不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

第５１０回。ヤッ！ハッ！ホーウ！

このタイトルでスーパーマリオ６４のことだと思ってくれた人は何人いるかなあ…。

スーパーマリオ６４、バカみたいにやったなあ。
１９９６年発売だって。びっくりだよな。
あのゲームが出た時、衝撃的だったんだよ。なんじゃこりゃ！って。
３Ｄとかポリゴンは、多分出始めてたとは思うんだ。
セガラリーとかバーチャファイターやってたし…プレステとかサターンとか、６４と同じ時期だったと思うし…。今思えば、自分にとってはテレビゲームが一番アツくて身近で、欠かせない頃だったなあ。

でマリオ６４。
まずオープニング画面のマリオの顔。
これが３Ｄで丸ごときちんと描かれてて、引っ張ったり縮めたり出来る。
今じゃ ゆっくりマリオかよ って思うけど、あの頃はあの画面だけで延々遊んでた。
あの画面の音楽、いまコレ書きながらずっと脳内で鳴ってるもん。

あのゲーム、何気に音楽すごくいいんだよな。
水中ステージとか、羽根マリオの面とか、やっぱり今でも頭ん中で鳴るもんな。
お城んなかの隠し部屋で、おさかなといっしょ、だったかな？あのステージ好きでねえ。
部屋の中、というか巨大な水槽のステージで、何故かどこかに通じている大きな窓から光がさして、魚が泳いでて。早くコインを取らないとマリオが窒息しちゃうんだけどね。
あの面、絶対何かしらの影響を与えてくれていると思う。絶対脳裏に強く刻まれたと思うもん。
まあ赤コインの回収が間に合わなくて何人ものマリオがゴボゴボしたってのもあるけど…。

空のステージもそう。
レインボークルーズとか、虹かける羽根マリオとか、あの曲。
この空と海の曲とステージは、ホントに何度も夢に出てきた。
たいがいロクな夢じゃなくて、すげえ高いとこにある天空庭園みたいなところで謎のピエロ？か何かに追いかけ回されて、逃げ込んだ巨大観覧車がてっぺんまで来たところで
ギーーーーーー
って倒れたり。

古い平屋の建物（公民館か何かだと思っていた）の奥にある汲み取り式トイレに飛び込んだらこのステージの真っ暗いやつで、そのさらに底にある網目になった蓋を引っ張ってさらなる暗闇に潜り込んだり。

んな筆舌に尽くしがたい夢を見るとき、必ずと言っていいほどこの曲が鳴っていた。
特に空から落ちる夢。
何度も何度も、レインボークルーズでもどこでも落っこちて死んでいたからだろうなあ。
あの絨毯に乗って、火吹き黒玉（なんて言う名前なんだ正確にアレ）の炎に怯えながら空高くをゆく、とかホント怖かったもんな。で落ちると

ウワアアアアアアアアアアアア

だろ？そりゃ脳裏に傷跡も残るって。
９６年だから、下手するとこれより後に出てるスーファミのソフトとかあるんだよな。
マザー２が９４年。
新桃が９３年かな？
で確かクロノトリガーが９６年。マリオＲＰＧも発売当初もうスーファミ本体が安く買えるクーポンとか付いてたから６４出てたんだよな。
いま書いてて思い出した、ドンキーコング３のババアの家に行くと、たまに６４やってたわ。
ドンキーコング３もやったなあ。正確にはスーパードンキーコングか。あのシリーズも１０１％とか１０２％とかにしたっけ。

でマリオ６４も当然１２０枚コンプを目指すんだけど、コレが中々どーして難しいんだ。
最初のうちはいいんだよ。
テレサの館ぐらいまでかなあ。
あそこで壁キックを使ったり、ちょっと謎解き要素も入ってきて。
その前の闇の世界のクッパ（これもカッコいいステージと曲なんだよな）でもちょっと高度なアクションが求められるんだけど、その応用がさらに試される。
洞窟、砂漠、溶岩と来て、ボス戦も炎の海のクッパとくる。
何が怖いって、このゲームの背景は果てしないんだよな。
ステージによっては端っこまで行くとドカっとぶつかって止まるんだけど、そうじゃないステージだと無限の箱庭に閉じ込められてる気がするんだ。私だけ？
最後のクッパ面、天空の戦い！だとイエローモンキーばりの紫の空が広がってて、落っこちるとその箱庭の無限の彼方に真っ逆さま。
同じ無限の彼方に落っこちるならトリプルレッドカードさん所属の、無限の彼方さんに落とされたい！
いや締めたりノックアウトされる方ではなくて。
信じられないようなメンバーと源氏名とセンスいいグッズに全方位出撃体制のイベントから映画から出演しまくり、これもうタレント事務所並だよなあ。

何の話だっけ。
トリプルレッドカードの無限の彼方さんが絶対美人って話？

あのー、スーパーマリオ６４でいっちばんキツかったのって、私はチックタックロックよりもペンギンレースよりも何よりも、レインボークルーズのクルーズも虹も全然カンケー無い、青コインスイッチ押してからの壁キック５連発一発勝負だと思うんですがどうでしょうか。
あれだきゃどーーーーしても出来なくて、以前初代ロックマンＸのウルフシグマを倒してくれたスギウラ君がクリアしてくれました。今考えたら、あの子物凄いゲーム上手かったな…。
１００枚コインもだけど、普通にやってても難しい。だけど、妙に楽しくて全景を見たくて、高いとこまで登ってポーズしてみたりして。

この全景画面の果てしなさが、また怖かったりもするんだけどな。
あのゲーム、今考えたらまだまだ発展途上の技術で作られているのに、物凄く完成度の高い、自由度も恐怖度も上等（ハイクラス）な傑作だったなあ。

今度のプレイ日記は、コレにするか。