隊員なんかもうサイコーのサイコーでさ。
というか私がケンイチ君なら絶対にお風呂は覗くしおぱんちゅだって嗅ぐさそりゃあ。ええ。
極めつけは、真夜中にケンイチ君が貰った赤い花を目指して怪獣バサラの蔦がシュルシュル伸びてくるところ。森山隊員はケンイチ君を守るため抱きしめつつも結構ビビってて、
キャッ!
イヤッ!
とか叫んでるの。ご近所からしたら森山隊員がケンイチ君に…いや私がケンイチ君なら絶対そうなっちゃうもん。怪獣より宇宙人より人間の子供が一番タチ悪いんじゃ救いようがねえやな。
帰りマンのゼラン星人みたいに宇宙人が化けてるわけでもないしさ。
そんな美人で可愛い森山隊員。
黒髪を肩まで伸ばしたゆるいパーマで、ニッコリ笑うと白い歯が見える。
確か他の特撮にもチラっと出てたんだよな。ゴレンジャーの第1話だっけか、仮面ライダーだっけか、怪人に襲われる幼稚園の先生をやってたような。
何の話だったか忘れたけど、ZATの皆さんが基地でみんなしてマッチを擦って妄想にふけるシーンがあって、森山隊員は東光太郎と結ばれるイメージを抱いてるんだよね。ウェディングドレスを着てさ。
他にもメドゥーサ星人に乗っ取られるにあたって、ここでも登場の丘野かおりさん演じる女性(先にメドゥーサ星人に憑依されていた)から首を絞められたりもしている。
カタン星人の時はこれまた星人が乗り移ってた少女に襲われたり、何かと受難が続く森山隊員。
テンペラー星人との戦いでは東を除くZAT隊員では唯一生き残り、彼らの遺影を前に呆然としていたっけな。
バサラの時は私服でも登場していて、ボーダーのシャツがとてもよく似合っていた。あの頃の女性にしてはおっぱいも大きい方だったと思う。アンヌ隊員が巨乳過ぎるだけで…。
あとムルロア!ムルロアの回で飛来したスペースモスという巨大な蛾。あれがどーしても苦手な森山隊員。
キャー、キャー、キャああん!
と悲鳴を上げて尻餅をついてしまうところなんか、もうほんと可愛いなんてもんじゃない。
森山隊員ってちょっと声がハスキーなときあって、それで悲鳴なんかあげた日にはたまらんですよ。
ミニスカートからチラチラ見えるおみ足も素敵だが、やっぱりあの顔は時代を選ばないというか、いつ見てもキレイなんだよな。
前に書いたウルトラマンエースの女ヤプールや、エースでTACの紅一点になった美川隊員なんかは、やっぱりいい意味で昭和のムードがあるんだよ。
特に女ヤプールには影がある。
美人だし綺麗なのは確実なのだけれど、そのバタ臭さ、くどさ、顔の濃さ、目力の強さ、そして影。
悪役だからというだけじゃない、池玲子や杉本美樹に近い雰囲気を持っていた。
70年代!って感じの、その時代を象徴する美人さんだ。
時代を選ばない美人さんもいれば、時代を象徴する美人さんもいる。
そういうことだな。
主要人物からわき役までキャストの入れ替わりの激しいウルトラマンタロウにおいていつもずっとそこにいてくれたってのも大きいな。メインのヒロインであるところの白鳥さおり役の人とか、ZATの副隊長とか隊員まで変わっちゃってるもんな。レオと違って殉職でもないし。
また娯楽性のひときわ高いこの作品では森山隊員のみならず様々なシチュエーションを見せてくれるので、ここに書いた以外にもたのしいシーンが沢山ある。
それと同じぐらい、えげつない描写、容赦ない展開もバンバン流れるけどね。
タロウは滅多刺しにされるわ、一般人でも溶解液や毒鱗粉の餌食になるし、ベムスターに宇宙ステーションごと飲み込まれたりもする。ああ、ただスイカを食べようとしただけの少年が中に入ってた芋虫の怪獣の吐いた糸で失明したりもするな。
明るいだけじゃないダークな一面も併せ持つウルトラマンタロウにおいて、不動のヒロインであり続けた森山隊員こと松谷紀代子さん。今いずこ…!
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる