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第459回。文フリ東京に行ってきた。

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5月5日、仕事を終えて夕方の新幹線に乗り込むキッドさん。
人生初の同人イベントが買う側ではなく売る側っていうのは珍しいんだろうか。

新幹線で隣だった女性がとてもお綺麗な御婦人で、新富士くらいまでは特に話もせずキッドさんは大好き車窓からの眺めに夢中になっておりました。
しかし日が落ちてしまうと退屈で、チラっと隣の座席の、ご婦人の膝のうえのカバンに目が。

もぞっ。

動いた!

最初はご婦人が中身を何か探してるのかと思いきや、中身は犬。小型犬でした。
いいのか…?
大人しく、吠えたり鳴いたりしないんだけど…。

キッドさん思わずお声掛け。
「あの、犬、ですか?」
ご婦人「ええ、すみません…」
犬だった。

そこから話が進み、なんと現在横浜在住、キッドさんの生まれ故郷から地下鉄ですぐ。
しかもご婦人の故郷は愛知県。こっちもキッドさんの住まいからすぐ近く。
世の中は狭い。

愛知も変わりましたよねえ。横浜も変わりましたねえ。と地元トークに花が咲く。
会話の端々に二十代後半の娘、息子、という言葉が出てくるので恐らく四十代半ばか後半くらい。だけど口臭や加齢臭もなく、服装もセンスがよく、話し方も穏やかで、きちんと綺麗になさっている人だった。
素敵なマダム?ミセス?でした。
残念ながら新横浜で降りて行ってしまった。私もついて行きたかった。
幾つになっても素敵な人はそもそもずっと素敵なのだな、といういい見本のような女性でした。
お互いに名前も名乗っていなかった。

さて文フリ東京当日は猛暑とのこと。
茶色いシャツに黒いジーパンという地味ィな格好で登場。
ド久しぶりに乗るモノレールに興奮するキッド。
東京生まれ東京育ち、賢そうな人がだいたい友達なチャーコさんの案内に頼りっきりで会場に向かいます。モノレール、たぶん乗ったのコレじゃないかも…いつどこで乗ったのかすらすでに定かではなくなっている。
でもちょっとだけだったけど楽しかった。
意外とガタゴト音もするしフツーだった…もっとスイーーーーって走る未来的な乗り物かと思ったけど、やっぱレールの上を走ってるんだなって感じがして。

会場に着くと、すでに長蛇の列。
参加者の皆さんと、一般来場の皆さん…どう違うのかと思ったら要するにお客様なのね。
暑い中ご苦労様です…うちにもどうか寄ってくだせえ…と一人一人声かけて回りたいのを(多分…いや絶対ダメだろうなあ)と思いながら進む。

結構、和服?浴衣?の男が多い!
着物男子?浴衣男子?だかなんだか知らんが…。
ありがたみゼロだが涼しそうではある。

女性は美人が多い!
ありがたみMAX!!!ありがとうございます!!

まあ結構奇抜な格好の人も多い。
コスプレNGだっていうから覆面とかやめといたのに…あんな和服だか浴衣だか着物だか知らんけど、アレがイイなら氏神一番さんみてえな格好して
和服だ!
っつって押し切れねえかな。出禁になるだけか。

女性はホント美人が多いなあー。女性のお客様・参加者の方も多いし。
あと結構シニア世代の人も居て、ホントにジャンルから年代から幅広かった。
売ってるものもわかりやすく、大々的に書いてあったし。
2度めがあればちゃんと推したいところを大きく書こう、そして和服だっつってがんばれゴエモンみてえな格好しよう。キセル持って来よ。

会場について設営をする。っても大したものは無い。
チャーコさんの持参してくれたテーブルクロスにチャーコさんが刷ってくれたミニポスターを貼り付けて、チャーコさんが送っておいてくれた本を並べる。
隣の人が浴衣男子だった。結構ひょろっとしてるけど声がデカくてハキハキ喋るし品物もポップも豊富。慣れているようだ。
私も面白そうだったのでその中の一冊を買ってみた。まだ読んでないけど発酵食品製造マニュアルだそうな。

反対側の方は物静かな女性の方だったけどストリップにお詳しいようで、私の知ってる御崎灯里さんの話でちょっと話した。
こちらは基本的にじっと座ってたけど、お客さんのほうから彼女を目指してやってきていて人気の作家さんのようだった。

そんなわけで売れているブースに挟まれて、ひっそりこっそり営業を開始した我がオ24。
チャーコさん、私とつながりのある方がお越しくださり、また通りがかりに見本を読んでいってくれた方もおられ、有難いこと極まりない…しかし、何を売っているのか、エッセイ集の中身はなんなのか。
主に何を読んで欲しいのかわからないというのが決定的にダメだったと思うので、マジでレバンチャする機会があれば大きいノボリ?ポップ?を作りたいと思った。

見本誌を持ってアチコチにご挨拶にも伺いました。
黄鱗きいろさん、こんな大人しそうな女性が!あんなことやこんなことを!?
でも内に秘める熱意や芯の強さを感じました。あなたに嫉妬されるなどという光栄を私は一生忘れませんし、それがどういうことなのかを一番噛み締めているのも私です。

絹田屋さん、同じく初対面でしたが長年タッグを組んでいる極悪レスラーコンビそのものでした。
明るくて気さくな方で、派手な見た目とは裏腹に文章もアクセサリーもとっても繊細。
内に秘めたる気持ちの清らかな水のような、澄んだ部分が出ているのかなといった感じでした。

長くなるので明日に続くのだ。
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