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第466回。浜田文子さんとプロレスリングWAVEのこと #wavepro
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2018年5月15日21時43分、ツイッターを見てたら、プロレスリングWAVE新木場大会で発表があって、浜田文子選手が覚醒剤使用により逮捕されていたとのことで…。
残念でならない。
浜田文子さんといえば、若くしてデビューし長年トップを走り続けてきた女子プロレスのスター選手。
世界の浜田文子と言われる通りメキシコ、アメリカでも活躍し日本でも数々の名勝負を繰り広げてきた。
それがこういうニュースになるとは。
今日は予約投稿してた記事があったんだけどとてもそんな気分じゃなく、思うところを書いておきます。
本当は無罪だった、本当に罪を犯していた、どちらにせよ今思ったことを書いておきたかったのです。
WAVEさんといえば、いつでも明るく楽しい試合と、度肝を抜くような激しい試合を繰り広げる私の大好きなプロレス団体だ。
良くも悪くも真っすぐで言いたいことはちゃんと言ってしまう女大社長GAMIさんこと二上社長と、女子プロレス界の馬場さんとでも言うべき存在感の桜花由美選手の二人三脚での運営を続けてきた。
私は2011年ぐらいからファンで、下野佐和子選手やフェアリー日本橋選手、山下りな選手が所属するOSAKA女子プロレスも応援していた。
あの頃の二コプロは全部見ていたし、DVDも沢山買った。
90年代にプロレスマニアをやってた人は、だんだんプロレス団体より選手個人を、そしてそこから謎のマクロ化を起こしてプロレス界全体を応援するようになる。
信じて青春をかけた団体がアッサリ分裂したり消滅したり、選手は選手で引き抜きやUターン、電撃移籍による縮小再生産を繰り返し…それには嫌気がさすもののプロレスそのものを嫌いになることが出来ず…
今日もマット界は激動の真っ只中にある!
ということで一旦落としどころとする、悲しい習性を身に付けるのである。
私はそうだった。
FMWもWARもIWAも全部なくなった。
あれだけ熱心に、情報に飢えて飢えて毎週の週刊ゴング(これもなくなった)を心待ちにしていたエンタメ時代のFMWを今、肯定する選手が殆ど居ないのがどれだけ寂しいか。虚しいか。
そういうわけで、良くも悪くも選手や団体を妄信しなくなる。
目の前の勝負、目の前で起きている現象を楽しもうと思うようになる。
こうなるとラクで、勝ち負けとか、裏表なんかどーでもよくなる。
もちろん勝ってくれればうれしいけど、それ以上に面白かったら何でもよくなる。
どこまでプロレスなのか?
なにがプロレスなのか??
その答えも線引きもこっちの中にあるものであって、プロレスとはこうだ!というキッチリした型を求めなくなる。
WAVEさんは、本当に型破りなことを幾つも仕掛けてきた。
バラエティーに富んだ試合形式、良くも悪くも社長の趣味全開のルール、時に流血、時にはお色気まで何でもありだった。
夏すみれ選手に関しては本来だったら通り一遍のことを言って放り出し、あとはファンの間でワチワチ言われるのが関の山な状態だったであろうところを
「不円満退団」
の一言でざっくりと片付け、あまつさえそれを飯田美花選手の引退試合で逆に利用するという強かさも持っている。あのブーイングや事前の不穏さが、夏すみれ選手の居場所を作っていたと言っても過言ではない。あれで夏すみれ選手を救い、飯田美花選手の顔を立て、願いをかなえたうえで試合を成立させ送り出したのだ。
おちゃらけているようで本気を出すと凄い、そんなプロレスリングWAVEからいつの間にか目が離せなくなっていた。
そんなWAVEの選手には、浜田文子という超一流レスラーによるプロレスラーの矜持というものが息づいていると私は思っていた。
渋谷シュウさんの引退前の生放送で、引退する前に一騎打ちを望む渋谷さんに対しての浜田文子さんの答えはカッコよかった。ご自身はバリバリ平成のレスラーだけど、良くも悪くも昭和の、昔気質なところのある選手に思えた。
メキシコと日本を股にかけ、今年はデビュー20周年だった。
それがまさか、こんなことになるとは。
まだ詳しい情報がないから浜田文子さんについては本当に、何かの間違いか、そうでなくともこれっきりの事件であってほしい。
そしてそれ以上に、頑張っている団体や選手に罪は無く、これからもなんとか力になりたいと思う。
どれだけ頑張っても報われないのか、とこっちが思ってしまっては、楽しめるのも楽しめない。
ただ浜田文子選手にかけられていた信頼や責任は重いし、このことを今後に最大限活かしていって欲しい。
これからの選手、団体の肩身が狭くならないように、力いっぱいプロレスを応援するまでのこと。
2019年追記
浜田文子選手は今も、故郷メキシコで試合をしている。
やっぱりプロレス、ルチャ・リブレをやっている浜田文子さんはかっこいい。
残念でならない。
浜田文子さんといえば、若くしてデビューし長年トップを走り続けてきた女子プロレスのスター選手。
世界の浜田文子と言われる通りメキシコ、アメリカでも活躍し日本でも数々の名勝負を繰り広げてきた。
それがこういうニュースになるとは。
今日は予約投稿してた記事があったんだけどとてもそんな気分じゃなく、思うところを書いておきます。
本当は無罪だった、本当に罪を犯していた、どちらにせよ今思ったことを書いておきたかったのです。
WAVEさんといえば、いつでも明るく楽しい試合と、度肝を抜くような激しい試合を繰り広げる私の大好きなプロレス団体だ。
良くも悪くも真っすぐで言いたいことはちゃんと言ってしまう女大社長GAMIさんこと二上社長と、女子プロレス界の馬場さんとでも言うべき存在感の桜花由美選手の二人三脚での運営を続けてきた。
私は2011年ぐらいからファンで、下野佐和子選手やフェアリー日本橋選手、山下りな選手が所属するOSAKA女子プロレスも応援していた。
あの頃の二コプロは全部見ていたし、DVDも沢山買った。
90年代にプロレスマニアをやってた人は、だんだんプロレス団体より選手個人を、そしてそこから謎のマクロ化を起こしてプロレス界全体を応援するようになる。
信じて青春をかけた団体がアッサリ分裂したり消滅したり、選手は選手で引き抜きやUターン、電撃移籍による縮小再生産を繰り返し…それには嫌気がさすもののプロレスそのものを嫌いになることが出来ず…
今日もマット界は激動の真っ只中にある!
ということで一旦落としどころとする、悲しい習性を身に付けるのである。
私はそうだった。
FMWもWARもIWAも全部なくなった。
あれだけ熱心に、情報に飢えて飢えて毎週の週刊ゴング(これもなくなった)を心待ちにしていたエンタメ時代のFMWを今、肯定する選手が殆ど居ないのがどれだけ寂しいか。虚しいか。
そういうわけで、良くも悪くも選手や団体を妄信しなくなる。
目の前の勝負、目の前で起きている現象を楽しもうと思うようになる。
こうなるとラクで、勝ち負けとか、裏表なんかどーでもよくなる。
もちろん勝ってくれればうれしいけど、それ以上に面白かったら何でもよくなる。
どこまでプロレスなのか?
なにがプロレスなのか??
その答えも線引きもこっちの中にあるものであって、プロレスとはこうだ!というキッチリした型を求めなくなる。
WAVEさんは、本当に型破りなことを幾つも仕掛けてきた。
バラエティーに富んだ試合形式、良くも悪くも社長の趣味全開のルール、時に流血、時にはお色気まで何でもありだった。
夏すみれ選手に関しては本来だったら通り一遍のことを言って放り出し、あとはファンの間でワチワチ言われるのが関の山な状態だったであろうところを
「不円満退団」
の一言でざっくりと片付け、あまつさえそれを飯田美花選手の引退試合で逆に利用するという強かさも持っている。あのブーイングや事前の不穏さが、夏すみれ選手の居場所を作っていたと言っても過言ではない。あれで夏すみれ選手を救い、飯田美花選手の顔を立て、願いをかなえたうえで試合を成立させ送り出したのだ。
おちゃらけているようで本気を出すと凄い、そんなプロレスリングWAVEからいつの間にか目が離せなくなっていた。
そんなWAVEの選手には、浜田文子という超一流レスラーによるプロレスラーの矜持というものが息づいていると私は思っていた。
渋谷シュウさんの引退前の生放送で、引退する前に一騎打ちを望む渋谷さんに対しての浜田文子さんの答えはカッコよかった。ご自身はバリバリ平成のレスラーだけど、良くも悪くも昭和の、昔気質なところのある選手に思えた。
メキシコと日本を股にかけ、今年はデビュー20周年だった。
それがまさか、こんなことになるとは。
まだ詳しい情報がないから浜田文子さんについては本当に、何かの間違いか、そうでなくともこれっきりの事件であってほしい。
そしてそれ以上に、頑張っている団体や選手に罪は無く、これからもなんとか力になりたいと思う。
どれだけ頑張っても報われないのか、とこっちが思ってしまっては、楽しめるのも楽しめない。
ただ浜田文子選手にかけられていた信頼や責任は重いし、このことを今後に最大限活かしていって欲しい。
これからの選手、団体の肩身が狭くならないように、力いっぱいプロレスを応援するまでのこと。
2019年追記
浜田文子選手は今も、故郷メキシコで試合をしている。
やっぱりプロレス、ルチャ・リブレをやっている浜田文子さんはかっこいい。
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